今日は一日、松山市保健所・消防合同庁舎で行われた、松山市自主防災組織ネットワーク会議主催の「防災研修会」に参加してきました。
人数が多いため、昨日と本日の2日に分けて行われました。
午前中は「地震・津波対策」と題して、松山市消防局警防課市民防災担当調整監 井手様を講師として、午後からは「災害時要援護者対策」と題して、聖カタリナ大学講師 徳田様を講師としてお迎えし、朝9:00~夕方4:00までみっちりと講習が行われました。
途中、「防災ゲーム(クロスロード問題)」が行われました。
いざ災害時、防災リーダーとして、究極の判断を迫られることがあります。
みなさんなら、どう行動しますか?
この問題に答えはありません。
その時、その状況で、全く違った判断がされます。
これをみんなで考え、話し合いが行われました。
防災士としての基本行動としては、「NO(戻らない)」です。
ラジオが言っている40分はアテにならないし、既に10分経過しています。
もしかするとこの家族、別のところへ既に避難している可能性もある訳です。
探しに戻る事によって防災リーダーが命を落とす事になれば、後の避難所運営などの行動に支障が出ます。
冷たいと思われるかも知れませんが、生き抜いて人々を助ける使命がある訳です。
とは言っても、人間ですからね。。。
その時、その場に居れば・・・
いろいろと勉強になりました<(_ _)>
明日は「3・11」。
今一度あの時の事を思い出し、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、しっかりとした防災対策を行いましょう。
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戻ってはいません・・・
あの日、多くの警察官・消防士・消防団員・役場職員がその使命を全うするために、命を落としました。
お年寄りを最後まで避難させようとした介護職の方も無くなりました。
避難させていたお年寄りをしっかり抱える形で発見されたそうです。
数か月後に式を挙げる予定だった婚約者の手記がラジオで紹介されたとき
涙が止まりませんでした。
目の前の人を助けられないつらさは有ると思います・・・
でも、その後に大切な仕事がたくさんあるのですから・・・・
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さ行のママさん、いつもありがとうございます。
防災士研修会では、まさにそんな現場の状況を生々しく教えていただけます。
恐怖心をあおるのではなく、ニュースでは見られない現実を知る事で、防災士としての使命を全うしなければならないからです。
実はこの問題より辛い選択問題もありました。
いざその時、見捨てる勇気が出せるか・・・難しいところです。
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震災の時、避難の途中体の不自由な方が「私はここで休んでいくから、お前は先に行きなさい。」と家族(特にお嫁さんやお孫さん)に声をかけ
若い人たちを避難させた話をよく聞きました。
誰一人、「はい」とは言いません。「一緒に・・・」という声を遮って避難させた・・・中には流されて、つかんでいた手を振りほどいたお年寄りも・・・
残された方は、置いてきたことを悔やんでいます・・・でも、そのままならみんな助からなかった
けが人をトリアージする作業も大変らしいです。
防災士だとさまざまな場面に出会うことも・・・
災害が起こらないことを願うだけです
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さ行のママさん、ありがとうございます。
自分も辛い話はたくさん聞きました。
できるだけその様な事にならないよう、前もって対策と訓練が必要ですね。
本日は3.11、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。