2021年2月3日水曜日

中古住宅を借家へリフォームするのでエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2520-W・MSZ-GV2220-W 霧ヶ峰スタンダードタイプを各1台お買い上げいただきました。


お客様は本業とは別に賃貸経営もされていて、今回中古住宅を購入して、借家としてリフォームされるとの事で、既存のエアコン取替えと、一部屋新設工事のご依頼をいただきました。

既存機も三菱霧ヶ峰でした。


霧ヶ峰、長持ちしますねぇ...(^_^;)


室外機周りはこんな感じでした。


クロスの貼替えがあるので、取り急ぎ既存機を撤去しておきます。
あぁ...配管穴のパテ埋めがされていませんねぇ...


貫通スリーブも入っていません。


貫通スリーブが入っていないと、こういう事になります。
取付けの時に断熱材が破れた訳ではありませんよ。
ネズミがかじった跡です。
こうなると、裸になった銅管が壁の中で結露して、壁の中がいつも湿った状態になって、建物を傷めてしまいます。
お客様からは見えない貫通スリーブとパテ埋め、重要なアイテムです。

撤去完了です。
スリムダクトは既存のものを流用するので、置いておきます。


クロス屋さんの作業が終わったので、本日エアコンの取付けにお伺いしました。

まずは、今までエアコンが付いていなかったお部屋へ新設です。


位置決めをして、背面板を設置。
この壁。クロス貼っているので分からないと思いますが、元はモルタル壁です。
ビスが効かないので、スライド金具を使用して取付けています。

配管穴を開けて、貫通スリーブを挿入しておきます。
気密性確保と、小動物侵入防止のため。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


玄関脇なので、外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目完了。


さて、前に取外しておいた方ですが、変更依頼がありました。
元の位置に室外機を置かず、配管を横引きして裏の方へ置いて欲しいとのご希望です。


窓上の庇が、配管穴より0.5mmほど高いので、ドレン勾配が取れません。


仕方ないので、冷媒配管は横引きで裏へ持って行って、ドレンは立ち下げる工法で進めていきます。

既存のスリムダクトも、届くところまで使います。

では取付けに掛かります。
ネズミにかじられない様に、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を設置。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


いやぁ、この横引き、結構大変です。。。
サンルームの骨組みがあるので、脚立をアッチへやったりコッチへやったりと...

なんとか、こんな感じで。
途中からテープ巻き仕上げです。

裏の方で立ち下げていきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成です。


ドレンは塩ビ配管を使って立ち下げました。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


リフォームはもう少し続きます。
エアコンは完了しましたが、後日、ちょこっと写真に写っていた井戸ポンプの取替えと、その他諸々の工事にお伺いする予定です。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年2月2日火曜日

ラーメン店の天カセパッケージエアコンを冷房シーズン前に現地分解洗浄

いつもお世話になっているラーメン店のオーナー様のご依頼で、天カセパッケージエアコンの現地分解洗浄にお伺いしてきました。

三菱電機 PL-ERP140EA5 天井カセット形5HPパッケージエアコンです。


本日お伺いしたのは、「らーめん館 麺人 大可賀店」様。
約2年前のオープンの際に、エアコン工事をご依頼いただきました。


昨年年末に近くで工事があった際に、昼食で熊本ラーメンをいただきにお伺いしてたんですが、「阿部さん、このエアコンそろそろ洗浄した方がいいと思うんですけど、冷房使うまでに阿部さんの空いている時でいいんで、お願いできますか。」とご依頼いただきました。
「冷房シーズンって、まだまだ先じゃん」とか思うでしょうが、3月後半くらいには既に冷房運転しないと店内が暑いんだそうです(^_^;)

という訳で、本日朝から作業に掛かりました。
ボディと熱交換器だけになるまで、徹底的に分解します。


電気系統はすべて取外します。


分解した部品類を、表のシートの上へ並べます。


ひとつひとつ、丁寧に細かく洗っていきます。


天井に残っている熱交換器は、しっかりと養生をして吊ったまま洗います。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器、結構汚れていましたね。
この辺りは、分解してみないとなかなか見えないところです。
かなり時間を使って洗い落としましたから、新品の様です(*^^*)

冷房運転中は水が溜まっているドレンパンは、どうしてもヘドロ状のものが溜まりますね。
これも定期的に洗浄しないと、ドレンポンプを痛める原因にもなります。


洗浄が終わると、元通りに組み直していきます。


最後に電源を入れて試運転。

異常がない事を確認して、お引渡しです。

「パネルの色が全然違う!キレイにしてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2021年1月28日木曜日

愛媛県立吉田高等学校で2020年度体験学習出前授業を開催

今日は、愛媛県冷凍空調設備工業会の担当理事として、朝早く高速に乗って宇和島市吉田町まで体験学習出前授業に参加してきました。
あ、当然ですが、コロナ対策は万全に行っての開催ですからご安心ください。

昨年もお伺いしました、愛媛県立吉田高等学校。

吉田高校は普通科だけでなく、機械建築工学科、電気電子科などがある、技術系の学校でもあります。
愛媛県冷凍空調設備工業会では、現在の会長のご縁から、数年前から出前授業を行っていて、阿部は担当理事のため、この事業の取りまとめを任命されています。

松山工業高校の際には阿部が段取りしましたが、今回は宇和島のメンバーにお任せ状態で、松山から授業で使う工具類の運搬と、授業の補佐的役割をしました。

授業は4時限の枠をいただいて、我々の業界についての説明、どのような仕事をしているか、環境問題やフロンガスについて、エアコンの仕組みなどの座学を行ったあと、実際にエアコンを持ち込んで配管を接続、真空引きを行って試運転までの一連の作業を披露。

一通りエアコン工事に関して興味を持ってもらった後、実際に銅管の接続部分を加工する、フレア加工作業を体験してもらいます。
初めて触る工具で、初めてのフレア加工は戸惑いが多く、手を取って教えて上げると「ありがとうございました!」と元気にお礼をしてくれます(*^^*)

エアコン工事ではこのフレア加工が一番の肝です。
銅管を開いたフレア部分はパッキンの役目も行うため、キズの無いピカピカの鏡面仕上げにならないといけません。

今回は十分な時間をいただいたので、パイプベンダーも用意して、配管の曲げ加工の体験も。
4分管ではありますが、初めて体験するには少々チカラがいります。

銅管を潰さず、正確にキレイに曲げるためには、パイプベンダーは必須ですね。


最後に全員で、きちっと寸法を出して曲げ加工を行い、末端をフレア加工。


4人分を組み合わせて、こんな作品を作ってもらいました。

きちっと合わさると気持ちがいいものです(^^)
最後にワイワイと盛り上がっていました。

高校生の間に取れる資格、社会人になって経験年数を踏まないと取れない資格などさまざまあるこの業界。
日々勉強のこの業界に少しでも興味を持って、近い将来同じ世界で仕事ができたらいいですね(*^^*)
我々の業界にひとりでも多くの優秀な若い人材が加入してもらえる様、頑張って参ります<(_ _)>

2021年1月27日水曜日

グループホームの厨房のパッケージエアコン故障でルームエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているグループホーム様のご依頼で、1階厨房に設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV5620S-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。


こちらのグループホーム様、既存のエアコンはすべてダイキン製です。
既存機を設置された業者さんの対応が悪かったそうで、メンテナンスと取替えは当社へいただく様になりまして、すべて三菱霧ヶ峰へ取替えていってます。

今回は厨房のエアコンです。


5.6kwほどの能力なのに、パッケージエアコンを設置しています。

風は出るけど、暖かくならないという症状で、昨年末に点検にお伺いしていました。
室外機が動きません...

室外機の基板の不良かなと思いましたが、ガス圧を測定すると。


久々に見ました。スッカラカンです(^_^;)
まぁ、笑い事ではありません。
フロンガスが大気中に漏れてしまって、地球温暖化が進んでしまう事になります...

という訳で、15、6年使われているので、修理ではなく取替えをご希望です。
特に急いでいないという事でしたので、本日取替えにお伺いしました。

ガスがないので、一気に既存機を外していきます。
この施工をされた業者さんは、一切パテ埋めをしていません。
他の居室もすべて、配管穴は開放です。
素人ですか?

室内機の背面板も、石膏ボードの壁だろうが、アンカーなど使っていません。
引っ張ると、ズボッと抜けます。
恐ろしいですね。
素人ですか?


既存機を撤去しました。


今回、ルームエアコンに取替えるので、室内側にコンセントが必要です。


既存機は室外機電源だったので、ケーブルを延長して室内機側へ200Vコンセントを設置。


配管穴には小動物侵入防止と気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を取付けます。


配管穴の位置が高すぎて、天面がギリギリです...


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
20年モデル以降、室内機の下部カバーが取り外せる様になったので、天井面キワキワに取り付けても、配管接続が簡単に施工できる様になりました。
工事店の声を取り入れてくれる三菱ならではですね。

外部配管は既存のスリムダクトを流用します。


土間からドレン管が立ち上がっているのですが、この管詰まっていて全然流れません...


新たに塩ビ管を使って、脇の洗い場へ流す様にしました。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「いつも丁寧にしていただいてありがとうございます。うちは阿部さんを信頼してますから。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。