2020年5月9日土曜日

数年保管していたエアコンを分解洗浄して新しい住まいに取付工事

いつもお世話になっているお客様からのご紹介で、エアコン分解洗浄とお引越し先への取付工事をご依頼いただきました。

日立アプライアンス RAS-AJ40D2(W)(2014年製)
日立ジョンソンコントロールズ空調 RAS-AJ25F(W)(2016年製)

どちらもフィルター自動掃除機能なしの標準タイプです。

こちらの2台。親戚の方が以前使われていたそうで、取外して数年間倉庫に保管されていたものを、お客様が譲ってもらったそうです。

まぁこれ凄い取外し方ですね...(^_^;)

とてもプロの方が外したとは思えない様な状態で...


バルブのところには少しオイルが付着しているし、配管をペンチで切断しているところを見ると、あまりエアコンに詳しい人が外したものではなさそうです。

もしかするとガスが不足している可能性もあるので、取付けの際にフロンガスの充填が必要になるかも知れないことをお伝えしてお預かりしました。

お預かりしたのは2台。
4.0kw 14畳用と、2.5kw 8畳用のエアコンです。

お引越し先へ取付けるので、室外機もセットでお預かりしたのですが、後ほど失敗があります...(^_^;)

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


2台洗いましたが、2.5kwの方はそんなに汚れてなかったので、4.0kwのビフォーアフターのみ。

熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、お引越し先へ取付けにお伺いします。
比較的新しい戸建ての賃貸住宅で、配管穴は開いています。


まずは2階の8畳用から。
位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機はベランダ置き。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


冷房運転で試運転開始。


ガス不足はないか、ガス圧測定を行います。

ガス圧、吹出温度ともに異常無いので、2階が完了。

さて、1階の14畳用4.0kwを取付けようと、室外機の品番に目をやると・・・えっ?

2.8kwじゃないですか...(´・ω・`)
お客様にお伝えすると、違う室外機を外してきたんじゃないかと一瞬パニックです(^_^;)

どちらにしろ、今日の事にはならないので、一旦引き上げました。
ここまでが一昨日の流れです。

申し訳ないことをしてしまいました。
お引取りにお伺いした際に、2台セットしかなかったので、品番を確認しなかったのは阿部のミスです。
2セットしかなかった...と言うのは言い訳ですね。

その日の夕方ご連絡いただきまして、別の倉庫でもう1セットを保管されていた様で、その室外機と入れ替わっていたそうです。

という訳で、本日の午後から再度取付けにお伺いしてきました。

こちらは1階リビングです。

午後から雨の予報なので、急ぎます。
位置決めをして、背面板を取付け。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


玄関脇の駐車場の室外機を置く様になっていますが、以前お住まいだった方は、ドレン排水をコンクリートの上に垂れ流し状態にされていた様で、黒い跡が付いていました。

今回は塩ビ管を使って、コンクリート上に流れない様に導きました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

既に小雨がパラパラと...

冷房運転で試運転開始。

附属していたリモコンの冷房ボタンだけが反応しないので、一昨日取付けた2階のリモコンを使って試運転。

ガス圧を測定します。


う~ん,,,少し少なめですけど、冷房運転ギリギリくらいですね。

吹出温度は十分なのと、配管距離も短いので、今回は追加充填なしでお引渡しです。

「将来、他の部屋にも取付けないといけないので、またお願いしますね。仕事面でもお願いすることがあると思うんで、その時はよろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2020年5月8日金曜日

新築なのに室内を延々横引き配管でエアコン取付工事

以前、借家でエアコン工事をご依頼いただいたお客様が新築されたそうで、エアコンの新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機ムーブアイ搭載霧ヶ峰6.3kw お客様支給品です。

室内機の取付け位置と、室外機の据付け位置はこんな感じです...

え?なんですか?これどうやって室外機まで配管持っていくの?って感じです(^_^;)

エアコン専用コンセントがあるので、室内機の位置はここで間違いありません。

え?どうしたらいいんですか?とお聞きすると、「パイプはここを通してください」??

え?本気ですか?( ゚д゚)
まぁ仕方ありません。
もうお家は出来上がっていますから、いろいろ言ってもどうにもなりませんね。
やれる様にやります(^_^;)

では作業に掛かります。
外壁面には配管穴が開けてあるので、室内3箇所を開けていきます。

化粧ボックス内は高さが限られているので、微妙な勾配しか取れません。
片方はできるだけ上の方に、もう片方はできるだけ下の方に、勾配が付く様に配管穴を開けます。

慎重に穴開けを行わないと、こんなものが壁の中から出てきます...
このルートにしか穴を開けれないんですから、ここにケーブルを通すのはいかがなものかと...(´・ω・`)
経験浅い人なら切断してしまう可能性がありますね。

配管穴には貫通スリーブを挿入。

室内機側にも配管穴を。

こちらもしっかりと貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機裏はこんな感じです。
もうギリギリの勾配しか取れていません...

位置決めをして、背面板を取付けます。

ここから配管を通していきます。

障害物があるので、配管を曲げながらじわじわと通していきます。

キッチン奥の収納を通って、、、

立ち下げてベランダへ。

配管が通ったら、室内機を掛けて、、、

配管類を接続していきます。

化粧ボックスで見えないところも、きちんと化粧テープを巻きます。
もの凄い巻きにくいですが、ドレン排水をスムーズに行うため、ソフトドレンホースがたるまない様にするためです。

こんな感じで。
ホント、微妙な勾配しか取れてないので、長年するとドレンが詰まる可能性はあります。
ダクトに収めたり、ドレンをVP管にするとかの選択肢もありますが、予算の都合で...

収納部は勾配が取れるので、、、

スムーズに。
室内の配管化粧カバーもお奨めさせていただいたんですけど、「見えないところなので大丈夫です」との事です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
朝9時にお伺いさせていただいて、完工したのは午後3時半でした...

「ここ最近気温が上がってきたんで、今日やっていただけて良かったです。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

また後日、他のお部屋のエアコン工事にお伺いさせていただきます<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年5月4日月曜日

スマホでYouTubeを見るとあっという間に通信制限が掛かるのでCATVネット新設工事

GW中ですが、日曜日も休まずみっちりと仕事をしている阿部です。
なにかこの前からCATVの記事ばっかりですけど、他にもエアコン洗浄や電気工事、その他諸々一日で完工できない様な現場を日々こなしております。
おかげさまで、新型コロナの影響は微塵も感じることなく、忙しく走り回らせていただいております<(_ _)>

本日は初めてのお客様のご依頼で、愛媛CATVのインターネット回線新設工事にお伺いしてきました。

ご相談のメールをいただいたのは、先月始めでした。

工事の合間を見て、ご説明と現地調査にお伺いしていました。
引込点を見てみると、あれ?CATVが入ってますよ???

お聞きすると中古住宅を購入されたそうで、以前住まわれていた方がCATVを利用されていた様です。
現在お住まいのお客様は、ネットも電話も契約されていないそうです。

宅内を探していくと、2階の収納に残置ケーブルを発見。

パナソニック製の「まとめてねット」がありますね。

各お部屋すべてに電話とLAN端子があります。

今回のご要望は、

・使い放題でYouTubeが見たい
・高速でなくていいので月々安価で快適に使いたい
・Wi-Fiで家中どこでも接続したい

はぃ!全部叶えられます!(*´艸`*)

最初、安すぎるのと、低速なのが引っ掛かっていたお客様でしたが、今までにアベ冷熱技研が施工させていただいてきたお客様にも、とても満足にお使いいただいている事をご説明させていただき、今回お申込みいただきました。

現在、新型コロナの影響と、CATV光化のお申し込みが多くて、お申込みいただいてから1ヶ月程度お待ちいただいている状況です。
先週、引込み側の作業が完了したとの報告がありましたので、本日宅内工事にお伺いしました。
ちなみに愛媛CATVは光化が進んでいますが、まだこの辺りのエリアは光ケーブルが通っていません...

元々の引込みと保安器が残っているので、引込み側はタップのところで接続するだけでした。
宅内側も青い残置ケーブルが残っていますが、接続はされていません。

この様に、保安器のところでダミーを付けてあって、勝手に接続できない仕組みになっています。
この部分の接続や取外しは、認定者しか持っていない特殊工具が必要です。

残置ケーブルが残っていますが、新しいものと入れ替えます。

末端加工を行って、保安器へ接続。

宅内側へ移ります。

末端にコネクタを加工。

受信レベルを確認して、異常がないことを確認します。

モデムに接続して電源投入。
持参したパソコンで速度測定を行います。

同軸エリアの安価コースは最大15Mbps。
測定結果は14.40Mbps。いつもながら、正直なスピードで気持ちがいいですね(^^)

ここで「まとめてねット」へ接続。
これで各部屋の有線LAN端子でネット通信が利用可能になりました。

通常なら、2階収納に設置したモデム脇にWi-Fiルーターを置きますが、今回は1階リビングへ設置しました。
メインで使うのがやはりリビングなので、しっかりと繋がる1階に置く方がメリットがありますね。
これは既存のLAN設備があるからできるのです。

スマホを繋いで速度測定。
おかしいな...15Mbpsオーバーで、もの凄いいい値が出ました(^_^;)

あとは、お客様のパソコンの接続設定と、メール設定を行って完了です。
これでスマホの小さな画面で容量を気にしながら見ていたYouTubeも、快適に見放題になりましたね(*´艸`*)

「うちのテレビでもYouTubeは映りますか?」との事でしたが、ちょっと古いタイプのテレビでしたのでテレビ自体では見れませんが、他の方法をご提案させていただきました。

今日からはステイホームが楽しくなりそうですね(*^^*)

アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。