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2016年6月23日木曜日

エアコンクリーニング 取外してエアコン分解洗浄するからこそできること

Facebookで阿部の投稿をご覧になっていたお客様から、「うちのエアコンも洗ってください」とご依頼いただき、お伺いしてきました。

東芝 RAS-2020D(W)(2011年製)
三菱電機 MSZ-SV28T-W(2006年製)
三菱電機 MSZ-SV28T-W(2006年製)


室内機をお預かりするため、取外しにお伺いします。

足場が悪くて、なかなかのもんです(;´∀`)

早速出ました。。。

化粧カバーを外すと、配管穴をパテ埋めしてないところは結構多いです。
いわゆる手抜き工事です。
今回の様に、室内機を取外すことがなければ見つけられることはありません。
パテ埋めしない事で、ここから湿った空気が入って壁内結露を起こしますし、小動物が出入りしてエアコンを壊してしまう事もあります。
たかがパテですが、無ければいろいろと問題が起こる訳です。

室外機は屋根置きでした。


ん? あれ?? ウソでしょ???


この室外機、今までよく落ちませんでしたね。。。(・_・;)

ボルトで留まってませんよ。。。
架台の上に置いてあるだけの状態です。
押すと、当然動きました。
施工時に忘れたのか、どちらにしろかなり危険な状態でした。
これも今回の取外し分解洗浄を行わなければ、見付けることもなかった訳です。
怖いですねぇ。。。

さて、室内機をお預かりして、完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。


配管類を接続して、配管穴にはしっかりとパテ埋め。
上からコーキングをしっかり塗っておきます。

この後、ちゃんとカバーはしてますよ(^_^;)

配管接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機の固定はボルト留めも考えましたが、受け側が錆びていたので、ステンレスワイヤーで4点をしっかりと留めさせていただきました。

これで地震でも台風でも大丈夫ですよ(^_^)v

3台取付け完了後、試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

これでこの夏は、安心で快適にお過ごしいただけますね。

はい、今回いろいろと問題が発見されましたね。
どれも室内機を付けたまま洗浄する方法では見付けることはできません。
ちなみに、これらの手直しに追加料金は発生していません。
さて、その安いエアコンクリーニング、どんなメリットがありますか?
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2016年1月9日土曜日

取替えに40万円掛かると言われたエアコンのガス漏れ修理作業

「40万円で買い替え奨められたけど、阿部くんどうにかなる?」と、小学生の頃の同級生からの相談を受けて、点検修理にお伺いしてきました。

三菱電機製の天カセ2方向吹出しタイプの5.6kwのハウジングエアコンです。
調べると2003年発売、2006年製造中止。

風は出るけど暖かくも冷たくもない。。。

新築してから数年でガス漏れが起こって、ガス充填してもらったそうで、それから今日まで7年ほどは順調に動いていたそうです。
他の電器店などにも見てもらったそうで、「原因不明なんで、取替えないといけない。40万円程度掛かります。」と言われたそう。

とりあえず室外機周りを点検します。
あぁ、狭いところに室外機を壁掛け。。。(´・ω・`)


化粧カバーが異常に黒ずんでいますよ?


いや、これ絶対怪しいでしょ?


発見しました。 ガス漏れ。。。 あれ?どこかの業者さんは原因不明って言いましたよ?

ユニオン接続されているところから、かなりの量噴いたのか、オイルでベトベトです(-_-;)
ここ、断熱材剥いだ訳じゃなくて、もともと断熱材巻いてませんでした。。。

ゲージ当ててガス圧測定しようかと思いましたが、運転するまでもなくこの圧力。。。

運転してない状況にも関わらず、外気温10度前後で1.0Mpa以下は、まったくガスがないのと同じ状況です。

状況を説明し、新しいものに取り替えるか、修理にするか判断してもらって、「修理してもう少し使いたい」と言うことで、修理作業に掛かります。

接続部から室外機までの配管を撤去。

断熱材を剥ぐと、オイルでべっとり。。。
間違いなくここから漏れてたんですね。

パッキンの役目も兼ねているフレア接続部は、施工不良で内面が傷だらけ。

これだけ傷があれば、漏れて当然ですね。
そう言えば、一度ガス補充したって聞きましたけど、ここ治さずに充填したんですかね?
酷いもんです。。。

ユニオンの接続口も傷んでいるので、これも新しいものに取替えます。


配管も取り替える訳ですが、5.6kwは2分4分。
4分はベンダで曲げないと折れてしまうため、ベンダを使って曲げ曲げ。

決めた寸法通りに曲げるのは、とても楽しい作業です(*^^*)

ユニオン継手も新しくして、配管を接続していきます。


しっかりと断熱材を巻き付けて、湿気を呼ばない様にビニールテープで隙間なく。


配管の接続が終わると、いつもの様に電動真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。


真空引き作業が終わると、フロンガスを充填します。


規定量、1.5kg。 5.6kwタイプなので結構入ります。


冷房運転で試運転開始。


フロンガスR410A。 外気温10度。 冷房運転ガス圧0.7Mpa。 異常なし。


あとは、暖房運転に切り替えて、温風が出るのを確認してお引き渡しです。

あれ?エアコン取替に40万円掛かると言われたのに、2万円ほどで治りましたよ?(^_^;)
三菱電機製ですからね、まだ5年くらいは使えるハズです(^^)v

「阿部くんに頼んで良かった。母があの子は腕がええよって言よったけん。」と、とても喜んでくれました。
腕がええ? う~ん、40万円儲け損なった時点で経営手腕は無いかとf(^_^;)
まぁ、お客様に喜んでいただけるのが楽しみでやってる様なもんですからね。

アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。

2015年11月19日木曜日

三菱電機製フィルター自掃機能付エアコン分解洗浄&不具合手直し

エアコン分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-EM28E5-W(2008年製)


施工前はこんな感じでした。

LDダクトで施工されていますが、きちんと留められてなく、グラグラの状態です。
配管穴の位置が微妙で、仕方なくといった感じですね。

お聞きすると、最初はテープ巻き仕上げだったそうで、それが結露して露たれを起こしたため、手直しをお願いしたら、ダクトも付けてくれたそうです。

カバーを外すと、配管に黒カビが付いていて、結露している形跡が残っています。

露たれの原因はここの様です。

断熱材に切り込みが入っていますが、ここをきちんと密閉処理しておかないと、冷房運転中は銅管が冷えてますから、空気中の湿気を呼び込んで露たれを起こしてしまいますね。
これ、エアコン工事の注意点の基本です。。。

室内機を外してまたびっくり。。。

背面板を4箇所しか留めてありません。
この施工者は、余程コスト重視なのか、それともズブの素人なのか。。。

荷重の掛かる3箇所を追加でビス止めさせていただきました。

こんな施工されて、「室内機が落下した。水漏れする。三菱ボロい。」とか言われたんでは、メーカーがかわいそうです。
ネットで探すと、落下するエアコンって結構見掛けますが、あれほとんどが施工不良ですからね。

では洗浄に掛かります。
室内機をお預かりして、丸洗いするため電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
既存ダクトは撤去して、MDダクトへ取替えます。


室内機を掛けて、配管類を接続します。

配管の断熱をしっかり。
ドレンホースは、断熱ソフトドレンを使います。

配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「いやぁ、丁寧にしていただいてありがとうございます。綺麗になりました。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研