9月から取り掛かっていました、賃貸マンションの一室をリフォームするための電気工事が本日完了し、お引渡しさせていただきました。

いつものマンションですが、今回は間取り変更も伴う大掛かりなリフォームになります。
築30年以上ですから、古いイメージの和室が二部屋ある作りです。


キッチン周りもタイル貼りで冷たい印象でした。


スイッチやコンセントは懐かしいフルカラーシリーズ。


建設当時はなかったネット回線などは露出配線されているので、この辺りもきれいに納めます。


解体が始まったのは9月でした。


9月もバタバタしていましたが、2日ほど日程を空けて現場へ。
古いエアコンは撤去処分します。


分電盤付近の天井が外されている間に、専用コンセント用のケーブルを配線しておきます。


10月になると床が嵩上げされて、間仕切りのためのスタッドが立ち上がっていきます。


この辺りは大工さんと一緒に、細かい打ち合わせをしながら作業を進めていきます。
コンセントやスイッチは、ボックスを仕込んでケーブルを通しておきます。


配線作業が終わると、大工さんが石膏ボードを貼っていきます。
ボードが貼られると、ダウンライトの開口や、、、


スイッチ、コンセントの場所を開口しておきます。


開口までやっておけば、クロス屋さんがクロスを貼り終えるまで現場へ入る必要がなくなります。
11月にクロスが終わったと連絡いただきましたが、まぁ予定がパンパンで12月入ってから現場へ。

オーナー様も建築屋さんも、ほぼ阿部の予定に合わせていただけるので、ホントありがたいです。
まずはエアコン取付けから。

配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


試運転を行って1台目完了。


はい、今回2台取付けです。
賃貸で2台エアコンが付いてるとか、なかなか見ませんね。


ベランダを少しでも有効に使える様に、横向きに収めています。


試運転を行い、異常がない事を確認して完了。


配線器具は、すべてコスモシリーズに取替えていきます。


マンションですが、小さな一軒家ほどの配線器具の量があります。


コスモシリーズに変わるだけで、部屋の雰囲気も変わりますね。
リモコン類はあまり壁面に付けたくないんですけど、これはマンションの備品になるので、退去時に持ち出されない様にという配慮です。

トイレの換気扇は、洗面所と一緒の二室用換気扇です。
これ、毎回取付けが大変なんです...


当初予定になかったレンジフード取付けは、大工さんが現場へ来れないとのことで、「阿部さん、ついでに取付けて。」という事で...
お金はいただきますから。キッパリ


最後に分電盤の取替えを。


1989年製。34年。マンション建築時から、よく持ちましたね。


新しい分電盤を取付けていきます。


一次側は活線状態での作業になります。


感電しない様に低圧ゴム手袋をはめて、安全に作業を行います。


ケーブルの先端にR形端子を圧着します。
この間、圧着ペンチには電気が流れています。


一次側ブレーカーの端子台へしっかりと留めます。


すべてのケーブルを接続して、完成。


点灯試験を行って、すべての作業が完了です。


まだ水周りの工事が終わっていないので、新しい入居者さんを迎えるのは先の様です。
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。