2022年11月1日火曜日

築40年の賃貸マンションで二部屋同時リフォームに伴う電気設備改修工事

8月末頃から取り掛かっていました、いつもの賃貸マンションの改修工事の仕上げに行ってきました。
今回のリフォームは2件です。

まぁ今までとほぼ同じ流れですね。
先行して建築屋さんが解体を行います。
その後にお呼びがかかって、電気の配線作業やらを阿部が行います。

このマンション、40年前の製品がほぼ残ってるのが凄いところです。

当時はウォシュレットとかなかった時代ですから、いろいろと専用コンセントを増設したり、スイッチの場所がおかしかったりするので移動してみたりと、かなりやる事が山盛りです。

浴室の換気扇は外そうと触るだけで、頭からサビの嵐です...

エアコンが残置されていますが、10年を超える古いものは撤去処分します。

一見キレイに見えますが、運転するとゴォ~っと異音がするものもあるので、こちらも処分です。

コンセントは懐かしいタイプですが、差し込みがユルユルなものもあるため、配線器具はすべて取替えます。
8月に古い設備を撤去して、しばらく大工さんやクロス屋さんたちが内装工事を行ってから、今度は新しい器具を設置に行きます。

10月中旬には内装も終わっていた様ですが、阿部が忙しくてですね、先週土曜日から仕上げに入らせていただきました。
オーナー様も、建築屋さんも、「阿部さんのペースに合わせますから、倒れない様にやってください。」とのお言葉をいただいております。

古い配線器具を取替えていきます。
テレビユニットは直付けタイプでしたが、、、

デジタル対応のコネクタタイプに取替えます。

コンセントもスイッチも、すべてパナソニック製のコスモシリーズに取替えました。

キッチン周りは結構いろんな器具を取付けないといけないので、結構時間の掛かるエリアです。

ボロボロだった浴室の換気扇も新しいものに。

トイレも爽快で気持ちのいい空間になりました。

この古い分電盤も取替えます。

1981年製って記載がありますね。
長持ちするねって思います?
もしかしたらONのままで故障してるかも知れませんよ。
何か起こっても動作しなければ大変なことになりますから、分電盤は定期的に取替えをお奨めします。

二次側のケーブルがスポッと抜けました。
長年してビスが緩んでいたんでしょうね。
高付加な回路の場合、ここが熱を持って発火する可能性もあります。
今回取替えで良かったですね。

安全で新しい分電盤に変わりました。

扉付きですから、玄関周りもスッキリしました。

エアコンは新しい霧ヶ峰に。

外部配管は化粧カバーで施工。

もう1件の方は他のお部屋で取外して、分解洗浄して保管していたものを設置しました。

まだまだ使えますね。
あとは、水道屋さんがトイレや洗面台を設置して、美掃屋さんがキレイに掃除して完了です。

いやぁ、かなり工事が混み合っているので、日程調整が大変でした。
お待ちいただいているみなさまに感謝でございます。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2022年10月30日日曜日

2022年 八坂地区自主防災連合会 防災研修会

毎年この時期の日曜日は、八坂地区自主防災連合会の防災訓練を開催しています。
予定みっちりですが、基本日曜日は仕事をお休みしているので、本日開催された防災研修会へ参加してきました。
阿部はどういう訳か、この八坂地区自主防災連合会の副会長兼広報担当という役職をいただいております。

今年はコロナの感染拡大防止のため、いつもの住民参加型の訓練は行わず、各町内会長、防災会長、防災士のみなさんのみにご参加いただいて、防災研修会としての開催です。
八坂小学校体育館をお借りしての座学となります。

講師にお招きしたのは、愛媛大学防災情報研究センター 副センター長 高橋治郎先生です。
「南海地震への備えと自助・共助」と題して、先生が経験されてきたことをご講話いただきました。

南海地震が起こる確率は日に日に増しています。
自分たちができることは、命を守ること。
大切な家族を守るために何が必要か、今一度見直してみましょうね。

2022年10月28日金曜日

斜め天井で取替できない1方向天カセエアコンからルームエアコンへ取替工事

はぃ。昨日のマンションの続きで、朝一番から2台目の取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV3622-W 霧ヶ峰ハイスペックモデルをお買い上げいただきました。

既存機は昨日同様、三菱重工製。
でも何かおかしいと思いません?
室内機が天井にめり込んでいますよね。
このお部屋、天井が斜め天井になっているんです。
パネルの寸法に合わせて大工さんが作ったんでしょうけど、今回の様に取替えの時にどうにもならなくなります。
天カセタイプは各メーカー寸法が違うため、ここにピッタリ収めることができないんです。
同じ三菱重工にすればいいと思いました?
重工製でも、現行機はこの天井寸法に合いません。
ね。見た目がきれいからと特殊な取付けをやると、後々困るのは住んでいるお客様になります。
これはどうしようもありませんね。

と言うことで、「普通のルームエアコンにしてほしい」とお客様のご希望ですが、取付けできる壁はここしかありません。
カーテンレールが何とも...ですが、なんとかできそうです。

ただし、電源工事が必要なのと、配管穴を開けなければなりません。
ベランダ側を見てみると、ちょうど先ほどの壁面のところに、既存の室外機が座っています。

大きな梁があるので、コア抜きどうしようかなぁと思って近づいて見ると、、、
あれ?これってエアコン用の穴じゃありません?
室内側はボードが貼られていますけど、この穴が流用できますね。

という訳で、作業に掛かります。
まずは、既存機をポンプダウンして取外します。
昨日同様、フロンガスは持ち帰って回収します。

新しいエアコンの取付けに掛かります。
ベランダ側から位置を探って、配管穴を開けます。

位置決めをして、背面板を設置。
電源は既存室外機のところから延長して、コンセントを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
接続部分は穴の中へ入ってしまいますが、これはどうにも仕方ありません。

電源ケーブルはこんな感じで、既存ダクトから新しいエアコン側へ引いています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
カーテンレールは寄せてありますが、両サイドギリギリというか挟まれています。
後日リフォームされるそうなので、その際にカーテンレールの位置も変えられるそうです。

これでエアコンの異音とお別れして、快適にお使いいただける様になりましたね。

さて、持ち帰ったエアコンから、フロンガスを回収します。
家庭用エアコンですが、天井カセット形ハウジングエアコンはフロン排出抑制法の対象となり業務用と同じ扱いになるので、こうやって回収作業が必要です。
同じフロンなのに、おかしな法律でしょ。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年10月27日木曜日

マンションで1方向天井カセット形ハウジングエアコン取替工事

9月始めに同じタイプのエアコン取替えをご依頼いただいたお客様から、「他のお部屋のエアコンも年式が古いので、阿部さんができる時でいいので2台取替えをお願いします。」とご依頼いただいていまして、約2ヶ月お待ちいただいて本日1台目の取替えにお伺いしてきました。

三菱電機 三菱電機 MLZ-GX2822AS 1方向天井カセット形ハウジングエアコンをお買い上げいただきました。

既存機は三菱重工製です。
まだ動いていますが、1994年製なのと、動作音が大きいのでそろそろ寿命ですね。

マンションの最上階なので、室外機はベランダ置きです。

既存の配管は流用しますが、ケーブルは仕様が違うため新たに室内機~室外機まで張り替えます。

ハウジングエアコンなので、家電リサイクル法ではなくフロン排出抑制法の対象になるため、フロンガスを回収しなければなりませんが、今回はエアコンが動くので一旦ポンプダウンして、フロンガスを室外機内へ回収して撤去。
フロン回収作業は、当社事務所へ持ち帰って行います。

室外機撤去完了。

前回も書きましたけど、屋外でWAGOコネクタを使ってのケーブル接続はNGですね。
今回このケーブルは使わないので、撤去します。

室内機を外す前に、外部配管が短いので溶接延長しておきます。

室内機を撤去します。
大体が、安全上二人でやる作業なんですけどね。
誰も手伝ってくれないので、一人でやるしかありません。

室内機撤去完了です。

天井裏を覗いて見ると、エアコンの工具やら忘れ物がいっぱい...
既存機を取付けた業者さんは、工具を大切にできない人だった様ですね。

新しいケーブルを通していきます。

配管穴が小さいので、ケーブルを通すのにも一苦労です。
かなり大汗かきました。

なんとか、VVF2.0mmx3cケーブルが通りました。

新しく取付ける室内機は少し幅が広いので、開口部を広げます。

吊りボルトの位置も変わるため、アンカーを打ち直します。

こんな感じで、吊りボルトを4箇所。

配管とドレンも短いため、加工して延長。

室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

配管長が12mで、チャージレス配管長をオーバーするため、真空引きが終わってからフロンガスを追加充填しておきます。
追加充填量は機器の仕様や配管長によって変わるため、メーカー規定の計算式に基づいて算出します。

ベランダ周りはこんな感じで完成

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
フロンガスの回収作業は、明日もう一台撤去してからまとめて行う予定です。
はぃ、続けて明日も、こちらのお宅で2台目の取替えにお伺いしてきます。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。