2020年7月6日月曜日

効きの悪くなったダイキンエアコンを三菱電機天カセパッケージエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているマンションオーナー様のご依頼で、天カセパッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

エアコン機器はオーナー様支給品です。


マンション1階のテナント部分に設置されているエアコンの取替えです。
既存機はダイキン製。


1998年製で、22年目です。
まだ動いていますが、効きが悪いのと、電気代が気になるとの事で取替えです。
インバーター機でなく一定速タイプなので、取替えるメリットは大きいですね。

では撤去に掛かります。
動くので、ポンプダウンして、フロンガスを一旦室外機内へ回収して取外します。


本日の予報は雨。
朝イチは結構どしゃ降りでしたが、作業を始めると小雨に。
今のうちにシートを張って、雨に掛からないようにしておきます。


室内機側も外していきます。


天井ボードが湿っていたので覗いて見ると...
経年で断熱材が縮んで、冷媒配管が裸に。
結露して露たれを起こしていました。

室内機は28kgあるので、電動リフトで降ろします。


天井裏を見ると、周辺に残材がいっぱい・・・
反対側にも断熱材の切れ端などが散乱していました。
このエアコンを取付けた業者さんは、かなり残念な人だった様ですねぇ...
阿部が触りましたから、阿部のせいにされるのは嫌なので、手の届く範囲の残材は撤去させていただきました。

配管類は流用します。
ダイキンと三菱では、配管接続口が逆なので、この周辺は配管整理を行います。

既存配管は3分6分。

新しいエアコンの配管サイズは3分5分なので、延長するついでに溶接でサイズダウンします。


こんな感じで、ドレンと冷媒配管の位置を入れ替えました。


27kgある新しい室内機を、また電動リフトで持ち上げます。


配管類を接続して、結露しない様に隙間なくしっかりと断熱材を巻き付けます。


パネルを取付けていきます。


室外機側も配管を溶接延長。
配管接続が完了すると、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


さて、電源ケーブルも流用する訳ですが、VVF2.6mmのケーブルなのに40Aのブレーカーが付いているので、ここは見て見ぬふりはできません。


ケーブルの許容電流を考慮して、30Aの漏電遮断器へ取替えました。


真空引きが完了、パネルも取付けて。


既存リモコンを撤去して。


新しいリモコンを取付けて、試運転開始。


異常がない事を確認して、お引渡しです。


人感ムーブアイ搭載スリムZR4馬力タイプに取替え完了です。
「わぁ、よく冷えますね!これで今年の夏は安心して営業できます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

持ち帰った室外機は、フロンガスを回収しておきます。


業務用は家庭用と違い、「フロン排出抑制法」に則ってフロンガスの回収・破壊処理を行わなければなりません。
第一種フロン類回収業者登録店ですので、この辺もお任せください(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年7月4日土曜日

広いリビングの6畳用エアコンを移設して中古の18畳用エアコンに取替工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコンの同一屋内移設と中古エアコンの取付工事にお伺いしてきました。


松山屈指の高級マンション。
広いリビングに設置されている、6畳用の三菱霧ヶ峰。
どんなに霧ヶ峰が優秀でも、能力不足は否めません。
フル運転の時間が長くなるので、寿命も短くなってしまいますね。

このリビングに設置されているエアコンを適正な6畳のお部屋に移設をして、こちらにあるパナソニック製の18畳用エアコンを取付けてほしいとのご依頼です。


しかしこのエアコン、プロの業者さんが外したとは思えない様な乱雑な扱い...


室外機周りはこんな感じでした。
既存のダクトがアイボリー色でもの凄く気になりますが、これは流用です。

まずは既存機を撤去。


位置決めをして、背面板を取付けます。

マンションにしては珍しく、壁内に下地がしっかりと入っています。
さすが高級マンション!

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
この室内機15.5kgあります。
我ながら、この下に入って作業するのは、少々恐ろしいです(^_^;)

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転開始。


気になるのでガス圧を測定。
ん~、この時期の気温にしては少し低い様な感じですが、なんとか許容範囲です。
この夏使われてみて、冷えが悪い様ならご連絡いただく様にしました。
まぁしっかりと冷風が出ていたので、大丈夫だとは思いますが。

移設の方の取付けに掛かります。


ちょっと時間が押していたので、写真撮る暇もなく一気に試運転(^_^;)


化粧カバーはブラウン色をチョイスさせていただきました。
「キレイにしていただいて、ありがとうございました。また何かあったらお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年7月3日金曜日

今までエアコンがなかった増築された和室へエアコン新設工事

今年の2月に、CATVのネットサービスにご加入いただいたお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2219-W 霧ヶ峰標準タイプをお買い上げいただきました。


今回設置をご希望のお部屋は、かなり前に増築された昔ながらの和室です。
左側は床の間、右側は駐車場なので、この位置しか取付けができません。

では工事に掛かります。
梅雨時期ですから雨が普通なんですけど、やっぱり憂鬱なものです。
配管作業時に水分が配管内に入らない様、シートをしっかりと張ります。
ホント、雨の日はこの作業が余計に時間が掛かりますね。

カッパを脱いで、室内作業に掛かります。
位置決めをして、背面板を取付けます。
壁はモルタル壁なので、スライド金具で補強。

配管穴を慎重に開けていきます。


配管穴には貫通スリーブを挿入。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。
配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


あれ?エアコンの電源はどうするの?って思いますよね。
こちらのお宅、増築とリフォームを繰り返されていて、内玄関にある分電盤から建物反対側の和室までの配線経路がまったく取れません...
まったく取れないと書きましたけど、リフォームでキレイにクロス貼りされたリビングを露出配線するか、キレイに外壁リフォームされた玄関に穴を開けて、外壁を露出配線すれば専用回路でいけます。
誰でもそんなこと嫌に決まってますよね(^_^;)

この分電盤、お家の規模の割に回路数が異様に多いのは、リフォームをされる都度、回路数が増えていったためです。

という事は、この和室も専用になっている可能性が。
和室にはコンセントが一箇所しかありません。

このコンセント回路を調べてみるために、ひとつづつブレーカーを切って、どの回路が切れるか確認していきます。

ありました。
和室のコンセントと照明が一つのブレーカーに繋がっています。
他の部屋のコンセントを調べてみましたが、和室と繋がっているコンセントはありません。

という事は、和室コンセントと照明の専用回路となります。
分岐ブレーカーの容量は20Aです。
今回設置したエアコンの最大運転電流は15A。
標準的な運転であれば5A~8Aしか流れないので、この部屋のコンセントから分岐しても支障はありません。
(注:既存のコンセントで大きな容量の電気製品を使用しないことが大前提です)

という事で、エアコンの設置場所と反対側にあるコンセントまで、ケーブルを延長していきます。


長押の中を通して、こんな感じで立ち下げて。


少し見た目が悪いですが、ボックスを付けて内部でジョイント。
コンセントは新しいものに取替えました。
延長コードのプラグが転がっていますが、横に小さな液晶テレビが置いてあります。
畳の下に延長コードを敷くのは危険ですので止めてください(^_^;)

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「あらぁ、キレイにできましたね。他の部屋のエアコンも阿部さんにお願いしたら良かった。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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2020年7月2日木曜日

3階寝室に念願のエアコン取付工事

8年近く前に、太陽光発電システムの電力量計の取替工事をご依頼いただいたお客様から、エアコンの取付けをご依頼いただき、午後からお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2219-W 霧ヶ峰標準タイプをお買い上げいただきました。


建物は、鉄骨造3階建て。
写真右上窓のお部屋に取付け希望です。


お部屋はこんな感じで、エアコン専用コンセントはこんなところにあります。


天井面からコンセント上部まで350mm。


室内機を取付ける幅は十分にありますが、阿部が考えている工法では、ここに入るかどうか微妙な寸法です。


室外機は2階にあるベランダへ設置。
2階のベランダへハシゴを持って上がっての施工も考えましたが、上げるのはもちろん大変な作業ですけど、後々のメンテナンス(洗浄や修理)を考慮すると、その度にハシゴを持ち上げる様な工法は適切でないと考えて、お客様にご提案。
「誰かに見せる訳じゃないし、見た目は気にしません。阿部さんのやりやすい方法でいいですよ。」と快諾いただきました。

まぁどちらの工法も「やりやすくはない」んですけどね(^_^;)
阿部が選んだ工法はこちら。

まず位置決めをして、配管穴を開けていきます。
え?足元に?って思いますよね。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入します。


背面板と屋内用化粧カバーのMDダクトを取付けていきます。
もう解りましたよね?

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
コンセントの位置と引き戸の位置がビチビチで、配管接続にかなり苦労しています...

外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
高さ的にハシゴは必要なく、脚立で作業が可能です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


2階ベランダ周りはこんな感じで完成。


室内機周りはかなりタイトな感じですが、何事もなかったかの様に設置できました。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


「わぁ、もっと凄い事になるんかと思ってたのに、全然違和感ないじゃないですか。やっと念願のエアコンが付きました。他の部屋のエアコンも古くなってきたんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。