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2016年8月27日土曜日

故障したエアコンは買い替えか?修理か?

いつもお声掛けいただいている、フィットネスクラブのオーナー様から「トレーニングルームのエアコンの音が高くなったので、いつでもいいから見て欲しい」とご相談いただき、点検修理にお伺いしてきました。

ダイキン製 天井カセット形パッケージエアコンです。

「ゴーーー」って言う音が響いています。

ファンモーターのベアリングですね。
ベアリングとは、ファンモーターの中心にあって軸をスムーズに回転させる部品です。
(詳しくはググってウィキペディア等でご確認ください)

このエアコン、製造年が2000年です。
16年ですか... 家庭用ルームエアコンなら即座に引導を渡される年数ですが、業務用はそうとも限りません。
家庭用とは違い、モデルチェンジしても内部構造はそんなに変わらないので、同じ形の部品がなくても、共通部品として使える部品があったりします。
ファンモーターなどは、16年くらい経過してても全然修理可能です。

ただし、ここからが本題です。
業務用と言えど、その使用環境は様々です。
事務所で使われているものがあれば、コテコテの中華料理屋さんや焼肉屋さんで使われているものもあります。
なので、部品があって修理が可能だとしても、修理をお奨めしない場合もあります。
なぜかと言うと、ファン取替えてその時は正常に動いたとしても、すぐに他の場所の不具合で、異常が出たりすることがあるからです。
たくさんの修理を経験してきたアベ冷熱技研は、そういう案件にたくさん遭遇してきました。
お客様にとって修理の方がメリットなのか、買い替えの方がメリットなのか、まずはエアコン全体の状況と使用環境をチェックして、お客様の考えている今後の事業展開などをお聞きし、不具合の原因や両方のメリット・デメリットをご説明しながら、一緒に悩んで判断させていただいています。

今回は今後のことを考慮して、治るならもう少し使いたいとの事で、使用環境もとてもいいので、モーター交換で対応します。
ファンモーターの新旧交代です。

細かいところが変更されていますが、取付けピッチとか寸法は古い物と同じです。
こういうところは、、、こういうところは、さすがダイキンと、、、認めます(^_^;)

はい、サクッと取替え完了。

動いているのか動いてないのか判らないくらい静かになりました(^^)v
このエアコンくんには、もうちょっと頑張ってもらいましょうね。

アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。

2016年3月19日土曜日

お気に入りの和風照明器具をLEDに改造

ここ最近、LED照明への取替えのご依頼が増えています。
今回のお客様も、キッチンの照明をLEDタイプに取替えにお伺いしていたのですが、和室の方もランプが切れかかっていたので、「これもお願いしようかねぇ。」とご相談いただきました。

本格的で立派な和室にマッチした、和風ペンダント照明。
これは高そう。。。(^_^;)

FCL30Wが4本。このうち2本が切れかかっています。


結構な重量なので、チェーン吊り。


とりあえず、LEDの和風照明器具が載っているカタログをお渡しして、ご検討いただいていました。
やっぱり結構なお値段しますよぉ。。。
これなんか20万円。



少しお安いタイプでも8万円。。。



数日悩まれて、「阿部さん、値段も高いし、デザインもなんか合わんのよ。今のやつ気に入っとるし。ランプだけLEDに替えるとかはできんの?」とご相談いただきました。

「保証はできんかも知れませんけど、ちょっとやってみますか?」とご提案したのがこの方法。

器具をお預かりします。


ランプ・安定器・ソケットなどの部品を全部撤去して、ボディだけにします。


パナソニック製 LSEB1052 12畳用調光・調色タイプのシーリングライトを取り寄せ。


外した部品の重量は、3.15kg。結構重いです(^_^;)


カバーを外したLEDシーリングライトの重量は、1.925kg。軽い!


中心に引掛けシーリングを取付けます。

熱に弱いと問題になっているLEDですから、放熱対策のために4箇所穴あけしています。

LEDシーリングライトと合体!

中心部の引掛けシーリングだけでは心許ないので、4箇所ビス止めしています。

元のFCL30W×4本が消費電力136Wに対して、LEDシーリングライトの消費電力は46W!
もの凄い削減率ですね。


改造が完了すると取付けにお伺いします。

外す時に比べたら、断然軽いです。

あとはカバーを取付けて点灯確認。

「うわぁ!凄い明るくなったねぇ。いやぁ嬉しい。阿部さんにお願いして良かった。」と、かなり感激していただきました(^_^;)

今までは引きヒモ式でしたが、これからはリモコンで明るさの強弱(調光)もできるし、清々しい色味や温かみのある色味に変える(調色)こともできるので、お部屋の雰囲気もいろいろと変えることができます。
何より、お気に入りの照明器具がこれからも使えるというのが、一番のメリットですね。

ちなみに、LEDシーリングライト自体の加工は一切していないので、もしもの場合の保証も受けることができます。
重量・放熱・安全性の確保ができれば、この様な作業もお引き受け可能ですので、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2016年3月11日金曜日

ボイラー修理(接続配管腐食による水漏れ修理)

「ボイラーから水漏れしよるんですが、見てもらうことはできますか?」と、ご依頼いただき、点検・修理にお伺いしてきました。


バルブが閉められているので、水は出ていませんでしたが、漏れていた形跡が。。。


断熱材を取ってバルブを開けると、水が吹き出してきました。
接続口のところが腐食していますね。


配管を外そうとしたら、ポキっ。。。(T_T)

折れ込んだ部分は、チマチマと削りだしていかなければなりません。。。

外した配管内部には、鉄管特有のコブがいっぱい。

人間で言う動脈硬化みたいな感じです。
昔の水道管はこの鉄管が多く使用されていました。
古いお宅にお伺いすると、まだまだ鉄管を使っているところは多いですね。

今回はボイラーもそろそろ取替え時期ということで、応急処置対応。

ワンダーチューブで接続。

保温材を巻いて完了。


減圧弁のフィルターも点検しておきます。
やっぱり。。。

上水道なので水質の問題ではなくて、水道管の問題の様ですね。
ボイラー取替えの検討をされるそうなので、取替時に配管周りの大幅な更新が必要そうです。

アベ冷熱技研では、石油機器技術管理士・給水装置工事主任技術者が点検・整備・工事を行います。
お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2016年1月9日土曜日

取替えに40万円掛かると言われたエアコンのガス漏れ修理作業

「40万円で買い替え奨められたけど、阿部くんどうにかなる?」と、小学生の頃の同級生からの相談を受けて、点検修理にお伺いしてきました。

三菱電機製の天カセ2方向吹出しタイプの5.6kwのハウジングエアコンです。
調べると2003年発売、2006年製造中止。

風は出るけど暖かくも冷たくもない。。。

新築してから数年でガス漏れが起こって、ガス充填してもらったそうで、それから今日まで7年ほどは順調に動いていたそうです。
他の電器店などにも見てもらったそうで、「原因不明なんで、取替えないといけない。40万円程度掛かります。」と言われたそう。

とりあえず室外機周りを点検します。
あぁ、狭いところに室外機を壁掛け。。。(´・ω・`)


化粧カバーが異常に黒ずんでいますよ?


いや、これ絶対怪しいでしょ?


発見しました。 ガス漏れ。。。 あれ?どこかの業者さんは原因不明って言いましたよ?

ユニオン接続されているところから、かなりの量噴いたのか、オイルでベトベトです(-_-;)
ここ、断熱材剥いだ訳じゃなくて、もともと断熱材巻いてませんでした。。。

ゲージ当ててガス圧測定しようかと思いましたが、運転するまでもなくこの圧力。。。

運転してない状況にも関わらず、外気温10度前後で1.0Mpa以下は、まったくガスがないのと同じ状況です。

状況を説明し、新しいものに取り替えるか、修理にするか判断してもらって、「修理してもう少し使いたい」と言うことで、修理作業に掛かります。

接続部から室外機までの配管を撤去。

断熱材を剥ぐと、オイルでべっとり。。。
間違いなくここから漏れてたんですね。

パッキンの役目も兼ねているフレア接続部は、施工不良で内面が傷だらけ。

これだけ傷があれば、漏れて当然ですね。
そう言えば、一度ガス補充したって聞きましたけど、ここ治さずに充填したんですかね?
酷いもんです。。。

ユニオンの接続口も傷んでいるので、これも新しいものに取替えます。


配管も取り替える訳ですが、5.6kwは2分4分。
4分はベンダで曲げないと折れてしまうため、ベンダを使って曲げ曲げ。

決めた寸法通りに曲げるのは、とても楽しい作業です(*^^*)

ユニオン継手も新しくして、配管を接続していきます。


しっかりと断熱材を巻き付けて、湿気を呼ばない様にビニールテープで隙間なく。


配管の接続が終わると、いつもの様に電動真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。


真空引き作業が終わると、フロンガスを充填します。


規定量、1.5kg。 5.6kwタイプなので結構入ります。


冷房運転で試運転開始。


フロンガスR410A。 外気温10度。 冷房運転ガス圧0.7Mpa。 異常なし。


あとは、暖房運転に切り替えて、温風が出るのを確認してお引き渡しです。

あれ?エアコン取替に40万円掛かると言われたのに、2万円ほどで治りましたよ?(^_^;)
三菱電機製ですからね、まだ5年くらいは使えるハズです(^^)v

「阿部くんに頼んで良かった。母があの子は腕がええよって言よったけん。」と、とても喜んでくれました。
腕がええ? う~ん、40万円儲け損なった時点で経営手腕は無いかとf(^_^;)
まぁ、お客様に喜んでいただけるのが楽しみでやってる様なもんですからね。

アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。

2015年12月28日月曜日

ブレーカーが落ちる漏電点検作業

「漏電してブレーカーが落ちてるんです。急ぎで見てもらえませんか?」とご依頼をいただき、点検にお伺いしてきました。

和室と玄関周りのブレーカーが切られています。

お聞きすると、四国電力へお電話されて、初期対応は電力さんがされたそうです。
この分岐ブレーカーの回路が怪しい様で、0.05MΩのシールが貼ってあります。

この回路を絶縁抵抗計(メガー)で当ってみると、確かに漏れ漏れ。。。

宅内の設備を点検していくも、原因が特定できず。

玄関にあったスイッチ回路を調べると、屋外にポール灯を発見。
怪しいぞコイツ。


灯具をバラして見ると、結構腐食しています。


ケーブルを留めていた押さえ金具を外したとたん、スポッとケーブルが抜けました。。。

端子台が劣化している模様です。

絶縁抵抗計で当たってみます。

コイツですね。 間違いない。。。

とりあえず宅内の電気が使える様に、この灯具は切り離してしっかりとテープを巻いて防水処理。


分電盤のところへ戻って、再度測定。

大丈夫ですね(^_^)v

あとはブレーカーを入れて、作業終了。

漏電している灯具は、年明けにお見積りをさせていただきまして、取替えるか、そのままにされるか判断いただく予定です。

これで安心して新年をお迎えいただけますね。

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な修理・点検もお気軽にご相談ください。