2021年6月8日火曜日

新築住宅で二日間掛けて三菱霧ヶ峰ZXVタイプ×1台・GVタイプ×3台新設工事

なんと、学生の頃からアベ冷熱技研のBlogをご覧いただいて、「家建てたら、阿部さんにお願いしようと思ってたんです」と言うお客様のご依頼で、新築住宅へ4台のエアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV5621S-W×1台・MSZ-GV2220-W×3台をお買い上げいただきました。

最初にご相談いただいたのは、今年の1月でした。
まだ更地の状態で、図面を送っていただいて概算見積もりからのスタートで、何度か室内機の設置場所や室外機のスペース、機種の選定などのご相談をメールでやり取りさせていただいていて、やっと先月、クロスを貼る前に現地調査にお伺いさせていただいていました。

当初は機器に合わせて配管穴も当社で開ける感じでしたが、建築屋さんが先に開けてくれると言うことで、お願いしました。
配管穴が開いてるのと開いてないのとでは、まったく手間とスピードが違いますからね。

という訳で、2階が2台、1階が2台の合計4台ありますから、建物引き渡し後二日間の予定で昨日から現場へ入らせていただきました。

配管穴は開いています。コンセントは天井面なんですね。

位置決めをして、背面板を取付けていきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

ここが一番キツかったですね。
下にはエコキュートがあるのと、結構狭いのでハシゴの勾配があまり取れません。
カラダが後ろへ倒れない様に、安全帯に胴綱を付けてハシゴに掛けています。
ダクトを留めるためのビスを揉む時にグッと押し込むと、ハシゴがふわっと浮きます...(´;ω;`)

なんとかダクトと配管立ち下げ完了。

一日目は、室内機4台とダクト・配管4系統の立ち下げを行っていきます。

配管穴を開けていただいて何ですけど、コンセントが天井面に付いてる上に、配管穴の高さが少し高めに開けられているので、コンセントのアース線を留める+ネジを回すのに一苦労です...
天井面はもう少し離隔距離を取って欲しいですね。

こちらも2階~1階まで。

バタバタしていて、残りの室内機の施工写真がありません。
撮り忘れか、撮れていなかったのか...

1階のダクトは外壁に合わせてブラウン色。

こちらも同じく。

ここまでが昨日の作業でした。
昨日も今日もとてもお天気が良くて、梅雨時期とは思えないですね。

今日は室外機周りの施工を行います。
「室外機4台繋ぐだけなんか、楽勝じゃないか」と思うでしょうが、そうは行かないんですねぇ...
外構工事が終わってないので、真砂土や砂利がまだ入っていません。
外壁水切りから400mm下がったところがGLと聞いていましたので、そこまで嵩上げします。
これやっておかないと、最悪の場合、室外機を埋められてしまいます...(過去に経験あり)

嵩上げして、泥ハネ軽減のためにブロックを敷いて水平を取ります。

4箇所ありますからね...

日の当たるところは地獄ですよ...

3箇所目が終わったところで、お客様から一報が入りました。
「阿部さん、すみません... 外構屋さんに再確認したら、GL450mm下りだそうです...」

え?マジですか...(_ _;)
やり直しです。
お客様もショベル持参で手伝いに来てくれました...(^_^;)

なんとか4箇所完了です。
朝イチから昼まで掛かってしまいました...

午後からは一気に室外機を繋いでいきます。
日陰のうちにやりたかったんですけど、仕方ありません。

真夏でなくて良かったです(^_^;)

北側の日陰は、風が通って天国の様です(*´∀`*)

電動式真空ポンプを使って、しっかりと配管内部を真空乾燥させます。

作業が終わると試運転を行い、

異常がないことを確認して、

お引渡しです。

最後に取り扱い方法をご説明させていただいて、すべての工事が完了です。

みっちり二日間掛かりましたが、お天気が良くてホント良かったです。

「阿部さんの知ってる同級生に相談したら、阿部さんなら間違いないけんって奨めてもらったんです。ホントお忙しい中、丁寧に取付けていただいてありがとうございました。また子供が大きくなったら子供部屋へエアコンお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年6月5日土曜日

分電盤取替えのご依頼からエアコン取替え~専用コンセント2回路増設工事

県外にお住まいの松山出身のお客様からのご依頼で、ご実家の電気工事とエアコン取替工事にお伺いしてきました。

エアコンはパナソニック製をご希望で、お客様支給品です。

当初ご相談いただいたのは、分電盤の取替えでした。

ご両親2人だけでお住まわれていて、古くなった分電盤が気になっていたそうです。
昭和52年製... 44年ですか...
分電盤が埋込形なので、どの様に施工するのがいいか、少しお時間をいただいて考えていました。

「ついでに」と言うことで、こちらのエアコンの取替えもご依頼いただきました。
これも古いですね。東芝製です。
エアコン専用コンセントは無く、足元の延長コードから電源を取っていました。

室外機を見ると...え?
そう言えばこの前日、風が強かったですからねぇ...
駄々こねてるのかと思いました(^_^;)

お見積りを提出、正式にご依頼いただき、本日工事にお伺いしました。
先にエアコン取替工事を行っていきます。
室外機ベランダ置きですが、配管経路の具合からハシゴ作業になります。

配管化粧カバーが付いているんですが、配管穴にパテ埋めがされていません。
CATVの青いケーブルが通っているので、最後にここを触ったのはCATVの施工業者ですね(p_-)

既存機を撤去しました。

配管穴にスリーブが入っていないので、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

室外機は、元の室外機と同じ方向へご希望ですので、外向きに。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

専用コンセントの増設に掛かります。
コンセントを取付けて、ケーブルを1階まで引っ張っていきます。

隠蔽配線したいところですが、点検口がないのと、土壁のため、露出配線しか手立てがありません。

延々と...

延々と...

延々と...
分電盤のところまで、ステップルで留めていきます。

エアコンの専用回路を引き終えたら、分電盤の取替えに掛かります。
中のブレーカーを全撤去。

新しい分電盤を、既存ボックス内へセット。
ケーブルを接続していきます。

はぃ。結構手こずりましたけど、何とか納まりました。

あと、キッチンでレンジや炊飯器を使うと、分岐ブレーカーが落ちるとのことでしたので、レンジ専用コンセントも増設します。
こちらは化粧モールを使って配線。

レンジの脇に、専用コンセントを増設しました。

電圧を測って、異常がないことを確認。

エアコンも試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
朝9時スタート、夕方6時まで、ぼっち作業で8時間コースになりました。
丸一日お立ち会いいただいたお客様に感謝です。

「これで安心して使えます。また何かありましたら、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2021年6月3日木曜日

天袋の格子の中に設置されて効きの悪いエアコンを格子を加工して新設工事

先月、エアコン工事をご依頼いただいたお客様に、「とても丁寧に工事をしていただいたんで、阿部さんのできる時でいいですから、追加で2階和室のエアコンの取替工事をお願いします」とご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

ダイキン製、お客様支給品です。

前回の工事の際に、現地調査をさせていただいていました。
これ、こういうのまだ無くなりませんね...
収納の天袋に壁掛タイプのルームエアコンを設置するの。

しかもこれ、取付けもかなり苦労したんだろうなぁという感じです...

こういう設置方法が好きな設計士さんが多いですが、デザイン優先にしたければ、ちゃんと壁ビルトイン形のエアコンがありますから、それを使えばいいのにと思います。

今回の場合も、室内機を隠すために格子枠がありましたが、これを取付けると、天袋の中でショートサーキットを起こしてしまって、まったく部屋が冷えないという状況に陥ります。
本末転倒です。
結局、格子枠を外して使わないといけなくなるので、デザインもなにもありませんね...

このお部屋、2階になります。
室外機は地上置き。
あの壁から出たところはフリーダクト使っているけど、どうなっているんだろうか...

ここももの凄い狭いです。
ブロックが境界線ですが、ハシゴ作業をするためには、お隣の敷地へ立てさせていただく様になります。

あと、ガスメーターのところに室外機は、あまり良くありません。
新しい室外機は少し大きくなるので、右側へ移動しないといけませんね。

という訳で先月、この格子枠をお預かりしていました。

コンパネを切ってですね。

格子の部分にボンドで貼り付けます。

数日置いて、ボンドが完全に接着されたら、配管穴とコンセントの開口を行います。
何をするか、もうお解りだと思います(^^)

そして本日、工事にお伺いです。
本当は午後からの予定でしたが、前日に午後から雨の予報だったので、急遽予定を変更して朝9時前からスタート。
この狭い隙間に、ハシゴと脚立を押し込みます。

お隣様には、お客様から許可をいただいて、ハシゴを立てさせていただいています。
軒が出ているので、上に上がるまでが大変です。

下から見た時に見えなかったフリーダクトの先端です。
パテ埋めですか... パテだけだと数年で硬化して、最悪は雨水侵入の原因になります。

既存機を撤去しました。
室内機奥の配管穴は、筋交いに当たったためか、右側へ開け直していました。
どう考えても、そこに筋交いはあるでしょう...

格子枠は取外しができるようになっていましたが、室内機を取付けるため、しっかりと枠組みをして下地を作ります。

加工しておいた格子枠を取付けました。
コンセントも右の方に取付けて、室内機が付けば見えない位置に。

奥の配管穴と格子枠の配管穴の間は、VU50の塩ビ管を使って、配管保護と勾配を取ります。

位置決めをして、背面板を設置。

配管を通して、室内機と接続していきます。

外部のフリーダクト部分はパテではなく、コーキングをしっかりと塗り込んで雨水の侵入を防ぎます。

ここで雨が降り始めました...(´;ω;`)

配管は新しいものに取替えましたが、外部化粧カバーは流用です。

雨はシトシトという感じで降っていますが、上りにくかった軒先のおかげて、そんなに濡れることもなく室外機へ接続。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。
少し室外機が密集していますが、風通しはいいので放熱は問題ありません。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
朝9時前スタートで、昼休憩なし、昼2時前まで、5時間も掛かってしまいました...(*´Д`)

「大変な作業でお疲れさまでした。思った以上の仕上がりで、ホント綺麗にしていただいてありがとうございます。これでこの夏は快適に過ごせます。阿部さんに出会わなかったら、このエアコンも取替える事もなかったと思います。またこれからもよろしくお願いします。」と、ご夫婦で大変お喜びいただき、おみやげまでいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。