2022年6月20日月曜日

室外機屋根置きエアコン取替工事とエアコン専用コンセント増設電気工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替えと電気工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 霧ヶ峰スタンダードタイプ お客様支給品です。

既存機はシャープ製でした。
1994年製ですが、まだ動いています。

電源は足元のコンセントから取っているので、ダメですね。

室内機は2階で、室外機は屋根置きになっています。

あら。BSアンテナが落ちそうなので、これも撤去してしまいます。

エアコンの配管はテープ巻きでしたが、今回化粧カバーを取付けます。

古い屋根置きで嫌なのがコレ。
ボルトが錆びてしまって、外れません...

既存機を撤去しました。

室外機の架台が外れないんで、もろとも回収します。
これ、一人でやるの、結構大変なんですよ...

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

スライド金具を新しいものに取替えたかったんですけど、壁に塗り込まれているため、このまま流用するしかありません...

位置決めをして、背面板を設置。

なんかおかしいなぁと思って、水平器を廻り縁に当ててみると...
どんなに頑張っても、この傾きは阿部には直せません...
室内機は水平に取付けないと、水漏れの原因になりますから。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、スリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
瓦も波打っていたので、水平取るのに時間が掛かりました...

さて、専用コンセントを増設しなければなりません。
ついでに2階の隣の部屋のエアコンにも、専用コンセントを増設します。

分電盤は、1階の寝室脇にあるクローゼットに設置されていました。

まずは2階の天井裏へアクセスします。

在来工法の建物は、通気性を良くするために壁の中が空洞になっています。
これを利用して、2階から1階へ糸を垂らしていきます。

1階分電盤のあるクローゼットに点検口があるので、1階天井裏へアクセス。

先ほど2階から垂らした糸を、ケーブルキャッチャーで引き寄せます。

使っている糸は水糸です。
先っぽにナットを縛って落とせばスルスルと落ちていくので、よく使っています。

2系統のケーブルが、2階天井裏まで立ち上がりました。

ここからエアコンへ向けてケーブルを送ります。

ついでの方に。

取替えたエアコンの方に。

さて、分電盤の方へケーブルを通そうかと、1階の分電盤方向の天井裏を見ると、くるくると巻かれたケーブルが2本...

手繰り寄せると、先っぽには絶縁テープが巻かれていません。
死んでるのかなと思って、テスターを当ててみると・・・活線じゃないですか!
びっくりして、天井裏で飛び上がりましたよ...
長年この状態で放置されていたのかと思うと、恐ろしいですね...

ケーブルには「ヨビ」と書かれていました。
丁度2系統分なので、この回路を使います。
分電盤の分岐回路がいっぱいだったので、どうしようかと思っていたんですが、これで解決です。

コンセントを取付けて、電圧確認。

こちらも同じく。

あとは試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
今日中に完工できるか微妙でしたが、なんとか日が暮れる前に完了できました。

「いつもキレイにしていただいて、ありがとうございます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年6月18日土曜日

ディーラーからのご紹介で電気自動車用EVコンセント増設電気工事

初めてのお客様のご依頼で、電気自動車用のEVコンセントの設置工事にお伺いしてきました。

今回、初めてのお客様ですが、「ディーラーからアベ冷熱技研さんを紹介された」という事でのご依頼です。
ディーラー?
そう言えば、以前施工させていただいたお客様が施工内容をとても気に入っていただいて、「ディーラーに阿部さんを紹介しておきますからね」とお話されていました。
あれから営業の方から電話がありましたが、結構前のお話です(^_^;)
ありがたいですね。

さて、今回のEVコンセント設置場所は、建物正面の駐車場。

分電盤は、まったく裏側の洗面所に設置されています。
ブレーカーの空きはまったくありません。
分電盤の選定は、将来の増設に対応して、空きスペースを取るべきですね。
しかもこの分電盤の位置、浴室点検口とはまったく反対側へ設置されていて、本当に将来の増設なんかまったく考えてません状態でした...

浴室の点検口から、分電盤側を覗いてみましょう。

うわぁ...梁が入り組んでいて、向こう側はまったく見えません。
辛うじてケーブルは通る隙間があります。

駐車場と浴室は正反対の位置なので、屋外を這わせて行くしかありませんね。

では作業に掛かります。
まずは、分電盤から浴室点検口までケーブルを通すために、ダウンライトを外して、開口部を点検口として配線を行っていきます。

浴室の天井裏から屋外へ。
ケーブルは塩ビ管を使って保護します。

延々と表へ向けて通していきます。

一旦ボックスで受けて、アースを接地。

外壁を貫通して、駐車場側へ通りました。

扉付きEVコンセントを取付けました。

分電盤のところへ戻って、専用の漏電遮断器を設置します。

扉付きフリーボックスを使って、ブレーカーを収めました。

あとは電圧測定を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

新しい車はもうちょっとで納車されるそうです。
楽しみですね。

「きれいにできましたね。またエアコンの方でもお世話になると思いますから、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

キッチンの照明をLEDに取替えて消費電力を抑えて明るく快適に

注文していたLED照明器具が入荷したので、取替工事にお伺いしてきました。
LED照明器具も半導体不足の影響をモロに受けていまして、今回の器具は手配してから入荷まで約一ヶ月掛かりました...

今回取替えるお部屋はキッチンです。

天井面を少し凹ませていて、そこにトラフ形のHf32wの器具が4台設置されていました。
少し暗いのと、蛍光ランプが今後なくなるという事で、LEDの器具への取替えをご希望です。

古い器具を撤去して、新しい器具に取替えていきます。

さくっと完成です。
既存機に比べて、少し明るめのライトバーを選定させていただきました。

既存器具の消費電力が35Wでしたが...

LEDに変えると、20.6Wまで減りました。
計4台ありますから、60W近くの消費電力削減になりましたね。

「わぁ、明るい。ランプも裸じゃなくてカバーが付いてていいですね。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やLED照明取替えもお気軽にご相談ください。

2022年6月14日火曜日

教会の礼拝堂で2方向天カセハウジングエアコン×2台取替工事

初めてのお客様のご依頼で、天井カセット形ハウジングエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 2方向吹出しタイプ×2台 お客様支給品です。

既存機も三菱電機製でした。

2002年製で、ちょうど20年ですね。

配管は天井裏を通って外部へ。

建物裏の方に、室外機2台が並べて置いてありました。
片方がコンプレッサーの不具合で使えません。
もう片方はまだ使えますが、この際に両方とも取替えてしまいます。

では作業に掛かります。
まずは、機器と配管内に充填されているフロンガスを回収機を使って回収ボンベへ回収します。
天カセタイプは、家電リサイクル法で処理できません。
フロン排出抑制法の適用になるため、こうやってガス回収作業が必要になります。
おかしな法律ですね。同じフロンガスなんですけど。

ガス回収が完了すると、冷媒配管を撤去していきます。
カバーを外すと、ケーブルをWAGOコネクタで接続しているのが見つかりました。
WAGOは屋内用で防水ではありません。
ダクト内とは言え、最悪、漏電します。

そのダクトもビス留めされていませんでした・・・

配管の断熱処理もいい加減ですね。
施工した業者さんは、経験値が浅かった様です。
配管はすべて取り替える予定なので、撤去してしまいます。

室内機は19kgくらいですが、脚立の上でバンザイの格好で降ろすのは、なかなか危険です。
一人ぼっちの施工には、強い相棒を。

二台とも撤去完了。

室内機を吊っている寸切ボルトを留めているナットは、すべてユルユルでした。
まぁ、落ちる事はありませんけど、ワッシャーも入ってないし、この人、20年前何を考えて施工してたんですかね?

さて、この建物、ツーバイフォー工法のため天井裏は仕切り板があり、天井裏を見渡すことができません。
既存の冷媒配管は、その隙間を通過しています。

開口されているところから覗くと、ご丁寧に配管を両サドルで留めています・・・

ここも...こういうところは丁寧なんですね...

仕切り板を所々開口させていただいて、腕とペンドラを必死で突っ込んでサドルを外して、なんとか既存配管を全撤去完了。
合計で20mほどあります...

そして、既存配管を抜いた同じルートで、新しい配管を通して行きます。

一人ぼっちでやる作業じゃありませんね...
なんとか2系統、通りました。
なぜ今回、既存配管を流用しないかと言うと、まずは配管サイズが違います。
配管サイズが違っても運転は可能ですが、100%の能力が発揮できません。
あと、片方の既存機は、コンプレッサー焼損の疑いが高いため、新しい配管に替えておく方が機器の寿命にもいいのです。

配管が通ったら、新しい室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。
ホント持ってて良かった、電動アッパーくん。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
2台目の真空引きを開始したところで、雨がポツポツ...
いやぁ、配管接続まで持ってくれたのはありがたいです。
神様の御加護があったんだろうと。

室外機の足元にはプラロックとブロックで、泥ハネ軽減対策をしました。

はぃ。ここで夕方6時を回ってしまいました。
もうちょっとで終わりそうですけど、無理はしません。
経験上、焦るとろくな事はありませんから、初日は撤退。

そして本日、仕上げにお伺いです。
電源周りの接続と、室内機のレベル調整、グリルを取付けて完了です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「いやぁ、お一人で大変でしたね。外周りも拝見させていただきましたが、丁寧に取付けていただいてありがとうございました。これで今年の夏は快適になります。本当にありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。