2022年6月23日木曜日

エアコン取替えに伴い息苦しい室外機ベランダ置きから天井吊り下げへ

いつもお世話になっている業者さんのご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2521-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

こちらは古い分譲マンションです。
既存機は、ビーバーエアコンの三菱重工製。
何年製か不明ですが、まだ動いています。

古いので取替えをご希望です。
室外機はベランダ置き。

しかしこれ、室外機くんはかなり息苦しい人生を歩んできたんだろうなぁと、気の毒になりますね。。。
ベランダが狭すぎです。
放熱が悪いと効きが悪くなるだけでなく、機器の負担も大きくなって電気代も嵩みます。

ふっと上を見上げると、天吊用のアンカーがあるじゃないですか。
今回これを流用しましょう。

では作業に掛かります。
まずは既存機を撤去。

天吊用のアンカーピッチを測ってみると、あれ?かなり狭いですね...
狭いと市販の架台が合いません。
アンカーを打ち直すのが一番ですが、ご覧の通り天井も狭いので、あまり隅の方へアンカーを打つのは強度的によくありません。

という訳で、天井面にC型チャンネルをセット。

C型チャンネルに、天井吊り架台をセットしました。

ではエアコン取付けに掛かります。
位置決めをして、背面板とMDダクトを取付けていきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

室外機を架台に乗せて、配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
ドレンは、塩ビ管を使って立ち下げました。

これで足元のスペースが有効に使える様になりましたね。

あ、コンセントの形状が違うので、

さくっと取替えました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「わぁ、パイプの化粧カバーが付いてキレイですね!ベランダもすっきりしていいです!ありがとうございました。」と、ご夫婦でかなり喜んでいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年6月22日水曜日

エアコンを運転すると体調が悪くなるのでシンプルなエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、ご実家のエアコンの取替えにお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2521-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は、東芝製のフィルター自動掃除機能付きでした。
ちょうど10年ご使用ですが、エアコンを運転すると体調が悪くなるという事で、当初は分解洗浄のご相談をいただいていましたが、10年お使いという事と、アベ冷熱技研が今シーズンは自社販売品以外の洗浄は受付ていないという事で、少し悩まれておられました。

そもそも、家電店で自動掃除機能を奨められるがまま取付けてしまったため、後々いろんな人に聞かれて自動掃除機能など必要なかった事を後悔されていたみたいで、「この際にシンプルなエアコンに取替えてください。」と、ご依頼いただきました。

お部屋は2階で、室外機はベランダ置きです。

取外す前に、室内機の内部を覗いて見ました。
そんなに酷い汚れではありませんが、ファンにカビが付着していますね。
過敏な方だと、反応してしまうかも知れません。

既存機を撤去していきます。

外している途中で、黄色いプラグを見つけました...

またか... 以前にもこのBlogに書きましたけど、結構見掛けます。
恐らく同じ業者さんの仕業かと。
このプラグ、コンクリートやALCなどに、下穴を開けて差し込む、ビス用のアンカーです。
ビスをねじ込む事で、コンクリート内部で広がって強度を出す仕組みです。
今回取付けられていた壁材は、石膏ボードです。
強度が出る訳がありませんよね。
今まで室内機が落下しなかったのは、ラッキーだと思ってください。

全撤去しました。

配管穴には既存のスリーブが見えますけど、気密性もなにもありませんね。

気密性確保と小動物侵入防止のため、新しい貫通スリーブに取替えます。

位置決めをして、新しい室内機の背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

。出費を抑えるため、既存のスリムダクトを流用
スリムダクトなどの部材もかなり値上がりしていますから、使えるものは有効に。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「丁寧に取付けていただいて、ありがとうございました。これで安心してエアコンが使えます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年6月20日月曜日

室外機屋根置きエアコン取替工事とエアコン専用コンセント増設電気工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替えと電気工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 霧ヶ峰スタンダードタイプ お客様支給品です。

既存機はシャープ製でした。
1994年製ですが、まだ動いています。

電源は足元のコンセントから取っているので、ダメですね。

室内機は2階で、室外機は屋根置きになっています。

あら。BSアンテナが落ちそうなので、これも撤去してしまいます。

エアコンの配管はテープ巻きでしたが、今回化粧カバーを取付けます。

古い屋根置きで嫌なのがコレ。
ボルトが錆びてしまって、外れません...

既存機を撤去しました。

室外機の架台が外れないんで、もろとも回収します。
これ、一人でやるの、結構大変なんですよ...

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

スライド金具を新しいものに取替えたかったんですけど、壁に塗り込まれているため、このまま流用するしかありません...

位置決めをして、背面板を設置。

なんかおかしいなぁと思って、水平器を廻り縁に当ててみると...
どんなに頑張っても、この傾きは阿部には直せません...
室内機は水平に取付けないと、水漏れの原因になりますから。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、スリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
瓦も波打っていたので、水平取るのに時間が掛かりました...

さて、専用コンセントを増設しなければなりません。
ついでに2階の隣の部屋のエアコンにも、専用コンセントを増設します。

分電盤は、1階の寝室脇にあるクローゼットに設置されていました。

まずは2階の天井裏へアクセスします。

在来工法の建物は、通気性を良くするために壁の中が空洞になっています。
これを利用して、2階から1階へ糸を垂らしていきます。

1階分電盤のあるクローゼットに点検口があるので、1階天井裏へアクセス。

先ほど2階から垂らした糸を、ケーブルキャッチャーで引き寄せます。

使っている糸は水糸です。
先っぽにナットを縛って落とせばスルスルと落ちていくので、よく使っています。

2系統のケーブルが、2階天井裏まで立ち上がりました。

ここからエアコンへ向けてケーブルを送ります。

ついでの方に。

取替えたエアコンの方に。

さて、分電盤の方へケーブルを通そうかと、1階の分電盤方向の天井裏を見ると、くるくると巻かれたケーブルが2本...

手繰り寄せると、先っぽには絶縁テープが巻かれていません。
死んでるのかなと思って、テスターを当ててみると・・・活線じゃないですか!
びっくりして、天井裏で飛び上がりましたよ...
長年この状態で放置されていたのかと思うと、恐ろしいですね...

ケーブルには「ヨビ」と書かれていました。
丁度2系統分なので、この回路を使います。
分電盤の分岐回路がいっぱいだったので、どうしようかと思っていたんですが、これで解決です。

コンセントを取付けて、電圧確認。

こちらも同じく。

あとは試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
今日中に完工できるか微妙でしたが、なんとか日が暮れる前に完了できました。

「いつもキレイにしていただいて、ありがとうございます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。