スケジュールがどんどん埋まっていきます。
とてもありがたいのですが、少しキャパオーバー気味になってきました。
夏前にダウンしたらゴメンナサイ...
そんな中、今日は朝から一日掛けて、エアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2820-W・MSZ-GV2220-W スタンダードタイプ霧ヶ峰を各1台づつお買い上げいただきました。
こちらは2階の二間兼用で使われている、日立のエアコン。
他社施工ですが、2年ほど前に水漏れがすると言うことで、修理をご依頼いただきました。
その際には、外部配管ダクトの中で、ドレンホースにトラップができていたため、手直しさせていただいて治っていましたが、昨年夏にまた水漏れが起こったそうです。
10年経過しているのと、6畳用を二間兼用で使っているため能力不足もあり、10畳用へ取替えをご依頼いただきました。
1階和室は、6畳間に10畳用の霧ヶ峰が付いていました。
昨年夏に使ってみたところ全然効かないと言うことで、こちらは6畳用へ取替えのご依頼をいただきました。
配管は、2階、1階共に南側外壁を降ろしています。
かなり狭い立地で、室外機はここにしか置けません。
では作業に掛かります。
まずは既存機の撤去を行いますが、阿部的にはどうしてもこのダクトが気になって仕方がありません。
今回、既存ダクトは流用です。
かなり面倒臭いですけど一旦取り外して、チョークラインで墨を出します。
真っ直ぐに治しました。
これで気持ちよく施工に掛かれます。
既存室内機を取り外したら、水がボトボトと出てきました。
まだ冷房シーズンじゃないのに水が出たという事は、昨年の...
室内機の裏で配管を曲げて出していたため、ドレンホースにトラップができてしまっていたんですね。
いわゆる施工不良です。
なぜそんな事になっていたかと言うと、これです。
これ、コンセントの位置が悪いんですよね。
なぜそんなところにコンセントを付ける?って感じです。
この電気工事屋さん、他の部屋でもやらかしています。
エアコンの事をまったく理解していないコンセントの位置ですね。
このエアコンを取付けた業者さんも苦労したのは分かりますが、ちょっと経験不足だった様です。
この配管穴、リフォームする前から開いていた穴の様です。
手前の壁の開け方は、異常ですね。
奥には筋交いも見えます。
配管穴には、配管保護のため貫通スリーブを挿入しておきます。
同じ工法で取付けようかとも思いましたが、隣の部屋も兼用で使うため、風が隣の部屋へ行く様に、穴の右側へ取付ける様にご提案させていただきました。
こうする事で、ドレンホースにトラップができずスムーズに排水できるので、一石二鳥です。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
昨日もハシゴ作業でしたので、ふくらはぎがパンパンです...
ピシッと真っ直ぐになりましたね。
建物の裏なので、ほぼ自己満足の世界観ですが...(u_u*)
室外機を繋ぐ前に、1階の方へ取り掛かります。
こちらは三菱霧ヶ峰でした。
効きが悪いとのことでしたので、ちょっとガス圧測定してみました。
あら、ほとんどガスが残っていません...
配管接続口に漏れた形跡は見当たらないので、もしかすると機器内部から漏れ出していたのかも知れません。
三菱にしては珍しいケースですが。
このエアコン取付けた業者さんも、パテ埋めという作業を知らないのか、もしくは手抜きか。
パテ埋めしていないと小動物が出入りしますし、ここが通気口になってしまって、壁内を痛める原因になります。
この室内機を外した時も、水がボタボタと...
激しいトラップですね。これは酷い...
この部屋もコンセントが残念でした...
配管穴には貫通スリーブを挿入しておきます。
このお部屋はこの位置がベストなので、同じ工法で取付けるしかありません。
ドレンホースにトラップができない様に、冷媒配管を一緒にテープ巻きをしておきます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
2階は、コンセントまでのコードを、モールで化粧仕上げにしました。
既存の室内機を留めていたビス穴は、コーキングで目立たない様に処理。
作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認して2階が完了です。
1階の方も、作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
今日は早めに終えれるかと思いきや、朝9時から夕方5時半まで掛かってしまいました...
「変な事になってて、大変な工事でしたね。きれいにしてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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