2023年12月9日土曜日

日東工業Pit-1Gシリーズ EV/PHEV用充電キャビネット設置工事

以前、エアコン洗浄と取付工事をご依頼いただいたお客様から、電気自動車用の充電設備の設置工事をご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

日東工業製 Pit-1GシリーズEVP-1RR9(※キー付き特別仕様)を、お買い上げいただきました。

設置希望場所は、道路に面したカーポート付きの駐車場です。
駐車場から建物までの間には、広い庭があります。

その上、駐車場から建物のまったく反対側に分電盤がある状況...
分電盤の両サイドは太陽光発電システムの器材が並んでいます。
分電盤のフリースペースにも、太陽光のブレーカーが搭載されていました。

できるだけ隠蔽配線ができないか入念に調査を行いましたが、どうにも無理な状況でした。

外部を露出で回していくしかありませんね...

当初は200VのEVコンセント程度のお話でしたが、200Vと100Vの切換ができるキャビネット式がいいという事になりまして、少し納期が掛かりますが手配していました。

そして本日、工事にお伺いです。
まずは建物から庭を経由するところからスタート。
通路なので、横断するところは地中埋設します。

駐車場へ向けて、配管とケーブルを設置していきます。

建物はぐるっと...

ぐるっと...回して。

浴室の天井裏へケーブルを通しておきます。

接地アースはキャビネット裏で取りました。

キャビネットを取付けます。
日東工業は盤メーカーなので、施工性はいいのかなと思ってましたが、まったくダメでした...
写真はさくっと付いてる様に見えますが、結構苦労して取付けています。

EV専用ブレーカーは、分電盤付近に取付けたかったんですが、他の器材でいっぱいだったので、お客様の許可をいただいて浴室の天井裏へ設置しました。
このブレーカーが切れる時は、漏電時のみです。

電源は分電盤の二次側バーに接続。

絶縁抵抗・電圧を確認して、電源投入。
ブレーカーは扉付きのフリーボックス内へ収めました。

キャビネットのところでチェックします。

100V、OK。

200V、OKです。
距離が長いので電圧降下が気になりましたが、ケーブルサイズをCV5.5x3Cにしたので、まったく問題なしですね。

あとはお客様の車に接続して、異常がないことを確認してお引渡しです。
朝9時スタートで、夕方5時までみっちり掛かりました。

「大変な作業ですみませんでした。またエアコンもお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2023年12月8日金曜日

今年最後の冷凍空調設備工業会理事会&忘年会に参加

夕方からは、愛媛県冷凍空調設備工業会の理事会へ参加していました。

約2ヶ月に一回程度開催される理事会ですが、毎年12月は役員のみの忘年会も同時に開催されます。
今年あった事や、工具や材料、現場や自社の従業員の話しやら、2時間そこそこでは話が尽きませんね。
実は阿部は夕方ギリギリまで仕事していまして、作業着で社用車でしたので、アルコールなし。
まぁその分、食べまくって喋り倒しましたので満足です(^_^;)

来年もこのメンバーで、この業界を盛り上げていきたいと思います(^^)

2023年12月7日木曜日

冷媒フロン類取扱技術者 更新講習を受講

この仕事をやっているといろんな資格が必要な訳ですが、資格によっては定期的に更新講習を受けなければなりません。

本日は午後から、冷媒フロン類取扱技術者 更新講習を受講してきました。

阿部は、「第一種冷媒フロン類取扱技術者」の資格保持者です。
この資格は、業務用エアコンや冷凍機に充填されている「フロンガス」を扱うために必要な資格です。
機器からフロンガスが漏れ出していないかの点検や、機器へのフロンガスの充填、機器撤去時のフロンガス回収まで、技術者として必須の資格であります。

オゾン層破壊・地球温暖化防止の観点から、フロンガスを大気中に漏らさない施工や対策が必要です。
平成27年には法改正が行われ、資格の内容も範囲が広がり、フロンガスもオゾン層を破壊しないものに変わってきました。
新しい技術や施工方法などがどんどん出てくるので、定期的な資格更新講習によって常に最新の対応をしていく必要があります。

こういうところはお客様が知らない世界ですね。
常に最新の情報と技術を仕入れて、お客様に貢献できるようこれからも頑張ります(`・ω・´)ゞ

2023年12月6日水曜日

賃貸マンションの一室で間取り変更リフォームに伴う電気設備改修工事

9月から取り掛かっていました、賃貸マンションの一室をリフォームするための電気工事が本日完了し、お引渡しさせていただきました。

いつものマンションですが、今回は間取り変更も伴う大掛かりなリフォームになります。
築30年以上ですから、古いイメージの和室が二部屋ある作りです。

キッチン周りもタイル貼りで冷たい印象でした。

スイッチやコンセントは懐かしいフルカラーシリーズ。

建設当時はなかったネット回線などは露出配線されているので、この辺りもきれいに納めます。

解体が始まったのは9月でした。

9月もバタバタしていましたが、2日ほど日程を空けて現場へ。
古いエアコンは撤去処分します。

分電盤付近の天井が外されている間に、専用コンセント用のケーブルを配線しておきます。

10月になると床が嵩上げされて、間仕切りのためのスタッドが立ち上がっていきます。

この辺りは大工さんと一緒に、細かい打ち合わせをしながら作業を進めていきます。
コンセントやスイッチは、ボックスを仕込んでケーブルを通しておきます。

配線作業が終わると、大工さんが石膏ボードを貼っていきます。
ボードが貼られると、ダウンライトの開口や、、、

スイッチ、コンセントの場所を開口しておきます。
開口までやっておけば、クロス屋さんがクロスを貼り終えるまで現場へ入る必要がなくなります。

11月にクロスが終わったと連絡いただきましたが、まぁ予定がパンパンで12月入ってから現場へ。
オーナー様も建築屋さんも、ほぼ阿部の予定に合わせていただけるので、ホントありがたいです。

まずはエアコン取付けから。

配管はスリムダクトで化粧仕上げ。

試運転を行って1台目完了。

はい、今回2台取付けです。
賃貸で2台エアコンが付いてるとか、なかなか見ませんね。

ベランダを少しでも有効に使える様に、横向きに収めています。

試運転を行い、異常がない事を確認して完了。

配線器具は、すべてコスモシリーズに取替えていきます。

マンションですが、小さな一軒家ほどの配線器具の量があります。
コスモシリーズに変わるだけで、部屋の雰囲気も変わりますね。

リモコン類はあまり壁面に付けたくないんですけど、これはマンションの備品になるので、退去時に持ち出されない様にという配慮です。

トイレの換気扇は、洗面所と一緒の二室用換気扇です。
これ、毎回取付けが大変なんです...

当初予定になかったレンジフード取付けは、大工さんが現場へ来れないとのことで、「阿部さん、ついでに取付けて。」という事で...
お金はいただきますから。キッパリ

最後に分電盤の取替えを。

1989年製。34年。マンション建築時から、よく持ちましたね。

新しい分電盤を取付けていきます。

一次側は活線状態での作業になります。

感電しない様に低圧ゴム手袋をはめて、安全に作業を行います。

ケーブルの先端にR形端子を圧着します。
この間、圧着ペンチには電気が流れています。

一次側ブレーカーの端子台へしっかりと留めます。

すべてのケーブルを接続して、完成。

点灯試験を行って、すべての作業が完了です。
まだ水周りの工事が終わっていないので、新しい入居者さんを迎えるのは先の様です。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。