ラベル 不良工事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 不良工事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年4月17日水曜日

量販店施工のエアコンダクト手直し工事

午前中、量販店施工のエアコンダクトの手直し工事にお伺いしてきました。

施工したのは、いつもこのBlogに登場するY電機様です(^_^;)

先週、「アベ冷熱技研のブログを見て、綺麗なカバーをみると自分の家のエアコンもどうにかなるかな~っと思いメールさせてもらいました。」と、添付写真と一緒にお問い合せいただきました。

平面コーナーがありません?

早速現地拝見させていただくと、、、

クロスも傷だらけ。。。

施工した業者さんは、「ここに平面コーナーを付けると室内機上部のスペースを確保できない」との事で、この様な状態で引き渡されたそうです。
まぁ、間違いではありませんが、やり方を工夫するつもりは無かった様です。。。

で、確認のためベランダへ出てみると・・・(_ _;)

いやぁ、ツッコミ所満載で笑っちゃいます(^_^;)
いつも話題を提供していただいてありがとうございます、Y電機様<(_ _)>

ここまで酷いとクレーム処理できるとお伝えしましたが、「阿部さんに。。」と言う事でお引き受けさせていただきました<(_ _)>

まずはポンプダウンして、室外機側へガスを回収します。


ダクトをすべて取り替えて欲しいとのご依頼ですので、すべて撤去。


が、問題が発覚!

外した配管を見ると、溶接延長されてます。。。

自分 「え?このエアコン、どこかからか移設して来られたんですか?」
お客様「いいえ?」
自分 「この配管、もしかして中古かも。。。それか、端尺品を繋いで使ったのかもです。」
お客様「え?エアコン、新品で買ったんですけど。」
自分 「・・・」
お客様「・・・」

と言う事で、再利用するつもりだった配管も取替えをご依頼いただきました<(_ _)>
「これ、手直しお願いしなかったら、ずっと知らないままだったんですよね。」とお客様。
確かに。。。

気を取り直して、取付けに掛かります。


コーナーは少しカットして、室内機の高さを調整します。

これが「工夫」です。

室内機へ新しい配管を接続していきます。


結構時間が掛かりましたが、室内側完了。


ベランダ側のチンチクリンだったスリムダクトも、この様に手直し。


いつもの様に電動式真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。

この作業を、前の業者さんがやったかどうかは定かではありません。

すべての作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


室内側↓

お客様のご希望で、太いタイプのカバーだった物を、スリムなタイプに取り替えています。
クロス張替えもお奨めしましたが、マンション販売社さんが初期点検時に補修してくれるそうです。

室外側↓

はい、完了です。
このBlogをご覧いただいている方々に取りましては、別に特別な工事内容ではありませんね。

Y電機、Y電機って書いてますが、今回の件につきましては、Y電機様も被害者ですね。
お客様も、Y電機様も、本当にお気の毒でございます<(_ _)>
同じエリアに、この様な工事をする業者がいる事が恥ずかしくてたまりません。

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
今回の様な他社施工の手直し工事も、お気軽にご相談くださいませ。

2012年8月9日木曜日

エアコン水漏れ修理なのにガス漏れ補充作業

「エアコンから水が漏れるので修理お願いします。」とご依頼いただき、本日午前中お伺いしてきました。

12年前の三菱電機霧ヶ峰。
エアコンはタダでもらって、最近取付けてもらったそうです。

室内機右側から水漏れするそうで、室外側を見てみると・・・(*_*;

こりゃぁ~スゴイ! 思わず吹き出してしまいました(^_^;)
配管が逆勾配になってるので、水漏れしない方が不思議ですよ。

「これはちょっと。。。プロの方が付けたんですか?」とお聞きすると。
「〇〇電器さんに付けてもらった。あの人プロの電気屋さんよ。」と。。。
「あ、それとですね。エアコンも冷えないんですよ。外の方が涼しい。」と、お客様(T_T)

配管を触るとオイルまみれ・・・完璧にガス漏れ。。。
「12年経ってますけど、ホントに修理するんですか?結構掛かりますよ。」と、2、3回お聞きしましたが、修理して使われるそうで。。。

とりあえず、一回全部外します。
と、室内機上部を見てみると、ちゃんと掛かってませんでした。。。ホントにプロか?


室内機を外してみるとよく判りますが、背面板が右に傾いてますね。。。


ビスはまったく効いていません。。。


色の変わったワッシャを使ってるなぁと思って、よぉ~く見ると。。。

何とも罰当たりな! お金ですよ、それもご縁玉(五円玉)!

配管も急激に曲げているので、いろんなところが折れています。


既存の配管をケーブルは、折れてたり繋いだりしているので、新しい物に変えないと使えません。


配管を繋いでいる所に、たくさんのオイルが付いていたので、気になってバラしてみると・・・

何ですかね、このジョイント?
初めて見ましたよ。フレアユニオンじゃないですね。
オイル管の接続にでも使う物みたいです。
まぁ、ガス漏れして当然ですね。

背面板の水平を取って、室内機を再取付け、新しい配管を接続していきます。


外部配管は、ビシッとテープ巻き仕上げ。


室外機に配管を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引きが終わると、少量のフロンガスが機器内に残っているので、バルブを開けて冷房運転開始。


様子を見ながら、フロンガスを追加充填していきます。

規定圧まで上昇し、冷風が出るのを確認して修理完了です。

外周りはこんな感じで完了です。
最初の写真とまったく違うのが、お解りいただけると思います。

心残りなのは、室外機を乗せるプラロックを車に積んでいなかった事。
大体、水漏れ修理のつもりでお伺いしたので、余計なものは積んでませんよね。
防振パットだけは敷かせていただきました。

ところでこの工事をされた「プロ」さん。
何のプロだったんでしょうね?

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
環境に配慮した施工・修理を心掛けています。
お気軽にご相談ください。

2011年10月25日火曜日

エアコン取外しの業者選びも重要です

ちょっとBlogが止まり気味ですが、エアコン工事~電化の下見・見積りなどで更新が遅れてます。
今日もお引っ越しされて来た方の、エアコン取付工事にお伺いしていました。

しっかりと梱包材と段ボールで保護されて送られて来ていたエアコンくん×2台。

室外機外装が・・・

どんな風に作業したら鉄板が飛び出すの?
ぶつけたんだったら、ヘコミますよね。。。

フレアキャップをしていないし。。。

運送中にホコリや水分が入る可能性大。
バルブがしっかりと閉まってないと、ガス漏れの原因にもなります。
同じ様に、同梱されていた配管も開放されたままで、配管内にホコリが見えたので流用できませんでした。
もったいない。。。

極め付けはこれ。

これで「素人が外した」事が明確ですよね。
処分する機械ならまだしも、端子台の手前でケーブルを切断するなんて、電気工事士の資格保有者では考えられません。

いつもの様に、取付け完了後に試運転を行いました。
今日は外気温が低目だったので、正確なガス圧の測定はできませんでしたが、何とか運転できました。

家電品の中でも、エアコンは「工事」を伴います。
いつも言ってますが、「機器の寿命は工事次第」です。
工事価格で選ぶと、かならず失敗します。
簡単な取外し作業でも、しっかりと信頼の置ける業者さんに依頼しましょう。

2011年9月2日金曜日

設計ミス?施工不良?開かない分電盤。。。

お世話になっている電気工事屋さんからのご依頼で、天井ビルトイン形ダクトエアコンの修理にお伺いしてきました。

テナントビルの厨房で、今回入居されたお客様が、以前使われていたエアコンの電源を入れたところ、エラー表示が出て動かなくなっていました。

SANYO製のエアコンで、エラーコード「E20」。
「室内機が接続されていない」と言うエラーコードですが、メーカーに確認すると「今まで動いていたのであれば、アドレスが拾えていない」との事。
室内機と室外機の電源を入れる順番が違うらしい。。。
そう言えば、SANYOは内機外機が別電源でしたね。最近はどうなんでしょう?

で、ブレーカーを探した訳ですが・・・

見つけた分電盤は、建物と受水槽の間に挟まれています。。。

扉は10cm程しか開きません(T_T)

各ブレーカーに名板も無いし、斜めから見てもどのブレーカーかさっぱり判りませんでした。
この盤の奥には、引込計器盤(電力量計が入っている)がありますが、メーターの取替え時には受水槽を撤去するんでしょうか???

設計された方の意図が知りたいです。
受水槽を組んだ方もおかしいと思わなかったんでしょうか?

今回のエアコン修理は、室外機の端子台のところでケーブルを抜き差しして対応しました。
端子台がアークで焼けるので、あんまり良くないんですが。。。
エアコンは治りましたが、今後のメンテナンスが大変そうですね(-_-;)

2011年7月8日金曜日

引っ越し業者のエアコン取外し?

たくさんの工事依頼、誠にありがとうございます<(_ _)>
また、長い間お待ちいただいておられるお客様に感謝申し上げます。

本日も予定がびっちりの中、お引っ越しで持って来られたエアコンの取付工事にお伺いしてきました。

お客様から渡されたエアコンは。。。。。。。。。。。。。。。。(-_-;)

配管がつながれたままの室内機。
運送もしにくかったろうにと思い、室内機全面を見るとキズだらけ。。。

配管途中に何が付いているのかと思いきや・・・

配管穴キャップ?
これ、持ってきたらアパートの大家さんに怒られるんじゃ?

室外機のバルブは、粘着テープで巻き巻き。。。

これやられると、ネバネバがフレア接続部に付いて取りにくいんですよねぇ。

アベ冷熱技研は、お引っ越しの際の取外工事では、この様に配管をまとめます。

運搬しやすい上、次に設置工事される方が気持ち良く施工できますから。
気持ちの問題です、気持ちの。

エアコンの取外しも、信頼の置ける業者さんに依頼しましょう(*^^)v

2011年5月23日月曜日

踊る配管、漏れるガス。。。

梅雨入りしたみたいな天気ですねぇ。。。
エアコン工事には不向きな季節がやって来ました。
が、今日もエアコン修理×3件、バタバタとお伺いしてきました。

昨年、とある作業場でエアコンを新設させていただいた時、お隣の事務所に設置されていたエアコン。。。

もちろんアベ冷熱技研の施工ではありません。
当時「これはすごい!(^_^;)」と思っていたんですが、本日ご連絡いただき、「エアコンが効かない」との事で修理にお伺いしてきました。。。

室外機のバルブ部分にはパテが盛ってあります・・・意味不明。


ガス圧を測定。

ほとんど無し。。。

室内機側、室外機側すべてのフレア接続部を再加工・再接続を行い、フロンガスを補充します。


様子を見ながら規定値まで追加充填します。

この機種のフロンガスはR22なので、0.4Mpa~0.6Mpa内が適正値です。

配管も化粧テープを巻いて、整然と仕上げました。

ガス漏れの原因は、配管をキチッと留めていなかったため、接続部に負荷が掛かっていたためと思われます。

アベ冷熱技研では、一級冷凍空気調和機器施工技能士が施工~修理を行います。
家庭用、業務用問わず、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2010年8月23日月曜日

またもや配管トルネード

「フロンガスの充填をして欲しい」と、あるマンションのオーナー様からのご依頼で修理にお伺いしたのですが。。。

配管がグルグルで、一部折れていました(-_-;)

完璧に折れて潰れてしまっているので、ガス圧測定もできません。

で、室外機のバルブの開閉を確認すると・・・ 閉まってる???
真空引きも試運転もしてない様です。

お聞きすると、この部屋に住まわれていた方が引っ越しの際に取外してしまい、再度取り付けたそうです。
それにしても無茶苦茶です。

室内機はキズだらけ。。。

ドレンホースは勾配もへったくれもありません。

配管穴の中でグルグル。。。

終いには、室内機を少し持ち上げただけで、背面板を留めてあったビスがズボッ!

室内機が頭の上に落ちてきました。。。
お陰で、また右肘が痛くなったじゃないですか。

エアコンを取付けるのに、こんなヤワなボードアンカー使って何を考えてるんでしょう?


ビシッと背面板を再取付けします。


折れている既存配管は撤去し、新しい配管に取替えます。


配管接続が完了すると、しっかりと真空引き。


バルブを開放して、試運転。

無茶苦茶な取付工事でしたが、取外す時にはきちんとガス回収をしていた様で、ガス不足はありませんでした。
不幸中の幸いと言ったところでしょうか。

室内機を磨いて、キズを目立たなくしてキレイになりました。

今回は本当にお気の毒でした。
これで新しい入居者さんをお迎えできますね。