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2020年12月23日水曜日

特殊な外壁材の新築住宅で三菱霧ヶ峰エアコン×6台新設工事

年末ですね。
毎年のことですが、どんどん仕事のご依頼をいただいて、もう完全にお手上げ状態です...
今年はカレンダーのお届けが遅くなりますので、何卒ご了承ください<(_ _)>

さて今日は、日曜日から取り掛かっていた新築住宅のエアコン新設工事が完了しました。

三菱電機 MSZ-ZXV5620S-W×1台・MSZ-GV2220-W×5台を、お買い上げいただきました。


ご依頼いただいたのは初めてのお客様で、以前からアベ冷熱技研のBlogをご覧になられていたそうです。
9月に一度、現地調査にお伺いしていました。
エアコンを取付ける位置が、図面通りでいいかどうかのご相談でした。

現場へお伺いすると、知り合いの電気工事屋さんがいました。
お聞きすると、外壁材が特殊で、配管穴は先にその電気工事屋さんが開けて、きちっと防水処理をしてくれるそうです。
図面通りの位置では配管穴が上手くいかないところがあるため、少し変更しました。

12月に入って足場が外れたので、外壁の様子を見に再度現場へ。
おぉ...これは...


少し聞いてはいましたが、樹脂製で柔らかく、押すとペコペコします。
大工さんが教えてくれたんですけど、この外壁材はコーキング処理をしてはダメなんだそうです。
樹脂で柔らかいので、直射日光や気温で伸縮するため、コーキングで押さえてしまうとマズイそうで。
確かにサッシ周りも一切コーキング処理されていません。
防水処理は、内壁で完璧に防水されているそうです。

とりあえずスリムダクトを外壁に当てて見ましたが、これは留めるのに手間が掛かりそうです...

という訳で、建物のお引渡しが20日の日曜日という事でしたので、定休日ですが、後が押しているので作業に入らせていただきました。
建物の引き渡しは済んでいますが、外構工事は継続中です。

スリムダクトを外壁に留めるのが大変そうなので、一日掛けてスリムダクトだけ外壁に留めていきます。
垂直を当たるポイントが外壁にないので、レーザー墨出し器を使って垂直を当たります。
これ頂きものなんですけど、今回の現場で大活躍でした。
値段見てびっくりですけど(^_^;)

ビスを留める位置は、横から見た時にビスが見えない様に、外壁材の山のところを狙って留めています。
そのため定尺では継ぎ手が浮いてしまうところがあるため、合わせてカットしながら取付けていきます。
通常の倍くらいの手間が掛かっています。

特に2階はハシゴ作業なので、結構大変です。
冷たい風が吹きさらしなので、涙と鼻水が止まりません...

こんな感じでまっすぐに。


こちらはサッシに当たるので、こんな感じに交わします。


一箇所、室外機を置く予定のところに水道のバルブが...
どう考えてもここに室外機は置けないので、位置変更しなければなりません。

少し延長して、床暖房機の隣に置く様に変更。
ドレンはコンクリート上に垂れ流しにせず、エコキュートの排水管まで延ばしました。

他にもコンクリートの犬走りのところは、外構屋さんが先行で埋めてくれていた排水管へ接続。
室内機だけでなく、室外機のドレンも取っておきます。

さて、この隙間にコーキングは塗れません。


大工さんにお聞きすると、換気扇のフード周りなどはスポンジをはめているそうで、同じ感じの防水スポンジシールを用意しました。


横から見るとあまりいい感じではありませんが、ダクト内への小動物の侵入は止めることができます。


2日目からは室内機の取付けと、配管工事を行っていきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管穴にはパテをしっかりと詰め込みます。
永年して、パテが収縮して隙間ができない様に、パテの表面だけコーキングしておきました。

お引越しが済んで既に生活されているので、リビングの室外機は接続して運転できる様に。
床暖房があるのと、日が差し込んでエアコンなくても日中は暖かいリビングです。

月曜日はいつもの事ですが、ひっきりなしに携帯電話が鳴って、作業が前に向いて進みません。
でも淡々と、室内機を取付けていきます。


3日目の午後からは他のお客様から緊急の修理依頼が入り、現場を離れて半日飛びました...
そのため、5台の室内機取付けと、配管を降ろす工事で2日掛かっています...
なにせ1人でやっているので、申し訳ないです。

そして本日4日目。
室外機を一気に接続していきます。
今日は携帯電話は1回しか鳴りません(^_^;)

順調に作業が進みます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


淡々と焦らず確実に。


南側3台、こんな感じで完成です。


北側3台、こんな感じで完成です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

これでクリスマスも、暖かくお過ごしいただける様になりましたね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年12月12日土曜日

エアコン専用コンセントがない部屋にエアコン新設工事と電源増設工事

8年前の新築時にエアコン工事をご依頼いただいたお客様から、エアコンの付いていないお部屋へエアコン新設工事をご依頼いただきました。

三菱電機 霧ヶ峰ZXVタイプ お客様支給品です。
ここ最近、ずっとZXVばかり取付けていますね(^_^;)

ご相談いただいたのは先月初め。
こちらのお部屋へ取付けをご希望です。
隣のお部屋にエアコンがあるので、このお部屋にエアコンを取付ける想定をしていなかったため、エアコン専用コンセントがありません。

宅内を調査しましたが、分電盤からこの部屋まで建物のまったく反対側で距離が長く、天井裏も床下も通線可能なルートがありませんでした...
比較的新しいお家なので、あまりやりたくはない工法ですが、外を通るルートしかありません。

では工事に掛かります。
まずは電源増設工事から。

浴室裏のキッチンに分電盤があるので、浴室の点検口を使ってアクセスします。

ユニットバスがある外壁側へ、通線するための穴を開けます。


塩ビ管を使って、ケーブルを通していきます。


ぐるっと回ったところには縁側があるため、下に潜り込んで塩ビ管を留めていきます。


狭い上に電動工具が使いにくくて、軽いムチウチ状態に...


なんとか室外機を置く場所までケーブルが通りました。


分電盤へブレーカーを増設して、ケーブルを接続しておきます。
朝イチからスタートして、昼前まで掛かりました...

昼休憩後、エアコンを取付けていきます。
位置決めをして、背面板を取付けます。


慎重に配管穴を開けていきます。


外壁にスリムダクトを取付けて、電源用ケーブルを通します。


配管穴を利用して入線。
コンセントはこの位置に取付けました。
配管穴の右側には間柱があるため、この位置にしか取付けできませんでした。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管は、アイボリーのスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。

朝イチからスタートして、夕方まで掛かってしまいました。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

これで年末年始もポカポカでお過ごしいただけますね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年12月10日木曜日

英会話教室へ三菱霧ヶ峰ZXVタイプ×4台新設工事その他諸々

Blog放置みたいになっててすみません。
先月末から取り掛かっていたエアコン工事・その他諸々が本日完了しましたので、全部まとめて掲載いたします。

三菱電機 霧ヶ峰ZXVタイプ7.1kw×2台、5.6kw×1台、2.5kw×1台、お客様支給品です。


今回ご依頼いただいたのは、「トリニティスクールインジャパン」さん。

店舗や事務所などの事業者向けコロナ対策補助金制度を利用される、エアコン新設工事です。

ご相談いただいたのは、真夏の8月末。
「補助金もらえるか、見積もりだけになるかも知れないんですけど、相談に乗ってもらえませんか」とご連絡いただき、現地調査にお伺いしてきました。

建物は3階建てRC造。
もともとは日本料理屋さんだった様ですが、建物一括で借りているそうです。

まずご相談いただいた部屋が、この大広間。
宴会場だった様で、かなり広いです。
ここを子供たちの体感ゲームやパーティー会場などとして使いたいそうですが、夏はエアコン無しでは暑くてどうにもならないそうです。

エアコンあるじゃない?と思いますが、これらのエアコンは三相動力。
電力会社と契約しないと動きません。
能力選定に悩みましたが、補助金の兼ね合いと予算の都合で7.1kwを2台でご提案させていただきました。
能力的にはギリギリだと思います。

室外機を設置する場所は、ここしかありません。
奥の部屋は、既に壁面置きで室外機が設置されています。
ただし、お隣の駐車場へハシゴを立てさせていただかないと作業ができませんが、実はこのバス、阿部が中学生の頃の同級生のところのバスで、久しぶりに電話して敷地内作業の許可をもらいました。

室外機を壁面置きにすると、隣の敷地に出るじゃないかと思います?
いえいえ、室外機を置けるくらいの境界スペースは十分にありますから大丈夫です。

大広間の2台はそんな感じで決まりました。

もう一箇所。これがまた大変そうな場所で...
階段を上がったところにある受付スペースと、各部屋につながる廊下にエアコンがなく、ここもかなり暑いのでどうにかならないかと。
ここもかなり悩みましたが、誘導灯のところに室内機を取付ければ、手前側の廊下にも風が流れる様にできるので、それでご提案。

室外機はちょっとしたベランダがあるので、ここに置くしかありません。


さて、エアコンを新設するという事は、専用コンセントを増設しなければなりません。
分電盤はどこ?と探すと、ずぅ~っと奥の倉庫にありました。
2階エリアだけで、メイン100Aの高容量なので、エアコン3台増設でもビクともしませんね。

ただし、ここから各部屋へケーブルを通すのは、一筋縄では行きそうにありません。
天井裏はブロック塀に囲まれていたり、大きな梁があったりとで、なかなか手強そうです。

そして最後の部屋が、3階の事務室。
この部屋も、この位置にしか取付ける事ができません。


部屋のすぐ後ろがベランダなので、ここはエアコン設置は難なく可能ですね。


ただし、この階も分電盤から部屋までが遠いので、なかなか手強そうです。

とりあえず、御見積書を提出させていただいていて、補助金が通るのを待っていました。

10月に「申請が通りましたので、11月に入ってからお願いします。」とのご連絡をいただきましたが、その頃はかなり予定が詰まっていたので、初日が11月末からとなりました。

では工事の模様を。
まずはエアコンを取付ける場所の位置決めをして、配管穴を開ける位置を探ります。

RC造(鉄筋コンクリート)なので、壁内の鉄筋に当たらない様、入念に壁内を検知して穴の位置を決めます。


通常屋内側から配管穴は開けますが、RC造の場合は外壁側から開けます。
なので、作業はすべてハシゴで...


この重たい湿式コアドリルをハシゴを使ってセットするのは、とても大変です。


腕ガクガク、脚プルプルです。


そんな感じで、2箇所開きました。


3階の事務室の方も。
こちらはベランダから作業できるのでかなり楽ですけど、先ほどの疲れが...

そして最後は2階の受付のところ。
ここはベランダ側からコアドリルが使えないので、久々に乾式振動ドリルを使って、内側から開けていきます。

まぁこの乾式の凄まじい音と振動は、気を失うほどです。
30分程度掛けて貫通しましたが、耳がキーーーン、体中ずっとシビレていました。


朝から位置決めして、この4本貫通するのに、丸一日費やしました。


工事日程は、スクールが使われていない日程を使って作業を行うため、飛び飛びで行わなければなりません。
この日は室内機を取付けていきます。


室内機を付ける前に、配管穴を使ってコンセント用のケーブルを近くの点検口まで通しておきます。


位置決めをして室内機を取付けていきます。


配管類を接続していきます。


南側でよく見える場所なので、配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
室外機を乗せるための架台も設置しておきます。
はぃ、ここまでで丸一日。
ハシゴ作業が多いので、一人ぼっちではなかなか前に向いて進みません。

翌日はいつも助けてもらっている電気工事士Sくんに、一日だけ応援に入ってもらいました。
なにせ室外機が41kgですから。
一人では無理です(^_^;)

室外機は今日は乗せるだけで、配管接続は別の日にまたボッチでやります。
応援に来てもらったのは、電源工事の方が大変だからです。
ケーブルを通すルートで点検口のない場所は、ダウンライトを外して点検口代わりに。

あの悩んでいたルートも、なんとか通しました。


延々と、延々と、延々と天井裏を通していきます。


大広間まで来ると、点検口がたくさんあるので作業は楽になります。


無事、コンセントのところまでケーブルが通りました。


2階の分電盤へ3回路分通りました。


フリースペースにブレーカーを3個設置して、エアコン専用としました。


そして3階の電源工事。
点検口があるんですけど、点検口と点検口の間には2つの大きな梁があって、天井裏は見通せません...

一瞬もう無理かと思いましたが、ひとつ妙案が浮かびまして、思った以上に時間は掛からず通線できました。
どうやったかは企業秘密です(*´艸`*)

コンセントを取付けて、


同じくフリースペースへブレーカーを増設して、エアコン専用としました。
はぃ。電源工事と室外機置いただけで、丸一日終了です。

そして翌日からまた、ボッチ作業の開始です。
室外機に配管を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成です。


あとは試運転を行い、異常がないことを確認して2台完了。


これでこの大広間も、子供たちが楽しく利用できる空間になりましたね。


さて、気が休まる暇はありません。
こちらへ取り掛かります。


まず、誘導灯の位置を変えます。


室内機を取付けて、配管類を接続していきます。


外部配管はテープ巻き仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して完了。


これで受付スペースも、快適にご利用いただける様になりました。
はぃ。また日が暮れて一日が終了。

最後の一台は、3階の事務室。


もうこちらは、通常のマンションの工事と同じ様な感じで進めていきます。


既存のエアコンはドレン水を垂れ流しにしていたので、塩ビ管を使って、まとめて排水口まで導く様にします。


外部配管はテープ巻き仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


これで事務作業も捗りますね。
この一台取付けに半日。
エアコン工事はこれで4台すべて完了です。

エアコン以外に、照明器具もご依頼いただきました。
受付前の待合いスペースに照明が無いため、薄暗い状態だったのを、、、


新しくLED照明を取付けて明るいスペースに。


和風ダウンライト1台しかなくて、薄暗かった本棚スペースも、、、


明るく、本が探しやすくなりました。


先生の控室は器具が古くて薄暗かったのを、、、


LED照明で、爽快で明るいスペースになりました。


大広間の照明は、1つのスイッチで全点灯になっていましたが、、、


回路分けをして、東側と、、、


西側とで、切り分けができる様にしました。


あと、門柱灯が取り払われていたところに、、、


LED門柱灯を設置しました。

これで夜間でも安心して登校できますね。

「いろいろと相談にも乗っていただいてありがとうございました。照明も明るくなったし、良かったです。」と、大変お喜びいただき、おみやげまでいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。