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2019年11月27日水曜日

お客様支給で6畳の部屋に14畳用のエアコンを取付工事

今年の初夏に新築されたお客様のご依頼で、エアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱霧ヶ峰 Zシリーズ お客様支給品です。


はぃ。お客様支給品です。。。

ネット購入されたエアコンによくありますね。
室外機の梱包を剥いでみたら、へこんでるの...

通常はこの時点で購入先へ即電話。室外機取替えのため工事延期・・・となるのが多いですが...
「え?あぁ大丈夫ですよ。へこんでるだけですから。」
え?ホントですか...(^_^;) じゃぁ工事進めますね。

という訳で、作業を開始します。
位置決めをして、背面板を取付けます。


慎重に配管穴を開けていきます。


コンセントの上を開ける場合は、余計に慎重に。
こんな感じでケーブルが出てきます。

気の利いてる電気工事屋さんが施工したものだと、「この辺にエアコンの穴開けるんだろうな」という場所を避けてくれてたりしますが、まぁそういう現場にはほとんど出会いません(^_^;)

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管は、サッシと雨樋に合わせてホワイト色のスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。

外構工事が終わってないので、泥ハネ軽減のためにブロックを敷いています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

この記事のタイトルに書きましたが、このエアコン4.0kw 14畳用です。
取付けたお部屋は6畳。

お聞きすると、「この一台で1階全部まかないたいんです。」
うわぁ...やってしまいましたね...(^_^;)
人感ムーブアイ搭載機ですから... もったいない事しましたね。
お隣の部屋に居るとセンサーが反応しないので、せっかくの機能がまったく活かせません。
ご購入いただく前に相談していただきたかったですね。
仕方ありません...

「ダメだったら、また隣の部屋にも取付けます。その時はまたお願いしますね。」と、ご夫婦で苦笑いされていました(^_^;)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2019年11月24日日曜日

住んでいる人が我慢しないといけないお家を一級技能士の施工で快適な空間へ

このお宅、エアコンがどこにあるか見えますか?

暑いんです。全然効かないんです。
奥のキッチンなんか、ガスコンロなんで地獄ですよ。

なんで住んでる人が苦しまないといけないんですか?
そこまでしてデザイン重視ですか?

良い設計というのは、見た目ではなく「快適性」だと阿部は思いますが、間違ってるんですかね?

見つかりました?エアコン。
普通の人には思いも寄らない所にエアコンが取付けられています。

広くて天井の高いリビング・ダイニング・キッチンに、このエアコン1台。
この高さ、この位置。

当初はこの前面に、グリルまで付いたそうです。
見た目重視の思考回路が行う、住む人を無視した設計ですね。

「どうにかなりませんか?」
辛い思いを、阿部にご相談いただきました。

配管経路を見てみます。
棚の後ろ側に配管を通していますね。

棚の上段にドレン詰まりを解消する、サクションクリーナーが見えます。

どうしました?これ。
「水漏れもするんです。エアコンは効かないわ、水は漏れるわで、最悪ですよ...」

2階リビングで、室外機はベランダ置き。


ドレンは勾配があまり取れていないのと、屋外で使うドレンホースを使っているので、内部でヘドロ状になって詰まってるんでしょうね。

すべては、宅内空調に関する知識のまったく無い設計士の未熟さであり、それに異を唱えず施工に至った取付け業者の責任です。
酷いですね。。。

という訳で、どこに取付けるのが一番ベターなのか、お客様と一緒にじっくり考えてご提案させていただきました。

「阿部さんにお任せします。エアコンも込みでよろしくお願いします。」とご依頼いただき、責任重大です(^_^;)

では取替工事に掛かります。
まずはこれを外さないと前に進めません。


これ取付けた業者さん、かなり苦労したと思います。

なぜ言われるがままに施工したのか...

さて、室内機をどこに付けるか。
阿部がご提案させていただいた場所はここ。

リビング・ダイニング・キッチンという、長方形の空間の中心であるダイニングの壁面。
ここなら暑いキッチンへも、少し下がった広いリビングへも、まんべんなく風が行き渡ります。

そもそも、まともに設置できる壁面はここくらいしかありません。
ここなら室外機も既存の位置に置けるので、こちらへ決定。

しかし、一筋縄ではいきません。
まずは背面板を取付けます。

換気用の吸気グリルを取っ払って、壁面へ取付ける案もありましたが、できるだけ上に上げないとキッチンへの風の流れが少なくなってしまいます。
梁に留める方がしっかり取付けできますし、吸気グリルもそのまま使えます。

配管穴を開けるまでには、かなりの時間を費やしました。


左に吸気グリルがあるという事は、右には必ず筋交いがいます。


かなり位置的に下がりましたけど、この位置で正解でした。
すぐ脇に筋交いが通っていましたね。


ここで、この開口を利用して、電源ケーブルを通しておきます。


途中にコンセントがあって良かったです。
コンセントの開口も利用して、棚の中までケーブルを通すことができました。


配管穴には貫通スリーブを通して、配管の立ち下げ部分にはMDダクトを使用。


背面板の上部は梁から飛び出てしまうので、補強材を当てて室内機の重量を補完しています。


既存の室内機があった所は、こんな感じで完了。


配管が通っていたところも、収納として使える様になりました。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

7.1kwタイプなので、配管サイズが2分4分です。
4分は曲げようとすると簡単に潰れてしまうので、通常はベンダで曲げるのですが、この場合は壁際なのでベンダは使えず。
座屈防止剤を管内に挿入して、手曲げでじわりと曲げます。

午後からスタートでかなり時間が掛かってしまい、真空引きする頃には日が暮れてしましました...
あせらず、しっかりと真空乾燥させます。


ドレンですが、既存のドレン管があります。
通常はこれに差し込むのですが、室外機の排水も取らないといけないため、チーズで分岐させないといけません。(今までは垂れ流し状態)

その既存管がVP16???

隠蔽するドレン管は、VP20が通例です。
まさかVP16だとは思ってもなかったので、部材がありません(´;ω;`)

まぁこれは阿部のミスです。
時間も時間。無いものはできない。
とりあえず使える様にして、昨晩は引き上げました。。。

お客様に申し訳ありませんが、本日朝一番にお伺いさせていただいてドレン処理。

室外機をプラロック置きにしていない理由は、このためです。
既存ドレンの位置が高いので、室外機ドレンの勾配が取れないのです。
既存機は垂れ流し状態でしたが、木製ベランダの床が腐ってしまいますし、下は自転車置き場なので、ずぶ濡れになってしまいますから。

ベランダ周りはこんな感じで完成。

ちょっと大ばしいですが、室外機の下もお掃除しやすくなりました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


三菱電機 三菱MSZ-JXV7119S-W ムーブアイ搭載フィルター自動掃除機能付きエアコンをお買い上げいただきました。


「キレイに納まりましたね。もっと大袈裟な感じに仕上るのかと思ったら、なんかスッキリしてて違和感がまったく無いです。流石ですね。これで来年の夏が楽しみになりました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)


アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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2019年11月22日金曜日

エアコン室内機の位置を変更して1台で隣の部屋も快適に

「現在の設置位置が気に入らないので、取り付け位置を変更したいと考えています。エアコンも冷房専用なので、冷暖房のものに取替えたいです。」とご依頼いただき、本日取替工事にお伺いしてきました。

既存機はコロナ製の冷房専用機。

和室の居間に設置されていますが、写真右側にキッチンがあって、既存の位置だとキッチンに風が行かないため、夏場のキッチンが暑くてかなわないという事です。

ご提案させていただいたのは、この位置。

ここからだと、上手く風の流れができます。
既存機は6畳用だったので、10畳用でご提案。
エアコン本体はお客様支給言うことで、お引き受けさせていただきました。

まずは既存機を撤去します。
結構狭い上に出窓があるため、なかなか思うように作業が進みません...


既存機撤去完了。配管穴はカバーキャップで塞ぎます。

壁の色が違うのは、お客様が塗っている途中だからです。

新しく取付ける所に、配管穴を開けていきます。


気密性確保、小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を取付けます。

モルタル壁のため、スライド金具を使用。

天気予報では一日曇りの予報でしたが、がっつり雨が降り出したので、電源工事を先に進めていきます。
既存のコンセントはこの位置。


コンセントを外して見ると、あら恐ろしい...(・_・;)

差し込み不足ですね。
こういうところが発熱、発火して、電気火災が起こります。
既存のエアコンが冷房専用機で、消費電力が少なくて良かったですね。

新しいコンセントを取付けて、ケーブルは長押の中へ収めて既存コンセントの方へ。


こんな感じで納まりました。


雨が小雨になったので、エアコン作業に戻ります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「思ったよりスッキリ納まりましたね。キレイに付けていただいて、ありがとうございます。これでキッチンも快適になると思います。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。