「引っ越しでエアコン持って来たんですけど、エアコンの穴はあるのに専用のコンセントが無いんで、それも一緒にお願いしたいんです」と、初めてのお客様のご依頼で、午後から工事にお伺いしてきました。
設置するお部屋は2階の和室。寝室として使われる様です。
確かに、穴は開いていますが、専用のコンセントはありません。
前に付けていた人は、足元のコンセントを使っていた様ですね。
しかしこの穴... 筋交い切ってしまってますね...
配管穴には、貫通スリーブを挿入しておきます。
屋根置きとお聞きしたんですけど、この屋根、寄棟(よせむね)になってるので、屋根置台は使えませんね。
ワイヤーが残っているので屋根置きにしていた感じですが、流れ方向が違うので大変危険です。
しっかりと取付けができる、壁面置きでご提案させていただきました。
壁面置きは、壁に室外機の振動が伝わるので、サイディング壁にはお奨めしていません。
今回の壁はモルタル+土壁なので振動が伝わりにくい事と、こちら側の壁は階段部分なので、ここが最適な位置になります。
室内機の取付けに掛かります。
壁が土壁なので、スライド金具を使って背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ここで、フィルターがホコリで目詰まりしていたので、軽く掃除機で吸い取っておきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
外周りはこんな感じで完成。
さて、エアコン専用コンセントを増設します。
畳を剥ぐと、前にどこかの業者さんが開口した点検口がありました。
ここを利用して、ケーブルを通していきます。
1階分電盤から、呼び線を挿入して天井裏へ。
前回増設された業者さんは、なぜ露出にしたんですかね?(^_^;)
簡単に壁内から天井裏へアクセスできるんですけど。
2階の点検口から、呼び線を引き寄せます。
呼び線を使ってケーブルを通して、壁は土壁で内部は通せないので、立ち上げは柱の脇を露出配線します。
この位置へ専用コンセントを取付けました。
分電盤で接続し、コンセントの電圧を確認して増設工事完了です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「暑くなる前に取付けしてもらってありがとうございます。来月二人目を出産なんで、ホントよかったです。」と、おめでたいご報告と共に、とても喜んでいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
2019年6月5日水曜日
2019年6月4日火曜日
エアコン取替えとエアコン専用コンセントがないので増設工事
いつもお世話になっているお客様のご依頼で、ご実家のエアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 霧ヶ峰 標準タイプ お客様支給品です。
既存機は富士通ゼネラル製。
スイッチを入れるとタイマーランプが点滅しているので、電気系統の故障の様です。
年式も古いので、取替えをご希望です。
エアコンの電源は、足元のコンセントから取っていました。
今回の取替えと一緒に、エアコン専用コンセントも増設します。
外周りはこんな感じです。
戸袋があるので、今回も配管化粧カバーを使わず、テープ巻き仕上げにします。
まずは既存機を撤去。
配管キャップは付いていますが、貫通スリーブがありませんね。
新しいキャップと、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
コンセント増設工事に掛かります。
分電盤の少し上を狙って穴を開けて、ケーブルを通します。
この壁、土壁なので、壁の中に配線することはできません。
分電盤の裏側の、長押(なげし)の内側を狙って貫通しました。
長押(なげし)の中にケーブルを通して、エアコンのある部屋まで延長していきます。
エアコン脇にコンセントを取付けて、電源工事完了。
分電盤の上のところは、こんな感じに腰高プレートで処理しました。
エアコン工事の方も完了です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「いつも丁寧にしてもらって、ありがとうございます。」と、とてもお喜びいただき、お土産までいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
三菱電機 霧ヶ峰 標準タイプ お客様支給品です。
既存機は富士通ゼネラル製。
スイッチを入れるとタイマーランプが点滅しているので、電気系統の故障の様です。
年式も古いので、取替えをご希望です。
エアコンの電源は、足元のコンセントから取っていました。
今回の取替えと一緒に、エアコン専用コンセントも増設します。
外周りはこんな感じです。
戸袋があるので、今回も配管化粧カバーを使わず、テープ巻き仕上げにします。
まずは既存機を撤去。
配管キャップは付いていますが、貫通スリーブがありませんね。
新しいキャップと、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
コンセント増設工事に掛かります。
分電盤の少し上を狙って穴を開けて、ケーブルを通します。
この壁、土壁なので、壁の中に配線することはできません。
分電盤の裏側の、長押(なげし)の内側を狙って貫通しました。
長押(なげし)の中にケーブルを通して、エアコンのある部屋まで延長していきます。
エアコン脇にコンセントを取付けて、電源工事完了。
分電盤の上のところは、こんな感じに腰高プレートで処理しました。
エアコン工事の方も完了です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「いつも丁寧にしてもらって、ありがとうございます。」と、とてもお喜びいただき、お土産までいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
2019年5月25日土曜日
事務所と会議室の照明器具をLED化して消費電力50%以上削減
阿部が以前FBに投稿していたのを見た友人が、「この前フェイスブックに書いとったLED照明って、あんなにも省エネになるんやね。うちのも取替えてや。」と、LED照明器具の取替工事を依頼してくれました。
事務所と会議室、合わせて12台の取替えです。
「いやいや、とりあえず見積もりとプラン作るけん、それ見てからにしよや。」(^_^;)と、はやる気持ちを抑えてもらって、プラン作成。
おぉ!51.5%も消費電力を削減できますよ!
LEDに換えることによって、ランプ寿命も延びますから、ランニングコストで考えても大きなメリットが出ます。
右下にコスト比較表があって、7年で元が取れるとありますが、このプランは器具の価格が定価で入っているので、実際にはもっと短い期間で元が取れてしまいます。
既存機は三菱電機製で、富士形のHf32w×2灯用でした。
新しく設置する機種は、パナソニック製の一体型LEDベースライト。
このシリーズ、幅が150mmのタイプと230mmのタイプがあります。
150mmの方がスリムでキレイなんですけど、既存機の幅が200mmなので、230mmタイプを選びました。
使用期間10年になると、どうしても発熱で天井面のクロスにボディが焼き付きます。
慎重に外すのですが、どうしてもこんな感じになります。
こんな感じに...
なので取替えの際には、既存器具の幅より大きめの機種を設置させていただきます。
消費電力の違いはこうです。
50%以上の削減です。
69w-32.5w=36.5w/1台当り
36.5w×12台=438wもの削減になりましたね(^^)
「わぁ、かなり明るくなった気がする!フラットやけん、掃除が楽そうやね。」と、とても喜んでもらえました(*^^*)
そうですね、管球タイプだとどうしてもホコリが溜まりやすくなって、照度が落ちるし、掃除も大変ですから。
このタイプだとホコリが溜まるところが無いので、ほぼメンテナンスフリーになりますね。
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やLED照明取替えもお気軽にご相談ください。
事務所と会議室、合わせて12台の取替えです。
「いやいや、とりあえず見積もりとプラン作るけん、それ見てからにしよや。」(^_^;)と、はやる気持ちを抑えてもらって、プラン作成。
おぉ!51.5%も消費電力を削減できますよ!
LEDに換えることによって、ランプ寿命も延びますから、ランニングコストで考えても大きなメリットが出ます。
右下にコスト比較表があって、7年で元が取れるとありますが、このプランは器具の価格が定価で入っているので、実際にはもっと短い期間で元が取れてしまいます。
既存機は三菱電機製で、富士形のHf32w×2灯用でした。
新しく設置する機種は、パナソニック製の一体型LEDベースライト。
このシリーズ、幅が150mmのタイプと230mmのタイプがあります。
150mmの方がスリムでキレイなんですけど、既存機の幅が200mmなので、230mmタイプを選びました。
使用期間10年になると、どうしても発熱で天井面のクロスにボディが焼き付きます。
慎重に外すのですが、どうしてもこんな感じになります。
こんな感じに...
なので取替えの際には、既存器具の幅より大きめの機種を設置させていただきます。
消費電力の違いはこうです。
50%以上の削減です。
69w-32.5w=36.5w/1台当り
36.5w×12台=438wもの削減になりましたね(^^)
「わぁ、かなり明るくなった気がする!フラットやけん、掃除が楽そうやね。」と、とても喜んでもらえました(*^^*)
そうですね、管球タイプだとどうしてもホコリが溜まりやすくなって、照度が落ちるし、掃除も大変ですから。
このタイプだとホコリが溜まるところが無いので、ほぼメンテナンスフリーになりますね。
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やLED照明取替えもお気軽にご相談ください。
2019年4月25日木曜日
地震を感知して電気を止める感震ブレーカーと分電盤取替工事
以前、エコキュートをお買い上げいただいたお客様から、「最近、南海地震とか気になるんで、前に阿部さんがチラシに書いとった感震ブレーカー言うのを付けてもらえんやろか。」とご依頼いただき、お伺いしてきました。
阪神淡路大震災の際に大きな被害をもたらしたのは、「火災」です。
ガスや灯油が原因と思われがちですが、その火災の「着火原因」の約60%が、みなさんが安全と思われていた「電気」なんです。
いわゆる「通電火災」と言われるものです。
通電火災について書き出すと長くなるので、ぜひ検索して調べてみてください。
今回ご依頼いただいた「感震ブレーカー」は、地震の際に主幹ブレーカーを強制的に遮断して、通電火災を防ぐものとなります。
ご依頼いただいた際に、現地調査にお伺いしていました。
既存の分電盤です。
感震ブレーカーには種類がありまして、分電盤内部に組み込むタイプと、分電盤の脇に専用ボックスを設けて、その中へ収めるタイプがあります。
既存の分電盤の様な場合は専用ボックスタイプを使いますが、この分電盤、1988年製で31年経過しています。
専用ボックスタイプと、分電盤丸ごと取替えと両方お見積りさせていただき、「もう古いしなぁ。30年以上経っとるけん、どうせなら全部やり換えてくださいや。」と言う事で、分電盤ごと取替える事でご依頼いただきました。
まずは既存分電盤を撤去します。
新しい分電盤を設置します。
既存のケーブル一次側は、以前記事にも書いた、ヨリ線押さえ付けタイプだったため、R型端子を圧着します。
ここで分岐回路の空きスペースへ、感震ブレーカーをセットします。
初めからセットされてる分電盤もありますが、主幹容量と分岐回路数が合うものが無いため、後付けにしました。
感震ブレーカーから出た疑似漏電出力線を、主幹ブレーカー一次側の中性線へ接続します。
電源を投入してテストを行います。
3分間、点滅とブザーが鳴って、主幹ブレーカーを遮断しました。
いわゆる「漏電」での遮断です。
擬似的に漏電を起こして、ブレーカーを遮断する仕組みです。
3分間は、深夜でも安全に避難できるために設けられています。
地震後停電になって、この機能が働かなくなった場合でも、復電後3分間経過して強制的に遮断されるので、避難して誰も家に居なくても通電火災が起きないというスグレモノです。
作業が完了すると、カバーを取付けて完成です。
感震ブレーカー搭載分電盤のステッカーを貼って、お客様へ使い方のご説明。
扉を閉じて、お引渡しです。
「おぉ、コンパクトできれいになりましたなぁ。これで地震がきても安心ですわぃ。年寄りだけやけんなぁ、安全なんが一番よ。まぁ地震が来んのが一番やけどな。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
阪神淡路大震災の際に大きな被害をもたらしたのは、「火災」です。
ガスや灯油が原因と思われがちですが、その火災の「着火原因」の約60%が、みなさんが安全と思われていた「電気」なんです。
いわゆる「通電火災」と言われるものです。
通電火災について書き出すと長くなるので、ぜひ検索して調べてみてください。
今回ご依頼いただいた「感震ブレーカー」は、地震の際に主幹ブレーカーを強制的に遮断して、通電火災を防ぐものとなります。
ご依頼いただいた際に、現地調査にお伺いしていました。
既存の分電盤です。
感震ブレーカーには種類がありまして、分電盤内部に組み込むタイプと、分電盤の脇に専用ボックスを設けて、その中へ収めるタイプがあります。
既存の分電盤の様な場合は専用ボックスタイプを使いますが、この分電盤、1988年製で31年経過しています。
専用ボックスタイプと、分電盤丸ごと取替えと両方お見積りさせていただき、「もう古いしなぁ。30年以上経っとるけん、どうせなら全部やり換えてくださいや。」と言う事で、分電盤ごと取替える事でご依頼いただきました。
まずは既存分電盤を撤去します。
新しい分電盤を設置します。
既存のケーブル一次側は、以前記事にも書いた、ヨリ線押さえ付けタイプだったため、R型端子を圧着します。
ここで分岐回路の空きスペースへ、感震ブレーカーをセットします。
初めからセットされてる分電盤もありますが、主幹容量と分岐回路数が合うものが無いため、後付けにしました。
感震ブレーカーから出た疑似漏電出力線を、主幹ブレーカー一次側の中性線へ接続します。
電源を投入してテストを行います。
3分間、点滅とブザーが鳴って、主幹ブレーカーを遮断しました。
いわゆる「漏電」での遮断です。
擬似的に漏電を起こして、ブレーカーを遮断する仕組みです。
3分間は、深夜でも安全に避難できるために設けられています。
地震後停電になって、この機能が働かなくなった場合でも、復電後3分間経過して強制的に遮断されるので、避難して誰も家に居なくても通電火災が起きないというスグレモノです。
作業が完了すると、カバーを取付けて完成です。
感震ブレーカー搭載分電盤のステッカーを貼って、お客様へ使い方のご説明。
扉を閉じて、お引渡しです。
「おぉ、コンパクトできれいになりましたなぁ。これで地震がきても安心ですわぃ。年寄りだけやけんなぁ、安全なんが一番よ。まぁ地震が来んのが一番やけどな。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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電気工事
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