2017年6月9日金曜日

13年ご使用の水漏れするエアコンの点検から新品へ取替工事

いつもお世話になっている、種苗農場さんの店舗に設置されているエアコンの、取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-GV2516-W 霧ヶ峰汎用機をお買い上げいただきました。


先週、既存機が水漏れするとの事で、点検にお伺いしていました。

ポタポタと水漏れするので、発泡スチロールで受けています。

拝見すると、吹出口付近が濡れています。

一度、別の電気屋さんが見に来られた様ですが、「自分は分解できないんで、中までは点検できないんです。」と、ドレンホースの詰まりだけ取り除いてくれたそうです。
ホース内にはアリが入り込んで、詰まっていた様ですが、しばらくしてまた水漏れが始まったそうです。

バラしてみますね。


前面のドレンパンに水が溜まって溢れている様な感じではありません。
キレイに流れていますよ。


背面にもドレンパンがあるので、水を流してみます。

特に問題なく、キレイに流れていきます。

では水漏れの原因は何でしょうか。
実は、熱交換器が土ホコリで目詰まりしていて、水滴が流れ落ちずにァンの方へ吸い込まれて、水漏れの原因になっていました。

分解して洗浄すれば治りますが、既に13年経過しています。
費用を掛けて洗浄しても、何年?何ヶ月?持つか判りません。
腐食も進んでいたので、取替えをお奨めさせていただき、ご依頼いただきました。

この建物、一切断熱材が入っていません。


それにかなり広い上に、お客様が入店しやすい様に、入口の扉は開放...(^_^;)

そこに2.2kwの6畳用エアコンが付いていた訳です...
まぁ効く訳がありません。

いろいろお話させていただきましたが、なにせ急で予算がないとの事。
「レジ前のお客様に冷風が当たればいい」(^_^;)というご希望でしたので、とりあえず2.2kwからワンランクだけ能力を上げて、2.5kwの8畳用を取付ける事になりました。

まずは既存機を撤去。

で、ここに再取付けはしません。

少し穴の位置を下げるため、開け直します。


今回取付ける場所はここ。
位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


電源コンセントも位置を変更。


配管接続が完了すると、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


外周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


室内機周りはこんな感じ。

レジの横から冷風が来るので、以前よりは涼しくお会計ができる様になりました。
いわゆる、スポットクーラーみたいな感じですね。
本来の使い方じゃありませんが...(^_^;)
予算ができたら業務用の大型エアコンをお願いします<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

途中までご自分でお掃除されて諦めたエアコンの分解洗浄作業(エアコンクリーニング)

お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

日立 RAS-E22SV6(2004年製) 標準タイプです。

※ご注意:基本的に10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお奨めしていません。「一切の保証なし」でご納得いただいた方のみお引き受けしています。

取外しにお伺いして、さぞ汚れているだろうと吹出口を点検(^_^;)
あれ?

阿部:「キレイじゃないですか?何でこれ洗うんですか?」
お客様:「いや、自分で途中まで地道にやってみたんですけど、キリがないんでお願いしました。」

そう言えば、ファンに少し落とし残しがありますが、キレイに取れてると思います。


と、クルッと回して見ると...

あらぁ...(^_^;) やっぱり外して洗いましょう。

お預かりして持ち帰った室内機は、電気系統を取り除いて完全分解。
このタイプ、標準機ながらも、換気機能が付いているので部品が沢山。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。


配管接続が完了すると、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

今回ご依頼いただいた理由は、このお部屋でお母様の介護をされているそうで、エアコンを運転すると咳が出るので、エアコンが原因じゃないか?と思ったそうです。
そうですね、気管支が弱い方にとっては、ホコリやカビで過剰に反応してしまうこともありますから。
「とりあえず原因と思われる1つを取り除けました。これで様子を見てみます。」と、ご安心いただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2017年6月5日月曜日

ダイニングキッチンに設置された天カセエアコン現地分解洗浄(エアコンクリーニング)

先週、一気に4台エアコン分解洗浄をご依頼いただいたお宅の続きで、本日天カセパッケージエアコンの洗浄にお伺いしてきました。

日立アプライアンス RCID-AP50K(2009年製)

はぃ、これ業務用パッケージエアコンです。
住宅にパッケージエアコン。
大きなリビングに3馬力(8.0kw)の天カセパッケージエアコンとかが流行っぽくなってますけど、こちらの天カセは5.0kwですから。
5.0kwだったら、家庭用のハウジングエアコン使えばいいのに(^_^;)
工務店さんにお任せしてたら、これが付いていたそうです...
専門じゃない人へのお任せ、、、怖いですね。

では、分解していきます。
天井面にはボディと熱交換器のみ残して、全部外します。


と、ここで不具合発見!
天カセ、あるある。配管の断熱材が縮んで引っ張られて、フレアナット部分が裸になっていました。

放っておくと、ここが結露して、露タレの原因になります。

シャキッと直しておきました(^^)v

エアコンに詳しい業者さんなら、かならずチェックするところですね。

業務用はこんなファンです。ファンは全然汚れてませんね。


ドレンパンです。結構な黒カビですね。黒カビは臭いの原因になります。


外せる部品は全部外して、屋外で丸洗いします。


濡れると壊れる電気系統は、全部外しておきます。


熱交換器は吊ったまま洗うので、ビニールシートでしっかりと養生します。


ルームエアコン同様、エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


いやぁ、結構な色の液体になりましたね(^_^;)


熱交換器↓


ドレンパン↓


洗浄が完了すると水分をしっかりと拭き取り、元通りに組み直していきます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

今回、臭いがどうしても気になるとの事でご依頼いただきましたが、悪臭のもとは全部洗い流したので、スッキリ臭いもなくなりました。

「ネット検索して、いろんな業者さん見たんですけど、アベさんとこは写真も丁寧に撮られていて、すごい解りやすかったし、信頼できると思ってお願いしました。前に某社にお願いして不具合が出たんで、ちゃんと外して洗ってくれるとこを探してたんですよ。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2017年6月4日日曜日

戸建て住宅の寝室で1方向天井カセハウジングエアコン取替工事

日曜日で表向きはお休みですが、幼馴染の友人の依頼で寝室のエアコン取替工事を行いました。
「暑くなるまでで、いつでもえぇよ」との事でしたが、梅雨入りする前に済ましておきたかったので、休日返上で(^_^;)

三菱電機 MLZ-GX2817AS 1方向吹出し天井カセット形ハウジングエアコン(リニューアルパネル仕様)

2017年最新モデルです(・∀・)!
このシリーズ、長い間モデルチェンジがなかったんですが、今年4月から発売されました。
前のモデルは丸みを帯びてスリムでいい感じでしたが、このモデルはスクエア系でシュッとした印象ですね。かっこいい(*^^*)

既存機はダイキン、1998年製でした。

昨年から効きが悪く、今年は取り替えようという事での依頼です。

室外機はベランダ置き。


このダクトの使い方が、もの凄い気になります(^_^;)
使う部材間違ってますよねぇ~。


日に焼けて変形もしているので、スリムダクトも取替えます。


工事に掛かります。室外機を撤去しましたが、ガスがありません?
持ち上げるとボディがボロボロと崩れたので、底を覗いて見ると...

わぁ、底が腐ってますね。ガス漏れして、オイルも付着しています。
ダイキン、前にも数件こういうの見掛けましたが、底部の素材が悪いんですかね?
今は改善されてるんでしょうか?ダイキンまったく興味ないので、どうでもいいですが(^_^;)

室内機も撤去。


冷媒配管は入れ替える予定でしたが、H鋼と天井面に挟まれて抜き差しならない状態なので、このまま流用する事にしました。


吊りボルト部材も流用しますが、吊り寸法が違うので幅調整を行います。


室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。


スリムダクトは新しいものにビシっと取替えました(^^)


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


既存機と同じ幅のリニューアルパネルを取付けます。


ドレンパンに水を注いで、排水がきちんとできるかテストし、水漏れがない事を確認。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

友人も、「わぁ、ありがとう。キレイにできたねぇ。これで今年は暑い思いせんで済むわい。」と、とても喜んでくれました(^^)v

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。