2020年11月13日金曜日

簡単に終えれる予定が想定外に大変になった光ケーブル工事

初めてのお客様のご依頼で、CATV光化とネットADSLからCATV光eねっとへ乗換工事にお伺いしてきました。


テレビはCATVをご利用いただいていますが、ネットと電話はヤフーのADSLをご利用でした。
今回、愛媛CATVのこちらのエリアが光化されると言うことで、9月に現地調査とお申し込みをいただいていました。

既存設備はCATV初期の頃のもので、かなり古いものです。
CATVの引込みは建物東側から、隣の駐車場上空を通って引き込まれていました。

対して電話は、建物西側の狭いところに引き込まれていました。
今回、ネットと電話もお申し込みいただきましたので、駐車場上空を通るよりは、こちらの方へ引込みを入れてもらう様にしました。

そして本日、引込みが入ったので宅内工事にお伺いです。
電話の保安器の近くにV-ONUが設置されています。

既存の電話配管を利用して、宅内の電話モジュラのところへ光ケーブルを通していきます。
距離にして、約5~6m。

引込み側の配管を触ると、ぽろっと取れました...(´・ω・`)え?
ものすごく嫌な予感がします。。。

奥に配管が見えるので、とりあえず呼び線を入れてみます。
延々と入っていきます???
5~6mしかないハズなのに、15mくらい入れてもモジュラ側に呼び線が出てきません。
入れる度に「天井裏で音がしよるよ」とお客様...

露出配線に切り替えようかと思いお客様にお伝えすると、「見た目が悪いよねぇ...」と。
悩んだあげく、天井を一部開けさせていただく事に。

天井材がこのタイプで良かったですね。
とは言え、かなり時間オーバー...


ほら、やっぱり。
配管が折れてますね。
これでは、いくら押し込んでも通る訳がありませんね。
ちなみにこの配管が折れてるのは初めて見ました。

で、補修して接続しようと触ったらポキ...
触るたびに折れてしまいます...(´;ω;`)

どうにもならないので、ここはこんな感じで通させていただきます。

天井ボードは釘で打っていましたが、ビス止めにさせていただき、今後も点検口として利用できるようにしておきます。

いやぁ、もの凄い時間ロスです。。。
光ケーブルの接続に掛かります。
引込側と宅内側のケーブルをメカニカルスプライスを使って接続。


ケーブルを折らない様に慎重にキャビネットへ収めます。


宅内側の光ケーブル末端に光コネクタを取付けて、異常がないか受光レベルを測定。


S-ONUへ接続し、TAを繋いで電源投入。
設置完了報告をして、しばらく待ちます。

待っている時間がもったいないので、西側のV-ONUから東側の分配器まで、テレビ用の同軸ケーブルを延ばしていきます。

増築された部分は天井裏に通せないため、屋根上経由で。
屋根上ですが、見えない様に施工しています。どこを通しているか見えないでしょ?
日が暮れてきました。急がないと...

V-ONUへ同軸ケーブルを接続。


この古い分配器は撤去して。


4K8K対応の2分配器に取替えて、屋外ボックス内へ収めました。
隣の保安器は、後日引込班が撤去してくれます。

宅内へ戻り、V-ONU電源部を設置。
受信レベルを測定して、異常がないことを確認。
テレビへ接続して、映り具合をご確認いただいて、テレビの作業完了。
後ろの配線がごちゃごちゃしていますが、ADSLを外すので、この後お客様ご自身が整理されるそうです。

ネットの方も繋がった様なので、持参のテスト用パソコンを繋いで速度測定。


いい値が出ました。100Mbpsのサービスで、上り下り共に90%以上の速度が出ています。

あとはお客様持ちのWi-Fiルーターへ接続して、きちんと繋がっているかご確認いただいてネットの作業完了。
電話は後日、番号ポータビリティー作業が行われてからお使いいただける様になります。

「配管のところで時間が掛かったみたいで、申し訳なかったです。また何かあったらお願いしますね。」と、労いのお言葉をいただきました。

アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。

2020年11月11日水曜日

大洲のファッションホテルでエアコン取替工事と修理作業

今日は朝イチで松山を出て、一日大洲でエアコン工事と修理にお伺いしてきました。

場所は「ホテルフォレスト」さん。
以前にもこのBlogで書きましたね。
こちらのオーナーさんは、以前からのお客様で、FB友さんでもあり、同い年で共通の悪友がいると言うことで、かなり仲良くいろいろとお声掛けいただいています。

今回のお部屋もオシャレな感じです。


かなり前から「阿部さんの空いている時でいいんで。」とご相談を受けていましたが、やっと先月調査にお伺いしていました。
この部屋、なぜか天カセタイプと壁掛けタイプが設置されています。

両方ともあまり調子が良くなく、メインは天カセなんですけど、夏の暑い日には壁掛けタイプも運転しないと効かないという状態でした。
天カセは5.0kw、壁掛けは4.5kwなので、部屋の広さからいくと、どちらか1台でも十分効く能力なのではありますが...

今回、修理とかではなく、年式も古いので取替えをご希望です。
当初は天カセを取替える予定で調査にお伺いしていました。

室外機はどこにあるんだろうかと思ったら、裏の草むらの中に...(^_^;)
いやぁ、この配管の施工も凄いなぁ...
裏の方が土地が低いので、一般住宅の3階建てくらいの高さになります。

既存機はダイキン。
取替えをご希望なのは三菱電機。
阿部がダイキン嫌いなのをよく知っていて、オーナーさんも感化されています(^_^;)

しかし、天カセの埋込寸法がダイキンと三菱では違うため、大工工事も絡んでくる大工事になります。
予算的にも難があり、いろいろと検討した結果、壁掛けの方を取替えると言うことで決定し、本日お伺いしてきました。

壁掛けタイプの室外機は、隠蔽配管で駐車場の脇に設置されています。
なぜこんなところに置いたのかは意味不明です。

懐かしい三洋電機製です。
阿部はサンヨーの大ファンでしたが、パナソニックに吸収されてこの世から消えてしまいました...

取外しに掛かります。
とりあえず運転はできるので、ポンプダウンしてフロンガスを室外機側へ回収します。


既存機を撤去しました。
隠蔽配管は流用します。


コンセントが無いから嫌な予感はしてたんですけど、コード切って直結していますねぇ。
撚り線と単線と繋ぐのは、あまりよろしくありません。
接触不良で発熱する事があります。
特に200Vなので、危険ですね。

配管穴の位置が高すぎるので、少し下げて開口を広げます。
コンセントを取付けるための開口も新たに。


ここにコンセント開口を作ることによって、壁内のドレン管への接続確認も可能になります。


位置決めをして、背面板を設置。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。
冬場は室外機の底からドレン水が出るため、駐車場が水浸しにならない様に、塩ビ管を使って表の方へ導きました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


三菱電機 MSZ-AXV5620S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。


さて、天カセをどうするかと言うと。


室外機と、外部配管のみ撤去します。


ポンプダウンをするためバルブキャップを外そうとしたら、バキバキ!!!
バルブを支持しているボディが腐っていて、もう少しでフロンガスが吹き出るところでした...(´;ω;`)
ダイキンは底の部分が弱いんですよねぇ...
特にここは湿気が多いので余計にです。

なんとかポンプダウンできて、配管撤去に掛かります。
ハシゴは貸してもらえるということでしたが、、、
届きません(^_^;)


「無理だったらいいですよ」のお言葉に甘えて、届くところまで撤去。
う~ん、うちのハシゴ持って来るべきだったか。

天カセの室内機はしばらく置いておくことになっています。
外してしまうと、天井を塞ぐのが大変だからです。

さて、これで終わりではありません。
他のお部屋の修理も承っております<(_ _)>
こちらのお部屋はまた雰囲気がガラッと変わりますね。

これまたダイキンの天吊自在形 ワンダ風流とか言う、特殊な室内機。
ファンモーターが唸って、もの凄い音を立てています。

ファンモーターの不具合ですね。
ダイキン、よくあります。
調査の際に確認して部品を手配していたので、修理に掛かります。
分解していきます。

ファンとファンモーターを繋いでいる軸受のナットを外しましたが、、、外れません。
油刺しても、ハンマーで叩いても、固着していてビクともしません。

仕方ないので、ファンを壊して外しました(^_^;)


ファン壊したら後で使えんじゃないかと思いました?
実はファンも一緒に取り寄せていたんですよね(*´艸`*)
ダイキンですから。
こんなことは想定内です。

新しいモーターに取替える前に、内部のホコリを掃除機で取っておきます。
熱交換器にはホコリが固着していて取れませんでした。
洗浄したらいいんですけど、今回はそこまで行いません。

ファンモーターを取付けて。


新しいファンも取付けて。


元通り組み上げて、試運転。

異常がない事を確認して、お引渡しです。
今日中に完工できるかヒヤヒヤで、昼休憩もまともに取らずに頑張ったので、4時過ぎには終われました(*´ω`*)

これで今晩から二部屋とも快適にご利用いただける様になりましたね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。