電気温水器をお使いのお客様からのご依頼で、エコキュートへの取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機製 SRT-N37 エコキュート370L 給湯専用タイプです。

なぜ給湯専用かと言うと、実は浴室の給湯・追い焚きはガスの給湯器を使用されているためです。
「熱源ライフラインは二重化を維持したい」とのお客様の強いご希望ですので、無理にオール電化をお奨めいたしません。
既存の電気温水器です。

まだ使えていますが、やはり省エネ性に勝るエコキュートへの取替えをご希望です。
エコキュートは電気温水器に比べて、同じ量のお湯を沸かすのに3分の1の電気代で済みます。
この電気温水器、よく倒れなかったなと感心します。。。

すばらしく頑丈そうな基礎にも関わらず、アンカー打ってません。
まぁ、この年式の頃はこんな感じでもOKでしたが、今考えると恐ろしいですね(^_^;)
既存機を撤去します。

エコキュートのタンクユニットの位置決めをして、アンカーを打ち込みます。

今まで垂れ流しだった排水も、きちんと雨水桝まで導きます。

この雨水桝。
水が溜まっていないのでオカシイな?と思ったら、底が抜けてました。。。

見て見ぬ振りはできませんから、モルタルで塞いでおきます。

ヒートポンプユニットを設置。

足元に通気口があるのと、泥ハネ防止のため架台を使用。
タンクユニットを設置して、配管類を接続していきます。

電力契約も変わります。
電灯契約+深夜電力契約から、電灯契約1本へ。

タイムスイッチと深夜電力量計を撤去して、温水器用ブレーカーを電灯側へ接続。

工事完了後に、四国電力へ報告して電気工事は完了です。
エコキュートの配管工事が完了すると、通水試験を行って漏れがないかテスト。
異常がなければ、古いリモコンも・・・

新しいものに取替えて、初期設定。

洗面所などの給湯栓を開いて、配管内のエアー抜きを行います。

最後に取扱説明を行って、お引き渡しです。

「電気料金シミュレーションをした結果、ランニングコスト的には少しの節約にしかならないというのも承知の上で、投資回収の計算よりも、消費電力削減と古くなった機器の更新による安心感を求めることにしました。」というお客様のお話の通り、今回の取替えは電気代の面でメリットがでるのかどうか、シュミレーションしようがありません。
しかし、機器的に寿命が近い事と、アンカー留めしていない不安感を払拭することはできました。
あとはご使用いただいてどの程度のメリットがでるのか、自分も楽しみでもあります。
施工の面では、「これで安心して使えます。」とお喜びいただきました。
アベ冷熱技研は、四電エナジーサービス認定「でんのすけショップ」です。
第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事~点検・整備を行います。
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