2022年9月9日金曜日

戸建て住宅の2階へ3台のエアコン取付工事

昨年の新築時に1階部分のエアコン工事をご依頼いただいたお客様から、2階へ3台のエアコンを取付けて欲しいとご依頼いただき、お伺いしてきました。

三菱電機製 スタンダードタイプを3台。お客様支給品です。

早速取付工事に掛かります。
位置決めをして、背面板を設置。

慎重に配管穴を開けていきます。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

このお部屋は室外機地上置きなので、ハシゴ作業で配管作業を行います。

配管はアイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

試運転を行い、異常がないことを確認して1台目が完了。

2台目と3台目は、室外機ベランダ置きです。

どちらもスリムダクトで化粧仕上げ。
ドレンは排水溝まで塩ビ管で導きました。

作業が終わると試運転を行い、

異常がないことを確認してお引渡しです。
「きれいに取付けていただいて、ありがとうございました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年9月8日木曜日

農業用倉庫新築に伴う電灯・動力新設電気工事

親父の代からお世話になっている鉄工所さんのご依頼で、新築の農業用倉庫の電気工事をご依頼いただき、本日完成お引渡しさせていただきました。

ご相談いただいたのは6月です。
基本、夏場に電気工事だけのご依頼はお断りしていますが、鉄工所さんとは長いお付き合いなのと、9月の稲刈りまでに完成すればいいという緩い条件でしたので、お引き受けさせていただきました。

打ち合わせの際には、基礎は出来上がっていました。
奥に古い2階建ての倉庫がありますが、これもかなり以前に親父が電気工事をさせていただいたそうです。

ここは周りが田園で、電気の引込柱は反対側に20mほど離れた所にあります。
古い倉庫に既存の電灯引込みはありますが、今回新しい倉庫に動力も入れるため、既存の電灯線も新しい倉庫へ引込みます。

とは言え、動力のトランスが近くの電柱に見当たりません...
田んぼほ隔てた向こう側の道路にはトランスが見えますが、距離がありすぎるため使えません。

という訳で、新たにトランスも四国電力へお願いして上げてもらう手続きをします。
建物の図面を描いて、電気の配線図を書き込みます。

申請をしてから新しいトランスが上がるまでには、約2ヶ月程度掛かります。
それまでに建物内の配線工事をやりたかったんですけど、建物が思うように進みません。
8月中旬になってもこの状態だったのでどうしたんだろうかと思っていたら、どうも外壁屋さんが例の流行り病に掛かってしまったそうで、家族で順番に感染してしまって、かなり遅れているとのことでした。

仕方ありませんね。
でも稲刈りの日は迫っています。
大変な状況になってきました...

外壁が終わったのは8月後半。
トランスを設置してもらえる日が決まったので、合わせて電気工事の方も着工させていただきました。

まずはLED照明の取付から。
高天井なので、ハシゴを使って取付け。

スイッチはドアの脇に。

100Vコンセントも、使い勝手のいい場所をお聞きして設置。

動力の乾燥機と籾すり機の電源も、機械の座る付近へ設置。

メーターボックスを取付けて、引込点までケーブルを立ち上げます。

ドアの上にコンパネを取付けて、電灯分電盤と動力のブレーカーボックスを設置。
ケーブルを接続していきます。

古い倉庫の引込みは撤去するため、新しい倉庫から古い倉庫へケーブルを延長します。

それから、新しい倉庫の脇に小さな休憩用のプレハブがあるので、そこへも電源を引っ張らなければなりません。
架空で飛ばすと軽トラに接触してしまうので、地中埋設にします。

いっちょ前にエアコンもあるので、エアコン専用と電灯コンセント用の2回路を通しました。

配線作業が完了すると、ケーブルが傷んでいないか、絶縁抵抗測定を行って異常がない事を確認。

竣工報告を四国電力へ行うと、新しいメーターを送ってくれます。
これにケーブルを接続。(四国電力計器認定店でないと触れません)

これで引込みを迎える準備が完了です。

台風が来るため、既に周りの田んぼは稲刈りを始めていました...

できるだけ早目に引込みをお願いしますと伝えていたので、早目に来てもらえたのですが、ナントこの日は台風が最接近する日・・・
朝イチは強風で中止になりそうな感じでしたが、引込業者さんたちが作業を始めると、なぜか風が落ち着きました。

無事、引込み完了です!

電圧を確認して、ブレーカーを投入。

何事もなく、通電完了。

あとは、農機具屋さんが機械を設置して試運転。
異常がないことを確認して、お引渡しです。

この後もいろいろあったんですけど、敢えてBlogには書きません。
まぁまぁ大変でした...(^_^;)

稲刈りに少し遅れましたけど、なんとか完了ですく(`・ω・´)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2022年9月1日木曜日

28年ご使用の1方向天井カセット形ハウジングエアコン取替工事

台風が接近していて、天気予報から目が離せませんね。
そんな中、マンションの和室に設置されている、天井カセット形エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-GX2822AS 天井カセット形ハウジングエアコンをお買い上げいただきました。

既存機は三菱重工製。

盆休み前に、動かなくなったという事で点検にお伺いしていましたが、28年目ということもあり部品もなく修理不可。

室外機はベランダ置きです。

取替えるに当たって、既存の冷媒配管とドレン管は流用しますが、室内と室外を繋ぐケーブルがVVF1.6x2cとVFF0.75x2cのため流用できません。
新しいエアコンはVVF2.0x3cが必要なため、入れ替えが必要です。

さて、本当は本日一日で取替え予定でしたが、一週間前から本日から天気予報は雨の予報。
最近、予報が当たらないのでどうにかなるかなと思っていましたが、昨日予報を確認したら結構降るという事でしたので、昨日の現場を終えてから、夕方からお邪魔させていただいて、急遽ベランダ周りのみ施工させていただきました。

まずは、故障でポンプダウン運転ができないため、フロン回収機を使って機器内部のフロンガスを回収ボンベへ回収します。
家庭用エアコンですが、天井カセット形はフロン排出抑制法の対象になるため、業務用と同じ扱いになるので、こうやって回収作業が必要です。
同じフロンなのに、おかしな法律です。

既存機を撤去しました。

ケーブルを新しいものに引き換えるため、配管カバーを外すと溶接箇所が出てきました。

一応、オイル漏れなどは無いか目視確認を行い、しっかりと断熱をしておきます。

既存のケーブルはWAGOで繋がれていました。
これらは撤去します。

新たにVVF2.0x3cを通しました。

室外機側の配管は余長が全く無かったため、溶接して延長します。

なんとか日が暮れる前に、室外機接続まで完了できました。
終わったのは、夜の7時です...

そして本日。いやぁ...もの凄いどしゃ降りです...
昨日頑張っておいて正解でしたね...

室内機の取付けに掛かります。
新しい機器は少し横長になるため、両サイドを開口しなければなりません。

マルチツールを使って、キレイにカットします。

室内機を吊っていた既存のアンカーは、きちんと撃ち込まれていなかった様で、触るとユルユルと抜けてきました...

古いアンカーは取付けピッチが違うので流用しません。
新たにアンカーを打ち直します。

吊りボルトをセットして、配管類の末端を加工します。

ところで、天井面にたくさんのシミがあったので、もしかして配管が結露しているのかと気になっていました。

ライトを当てて見てみると、上の階からの雨漏りの様です。
今日は雨が酷いので、滴下して天井裏も湿っていますね。
ここはお客様にご報告させていただきました。

室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

運がいいのか、真空引きをする間は小雨になりました。
湿度が高いので、しっかりと配管内部を真空乾燥させます。

真空引きをしている間に、吊り位置の微調整とパネルの取付けを行います。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「2日がかりでご苦労さまでした。また他の和室と寝室もこれと同じのがあるんで、今度は壊れる前に取替えようと思ってるんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、追加でご依頼いただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。