いつもお世話になっているお客様から、「阿部さんの空いとる時でええけんね。夏が来るまでにエアコン付けたいんよ。ほやけん言うて先延ばしして阿部さんも忙しなったらいかんけん、早めにやってもろたらありがたい。」(^_^;)というご依頼をいただきまして、本日工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2218-W 霧ヶ峰標準タイプをお買い上げいただきました。
取付けるお部屋は、玄関脇にある応接スペース。
夏にお客さんが来られた時に、扇風機で汗かきながらお喋りしていたそうですが、さすがに昨年の夏は暑すぎて大変だったらしく、「今年は絶対エアコン付ける!」となったそうです(^_^;)
建物自体は築80年を超えているそうです...
リフォームを繰り返してきたそうですが、そもそもこのスペースにエアコンを付ける想定ではなかった様で、エアコン専用コンセントがありません。
室外機を置くスペースはどうしますかね?
外は駐車場になっていて、車や自転車などが置いてあります。
地上置きにすると、スペースが狭くなってしまいますねぇ...
専用コンセントを増設する訳ですが、分電盤に予備スペースがありませんねぇ...
これもちょっと、どうするか考えないと...
分電盤とエアコンの位置関係です。
分電盤は内玄関側へ設置されています。
天井裏が見えれば、隠蔽配線で施工可能です。
が、、、1階には点検口がありません。
ちょうど真上の2階が畳のお部屋だったので、床をはぐれば行けると思います。
とりあえずここまでが事前調査でした。
御見積書を提出させていただき、即答即決いただきまして、本日お伺いです。
2階の畳の部屋から天井裏へアクセスできるか、地道に釘を抜いてコンパネを切断。
天井裏を覗いて見ると...
周りは梁と土壁に阻まれて、八方ふさがりです...(´;ω;`)
それも1階の天井は、リフォームを繰り返して三重天井になっていて、天井にすらアクセスできない状態です...
これ、ちょっと無理です...
ここで悩んでいる時間はありません、お客様に状況をご説明し、別の方法をご提案。
「古い家やけんなぁ。そりゃ仕方ないわぃ。阿部さんのやり良い方法でやってもろたんでええけんな。」という事で、ピシッと切り替えて次へ進みます。
電源工事を後回しにして、エアコンを取付けていく事にします。
位置決めをして、背面板を取付けます。
配管穴を開けていきます。
この壁もリフォームを繰り返して、厚みが20cmもあります...
気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
室内機を掛けて、屋外作業へ移ります。
はぃ。室外機は地上置きにせず、壁面置きにします。
今回は、久々にアルミ製の架台を使います。
特に深い意味はありません。こちらのお宅で以前、他のお部屋のエアコン工事の際にアルミ製を使ったので、それに合わせました(^_^;)
室外機を乗せて配管接続。
電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
では、電源工事の方へ。
分電盤は空きスペースが無いので、増設ボックスを使ってブレーカーを増設。
フタを閉めると、こんな感じです。
分電盤が河村電器産業製。増設ボックスはパナソニック製です。
阿部はカワムラを信用していないので、基本使いません(u_u*)
天井裏からケーブルが通せなかったので、こんな風にしました。
増設ボックスの真後ろに抜いて、ホワイト色のモールで。
エアコンの脇まで延長しました。
「あら、キレイにできとるやん。これなら目立たんけんええねぇ。」とお客様(*^^*)
コンセントを取付けて、電圧測定。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
室外機周りはこんな感じで仕上がりました。
壁面置台の脚の高さは、阿部(身長175cm)が真下に立っても頭をぶつける事はありません。
ドレン水は塩ビ管を使って、表の側溝へ流れる様に延長しました。
これで駐車場も今まで通りに使えますね。
「あらぁ。ホンにキレイにできたねぇ。室外機も邪魔にならんし。面倒掛けましたなぁ。これで夏が来ても暑い思いせんで済むわぃ。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
2019年3月15日金曜日
2019年3月14日木曜日
単相2線式で電気容量不足のお宅で単相3線式化容量増設電気工事
昨年年末にCATVの新設工事にお伺いした際に、電気工事とエアコン工事をご依頼いただいていたお客様宅で、電気容量増設工事にお伺いしてきました。
建物は結構年季が入っている平屋で、電気設備も昭和を感じさせる設備です。
ご覧の通り、黒白の2本線が見えますが、これが単相2線式と言って、100Vしか取れません。
このお宅で200Vの機器を使いたくても、200Vが取れないのが単相2線式です。
電気容量も30Aと限られています。
最近では仮設で電気を使う場合とか、自動販売機くらいしか使われていませんね。
宅内分電盤はこんな感じです。
主幹容量が30A。
100Vしか使えませんから、このお家全体で3000Wまでしか使えません。
ちょっと使いすぎると、主幹ブレーカーが落ちてしまうレベルです。
でもこの分電盤、単相2線式なのに、6回路分岐とか多くない?って思ったんですけど、それは後ほど...
既存でエアコンが2台設置されています。
1台は専用回路ですが、もう1台は足元のコンセントから取っていました。
今回、もう2台エアコンを取付けたいとの事で、専用回路増設と全体的な電気容量増設でご依頼いただきました。
まずは電気図面を描いて、四国電力へ電力申請を行います。
申し込みが受理されると、工事に掛かります。
押入れの点検口から天井裏へアクセスします。
幹線ケーブルと各部屋の増設ケーブルを通していきます。
平屋なので天井裏スペースが広く、忍者の様に動き回れます(*^^*)
土壁ですが、ベニヤ板を貼っている部屋は壁内に隙間があるので、そこへ通していきます。
幹線と各増設回路のケーブルを、分電盤のところにまとめます。
キッチンのレンジ脇へレンジ専用回路を。
洗面所が寒いので、電気ヒーター用に専用コンセントを。
足元から電源を取っていたエアコン用に、専用回路を。
キッチンにもエアコンが欲しいので、エアコンを取付ける場所に専用コンセントを。
座敷にエアコンはあるけど居間にもエアコンが欲しいとの事で、エアコン専用コンセントを。
屋外の幹線ケーブルは塩ビ管で保護して、立ち上げ、立ち下げしておきます。
先週の作業がここまででした。
昨日、四国電力から新しい電力量計が届いたので、本日朝から作業にお伺いしてきました。
まずは、既存の分電盤を撤去します。
開けてビックリでした。
この分電盤、もともとは単相3線式だったものを、わざわざ改造して単相2線式にしていました。
しかも、無理矢理接続されている線のサイズが2.0mm...
よく今まで焼けませんでしたね。。。
新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
宙ぶらりんのブレーカーが手前に見えますが、停電時間をできるだけ短くするために、一部電源を活かしたまま作業しています。
分電盤が完了すると、メーター周りの作業に掛かります。
ここからは全停電作業。
電力量計を撤去します。
新旧交代です。新しく取付けるのは、スマートメーターです。
ケーブル末端を加工して、メーターをセット。
トルクドライバーを使って、規定トルクで締め付けます。
すべてのケーブル接続が完了すると、絶縁抵抗計を使って漏電回路がないか確認をします。
あとはカバーを取付けて、電源投入。
主幹容量は30Aから60Aへ容量増。
分岐回路も6回路から12回路になりました(*^^*)
各部屋の専用コンセントで電圧を確認して、宅内作業完了です。
あとは後日、引込班が電力柱からの引込ケーブルを張り替えて、すべての工事が完了します。
アベ冷熱技研の工事はここまでで完了、お引渡しとなります。
これで安心して電気をお使いいただける様になりましたね(*^^*)
また週末には、エアコンの取付工事にお伺いさせていただきます。
アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行いますので、この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。
建物は結構年季が入っている平屋で、電気設備も昭和を感じさせる設備です。
ご覧の通り、黒白の2本線が見えますが、これが単相2線式と言って、100Vしか取れません。
このお宅で200Vの機器を使いたくても、200Vが取れないのが単相2線式です。
電気容量も30Aと限られています。
最近では仮設で電気を使う場合とか、自動販売機くらいしか使われていませんね。
宅内分電盤はこんな感じです。
主幹容量が30A。
100Vしか使えませんから、このお家全体で3000Wまでしか使えません。
ちょっと使いすぎると、主幹ブレーカーが落ちてしまうレベルです。
でもこの分電盤、単相2線式なのに、6回路分岐とか多くない?って思ったんですけど、それは後ほど...
既存でエアコンが2台設置されています。
1台は専用回路ですが、もう1台は足元のコンセントから取っていました。
今回、もう2台エアコンを取付けたいとの事で、専用回路増設と全体的な電気容量増設でご依頼いただきました。
まずは電気図面を描いて、四国電力へ電力申請を行います。
申し込みが受理されると、工事に掛かります。
押入れの点検口から天井裏へアクセスします。
幹線ケーブルと各部屋の増設ケーブルを通していきます。
平屋なので天井裏スペースが広く、忍者の様に動き回れます(*^^*)
土壁ですが、ベニヤ板を貼っている部屋は壁内に隙間があるので、そこへ通していきます。
幹線と各増設回路のケーブルを、分電盤のところにまとめます。
キッチンのレンジ脇へレンジ専用回路を。
洗面所が寒いので、電気ヒーター用に専用コンセントを。
足元から電源を取っていたエアコン用に、専用回路を。
キッチンにもエアコンが欲しいので、エアコンを取付ける場所に専用コンセントを。
座敷にエアコンはあるけど居間にもエアコンが欲しいとの事で、エアコン専用コンセントを。
屋外の幹線ケーブルは塩ビ管で保護して、立ち上げ、立ち下げしておきます。
先週の作業がここまででした。
昨日、四国電力から新しい電力量計が届いたので、本日朝から作業にお伺いしてきました。
まずは、既存の分電盤を撤去します。
開けてビックリでした。
この分電盤、もともとは単相3線式だったものを、わざわざ改造して単相2線式にしていました。
しかも、無理矢理接続されている線のサイズが2.0mm...
よく今まで焼けませんでしたね。。。
新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
宙ぶらりんのブレーカーが手前に見えますが、停電時間をできるだけ短くするために、一部電源を活かしたまま作業しています。
分電盤が完了すると、メーター周りの作業に掛かります。
ここからは全停電作業。
電力量計を撤去します。
新旧交代です。新しく取付けるのは、スマートメーターです。
ケーブル末端を加工して、メーターをセット。
トルクドライバーを使って、規定トルクで締め付けます。
すべてのケーブル接続が完了すると、絶縁抵抗計を使って漏電回路がないか確認をします。
あとはカバーを取付けて、電源投入。
主幹容量は30Aから60Aへ容量増。
分岐回路も6回路から12回路になりました(*^^*)
各部屋の専用コンセントで電圧を確認して、宅内作業完了です。
あとは後日、引込班が電力柱からの引込ケーブルを張り替えて、すべての工事が完了します。
アベ冷熱技研の工事はここまでで完了、お引渡しとなります。
これで安心して電気をお使いいただける様になりましたね(*^^*)
また週末には、エアコンの取付工事にお伺いさせていただきます。
アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行いますので、この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。
カテゴリ:
電気工事
2019年3月12日火曜日
自家用電気工事に使う防保護具耐圧試験のお手伝い
四国電力松山試験所で、松山電気工事協同組合の事業のひとつ、「防保護具耐圧試験」のお手伝いをしてきました。
自家用電気工事の際に使用する「防保護具」は、労働安全衛生規則第351条により、絶縁防保護具は6ヶ月以内毎に定期自主検査(耐圧試験等)が義務付けられています。
松山電気工事協同組合では、希望される組合員に対して、定期的に耐圧試験を実施しています。
まずは各組合員に、試験所まで持ち込んでもらった防保護具の数量チェック。
絶縁胴衣、高圧シールド、低圧シールド、蛇腹式シールド、絶縁ヘルメット、高圧用絶縁手袋、絶縁長靴と、種類ごとにまとめていきます。
自分たちのお手伝いは、受入れと仕分け作業。
耐圧試験は、有資格者の方々に作業していただきます。
ここに防保護具をセットして、高圧電流を流して、異常がないかテストします。
不良があると、チェックされます。
この絶縁長靴は、この部分が傷んでいました。
この防保護具は使用できませんから、新しいものを購入していただきます。
合格したものは、試験年月を押印します。
耐圧試験が終わると、今度は各組合員のボックスへ仕分けしていきます。
似た名前の工事店は、タマに入れ間違いがありますが...(^_^;) 二度チェックするので大丈夫です。
仕分けが完了すると組合事務所へ運んで、各組合員に引き取りに来てもらって終了です。
これで組合員が安全に作業できますね(^^)
みなさま、ご安全に。
自家用電気工事の際に使用する「防保護具」は、労働安全衛生規則第351条により、絶縁防保護具は6ヶ月以内毎に定期自主検査(耐圧試験等)が義務付けられています。
松山電気工事協同組合では、希望される組合員に対して、定期的に耐圧試験を実施しています。
まずは各組合員に、試験所まで持ち込んでもらった防保護具の数量チェック。
絶縁胴衣、高圧シールド、低圧シールド、蛇腹式シールド、絶縁ヘルメット、高圧用絶縁手袋、絶縁長靴と、種類ごとにまとめていきます。
自分たちのお手伝いは、受入れと仕分け作業。
耐圧試験は、有資格者の方々に作業していただきます。
ここに防保護具をセットして、高圧電流を流して、異常がないかテストします。
不良があると、チェックされます。
この絶縁長靴は、この部分が傷んでいました。
この防保護具は使用できませんから、新しいものを購入していただきます。
合格したものは、試験年月を押印します。
耐圧試験が終わると、今度は各組合員のボックスへ仕分けしていきます。
似た名前の工事店は、タマに入れ間違いがありますが...(^_^;) 二度チェックするので大丈夫です。
仕分けが完了すると組合事務所へ運んで、各組合員に引き取りに来てもらって終了です。
これで組合員が安全に作業できますね(^^)
みなさま、ご安全に。
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組合活動
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