2022年5月12日木曜日

和菓子屋さんの店舗で天カセパッケージエアコン取替工事

いつもお世話になっている「洛彩SweetsFactory」さんのご依頼で、店舗に設置されているパッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 PLZ-ERMP63EZ スリムER天井カセット形パッケージエアコン 三相200V 2.5馬力タイプです。

ホント、、、洛彩さんで工事をする時は、かならず雨です...(^_^;)
工場長さんも「いやぁ、なんかスミマセン。いっつも雨で。」と、二人で笑いながらのスタートです。

既存機も三菱電機製です。
実はこれ、昨年洗浄させていただいたものですが、「15年以上経過してるんで、この夏に壊れたら阿部さんも忙しくてすぐに取替えもできんやろうけん、今のうちに取替えておきたいです。」とご依頼いただきました。

はぃ。まだ動いていますけど、もし真夏の繁忙期に故障するとすぐに取替えは無理です。
修理と言っても、メーカーも繁忙期はすぐには来てもらえません。
真夏に店舗内が40℃近くまで上がるとか想像してみてください。
まともに営業なんてできませんね。
計画的に取替える事は、いい経営判断だと思います。

室外機周りはこんな感じでした。
既存機は3馬力でしたが、店舗の広さからオーバースペックの様でしたので、省エネ性と価格面から、ワンランク落として2.5馬力をご提案させていただきました。

外部配管は、こんな感じでテープ巻き仕上げでした。
これ、化粧カバー付けたいなぁと思ったんですけど...

では、既存機を撤去していきます。
室外機の底面は、かなり腐食が進んでいました。

室内機も撤去します。
本日も一人作業です。
一人作業の強い味方は、Asada製の電動アッパーくんです。
室内機の重量は20kg超えてますから、脚立の上で一人で外すのは危険です。

撤去完了です。
既存配管が急激に曲げられていて、なかなか雑な施工ですね...

既存配管は3分5分というサイズ。
新しいエアコンの配管は2分4分という、ワンランク細いサイズになるため入れ替えるつもりでしたが、どうにも抜き差しなりません...
悩んでも仕方ないので、天井裏部分だけ既存配管流用で作業を進めていきます。

既存機を吊っていた吊りボルト。
吊り寸法が変わるので、吊り位置を変更しないといけないのですが、、、

いやぁ、触るとグラグラして気持ち悪いんですけど...

仕方ないので、一度全撤去して組み直しました。
すべて柱へ留めているので、阿部がぶら下がってもビクともしません。
ここで結構時間が取られました。

配管は既存配管をできるだけ短くして、サイズダウンした新しい配管を溶接して延長します。

またアッパーくんを使って、新しい室内機を吊り込みます。
取り急ぎ冷媒配管だけ繋いで、外周りへ移ります。

外部配管は、軒天を出たところで新しい配管に溶接取替えしました。
全部スリムダクトで仕上げたかったんですけど、配管入替えが叶わなかったので、立ち下がりだけ化粧カバー仕上げとしました。

溶接したので、配管接続後、窒素ガスを流して気密試験を行い、ガス漏れがないかチェックします。

漏れがない事を確認して、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。

はぃ。ここまでて昨日一日目が終了です。
一日で終われるかなぁと思いながら頑張ったんですけど、天気予報は完全に外れて雨は止まないし、配管と室内機吊り込みで時間が掛かったので、どうにも最後の仕舞いができませんでした...

いいんです。
洛彩さんは二連休を取られているので、工事予定は二日見ていましたから。

そして今朝、再訪させていただき、室内機の高さ調整、冷媒配管へ断熱材巻きつけ、ドレン配管接続、ケーブル接続、パネルの取付けなどを行います。

リモコンも新しいものに取替えて電源投入し、試運転を行います。

異常がない事を確認して、お引渡しです。

「雨の中、ありがとうございました。これで安心して夏を迎えられます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

これで終わりではありませんよ。
持ち帰ったエアコンは、フロン排出抑制法に基づいて機器内のフロンガスを回収します。
回収ボンベに回収したフロンガスは、破壊処理業者へ持ち込み適正に破壊処理されます。
この様に、業務用エアコンは家庭用エアコンの家電リサイクル法とは違い、フロン排出抑制法の扱いになります。

アベ冷熱技研は「第一種フロン類回収業者登録店(愛媛県)」、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工です。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年5月7日土曜日

9年間メインでお使いの三菱霧ヶ峰エアコン分解洗浄

ご心配お掛けしまして申し訳ございません。
腰痛の方はじわじわと回復傾向にありますが、急激な動きをするとまたぶり返しそうで、なんともぎこちない動きで作業をしております(^_^;)

さて本日は、9年前にエアコンを購入してもらった同級生から、エアコン分解洗浄の依頼をいただき、今朝再取付けにお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV563S-W(2013年製) 自動掃除機能なしのスタンダードタイプです。

9年間、メインの部屋で使っていましたから、まぁそれなりに汚れています(^_^;)

室内機を取外して、お預かりします。

取外す時にも「あれ?」って思ったんですけど、内部の汚れに比べて熱交換器がキレイです。

裏側を見てみると・・・
後で聞いたんですけど、数回、自分で市販のスプレー式洗浄剤を掛けたそうです...
「使ったらダメよ」って伝えてたんですけど、忘れてた様で...

見た目キレイになりますけど、表面だけキレイになっても、裏側に汚れが押し込まれるだけですからね。
余計に臭いがでる様になったり、洗浄剤が残っているとボディを痛めたりするので、機器の寿命を縮めてしまいます。

結局、熱交換器だけ見た目キレイになっても、ファンとか、、、

吹出口の裏側などは、分解しないとキレイになりませんから。

室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

ここでも見付けました。
最近流行りですか?ドレンホースの防虫キャップ。

気持ちは解るんですけど、付けたら忘れず定期的にメンテナンスしないと、簡単に目詰まりしますから。
完全に塞がってしまうと、室内機から大量の水漏れを起こします。
アベ冷熱技研では、防虫キャップはお奨めしません。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「ありがとう。かなり汚れとったなぁ。これでもぅしばらく使えるな。」と、とても喜んでいました。
久々に会ったので、同級生の話をたくさんして帰りました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2022年5月6日金曜日

11年使用のエアコンから黒いものが出てくるので洗浄せずに取替工事

すみません。
実は今週はじめに、またまた腰を痛めてしまいまして、痛み止め薬を飲んで湿布を貼りまくって作業しているため、少し作業に時間が掛かっているのと、動きがおかしいのでお伺いさせていただいているお客様には少々ご迷惑をお掛けしているかも知れません...

そんな中、午後からエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV4022S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

今回のお客様は、9年前にエアコンの移設工事をさせていただいた方です。
既存機は東芝製です。

賃貸マンションなので、配管類はテープ巻き仕上げです。

このエアコンまだ使えるんですが、運転すると黒いものが飛んでくる様になり、最初は分解洗浄でご相談いただきましたが、2011年製で11年経過しているためお奨めはしませんでした。
「じゃぁ阿部さんのお奨めのエアコンで、自動掃除機能なしのもので取り替えをお願いします。」と、即答いただき、本日取替えにお伺いさせていただきました。

既存機を撤去します。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

賃貸マンションは外壁にビス穴も開けれませんから、壁に沿わせてテープ巻き仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「これでこの夏は気持ちよく使えます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

メルセデス・ベンツ高容量普通充電用ウォールユニット電源工事(EVコンセント)

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、EVコンセントの取替工事にお伺いしてきました。

充電機器はお客様支給品で、ベンツ製です(ㆁωㆁ)

既存のEVコンセントは、河村電器EVコンポライト。
これも2019年に施工させていただきましたが、高容量の充電タイプに取替えたいとのご希望です。

当初、パナソニック製でご検討されていましたが、これも半導体不足の影響からかなりの納期が掛かるとの事で、お客様がネットで調べられてメルセデス・ベンツ製の物をご用意いただきました。

高容量充電タイプにするには、ケーブルもブレーカーも容量UPが必要です。

新たにケーブルを通していきます。

壁内はケーブルが通らなかったため、立ち下げは塩ビ管を使ってケーブルを保護します。

ウォールユニットを設置して、ケーブルを接続していきます。

当然ですが、内蔵されているブレーカー類はすべて海外製。
日本では見ない色使いですねぇ(^_^;)

ケーブルをブレーカーへ接続。

はぃ。この時点でブレーカーは既存のまま。
ここまでの作業は4月の初め頃に完了していました。

そうなんです。ブレーカーも半導体不足の影響をモロに受けていますから、注文しても一切納期が出てきません。
特に今回のブレーカーは、漏電遮断器2P40Aで感度電流15mAなので、余計に納期が掛かります。 
当初、パナソニック製で注文してみましたが、仕入先も一切見通しが立たないという事で、各メーカー探してもらったところ、日東工業製なら6月くらいに仕上がる予定という情報から、日東工業で手配していました。

ところが、6月を待たずして先週いきなり入荷(^_^;)
早速、今朝取替えにお伺いしてきました。

あとは充電方法の設定を変更して、設置工事完了です。
注文されている乗り物は、これまた6月に入荷予定だそうです(^_^;)
待ち遠しいですねぇ。

「いつも丁寧にしていただいて、ありがとうございます。」と、お土産をたくさんいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。