2010年9月8日水曜日

ビル陰共聴から地デジアンテナ新設移行工事

お昼からアンテナ工事にお伺いしてきました。


こちらのお宅は3階建てで、3階ベランダへBSアンテナ、地上波は前方のマンションのビル陰共聴が入っていて、ブースターで混合・増幅されていました。

お客様のご希望でこのBSアンテナを流用し、取付け位置を目一杯下げて、上部へUHFアンテナを設置することになりました。

こんな感じです。

14素子のUHFアンテナを設置。
3階ベランダなので、高さは問題ありませんが。。。

送信塔の方向には、マンションが。


レベルはどうかな?と思いましたが、、、

そこそこの値が出ているので、お客様にご了解いただき工事を進めます。

宅内配線は5分配されているため、ブースターは必須です。

マスプロ製 BC/UHFブースター。

既存のケーブルはこんな感じで宅内へ導入されていました。


見た目にも耐久性にも悪いので、塩ビ管を使って保護しました。

このケーブル、天井裏に入っているのかなと思いきや、2階のベランダに設置されたBOX内へ送られていました。

ここに既存の電源部や分配器がありました。


新しい電源部と、デジタル対応の5分配器へ取り替えます。

1本は、隣の店舗へ分配延長しました。

工事が終わると、部屋のユニット部で受信レベルを測定。

異常が無いことを確認して、お引き渡しです。
快適なデジタルライフをご堪能くださいませ。

地デジ対策はお済みですか?
アンテナ工事やケーブルテレビなども、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2010年9月7日火曜日

マンションでエアコン用電源・配管穴工事

いつもお世話になっている賃貸マンションオーナー様より、「空いている部屋にエアコン用の穴が開いていないところがあるので、穴開けと専用コンセントを付けておいて欲しい」とご依頼いただいていたので、本日お伺いしてきました。

2LDKで、この部屋だけエアコン用の配管穴がありませんでした。


分電盤には予備スペースがあります。

ここへブレーカーを増設し、先ほどの部屋まで配線工事を行います。

まずは配管穴を開けるため、鉄筋探知器を使ってコンクリート壁内の鉄筋の無いところを探します。


位置が決まると、コア抜き作業に掛かります。


コア抜き完了。

この穴を利用して、呼び線を天井裏へ挿入します。

天井裏に出てきた呼び線をフィッシャーを使って引き寄せ、ケーブルを入線していきます。


洗面所だけは隠蔽配線ができなかったため、モールを使って施工します。

ボックスの裏側に分電盤があります。

分電盤にブレーカーを増設。


部屋に戻って、エアコン設置予定場所の横へ、コンセントを取付けるために開口します。


コンセントを取付けて電圧測定。

配管穴へキャップを取付けて工事完了です。

これでこの部屋にもエアコンが設置できるようになりました(^^)v
今回は隠蔽配線できましたが(一部露出配線)、ほとんどのマンションはこんなにうまく行きませんので、あしからず<(_ _)>

2010年9月4日土曜日

システムマルチエアコン新設工事

今日は1日、修理と下見で何件のお客様とお会いしたんでしょう。。。
かなり回らせていただきました。
その分、修理報告や見積り作成でバタバタです<(_ _)>

今日の記事は、昨日完了したシステムマルチエアコンの模様を。

今回はお客様のご指定で、ダイキン製 天井カセット形エアコン 室内機×3台+室外機×1台のシステムマルチエアコンをご依頼いただきました。
最後に説明しますが、ダイキンにしか無い機能が搭載されているんですねぇ。

室内機は3台。
床の間のある和室+居間+ダイニングキッチンの3箇所へ設置します。

中でもダイニングキッチンは悩みました。


化粧の梁がある上、ダウンライトの位置が微妙で、お客様といろいろ悩みましたが、、、

ダウンライトを外してしまう事にしました。
梁があるのでできるだけ壁側に設置したいのですが、ダウンライトの穴が見えてしまうのでギリギリのところまで寄せることにしました。

天井を開口して、天井が垂れない様に補強します。

簡単に書いてますが、新築じゃないので結構時間が掛かります。

L形アングルを使用して、室内機を吊り下げるための寸切ボルトを設置します。


室内機を吊り込み、微妙な傾きや位置調整をして確実に固定します。


外部から天井裏へ、配管類を3系統入れてきます。


冷媒配管を室内機へ接続していきます。

今回のお宅は、天井裏で立って歩けるほど高くて広いので、接続作業は天井裏から行いました。

しっかり保温材を掛けて、結露防止を行います。


ドレンパイプも接続し、隙間なく保温材を巻き付けます。

この作業が一番キツかったです。天井裏はサウナですから。。。

パネルを取付けて室内側は完了です。


外部は建物が複雑に入り組んでいますが、なんとかスリムダクトで化粧仕上げできました。

3系統分の配管が入っているので、スリムダクトのサイズも大きいです。
写真を撮り忘れましたが、専用電源も分電盤から分岐して室外機へ。

室外機はこんな感じです。

まるでパッケージエアコンですね。
3台の室外機が座るのを想像すると、これ1台の方がスペース的にはメリット大ですね。
外周りは社長が作業していたので、途中の作業風景はありません。

室内機3台、きれいに収まりました。


電源を入れて、試運転・ご説明後お引き渡しとなります。

この機種、リモコンが2種類あります。
右側の小さい方は・・・

「おそうじ用リモコン」!

このエアコン、壁掛タイプみたいに「自動お掃除機能」が付いている上、ダストボックスが付いたパネルが電動で下がってくるんです(*_*)

ダイキン、やってくれましたね。


[emoji:v-109]「ダストボックス付きパネル自動昇降」 : ダイキン

業界初だそうです。
お客様にとっては、フィルターの掃除のために脚立に上がらなくても済むので、メリットは大きいでしょう。

でも、、、かなり施工業者泣かせです。
このパネル、パーツが多いし、重いし。。。
施工される業者さん、覚悟しておいた方がよろしいかと(^_^;)

天井開口補強とこのパネルのお陰で2.5日も掛かってしまい、ご迷惑をお掛けしましたが、仕上がりには大変満足していただきました。

2010年9月3日金曜日

電工青年部役員会

そろそろ涼しくなって欲しいところですね。
例年ならこの時期はゆっくり活動しているんですが、まだたくさんのご依頼をいただいております<(_ _)>
一昨日からシステムマルチエアコンの新設工事を行っていて、本日やっと完成したのですが、その模様は後日ゆっくり書きたいと思います。

そんな中、汗ビッショリのまま組合事務所へ向かい、「松山電気工事協同組合青年部9月定例役員会」に出席してきました。
会も終わる寸前で遅刻でしたが、たぶん遅れるだろうと、前日に事業計画案を部長宛てにメールで送っていたのでスムーズに進んだ様です。
なので、会の内容はよく把握できていません。。。

今回提出した計画案は既に進んでいます。
先月、急遽決まった講習会を今月開催します。
内容は下記の通りです。


【防火区画貫通措置材「タフロック60」 ネグロス電工による講習会】

青年部主催により題記の技能取得講習会を実施します。受講希望の方は下記の要領で
組合事務局へお申込み下さい。

1.日  時  平成22年9月15日(水曜日)18:00 ~2時間程度

2.講習場所  松山電気工事協同組合 会議室

3.募集人数  20名( ※ 応募は9月8日切。先着順に受付します )

4.受 講 料  無 料 

5.講習内容  ・建築基準法(防火区画貫通部措置)改正および関連法規の説明
          ・『タフロック60』工法の商品説明と施工内容説明
          ・『タフロック60』工法の実技指導

※ 受講された方にはメーカー技能講習修了証 が発行されます。


「阿部さんとこのBlog見て申し込みしよんよ」って言われる方が、結構いらっしゃるので掲載しておきますね。
まだ少し空きが有ります。
松山電気工事協同組合の組合員さんなら参加できますので、組合事務所までお問い合わせくださいませ。

明日も朝一から修理です。
猛暑で、エアコンも悲鳴を上げているようですねぇ。。。

2010年8月28日土曜日

三番町のマンションでエアコン取替え

いつまで続くんでしょう、この暑さ。。。
お陰様で、来週も予定が詰まってきました<(_ _)>

今日もエアコン工事。
お世話になっているマンションのオーナー様からのご依頼で、故障機の取替工事にお伺いしてきました。

ダイキン工業製 F40LTEV-W 室外機電源タイプです。

今週初めに「点検表示が出て、エアコンが冷えない」と修理依頼を頂いて、修理にお伺いしていました。

こちらのマンションは、すべて天吊形のパッケージエアコンが設置されています。
以前は、この後ろのカーテンボックスを利用されていたため、この様な機種を設置したそうです。

パッケージエアコンなので室外機も大きいし、しかも一定速タイプなので音も高いんですよね。


故障点検をしてみます。
室外機は動いていません。
「点検」表示が出ていたので、エラーコードを確認。


室外機の基板のLEDの点灯点滅状況を確認。

「圧縮機過電流継電器作動(圧縮機欠相またはロック有無確認)」
ああ、、コンプレッサーかぁ。。。

一定速機なのでマグネットスイッチを手動で入れて、強制的にコンプレッサーを回してみます。

ガチャガチャやっていると、何回かに1回ロックしてしまいます。。。
オーナー様に状況をご説明したところ、取替えに決まりました。
昨年から、故障機の取替え時は壁掛形に取替えて行くことに決めてましたから、今回も壁掛形にチェンジです。

既存機は業務用パッケージエアコンのため、フロン回収破壊法に則り、機器内部のフロンガスを回収します。

辛うじてコンプレッサーが動いたので、室外機を取り外した後で回収作業ができました。
これ、設置したまま回収すると時間が掛かるんですよね。
それに、これだけの機材を狭いベランダに広げるのも。。。

時間が無くてバタバタと作業したので、合間の写真がありませんがいきなり完成写真です。

「あれ?元の室内機が残ってるやん」と思いました?
これは今回は外さず置いておくことにしました。
これを外してしまうと天井面の汚れや吊りボルト穴が見えるため、クロス張替え時に撤去することにし、オーナー様・入居者様のご納得の上で、撤去しないことに決まりました。

室外機は当然コンパクトで、運転音も静かになりました。

スリムダクトもすべて取り替えて、きれいに仕上がりました。

実はこの機種、メーカー納期が9月初旬となっていたのを、仕入先に頑張っていただき今日取替えができました。
マンションの一番上の階だったので、暑くないかものすごく気になっていたんですが、早めに工事ができて良かったです。
現在、各メーカー品薄状態みたいですね。
こんなに暑い日が続くなんて、メーカーも予測できなかったんでしょうね。
エアコンが売れてるのはいい事だと思いますが、環境の事を考えると。。。

2010年8月25日水曜日

Panasonic充電ドリルドライバー到着

Panasonic製充電ドリルドライバーが到着しました(*^^)v

EZ7441 最新型の防塵・耐水形の充電ドリルドライバーです。

8月初め新発売で速攻で手配入れたんですが、出てきた納期が9月初め。。。
「納期短縮してください!」と仕入先にお願いして、やっと本日到着しました。



実は、10年間大事に使っていた充電ドリルドライバーくんが、6月頃から逆回転してくれなくなったんです。

正転はするのでダマシダマシ使っていたのですが、さすがにエアコン取外しの時にプラスドライバーでビスを外すのも過酷になってきたので、交代していただくことにしました。

先輩である充電ドリルドライバーくんは、以前勤めていた会社の支店長が、会社を退社するときに電動工具のカタログを渡してくれて、「好きなもん選べや」とプレゼントして頂いた物です。

この10年間、過酷な工事にも付き合ってくれました。
あまりにもキツクて、モーターを焼いたこともありました。
修理から帰ってきた時には、本当にうれしかった事を思い出します。
もう10年。
自分の成長を見守ってくれた充電ドリルドライバーくん。
長い間ありがとう<(_ _)>

時間ができたら、自分で分解して修理してみようと思っています。
たぶん、スイッチ回路の接触不良だと思うので。

本当はですね、、、HILTIのドリルドライバーが欲しかったんです(^_^;)
Panasonicの保証が6カ月に対して、HILTIは2年保証(+o+)
パワーも満足だったんですが・・・
重かったんです。。。
右腕を痛めているこの体には、重い工具は辛い(>_<)

新米の充電ドリルドライバーくんは、握りやすくてバランスがいいですね。
パワーがあるので、馴れるにはちょっと時間が掛かるかな?
これから、アベ冷熱技研の過酷な工事に耐えていただきますよぉ(^_^;)

2010年8月24日火曜日

釣島でフロンガス充填作業

午前中、松山市沖に浮かぶ興居島、そのまた沖に浮かぶ「[emoji:v-109]釣島」へ行ってきました。


いや、仕事ですよ、仕事。
朝一番に、興居島行きフェリーに軽トラで乗船渡航し、島の反対側の鷲ヶ巣港でお客様と待ち合わせ。
そこから、軽トラの荷物をお客様の自家用船に乗せて釣島へ渡りました。
興居島の鷲ヶ巣海水浴場は、子供の頃よく泳ぎに来ましたが、釣島へ渡るのは初めてです。


大きな地図で見る

で、何をしに来たかと言うと、フロンガスの充填。

「何で抜けたんですか?」とお聞きすると、ご自分で設置されたそうで。。。

今まではエアコン無しでも何とか乗り切れていたのに、今年は異常に暑くて、永年ここで暮らしているおばあさんも耐えられなくなって、お孫さんが使用されていたエアコンを頂いて主人さんが設置されたそうです。

早速、ガス圧測定。

ダメだこりゃですね。 ぜんぜん残っていません。

以前は2階に設置されていたそうで、配管が長いままでした。

「このまま繋いでいると言う事は、フレアも再加工してませんね?」とお聞きすると、「何それ?」とお客様。。。

なぜフレア加工が必要かをご説明し、配管加工をすべてやり直します。

既存配管に潰れているところは無いので、長さを調整して再利用します。

フレアナットは、トルクレンチを使って規定トルクで締め付けます。


配管工事が終わると、真空引き作業に移ります。

「これは何しよるん?」と、不思議そうに聞かれるお客様にご説明すると、「やっぱりプロに頼まんといかんねぇ」と。。。
そうそう、そうですよ(^_^;)

真空引きが終わると、電子計りを使ってフロンガス(R22)を規定量充填します。


充填が完了すると、試運転。

いい感じで冷え出しました(^^)v

配管も短くカットして、スッキリ収まりました。


エアコンが効きだすと、心底喜んでいただきました。
タウンページ見て片っ端から電話したそうですが、「島」と言うだけで断られたそうです。
まあ、お盆前だったら当社でもお断りしていたと思います。
島と言っても釣島は船で片道20分程ですから、行き帰りの移動費を頂ければお断りする理由はありませんね。
今回も朝一に行って、12時には事務所に帰っていましたから。

「人に喜ばれる仕事がしたい」とこの仕事に移った自分にとって、今回はやり甲斐がありましたね。
今晩は久々にビールでも。。。(^_^;)