2020年4月11日土曜日

日立の凍結洗浄が意外といいけど内部が残念だったエアコン分解洗浄

いつもお世話になっているお客様から、「阿部さんが本格的に忙しくなる前にエアコン洗浄をお願いしたい」とご依頼いただき、本日洗浄が完了したので再取付けにお伺いしてきました。


今回ご依頼いただいたのは2台。
1台目は、リビングに設置されたエアコン。

日立 RAS-X28H(W)(2018年製) フィルター自動掃除機能付きです。

日立独自の、熱交換器の「凍結洗浄」機能が搭載されているモデルです。

2年目ですよ?もう洗うんですか?とお聞きして内部を覗くと...(;・∀・)え?

これって8年くらい使ってません?(^_^;)

確かに熱交換器は凍結洗浄の恩恵か、ホコリも一切付いていませんでしたが、吹出口から覗く内部はまぁまぁな状況でした。
「ね。凄いでしょ?なんでこんなに汚れるんですかね?カビが生えにくいって奨められて、いいもの買ったつもりだったんですけどねぇ...」と、お客様。
阿部はお気の毒で何も言えません...(^_^;)

取外しに掛かります。
配管カバーを外すと、テキトーに巻かれた断熱材が...

量販店の下請けさんに多い施工方法ですが、断熱材に隙間があると、そこから湿気が入って結露しますね。
結露水が断熱材の内部に溜まると、断熱効果も薄れてしまいます。
せっかく高いお金を出して購入したのに、見えないところでこんな事になってるのは辛いですね。

1台目、取外し完了。


2台目は、2階寝室。

ダイキン ATE25PSE1-W(2013年製) 自動掃除機能なし標準タイプです。


これくらいの汚れが7年くらいの使用状況です。


取外しに掛かります。
配管は、一度収納の中を通って外部へ出ていますが、これまた化粧カバー付けてるわりには雑な...

配管を急激に曲げているので、銅管が半分くらいに潰れていました。

取外しました。
なんか穴が大きくありません???


うわぁ、85φのコアドリル持ってる方がレアですけど...(^_^;)


アース線もこんな事になってました。
もしかしてこれは、新しい工法なんですかね?(^_^;)

いやぁホント、2台外しただけで、いろいろと勉強になります(^_^;)

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


日立 熱交換器


日立 ボディ内部


日立 ドレンパン


日立 ファン


ダイキン 熱交換器


ダイキン ボディ内部


ダイキン ドレンパン


ダイキン ファン


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
まずは2階のダイキンから。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管がかなり硬化しているため、もう一度曲げると完全に潰れてしまうので、お客様に状況をご説明して、ダクトを撤去して緩やかに接続。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、2階が完了。

あ。アース線はきちんとメーカー指定のところから取っていますよ(^^)

1階リビングの取付けに掛かります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管穴にはしっかりとパテ埋めをし、断熱材は隙間なく巻き付けます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「わぁ、中身がキレイになってる!ありがとうございます!次買い換える時は、阿部さんのお奨めのエアコンにしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2020年4月10日金曜日

10年目ですが洗浄するより取替えを選択されたエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、ご実家のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2219-W 霧ヶ峰汎用タイプをお買い上げいただきました。


既存機はシャープ製。


2010年モデルなので、10年目です。


まだ動いているんですけど、シャープ特有の「プラズマクラスター搭載なのに、内部がカビだらけ」という状態なのと、吹出口のフラップの根元が折れてしまっていて、指で上げ下げしないといけない状態でした。

洗浄して部品を取り替えれば気持ちよく使えそうですが、シャープですから...
この先の耐久性に対して、費用を掛けてメンテナンスするメリットがないという事で、取替えのご依頼をいただきました。

お部屋は2階。
室外機はベランダ置きです。


まずは既存機を撤去しました。


スリーブは入っていましたが、この際に新しいものに取替えます。


気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を取付けます。

内壁は土壁なので、スライド金具を使って保持します。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管は今まで通り、テープ巻き仕上げ。


すみません。一人作業でバタバタしていて、真空引き作業の写真を取り忘れです...(´;ω;`)
作業中に電話が掛かってくると、作業の流れが変わるのでプチパニックになりますね。
はぃ、言い訳です(u_u*)


お客様のご希望で、プラロックとブロックの下に防振ゴムを敷いて、振動対策を行っています。

既存機は、1階の方に振動音が伝わっていたそうです。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「おぉ、キレイにできましたなぁ。羽根もちゃんと動くし、カビもないし、この夏は気持ちよく使えますわ。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年4月8日水曜日

23年お使いの室外機屋根置きエアコンを三菱霧ヶ峰へ取替工事

以前、ボイラーの取替工事をご依頼いただいたお客様宅へ、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2219-W 霧ヶ峰汎用タイプをお買い上げいただきました。

昨年年末にカレンダーをお届けさせていただいた際に、「来年、阿部さんの空いている頃にエアコン取替えてくださいや」とご依頼いただいていました。

既存機はパナ...いや、松下電器産業製。


1997年製。23年目になりますね...(ㆁωㆁ*)


室外機は屋根置きです。


北側なので、そんなに傷んでいないスリムダクトも、この際に取替えをご希望です。


では作業に掛かります。
室外機を撤去して、配管とスリムダクトを外していきます。


危険ですから良い子はマネしないでください(^_^;)


ウォールカバーを外すと...

パテ埋めしていないので、23年間この穴が通気口の役割をしていた様です...
カバーの内側が真っ黒になっていますね。

室内機を撤去しました。


配管穴には貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部の配管穴にはしっかりとパテ埋めを行い、気密性確保と小動物侵入防止を行います。


スリムダクトも新しいものに取替えました。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。
屋根置台も新しいものに取替えています。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「ありがとうございました。いつもBlogを見てるんですよ。腰は大丈夫ですか?よかったら湿布ありますよ。また何かあったらお願いしますね。」と、阿部の腰の具合までお気遣いいただき、大変お喜びいただきました(^_^;)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

44年目のトイレ換気扇がもの凄い音を立てるので新しく取替工事(難工事)

いつもお世話になっているマンションのオーナー様からのご依頼で、賃貸マンションのトイレ換気扇の取替工事にお伺いしてきました。

パナソニック FY-17S7 天井埋込形換気扇です。


既存機もパナ...いや、松下電機産業製です(^_^;)

運転すると、、、「このトイレにはトラックのエンジンが付いてるんですか?」って言うくらいの騒音です...゚(´;ω;`)

スイッチが一つしかなく、照明と換気扇が同時に付く様になっているため、スイッチをONにできません。
手元の懐中電灯を使って用を足しているそうです...

さすがに古いので取替えです。
が... この工法、撤去するのが大変なんです。

天井ボードを貼る前に換気扇を取付けてあるので、このままでは外す事はできません。

ボードを開口するために、線を引きます。


カッターでボードをじわじわと切っていきます。


本体のツバの部分が現れました。


銘板が無いなぁと思ってたら、ツバのところに貼ってあるので、開口するまで品番が不明でした。
松下電器産業製 FV-14BZ

調べて見ると、昭和51年製。
え?1976年???
44年目ですか...(ㆁωㆁ*)スゴ

で、外れません...


旧タイプはダクト接続部分が取外せないので、一旦天井裏へ押し込み、ダクトを外してから取出します。

とまぁ淡々とここまで書いてきましたが、外すのに1時間程度、大汗かきながら、足元は石膏ボードの粉で真っ白になりながらの作業です。

新旧交代。


新しい換気扇は、ダクトの部分が取外せて、先にセットして置けるので施工性がいいです。


新しい換気扇本体を取付けます。


本当は石膏ボードの表側に取付けるのですが、既存機を外すために開口したので、下地へ直接取付けます。

そのため、ツバの周りに隙間ができるので、天井裏の空気を吸い込まない様にコーキングをしておきます。

換気扇が完成。
音が静かで快適になりました(*^^*)


で、オーナー様が「ついでに照明器具も取替えておいてください」との事で、オーナー様支給品のLED照明器具へ取替えさせていただきました。


入居者様「わぁー!明るい!照明器具も取替えてもらったんですね!ありがとうございます!」と大変お喜びいただきました(^^)


この様な換気扇取替えも、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>