2022年1月14日金曜日

リフォームの度に増設を繰り返してきた37年お使いの分電盤取替工事

冬らしくなって寒い日が続いていますね。
今日は午後から、分電盤の取替工事にお伺いしてきました。

昨年末に、エアコン取替工事をご依頼いただいたお客様宅です。
エアコン取替えの際に、100Vから200Vへ電圧切替えのため分電盤を触らせていただきました。

かなり年季が入っている分電盤だったので、主幹ブレーカーの製造年を確認。

ん?よく見えないなぁ... 84? え?1984年製ですか(・_・;)

37年経過していますね。
お聞きすると、リフォームを2回ほどされていて、その度に増設増設で分岐分電盤が2つ並んでいます。

内部はかなり苦労して分岐した後が残っていますが、なぜ分電盤ごと交換しなかったんですかね?

ブレーカーにも寿命があること、故障した時にはすぐには復旧できないことをお伝えさせていただきました。
(国内電機メーカーの集まりである一般社団法人日本電機工業会によると、住宅用分電盤に内蔵されているブレーカーの更新時期は13年程度とされています。)

「家族に相談してみますので、見積もりをお願いします。」との事で提出させていただいていましたが、「ぜひお願いします!」との事で、今回ご依頼いただきました。

では作業に掛かります。
今回、電力メーターの脇にCKSが設置されているので、ここで電路を開放(OFF)できます。
このCKSも替えるべきか悩みましたが、分電盤の主幹が75Aに対して100Aのヒューズが付いているので、余程の事がない限りこちら側が溶断する事はないと思いますので、このまま。

すべてのケーブルの行き先をチェックして、既存盤をすべて撤去。
回路数が多いので、一本でも行き先がわからなくなると大変です。

新しい分電盤を設置して、ケーブルを接続していきます。

幹線ケーブルは38sq。
先端にR型端子を圧着するのですが、ここまで太くなると油圧式の圧着工具でないと締まりません。

すべて接続完了。
絶縁抵抗のチェックを行って、異常がない事を確認して電源投入。

点々と開口されていた穴は、カバープレートで塞ぎました。
またクロスの貼り替えの際にでも、きれいに塞いでいただけたらと思います。

「ありがとうございました。ブレーカーに寿命があるなんて知りませんでした。提案していただいてよかったです。これで安心して電気が使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2022年1月11日火曜日

29年お使いの分電盤を故障で停電になる前に予防的取替工事

今年はバタバタせず、ゆっくり目のスタートです。
仕事始めから換気扇取替えとかエアコン取外し、漏電調査などなど、Blogの記事になるほどでもない工事が続いていまして、また年明けから放置かと思われてましたらすみません(^_^;)
予定していたリフォーム工事は遅れている様子で、今月後半にどんどん重なって行ってる状態です(-_-)ヒトゴト

さて本日は、昨年末にご依頼いただいていた分電盤の取替工事にお伺いしてきました。

当初は、電気温水器をエコキュートへ取替えのご相談でしたが、調べてみるとこちらの地域の水道事情によって、エコキュートは水質の点でメーカー保証が受けられないという事で、取替えのお話はなくなりました。
(※水質が人に対して悪いという事ではなく、機器内部で配管を詰まらせる成分が多いという事)

そのついでにという事で、古くなった分電盤の取替えのご相談もいただいていました。
Nationalロゴが懐かしい分電盤です。
右に露出で設置されているのは、電気温水器のブレーカーです。

漏電遮断器の製造年を見てみると、1992年。
29年経過しています。
National製(現Panasonic)のブレーカーは故障が少なく長持ちしますね。
某メーカーのブレーカーなどは、10年そこそこで故障したりしますが...(^_^;)

国内電機メーカーの集まりである一般社団法人日本電機工業会によると、住宅用分電盤に内蔵されているブレーカーの更新時期は13年程度とされています。

今回のお宅の様に、故障しなければ使い続けられますが、いざ故障してしまうと家中が停電になって、修理もしくは取替えが完了するまでどうにもならない状況に陥ってしまいます。
想像してみてください、もの凄い寒い日の夜中に停電になるとか...
実際に当社のお客様で、正月の夜中にその経験をされた方がいらっしゃいます。
そんな経験をされないためにも、故障する前に取替えておくのが最善策ですね。

では作業に掛かります。
既存盤を外す前に、すべての回路の電圧と行き先をチェックしておきます。

既存盤を撤去しました。
もちろん停電しますから、作業中はお客様にひたすら我慢していただきます。

新しい分電盤を取付けて、各ケーブルを接続していきます。
今回、少し並び替えをしました。
200V回路が数箇所あるので、間違えると大変なことになります。
なので、最初のチェックが重要な作業になる訳です。

すべての回路の接続が完了すると、電圧チェックを行い、異常がない事を確認して電源投入です。
右側に露出で設置されていた電気温水器用のブレーカーも、新しいものに取替えてフリースペースへ納めました。

これでスッキリ、安全にご使用いただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2022年1月7日金曜日

2022 松山電気工事協同組合 新年安全祈願

あらためまして、本年もよろしくお願い申し上げます。
アベ冷熱技研は、一昨日5日(水)を仕事始めとさせていただきました。

本日は午後から、毎年恒例の松山電気工事協同組合の理事として、組合活動を行ってきました。

毎年年始めに、組合理事有志で氏神様である「雄郡神社」に集まり、組合員のみなさんの安全祈願を行っています。
昨年はコロナの影響で三役さんのみでの祈願でしたが、今年は参加することができました。

本来であればこの後、四国電力松山支店へお伺いして、各部所で新年の挨拶廻りをするんですけど、ここ数日のコロナの急速な感染拡大から、訪問での挨拶は中止となりました...

組合事務所へ戻って、神棚へ拝礼。

いつもなら軽く食事を取りながらのプチ新年会ですが、それも控えて今日はお菓子とお茶で。
今年もコロナに翻弄されるのでしょうか...

まぁ暗く考えても仕方ありません!
今年、松山電気工事協同組合は60周年です!
これからも電気工事業界発展のため、微力ながらお手伝いさせていただきますので、よろしくお願いします!(*^^*)

2022年1月1日土曜日

2022年あけましておめでとうございます!(43周年を迎えました)

令和4年 あけましておめでとうございます!


旧年中は格別のご用命を賜り 厚く御礼申し上げます

有限会社アベ冷熱技研は 創業43年を迎えることができました

これもひとえに 皆様のご愛顧の賜物と 心より感謝申し上げます

未来ある子供たちのため 地球環境にやさしい企業を目指し

省エネ機器のご提案・エコロジー工事の推進を行ってまいります

これからも変わらぬお引き立てを賜りますよう 心よりお願い申し上げます

令和4年 元旦

有限会社アベ冷熱技研 代表取締役 阿部淳一


今年の年始も、阿部家の氏神さまである伊佐爾波神社へ初詣に行って参りました。
昨年はコロナの影響で、ほとんど参拝者が居なかったんですけど、今年は参道の石段は長蛇の列で賑わいが戻ってきた感じでした(^^)
家内安全と健康祈願の参拝を済ませて、御札と肌守り、交通安全のお守りをいただきました(^^)

お参り後は、例年通り実家でお食事会。
昨年末は走り回っていましたので、正月中は家族とゆっくりさせていただきます(u_u*)

さて、年末のBlogにも書きましたが、1月5日(水曜日)を仕事始めとさせていただきます。
とてもありがたい事に、1月は国家試験の会場お手伝いなども入っていて、ほぼ予定が埋まっておりす。
今年もスタートから大変忙しくさせていただいている事に、心より感謝申し上げます。

それではみなさま、良いお正月をお過ごしくださいませ(*^^*)

2021年12月29日水曜日

2021年今年もお世話になりました(年末年始のお休みについて)

本日29日(水曜日)を仕事納めとし、12月30日(木曜日)~1月4日(火曜日)までを休業とさせていただきます。

2022年1月5日(水曜日)を仕事始めとさせていただきます。

とてもありがたい事に、年明け1月はエアコン工事はありませんが、リフォームを中心に電気工事のご依頼が結構入っています。
あと毎年のことですが、国家試験の会場お手伝いなども入っていて、ほぼ予定が埋まっている状況です。
いつも忙しくさせていただいている事に、心より感謝申し上げます。

さて、毎年ぎりぎりにお届けさせていただいているカレンダーですが、先週金曜日から本格的にお届けを開始しまして、 エアコンやエコキュート、ボイラーなどの機器のご購入、CATVの新規ご契約をいただいたみなさまへ、感謝の気持ちを込めてお届けさせていただきました。
お会いできたお客様方々には、「あのエアコンに取替えてもらって、めっちゃ快適です!」「電気代が減ったみたいで良かったです!」「いつも忙しそうやけど、無理しられんよ。」「来年もこのカレンダーもらうために何かお願いせんといかんね。」などなど、お喜びのお声と阿部を気遣っていただくお声をたくさんいただきました(*^^*)
お会いできなかったお客様には、お電話いただいたり、メールやメッセンジャーでご連絡いただきました。
このお声をいただくために、阿部は一年間頑張って来れました<(_ _)>

今日は午前中にカレンダーお届けが完了しまして、午後からは一年間一緒に頑張ってくれたタウンエースくんの洗車を行いました。
ずっと小雨が降っていたので、ワックスは断念しました...
なんか昨年もそんな感じだった様な。
年明け時間があれば、ワックス掛けてあげたいと思ってます(u_u*)

そして、夜中にこのBlogを書きながらやっているのは年賀状の印刷。。。
只今23時... 今日中に帰れる気がしません...(^_^;)

それではみなさま、今年一年大変お世話になりました。
たくさんの方々との出会い、たくさんの経験をさせていただきました事に、心より感謝申し上げます。
来る年もご期待に沿えるお手伝いができる様、体調に気をつけて頑張って参ります。
年末年始はかなり冷え込む予報となっている様です。
みなさまも体調を崩される事なく、良いお年をお迎えくださいませ(*^^*)

2021年12月28日火曜日

この寒い中エアコンが壊れて修理に挑むも治らず急遽エアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、急遽エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV5621S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機は、7年前にアベ冷熱技研でお買い上げいただいたBXVタイプです。
先週メッセンジャーで、「阿部さん、室内機から温風が出て来なくなったんですが、いつでもいいので診てもらえませんか。」とご連絡いただき、フル装備で点検にお伺いしていました。

2階リビングでメインで使われているエアコンです。
室外機はベランダ置き。

エアコンは室内機、室外機共に動作しています。
「ガス不足かな?」と思い、ゲージを当てて運転圧を測定。
あれ???
ゲージの針が、1.0MPaを指したまま動きません。。。
冷房に入れても、暖房に入れても同じです。

コンプレッサーは動いています。少し音が高いですが...

とりあえず阿部の見立てとして四方弁の不具合と思いました。
四方弁とは、ガスの流れを変えて、冷房にしたり暖房にしたりする切替え弁です。
(詳しくは「四方弁」でググると詳しく解説されているサイトが見つかります)
四方弁の中の弁を動作させるために、電磁コイルが付いています。
ガスの流れが切り替わらない場合は、この四方弁か電磁コイル、または室外機基板の不具合が考えられます。

この電磁コイル、古い機種は冷房時には無電圧、暖房時には常時電圧が掛かる仕組みでしたが、メーカーサービスへ確認すると、現在は機種によって違うらしく、今回の機種は冷房・暖房どちらも瞬間的に直流280Vが掛かるとのことで、テスターを当ててその瞬間を待ちます。

カチっとリレー音が鳴って電圧が上がりましたが、183V程度しか出ません?
メーカーサービスに再度確認したところ、基板が怪しいとの事で変えてみることに。

基板が到着したその日にお伺い。

ついでに電磁コイルも取替えておきます。

外装をはぐって、電気系統を取替え。

ベランダ置きのため、熱交換器にびっしりとホコリが詰まっていたため、掃除機でキレイに取り去ります。

作業が完了すると試運転。
しばらく運転。。。
しばらく運転。。。
しばらく運転。。。

...暖まらない...
四方弁に少し衝撃を与えてみるも変わらず。
気になっていたコンプレッサーの音が少し高くなった感じがします...
もう嫌な予感しか思い浮かびません...

お客様にご説明し、この際に取替えるか、一度メーカーのサービスマンに点検してもらうかお聞きしたところ、「修理で治るなら」と言うことで、現状をすべて伝えてサービスへ託しました。

数日して現地からサービスマンが電話してきました。
「阿部さんですか?なんか、どこも悪くないんですけど。ちゃんと暖房運転してるし、ガス圧も正常ですが、どうしましょう?治ったのかも知れないし、また症状が出るかも知れないし。」
なんとまぁ...

その経験豊富なサービスマンに詳しく話を聞くと、「電磁コイルの電圧は瞬時電圧なんで、テスターで測れない事が多いです。僕らでも見誤ることが多いですから。今症状が出ていないんでハッキリとは言えませんが、恐らくコンプレッサーの圧縮不良でしょう...」と。

コンプレッサーですか。
人間で言えば心臓です。
出してもらった修理見積もりは12万円近く...
三菱でコンプレッサーが7年で壊れたのは初めてです...
阿部はショックでたまりませんでした。

サービスマンが点検したあとも、しばらく使えていたんですが、日曜日にお客様から「やっぱりダメでした。新しいのに取替えます!阿部さんの空いてる時でかまいませんからお願いします!」とご依頼いただきました。

さて、物があるのか??それより年末にメーカーは出荷してくれるのか???
日曜日の晩は眠れませんでした...
月曜日の朝一番に担当へ電話。
「えぇ?...マジですか。無理かも知れませんけど、なんとかしてみます。」



で、サクッと本日入荷(・_・;)
しばらくメーカーと仕入先には頭が上がらないです(u_u*)

実は先週末からカレンダーをお届けに回ってたんですけど、今日入荷したので急遽午後から取替えにお伺いです。

まずは既存機を撤去。
途中、リフォームされた様で、クロスが残念なことに...

クロスが貼れていないところに被さる様に室内機を取付けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

配管化粧カバーは流用で、配管類は新しいものに取替えました。

後は試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
今回は三菱霧ヶ峰が7年しか持たなかった事に、非常にショックを受けております。
寿命が縮まった原因を上げるとすると、室外機の熱交換器にびっしりとホコリが詰まっていた事と、ベランダを目隠しのカーテンで全周を塞いでいたため、南向きのベランダで夏場に高温が続いて、放熱ができずにコンプレッサーに負荷が掛かりすぎたんではないかと推察します。
目隠しの件とホコリの件はお客様にお伝えさせていただきました。

「年末お忙しいのにすみません。年明けになるんやったら暖房機買おうかと思って、ネット検索してたところでした。早々に対応してもらって、暖かく年越しできます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年12月23日木曜日

建物床下の湿気を排出するため床下用換気扇新設工事

いつもお世話になっているFB友さんでもある、借家のオーナーさんからのご依頼で、借家へ床下用換気扇の新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 V-09FFS3 床下用換気扇セットをお買い上げいただきました。

こちらの借家、今年2月にエアコン工事とCATVをご加入いただいたお宅です。
住み始めてから、押入れの中の湿気が気になるとの事で、床下用換気扇を取付けて様子を見ることになりました。

今回は北側と西側の通気口を利用して、3台のファンを取付けます。

まずはグリルを撤去。

開口部を利用して、ケーブルを通していきます。

3箇所のケーブルを通して、ファンへ接続。

パネルを付けて、しっかりと取付けます。

塩ビ管でケーブルを保護して、コントローラーを設置。
電源は、井戸用ポンプの電源から取ります。

電源を投入して、運転時間などの設定を行います。

三菱の床下用換気扇は、コントローラ内に湿度センサーが内蔵されていて、タイマー運転でON/OFFするだけでなく、屋外の湿度の状況を見て、空気が乾燥している時だけ運転してくれます。
湿度の高い雨の日などは運転せず、確実に湿気を取り去ってくれるスグレモノです。

あとは試運転を行って、異常がない事を確認してお引渡しです。
空間の湿度管理はなかなか難しいところがあります。
これで押入れの中が改善されるかどうか。
上手くいく事をお祈り申し上げます(^_^;)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な工事も、お気軽にご相談ください。