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2017年3月11日土曜日

LED照明器具に取替えようと思ったら外れないし、引掛けシーリングが...

「LED照明に替えたいんですけど、引掛けシーリングが付いてないんです。そんな工事もお願いできますか?」とご相談いただき、お伺いしてきました。

既存器具は20年ほど使われていて、最近チラツキなどの不具合が出るようになり、ご自分で取り替えようと思ったら、いろいろと問題点があってのご依頼です。


まず既存機を撤去する訳ですが、ビスを全部外しても器具がビクともしません...
永年して、熱でクロスが器具に焼き付いていました。
クロスが少し破れるのを了解いただいて、えぃ!
外れました。

中心部が丸く破れてしまいましたけど、ここは新しい器具で隠れてしまいます。

大体ですね、この金具の使用方法が間違ってるから、引掛けシーリングが留められていないんですよねぇ...


全部撤去して、下地を探します... ん?無い?


ありました。左に少し寄ったところに下地がありました。
下地の中心からケーブルを出していないのは、大工さんの責任か、電気工事士の責任か。

左に少し寄せれる様に、穴を広げます。

ちょっとズレた感じに引掛けシーリングが付きましたけど、本来の部屋の中心がここです。


あとは、お客様が用意されていたLED照明器具を取付けて作業完了です。

「わぁ、助かりました。外れなかったんで、これはマズイと思って阿部さんにお願いしたんですよ。これは自分ではできませんでしたね。ありがとうございます。」と、お喜びいただきました。

実は、下地にしっかり留まってない引掛けシーリングって、よく見掛けます。
LEDになって軽くなったとはいえ、地震が起こると頭の上に落ちてきますからね。
きちんとした業者さんに依頼して、しっかりと取付けておきましょうね。

登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。

2017年2月22日水曜日

古い分電盤を漏電遮断器付きの安全な分電盤へ取替え電気工事

今日は一日、電気設備の改修工事にお伺いしてきました。


既存の分電盤はこんな感じでした。結構な年代物ですね。


当初のご依頼は、「キッチンでレンジと魚焼き器を使ったら、ブレーカーが落ちるんよ。毎日なんで、もぅ嫌になってねぇ。」と、お客様...
いやいや、頻繁に落ちるのは危ないですから(^_^;)
建付けの食器棚に収められたレンジと炊飯器。


電源はどこから取ってるのかと思ったら...
あら?大丈夫ですか?これ。。。


このコードはどこから取ってるのかな?と確認すると... うわっ!
危ないじゃないですか!二股に分けてるし、コードを途中で繋いでますよ!

これダメ!絶対これダメです!危ない。誰がこんな事やったんですか?
「これね、建具屋さんがホントはダメなんよぉって言いながらやりよった。」と...
ブレーカー落ちる落ちん以前に、ここはダメです。
ここは撤去して、レンジ専用でコンセント増設しましょう。
...と言うことでお話したところ、、、

「阿部さん、じゃぁ阿部さんの目で見て、悪そうなところ教えて。」とご相談いただき、分電盤周りを拝見。

エアコン専用回路が2回路増設されていますね。
屋外BOX内にも、1回路増設ブレーカーがあります。
漏電遮断器は分岐回路の4個のみで、他の回路は配線遮断器のみ。
この場合、もしエアコンが漏電しても、漏電遮断器ではないので回路が遮断されず、大変危険ですね。

主幹はCKS。ヒューズ容量は60A。
電流が60A以上流れると、ヒューズが切れる仕組みです。

数十年前はこれが普通でしたが、これだとヒューズを取替えるまで停電復旧できません。。。
近年はここが漏電遮断器なので、安全に使える上、遮断されても停電復旧が容易に行なえます。

屋外の電力量計の脇にも、ブレーカーがあります。
ここは数年前にリフォームされた際に増設された様です。

主幹は100Aと、一般家庭にとってはかなりの高用量ですが、これも漏電遮断器ではなく配線遮断器です。
隣の40Aはエコキュート用(エコキュートに40A?)。その横にはキッチンへの増設回路20Aがあります。

ここから、先ほどの宅内分電盤へケーブルが繋がっている訳ですが、これも途中で繋がれています。

既存ケーブル流用して短いので繋いだのは解りますが、ついでに入れ替えれば良かったのにって感じです。

この既存ケーブルVVR14sqでした。
CKSが60Aなので、これもCV-T14sqに替えておきたいですね。

という訳で、分電盤改修をお奨めさせていただき、「阿部さんに全部お任せするわ。」と、今回ご依頼いただきました<(_ _)>


では工事に掛かります。既存分電盤の内部を撤去。
このBOX、半埋込みで撤去はできないため、このまま流用します。


VVR14sqを撤去して、CV-T14へ入替えます。


宅内側へ入線。

短い距離ですが、かなり苦労してPF管を入れました。もの凄い時間が掛かっています。

新しい分電盤を設置して、ケーブルを接続していきます。


外周りを仕上げた頃に、雨が降り出しました...


絶縁抵抗計を使って、異常がないか確認後電源投入。

この分電盤、扉付きタイプなんですが、手前の扉の枠に当たって開かなくなるので、分電盤の扉は撤去しています。
分岐回路は12回路+4スペース(予備)にしましたから、今後も増設可能です。

主幹ブレーカーは60Aの漏電遮断器(中性線欠相保護付き)ですから、安心してご使用いただける様になりました。


食器棚のレンジと炊飯器のところには、専用回路を増設しておきました。

当初のご依頼はここだけだったんですけどね(^_^;)
「これで安心して使えるわ。阿部さんにお願いして良かった。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。

2017年1月12日木曜日

賃貸ビルテナントで飲食店開設のため電気設備改修工事

昨年から取り掛かっていた、テナント店舗の電気設備改修工事が完了しました。

FB友の「ふじ屋」さんから、「阿部さんは電気工事もやるんですよね。いま知り合いの店舗改装してるんですけど、お願いできますか?」と、お問い合わせいただき、「もちろん!」と言うことで、現地拝見。

これは、なかなか面白そうな物件じゃありませんか(・∀・)

テナントに付いている分電盤。

ブレーカーは付いていますが、二次側のケーブルは全部撤去されていました。
なぜ撤去されてるのかは意味不明です(^_^;)

電灯側主幹ブレーカー。

漏電遮断器ではありますが、中性線欠相保護は付いていません。
建物と同じ年式なので、かなり古いですね。。。

動力側主幹ブレーカー。

動力契約なんか必要ないんじゃない?というくらいの部屋の広さですが、電灯回路が30Aしかないので、エアコンなどは動力回路を使うしかありませんね。

計器盤脇にある主開閉器。
ここから各部屋へ送られている訳ですが、開閉器がCKS。。。

ここは触らず、テナント盤の漏電遮断器は、安全のために取替えておいた方がいいですね。

なにせ予算が少ないと言うことと、ふじ屋さんが「なんでも自分でやってみたい人」(^_^;)なんで、ケーブルの仕込み作業はふじ屋さんが、四国電力への申請手続きや結線接続・配線器具取付けなどの電気工事士資格が必要な部分は、阿部が行うことになりました。

後日「配線終わりました」の連絡をいただいて、結線作業にお伺い。

点検口にまとめられたケーブルを、コンセント回路、スイッチ回路と結線していきます。

埋込コンセントやスイッチの取付けは、電気工事士の資格が必要です。


すべての器具類の接続が完了すると、絶縁抵抗計を使って、各回路に異常がないか確認。

異常がないことを確認後、電源投入です。

電灯側主幹ブレーカーは、中性線欠相保護付き漏電遮断器30Aです。

30A、貧弱ですけど、テナントの場合、容量を上げるには結構な投資が必要になるため、今回はこれで様子を見ます。

動力側主幹ブレーカーも、新しい漏電遮断器に取替えました。
30Aでしたが、今回エアコンしか使わないので、15Aにしました。

エアコンは別の記事で書きますね。

あとは、各コンセントの電圧測定、スイッチ回路の動作を確認してお引き渡しです。

お店は2月OPEN予定です。
内装工事がまだ続いているので、お店の写真が掲載できるのはもぅちょっと先ですね。

ふじ屋さん「ちょっと僕も電気工事士の勉強しよぉかなぁ」(・∀・)おっ、ぜひ!
なんでも興味持ってやる方、応援します(^^)v

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
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2016年11月24日木曜日

エアコン専用コンセントの無い2階の部屋へエアコン新設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取付けと専用コンセント増設、LANケーブル配線、テレビユニット増設のご依頼をいただき、お伺いしてきました。
LANケーブル配線とテレビユニット増設については、別記事で書きますね。

まずはエアコン工事の方から。
パナソニック お客様支給品です。


鉄骨造2階建て、2階のこのお部屋へエアコンを新設します。


まずは位置決めをして、穴開けを行います。


先に専用回路を増設するため、この配管穴を利用してケーブルを通していきます。


1階の天井裏の一部が広いスペースになっているので、作業性はいいです(^^)


ただし木造を構造が違うので、所々穴開け加工などが必要です。


2階から1階の分電盤まで、ケーブルが通りました。


分電盤に呼びスペースが無いので、増設ブレーカーは分電盤の脇へ設置。


エアコンのところにコンセントを取付けて、専用回路増設完了です。


配管穴には、気密性確保を小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機は屋根置きです。溶融亜鉛めっき仕上げの架台で耐久性重視。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

これでこのお部屋も快適にお過ごしいただけますね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2016年11月17日木曜日

ハイ角スイッチのビス触ったらビリビリ来て恐ろしい...

「スイッチ触ったらビリビリ来るんですけど、そんなのも治してもらえるんですか?」というお問い合わせをいただきまして、早速点検に。

うぉっ!プレートを留めているビスの所で電圧を測ると、97.3Vも流れていますよ。
危険レベルの漏電ですね...(・・;)


阿部が小学生だった頃は、このハイ角スイッチが主流だったんですよねぇ。
懐かしいスイッチですが、危ないので取替えてしまいますよ。

まぁ外すにしてもビリビリ来るんで、絶縁手袋をはめて撤去。

モダンプレートのフルカラースイッチに取替えました。

今はコスモシリーズが主流ですけど、古いお宅にはこちらの方がしっくりきますね。

さて、なぜにこのスイッチ漏電していたのか?


分解してみましたけど、端子部分が外側の鉄枠に触れている様な形跡もなく、原因は特定できませんでした。

なんだったんだろう...気になりますね。
まぁ取替えたから、お客様宅は安心なんですけどね。

こんなスイッチの取替修理も、お気軽にお声掛けください<(_ _)>