水曜日から3日間、お世話になっている電気工事屋さんのご依頼で、壁掛形パッケージエアコン×2台の新設工事にお伺いしていました。
なぜ3日間も掛かったかと言うと・・・
お寺の本堂への設置だったんです。
写真正面と、対面側(撮影している方)へ1台づつ設置しました。
建物の構造上、壁掛タイプしか使えず、室外機の設置場所も限られていて、配管の取り回しに苦労しました(-_-;)
まずは土壁なので、室内機の設置場所へ背面板を取付けるための補強材を入れます。
背面板を取付けて、配管穴を開けます。
表側に回り、スリムダクトを取付けます。
床を貫通して、床下へ配管を通していきます。
ドレン配管は、勾配を付けながら裏の方へ通します。
この床下が大変だったんです。。。
下見に来た時に覗いたところは、床下が高くて「これなら簡単に裏の方へ配管が通せる」と思っていたのですが、、、
実際にもぐり込んで見ると、基礎の立ち上がり部分が狭くて、配管作業に手こずりました(-_-;)
無事通った配管を、溶接機を使って溶接接続します。
スリムダクトのカバーを取付けて、室内機側完了です。
室内機はこんな感じです。
今度は室外機側に回って、配管曲げ加工に掛かります。
ルームエアコンと違って配管サイズも太いですから、ベンダを使って銅管を曲げていきます。
曲げ加工した配管を室外機に接続して、床下から通風口を通って出てきた配管へ溶接接続します。
配管接続が完了すると、窒素ガスを使って気密試験を行い、漏れが無いことを確認してから真空引き作業に掛かります。
真空引き作業が完了後、室外機のバルブを開けてフロンガスを送って完了です。
対面側の室外機も向こう側に見えます。
雨どいが無いため、屋根からの雨だれが跳ねるので、溶融亜鉛メッキ製の平置台を使用して設置しました。
三菱電機製 スリムER 壁掛形4馬力タイプです。
新型はコンパクトできれいになりましたね。
これにムーブアイが付いていれば完璧なんですが、何で壁掛タイプには付いてないんでしょう?
それに、ちょっと施工性が悪くなった気がします。。。
まあ、施工性はお客様には関係のない事ですが。
今回は、電気工事屋さんからのご依頼でしたので、機器支給・電源工事別途でした。
電源は動力契約新設で、引込み、外線工事が絡むため、5月初め頃竣工予定だそうです。
なので、試運転は来月までお預けとなりました。
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