本日は、店舗に設置されている天井カセット形パッケージエアコンの、現地分解洗浄にお伺いしてきました。
こちらの店舗、いつもお世話になっている「洛彩SweetsFactory」さんです。
工場長さんにも言われたんですけど、ここに工事に入る時はいつも雨...(^_^;)
それも結構などしゃ降りに当たります...(^_^;)
言っておきますけど、阿部は雨男ではありません(u_u*)
三菱電機製 MPL-RP80AA2 天井カセット形パッケージエアコンです。
店舗新築時に他社施工品です。
今回、吹出口から見える黒いものがどうしても気になるとの事でご依頼いただきました。
4年ほど前までは、知り合いのお掃除屋さんへ依頼していたそうですが、いろいろあってそれ以降お付き合いがないそうです。
アベ冷熱技研では、10年以上経過したエアコンの洗浄はお奨めしていません。
どうしてもと言う場合は「一切の保証なし」でお引き受けしています。
今回のエアコンは新築時から約15年経過しているため、これもお奨めはしなかったんですが、「壊れたら買い替えるんで大丈夫です。」という事でお引き受けしました。
...これが...後ほど...
では作業に掛かります。
分解できるところまで徹底的に分解していきます。
あとファンとファンモーターを取外せば分解完了のところで...
外れない...(´・ω・`)
オイル吹いてみたりしましたけど、微動だにしません...
天カセタイプは、ファンの裏側にファンモーターがいます。
ファンが外れないと、ファンモーターも外す事ができません。
なぜ外れないか?
モーター軸とファンの受け側んところが、腐食していて固着していました。
原因は前回の洗浄ですね。
洗浄した際にしっかりと乾燥させて組み付けないと、軸が腐食して後々外れなくなってしまいます。
仕方ないので、ファンとファンモーターはこのままで洗う事にします。
電気系統は、外れないファンモーター以外全撤去。
取外した部品類は、事務所から近いので持ち帰って洗います。
周りに洗浄液が飛び散らない様に、しっかりと養生します。
ファンモーターに洗浄液が掛からない様に、慎重に熱交換器を洗っていきます。
いい色の廃液が出てきました(^_^;)
熱交換器↓
少し洗い残しの様に見えるところは、熱交換器に焼き付いている部分です。
これはブラシで擦っても取れません。
ドレンパン↓
フラップ↓
洗浄が終わると、しっかりと乾燥させて、元通りに組み付けていきます。
ここで断熱材が縮んで、フレアナットが露出しているのを発見。
放っておくと冷房運転中に結露して、露タレの原因になります。
しっかりと追加断熱しておきました。
パネルを取付けて試運転開始。
片付けをしながら、20分ほど暖房運転で、しっかりと内部を乾燥させます。
しばらくいい感じで異常なく動いていたので、工場長さんをお呼びしたところ...
室内機からゴォ~~~と言う異音が出始めました...(´;ω;`)
一瞬鳴り止んだりしますが、明らかにファンモーターのベアリングの異常音です。
やっぱり水滴が飛んだかなぁ...
いやぁ、弱りました。
工場長さんは、「壊れるかも知れんのは承知の上でお願いしてるんやけん、気にせんとってください。部品があれば修理で、なかったら取替えますかね。」と、なかなかサッパリとしたお答え。
三菱へ部品確認したところ、まだ対応可能とのこと。
とりあえず明日、店長さんとご相談されてどうするか決めるそうです。
なんともまぁ歯切れの悪い一日の締めくくりとなってしまいました。
どちらにしろ、後日正常に戻せるよう対応させていただきます。
もう古い機種の洗浄は、しばらくやりたくありませんねぇ...