2023年6月1日木曜日

室内機2台のマルチエアコンから1対1のルームエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているお客様が中古住宅を購入されたとの事で、リフォーム工事の合間にエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2222-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

最初にご相談いただいたのは2月。
1階部分をリフォームするので、とりあえず既存エアコンを取外して欲しいとの事で、取外しにお伺いしていました。

既存機も三菱霧ヶ峰です。
土壁で隠蔽配管。
あれ?コンセントが無いなぁ...

室外機を探すと、建物裏に少し大きめの室外機が2台。

嫌な予感がしましたが、やはりマルチエアコンでした...
この建物、室内機が4台あって、室外機が2台。
2対1のマルチエアコンが2セット設置されています。

先程の、1階のリフォームする部屋と同じ室外機に繋がっている室内機は、2階のこちらのエアコンでした。
いやぁ...凄いところに取付けてるなぁ...

とりあえず1階の室内機は、リフォームのため撤去しておきました。
ここまでが2月の作業で、その後いろいろといろんなプランでお見積りさせていただきましたが、結局この1階のお部屋にはエアコンを設置しないということになりまして、2階の部屋にあったエアコンを新しいものに取替えることで話がまとまりました。

という訳で、昨日と本日の二日間で取替工事を行いました。
今週はリフォーム業者さんが入らないという事で、心置きなく作業を進めます。

しかしこの取付け方はどうなんですかね。
見た目を気にして奥側に設置している様ですけど、暖房運転の時は吹出口は下に向きますから、暖房が全く効かないという状態になりますね。

とりあえず撤去しました。
マルチエアコンは室外機側で電源を取っているため、室内機側には専用コンセントがありません。
なので、ここまで電源ケーブルを引っ張ってこなくてはなりません。

分電盤は1階の洗面所にあります。
特殊な造りの建物ですから、壁内はもちろん天井裏がないので隠蔽配線は一切できません。

すべて露出配線で、2階の部屋までケーブルを上げていきます。
ただし、できるだけ美観を損ねない様に、配線ルートは屋外にします。
分電盤下の床を貫通。

この建物、高床式の様な構造になっていまして、いろんな配線が床下を通っています。

今回、エアコンは1台ですが、将来のために2階へもう一回路ケーブルを通しておきます。

床下は屋外部分になるため、PF管を使ってケーブルを保護します。

床下に入れないところは、美観に気をつけて裏側へ留めていきます。
雨が降っているのでズルズルです...

床下から、今度は外壁を立ち上げていきます。

ブラック色の塩ビ管を使って、ケーブルを2階へ。

室内機のところまで、2系統のケーブルが通りました。
一本は予備として、ここに巻いて置きます。
将来隣のお部屋のエアコンを取替える際に、ここから延長して使用することができます。

分電盤周りは、ベージュ色のプラモールとボックスで仕上げました。

電源工事が終わったので、エアコンを取付けていきます。
室内機は、元の位置より前方へ取付ける様に木組みを設置。

既存の隠蔽配管を流用しますが、前方に出すため届かないので延長。

背面板を木組みに取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
室内機の裏に回り込んでの接続なので、かなり手間が掛かっています。

室外機側へ移って、既存機を撤去。
既存機が埋まっていた土を整地をして、配管を整理。
はぃ、室外機の底は土に埋まっていました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

2階から建物裏まで配管長15mほどあるため、計算式からフロンガスを200gほど追加充填しておきます。

室外機がコンパクトで良かったですね。
隣の室外機も、底面スレスレですけど...

工事が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

吹出口の位置はこんな感じです。
これで暖房もしっかり効く様になります。

ほんと変わった構造の建物ですね。オシャレですけど。
まだリフォーム中で、お引越しは少し先の様です。
これでこのお部屋は快適にお過ごしいただけますね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年5月25日木曜日

第59回 愛媛県電気工事工業組合 総代会

この時期は総会が続きます。
本日午後からは、東京第一ホテル松山で開催された、「第59回 愛媛県電気工事工業組合 通常総代会」に出席してきました。

愛媛県内の電気工事組合各支部の代表理事が、この愛媛県の総代会に出席する仕組みで、阿部は松山電気工事協同組合の理事として参加です。

総会終了後は懇親会。
この会での阿部は、特に役職などありませんから、この懇親会だけが楽しみだったりします(u_u*)
今晩も気の置けない仲間たちと、いっぱい笑っていっぱいお喋りしました。
同じ業界に同じ悩みを持って同じ楽しみを分かち合える仲間がいるのが組合です。
楽しいひと時でした。
明日からも頑張ります!

2023年5月24日水曜日

部屋が広くてエアコンが効かない...もう1台増設?いっそ取替え?

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV4023S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

先々週、メールでご相談いただいて現地調査にお伺いしていました。
リビング・ダイニングの広いお部屋に、ダイキンのエアコンが設置されていました。
お聞きすると、風がダイニングの方まで届かず効きが悪いので、ダイニング側にもう1台エアコンを付けたいとのことでした。

室外機は地上置き。
特に不具合などはなさそうでした。

室内機の銘板を見ると、8畳用のエアコンじゃないですか...
単純に見ても14畳の広さがあるお部屋で、大きな掃き出し窓がありますから、8畳用では完全に能力不足です...
機種の選定ミスですね。

2012年製で10年超えてますし、ダイニングの方に新たにエアコンを付けるとなると、専用コンセントも増設しないといけなくなるし、まったく省エネにもなりませんね。
という訳で、既存の8畳用エアコンを撤去して、14畳用の省エネエアコンJXVタイプをご提案、ご依頼いただきました。

では作業に掛ります。
既存機を撤去。

一応スリーブが入っていましたが、このスリーブはツバが付いていないタイプなので、気密性が確保できません。

新しい貫通スリーブに取替えておきます。

もともと古いタイプのエアコンが付いていた時にクロスを貼り替えた様で、これをできるだけ隠せる様に室内機の位置を決めます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

その間に、コンセント電圧を100Vから、、、

200Vへ切り替えておきます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
既存の配管化粧カバーは流用です。

あとは試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

JXVタイプは、ムーブアイセンサーが人の居る場所を検知して、そこへ向かって風を送ってくれるので、広いお部屋でも効率よく、且つ快適にお過ごしいただけるエアコンです。

「わぁ、よく冷えてますね。エアコン買うのに工事の事なんて考えてなかったんですけど、アベさんのホームページ見てここにお願いしたいって決めました。ありがとうございます、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年5月22日月曜日

【お知らせ】2023年6月末までの工事受付中止をいたします(分解洗浄は受付終了)

大変申し訳ございません。
またまたどうにもならなくなりました。。。
たくさんのご依頼をいただきまして、6月末までの工事予定がほぼ埋まってしまいましたので、6月中の工事の受付を中止させていただきます。
なお、エアコン分解洗浄につきましては、今シーズンの受付を終了します。(受付再開は秋頃)



4月、5月、早い方は昨年末から、「阿部さんが忙しくなる前にお願いしときます」と、これまでたくさんの方々にご依頼いただきまして、心から感謝申し上げます。
これまでにご予約をいただいているお客様には、予定通りお伺いさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

いつもの事ですが、ひとりで作業に当たっていますので、どんなに頑張ってもできる量は限られていますので、どうにもなりません...
「そこをなんとか」と言われる方もいらっしゃいますが、なんとかなるなら中止まではいたしません。

梅雨入り間近です。
エアコン工事に雨は大敵です。
大切なお客様のエアコンを傷めない様、雨天の場合は工事を延期させていただく事もあります。
延期となると、すべてのご予約の一番最後へ延期となるため、大変長い間お待ちいただく様になってしまいます。
どんどん予約を入れてしまうと、どうなるかはご理解いただけると思います。

阿部も年々歳をとっています。腰痛も頻繁に起こる様な年頃になりました。
無理をすると、すべてのお客様にご迷惑お掛けしてしまうことになります。
儲け主義ではなく、安全第一がお客様のためでもあると考えています。

何卒、ご理解いただけます様お願い申し上げます。

本日までにお見積りやご相談、ご予約いただいているお客様につきましては、全力で対応させていただきますのでご安心ください。

今後の受付状況などは、またこのBlogでお知らせさせていただきます。
誠に申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、阿部は今までお世話になってきたお客様への対応を最優先と考えています。
アベ冷熱技研でご購入いただいた機器の故障などの緊急対応は、できるだけ迅速に行わせていただきますので、お気兼ねなくご相談ください。

いつもたくさんのご依頼をいただきまして、心より感謝申し上げます。

住宅兼事務所のRC造建物で三菱霧ヶ峰エアコン取替工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン×2台の取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV5623S-W / MSZ-GV2222-W をお買い上げいただきました。


こちらの建物は、1階が事務所、2階3階が住宅の鉄筋コンクリート造です。
まずは1階事務所の取替えから。
既存機はダイキン製でした。
なぜこの位置にエアコン専用コンセントがあるのかは、意味不明です。

早速取外しに掛りますが、配管穴にパテ埋めしてない上に、配管の断熱がいい加減ですね。

撤去しました。
室内機を外した時に、濁ったドレン水が溢れてきたのでおかしいなぁと思ったら、、、

配管穴が気になって覗いて見ると、室内側が低く、外側が高く、逆勾配になっていました...
酷いですね。

逆勾配のまま取付けてしまうと、いずれ室内機から水漏れが発生するので、背面板を少し高めに設置します。
右側に寄せているのは、電源コードが届かなくなるため、目一杯寄せています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

既存の配管化粧カバーは流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。

室内機を高めに取付けたので、配管穴が見えています。

腰高のカバープレートで塞いで、既存のLANケーブルは化粧モールに納めました。

あとは試運転を行い、異常がないことを確認して事務所が完了。

2台目は2階の住宅リビングです。
既存機は霧ヶ峰。
2001年製ですので、22年目です。

室外機はベランダ置き。

ベランダ置きなので量販店で言う標準工事かと思いきや、配管はハシゴを使わないとできません。

既存機を撤去しました。

新しい背面板とMDダクトを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

ハシゴ作業は安全衛生上、危険な作業になります。
ベランダ置き標準工事ではできませんね。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。

あとは試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「新しいのは良く効きますねぇ。ありがとうございました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。