2022年9月23日金曜日

賃貸マンションの一室でリフォームに伴う電気設備改修工事

昨日と本日を掛けて、いつものマンションでリフォーム工事の仕上げにお伺いしてきました。
こちらのマンション、いつも建築とは別にオーナー様からの直接のご依頼で、電気設備の改修とエアコン工事をご依頼いただいています。

現地調査にお伺いしたのは、6月でした。
既に解体に入っていて、一部工事が進んでいました。
いつもの事なんですけど、「阿部さんのちよっと時間が空いている時にやってもらったのでかまいませんから」というご依頼ですので、やんわりお引き受けさせていただいています。
これ、期限決められると、夏場は絶対にできませんから。

この建物、すべてが古いので、入居者が出るタイミングで改修リフォームを掛けています。

分電盤のブレーカーに記載されている製造年は1981年ですから...

浴室の換気扇も新築当時のままです。

いやぁ、凄いですね。これでもまだ動いています。

配線器具もすべて新しいものに取替えます。

エアコンは、古いものは撤去して取替えますが、今回はまだ3年程度しか使われていないので、一旦取外して洗浄します。(ちなみにこれ、アベ冷熱技研の施工ではありませんから)

壁クロスも貼り替えるため、配線器具などは一旦全撤去。
エアコン室内機はお預かりして、分解洗浄で丸洗いしておきます。
バラして洗うと隅々までキレイになりますから、次入居される方が気持ちよくお使いいただけますね。
(※注:現在、アベ冷熱技研でお買い上げいただいたエアコン以外の分解洗浄はお引き受けしていません。今回の洗浄は毎回同じマンションでの作業のためお引き受けしています)

さて、毎回そうなんですけど、配線器具は取替えるだけでなく、使い勝手のいい様に配置換えをしたりします。
洗面所は流し元灯と鏡だけのものでしたが、洗面台を設置するため、電源の位置を変更します。

トイレのスイッチは、一つのスイッチで照明と換気扇が同時に動作する仕組みだったため、別々に入り切りできる様に、スイッチを2つにします。
簡単に書きましたけど、スイッチのところまでケーブルを通さないといけないので、壁を剥いで、かなり大掛かりな作業になります。

トイレもウォシュレットなどなかった時代ですから、既存のコンセントが反対側にあるため、位置を変更。
これもまぁまぁ大変な作業ですよ。
と、ここまで事前作業を進めておけば、後は大工さんたちがなんとかしてくれます。

「阿部さん、内装できたんで工事に入ってください。」と連絡が来たら、仕上げの工事に入ります。

事前に材料は拾い出しして手配していました。

配線器具を新しいものに取替えていきます。
新しいクロスに真っ白の配線器具が付くと、気持ちがいいですね。

既存の分電盤を撤去。

新しい分電盤に取替えて、安全にご利用いただける様になりました。

トイレのスイッチも、照明と換気扇と回路分けしたので快適にご使用いただけます。

キッチン周りは流し元灯取付けたり、専用コンセント取付けたり、チャイムの取替えをしたりと、結構やることが山盛りです。

エアコンは低い位置に設置されていたので、再取付けの際に上の方へ設置させていただきました。
月末に美掃屋さんが入って、すべての工事が完了するそうです。

さて、あと2件、同じリフォームをやっているのですが、10月中は阿部が手一杯では入れそうもありません。どうなることやら...

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2022年9月21日水曜日

新築住宅で室内機2階~室外機1階置きのエアコン取付工事

本日は、先週の新築住宅へのエアコン取付工事の続きでした。

エアコン機器はお客様支給品です。


今日は、2台取付け。2台とも室内機2階~室外機1階置きです。
1台目はダイキン製で、新品です。
位置決めをして、背面板を設置。

慎重に配管穴を開けていきます。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

ハシゴを使って、ダクトを外壁面へ立ち下げておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は外壁に合わせて、ホワイト色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了。

2台目は三菱電機製の旧タイプで、引越業者が取外したものになります。
しかし相変わらず雑な取外し方ですね。
次に取付ける人のことなんか、一切念頭にない感じです。

断熱材もこんなところを割いて、補修もされていません。

このままでは銅管が結露して露垂れを起こしてしまいますから、断熱材で補修をしておきました。

位置決めをして、背面板を設置。

慎重に配管穴を開けていきます。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

こちらも同じく、ホワイト色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

一昨日の台風でどうなることやらとヤキモキしていましたが、いいお天気でエアコン工事日和でしたね。
実は阿部、昨日から腰痛で大変だったんですけど、痛止薬飲んで湿布を貼りまくっての作業で、結構時間が掛かってしまいました。
なんとか今日中に完工できて良かったです。

「お疲れさまです。お一人で作業は大変ですね。ありがとうございました。またお願いすることもあるので、よろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年9月20日火曜日

【お知らせ】2022年10月末まで工事受付中止をしばらくの間延長いたします

10月受付再開を心待ちにされているお客様には大変申し訳ございませんが、受付中止を再度延長させていただきまして、10月末までの工事受付をしばらくの間中止させていただきます。



どうにもならなくなりました...
「10月でも11月でもいいから」とご依頼いただくお客様が多くお待ちいただいている状況で、相変わらず一人でやっていますので、できる作業や時間は限られています。
台風の季節、秋雨の季節に入りましたので、予定していてもやむを得ず延期になる事も多くなってきました。
日中は現場へ出ずっぱり、夕方遅く帰社すると片付けと翌日の準備、夜遅くまでメールのチェックと見積もり作業で、とても忙しくさせていただいておりまして、お見積りもほとんど手つかずで山積みになっていくばかりです...

新築住宅からマンションのリフォーム、業務用エアコン数台の取替えからCATVや電気工事まで、10月の予定表にすべてを落とし込んでも日数がまったく足りないという事態で、毎晩予定表とニラメッコしていますが、どうにかなるかと言うとどうにもなりません。

申し訳ございませんが、今シーズンのエアコン洗浄は、9月20日までにお声掛けいただいたお客様以外の受付も中止させていただきますので、何卒ご了承ください。

一人でやるにはもの凄い量の物件を抱えてしまいました...
阿部がどんなに頑張っても、どうにもなりません。
という訳で、すべての工事受付中止を延長させていただきます。

本日までにお見積りやご相談、ご予約いただいているお客様につきましては、全力で対応させていただきますのでご安心ください。

今後の受付状況などは、またこのBlogでお知らせさせていただきます。
誠に申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、阿部は今までお世話になってきたお客様への対応を最優先と考えています。
アベ冷熱技研でご購入いただいた機器の故障などの緊急対応は、できるだけ迅速に行わせていただきますので、お気兼ねなくご相談ください。

いつもたくさんのご依頼をいただきまして、心より感謝申し上げます。

2022年9月17日土曜日

【お知らせ】Webサイトとメールのサーバーを移転します

たくさんのご依頼、誠にありがとうございます。
9月17日現在、数十件のお客様にお待ちいただいている状況で、10月の予定もほぼ埋まっております。
その様な状況下で、先週メールが使えなくなり大変苦労しました...
日中は現場へ出ずっぱりなので、最初、何が起こっているのか、原因を特定するまでに時間が掛かってしまい、ご連絡が取れなかったお客様にはご迷惑をお掛けいたしました。

何が起こってたかと言うと、アベ冷熱技研で利用していたGoogleのサービスが停止していました。
なぜ、いきなり停止してしまったのかと言うと、阿部の確認ミスです。
長く、Googleの「G Suite」というビジネス向けのグループウェアを使っていましたが、これずっと無料だったんです。
Googleがテスト的に開始した際に利用を開始して、スマホのアプリと連携してかなり使い勝手が良く、どっぷりと無料の恩恵に浸っていました。
実は、今年の春頃に「G Suite」が有料化されて「Google Workspace」に変わりますよ、新しいサービスに移行してくださいねと、メールが届いていた様です。
様です?そうです、普段使っている会社と個人用のメールアドレスには届いて無くて、「G Suite」を管理するために作っていたメールアドレスに、大量に案内メールが届いていました...
はぃ、Googleさんはいきなり止めたんじゃなくて、丁寧に連絡してくれていたのに、完全無視していた阿部の責任です。
利用料を払う様に手続きしまして、今のところは使えています。

別に利用料を払い続ければ使えるんですけど、これがまぁ結構なお値段がしますもので、今回を機に、Webサイトのサーバーを利用しているさくらサーバーのサービスへメールシステムを移行する事にしました。
ただしですね、Webサイトのサーバーは容量が少ないため、ワンランク容量の大きなサーバーに移転が必要になりました。

これ、結構大掛かりなデータ移行と設定が必要です。
この忙しい時期にやらなくても...と思うでしょうが、結構なお値段を払うのが耐えられません。
幸い、本日から世間は三連休に入りました。
プラス、大型台風が愛媛県を直撃しそうな勢いでやってきていますので、明日明後日は一切仕事になりません。
このタイミングを逃さずにおくべきか。

という訳で、本日から数日、アベ冷熱技研のホームページの閲覧ができなくなるかも知れない事と、メールの送受信ができない状態になりますので、こちらでお知らせさせていただきました。
このBlogは、GoogleのBloggerというブログサービスを利用していますので、今回のサーバー移転の影響はありません。

移行が完了しましたら、またこのBlogでご報告させていただきます。

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【 2022年9月19日22時現在 】

とりあえず、サーバーの移転は完了しまして、メールも送受信可能な状態にまで復旧いたしました。
途中、SSLの設定でつまづいて、長い間ホームページが閲覧できない状態でしたが、今のところは正常に表示されています。
現在の状況は、仮設定という形であるため、今後も少し不具合が出るかも知れません。
とりあえず、ご報告まで。

2022年9月15日木曜日

室内機から凄い音がする隠蔽配管のエアコン取替工事

初めてのお客様のご依頼で、リビングに設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 霧ヶ峰スタンダードタイプ、お客様支給品です。

既存機はダイキン製の薄型エアコンです。
まだよく冷えて使えてはいますが、ファンモーターから凄い音がします。
2007年製ですから、修理とかではなく取替えをご希望です。

室外機は建物裏にまとめられていて、隠蔽配管になっています。
隠蔽配管のエアコン取替えは断られることが多く、今回のお客様も取替えができる業者を探されていて、アベ冷熱技研を見つけていただきました。
エアコンの仕組みをしっかりと理解していて、隠蔽配管の注意点やデメリットがわかる有資格者であれば、隠蔽配管の取替えなどはそんなに難しいものではありません。
基本、阿部は新築での隠蔽配管をお奨めしていません。
見た目はいいですが、建物に対するデメリットの方が大きいからです。
ここで詳しくは書きません。お会いした際にはお話させていただきます。

では、作業に掛かります。
天気予報は晴れの予報ですが、嫌な風が吹いて雲行きが怪しいです...
しっかりとポンプダウン運転を行い、配管内のフロンガスを室外機側に回収して撤去します。

天気が怪しいので、先に室外機を接続しておきます。

室内側に取り掛かります。
既存室内機を撤去。

室内機に接続されていた断熱ドレンホースが、カフスの根元でスッポ抜けました...
接着剤を使わずに、テープだけで留めていた様です...(施工不良)
配管の断熱材が黒ずんでいるのは、黒カビです。
冷媒配管は断熱材で覆われていますが、長い時間運転しているとどうしても結露します。
そこへホコリ等が付着してカビになってしまいます。
この配管、壁の中や天井裏を通っていますから、見えないところでも同じ様になっていますよ。

スッポ抜けたカフスは、室内機のドレンパンに付いていました。
これは再利用しません。

新しい室内機の背面板を設置。
新しいフレアナットを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

新しいカフスを接着剤で取付けて、

しっかりと室内機のドレンパンへ接続しておきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きしている間に小雨が降り出して、片付けをしている間にどしゃ降りになってズブ濡れになりました...
今日は晴れの予報です...

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
凄い音がなくなって、快適なリビングになりましたね(^^)
「ありがとうございました。またお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。