2022年12月22日木曜日

野良猫ちゃん監視のための防犯カメラ設置とコンセント増設電気工事

師走です。バタバタしております。
昨日、本日の二日間で、忙しさにかまけて半年近く放置状態だった防犯カメラの設置工事にお伺いしてきました。

え?半年近くです...
夏前にエアコン工事にお伺いした際に、「防犯カメラ買ったんですけど、電源工事は自分でできないんで、阿部さんお願いできませんか?ホントいつでもいいです。来年でも、阿部さんの時間がある時でかまいませんから。」という事で、年明けにしようかと思っていたんですけど、やっぱり年内にお伺いしないと...という事で。

カメラ機器は既に購入されていますので、お客様支給品です。
カメラ×6台、モニター×1台のセット品になります。

では作業に掛かります。
建物1階部分は作業場になっていて、天井点検口は各所にあります。
点検口を利用して、ケーブルを通していきます。

防犯カメラが取付けできるボックスも、お客様支給品です。
ケーブルを通して、コンセントを取付けます。

この小さなボックスの中に、これだけの物を上手いこと納めなければなりません。

こんな感じで1台目完了。

隠蔽配線できないところは、塩ビ管を使って外壁に添わせます。
ここから冷たい雨が降り出しました...
カッパを着て作業を進めます。

2台目、3台目が完了。

4台目は建物のまったく反対側へ。

5台目は作業場の入口付近の監視用に。

各カメラからの電源ケーブルは、天井裏を引いて分電盤へ持って行きます。

カメラの電源は、空いている分岐ブレーカーに接続して単独回路にしました。
カメラは屋外にあるため、もし漏電した際に切り分けが容易にできるので。

はぃ。ここまでで5台完了で日が暮れました。
やっぱり雨の中での作業は捗りません...
お客様に許可いただきまして、2階部分の工事は翌日に。

という訳で、本日も朝からお伺いさせていただきました。
今日は雨の予報だったのに晴れています...
2階は居住部になっていて、浴室の点検口から作業できます。

残りの1台はベランダ側に取付けました。

こちらの電源も、分電盤から専用回路にしました。

あとはモニターで写り具合を確認いただいて、防犯カメラ完了です。
左下に写っているのは飼い猫ちゃんです。
今回設置したのは、建物の周りにいる野良猫ちゃんたちを監視するためだそうです。
監視してどうするのかは知りません(^_^;)

あと、リビングでコタツとヒーターとドライヤーを同時に使うと、分岐ブレーカーが落ちるとの事で、コンセント増設を2箇所ご依頼いただきました。(そんな使い方すると落ちるのは当然ですが...)

ここと。

ここに。

今度は天井裏に入っての作業です。
天井裏スペースが広いので、入ってしまう方が作業効率がいいのです。

スルスルと通りました。

1000W超えのヒーターを使われるので、2箇所とも専用回路にしておきます。

こちらと。

こちら。
これでヒーターとコタツを同時に使っても、分岐ブレーカーが落ちる事はなくなりました。
電気代は凄いと思いますが...

あと追加で、1階作業場に乾燥機用の専用コンセントの増設もご依頼いただきまして、サクッと完了です。
「お忙しいのに、ありがとうございました。これで快適に使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。お気軽にご相談ください。

2022年12月20日火曜日

10年使用の富士通Gが調子悪いのでパナソニックの省エネエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているFB友さんからのご依頼で、リビングに設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

パナソニック製、お客様支給品です。

既存機は富士通ゼネラル製。
10年前の新築時に、アベ冷熱技研で取付けさせていただいたものです。

まだ動いてはいますが、調子が悪いとの事で取替えをご希望です。
運転すると、室外機が嫌な感じで振動していました。そろそろ寿命な感じです。

今回パナソニックへ取替えで既存のスリムダクト流用できないため、この際にダクトも新しいものに取替えます。(なぜ流用できないかは後ほど)

既存機を撤去しました。

新しい室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
この室内機、持つところが限られてるし異様に重いしで、掛けるのも一苦労です。

外部に移ってスリムダクトを取替えて、配管を納めて行きます。

先ほどのスリムダクトが流用できない理由は、この排気ホースです。
パナソニックのフィルター自動掃除機能は、このホースを伝ってホコリを外部へ排出する仕組みになっています。

そのため、スリムダクトのウォールカバーは換気タイプを使わなければなりません。

カバーが開口されていて、ここから排出できるようになっています。
奥に見えるのはエアコンの付属品で、風が逆流しない様に逆止弁が付いています。
これ、ここにホコリが詰まるんですよねぇ...
なので、阿部はあまりパナソニックをお奨めしていません。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
梱包を剥いでみると、室外機がへこんでいました...
ネットで購入されたものですから、あるあるですね。
お客様に確認していただいて、「いいです。動けば十分。」との事で、作業を進めていきます。

室外機周りはこんな感じで完成。
スリムダクトも新しくなって、気持ちがいいですね。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「ありがとうございました!取替えが来年になるかと思ってましたけど、今年中にやってもらえて良かったです。年末の忙しい時期にすみません。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年12月17日土曜日

築47年3階建て店舗兼住宅の2階住居部のみリフォームに伴う電気設備工事

小中学校の同級生から、実家建物の一部リフォームを行うという事で、建築とは別で電気工事を依頼いただきました。

最初に相談をもらったのは、確か昨年の10月。
「年末に掛けてはバタバタするんで、年明け1月か2月やったら落ち着いとるけんええよ。」と引き受けていました。
現地調査にお伺いしたのが、昨年11月。

築47年。エアコンも当時のものが残っています。
リフォーム内容は、システムキッチンの入れ替え、それに伴いガスコンロからIHクッキングヒーターへ取替え、給湯器もエコキュートでオール電化に。
IHとエコキュートは建築屋さん持ちなので、今回阿部は触りませんが、それらの電源工事やら四国電力への申請などがあります。

3階建てで、1階部分はテナント店舗として貸しているので、2階、3階が居住部になります。
3階は当面使わないため、今回2階部分の改修となります。
部屋を見渡して見ると、当時からの古いハイ角スイッチやコンセントのままでしたので、これらも安全のために取替えを提案。

分電盤は過去に火が出た様で... 一度改修されています。
これもこの際に新しい分電盤に取替えます。

現在は1階テナントを貸し出しているため、店舗部分は別回路になっていますが、1階には大きな盤が残っていて、一部階段や物置などの電源に使われています。

主幹は100Aで、1階の一部、2階の住居、屋上の温水器へと分岐されています。
1階部分はほとんど使っていないので、主幹を100Aから75Aへ減設申請します。

当初の話からは結構やることが増えてきました...

浴室には換気扇がないため、新たに換気扇を取付けてほしいとか、、、

リビングの照明はシーリングライトでなく、ダウンライトにしてほしいとか。
天井貼り替えるのであれば、なんでもできますよ。
建築屋さんに確認すると、「どこを開口してもらってもいいですよ。どうせ全部ベニヤ板貼って閉じてしまうんで。」ということで、OKもらいました。

さて、見積もりを提出して、同級生からは「ぜひお願い」と依頼をもらいましたが、建築屋さんから音沙汰がありません...
年末が過ぎて年が明けて、、、音沙汰がありません。
いや、大丈夫か?春になると忙しくなるぞ。

ようやく着工できたのは2月中旬。
どこでも開口していいとの事だったので、作業のしやすいところを開口して、各部屋のケーブルを通していきます。

天井裏は結構スペースがありますが、吹き付けている綿がなんとも嫌な感じです...
47年前なので、微妙な綿ですね。

キッチンは解体されていました。
IHの電源や、浴室換気扇のスイッチ回路、エコキュートのリモコンケーブルを通すために、一部既存のタイルを削りました。
壁のほとんどがブロック壁なので、結構大変です。
1階が店舗なので、音が出る作業は限られた時間帯のみ。

既存のスイッチのところにケーブル一本通すだけでも、数時間掛かります。

エアコン専用回路も各部屋に取ったので、分電盤のところにケーブルがいっぱいです。

ここまでの作業が3月初旬でした。
この時、夏の繁忙期までには完了するだろうと思っていました。

いやぁ~甘かったですねぇ~。
夏の繁忙期に突入して、まったく音沙汰がなかったので、阿部も現場のことは頭から消えかけていました...

建築屋さんから連絡があったのは11月に入ってから。
そろそろクロス貼るので、ダウンライトの開口をして欲しいと。
いや、ベニヤ板貼るって聞いてたんで開口してなかったのに...
とりあえず、11月初旬に開口だけに現場へ。

それからしばらくして12月中旬...
内装終わったので電気の方を仕上げてほしいと連絡が。
何を言ってるんですか?年内は予約でいっぱいですよ。いきなり言われても無理です。年内無理!ってイライラしてたんですけど、予定していた他の工事のほとんどが順調に進みまして、なんとか数日時間が取れまして、今週中旬から仕上げに入りました。

まずは浴室の換気扇取付け。
もともとは通気口があったところに、ダクトを付けて換気扇を設置しました。
簡単ではありませんよぉ。結構手間取ってます。

スイッチは、換気扇のみタイムスイッチにして、設定した時間の間運転する様にしました。

今回トイレは触りませんが、スイッチのみコスモシリーズに取替え。
ONにすると照明と換気扇が点いて、OFFにすると換気扇だけ遅れて切れる、消し遅れスイッチを採用しました。
壁がブロックなので埋込にできず、モールボックスを使って露出仕様で対応しています。

コンセント類もすべて、Panasonicコスモシリーズの配線器具へ取替えます。

ご希望のダウンライトも設置。
点検口が残念で仕方ありませんねぇ...
ベニヤ板で塞いでくれる話はどこへ行ったのか、点検口が設置されてしまいました。
せっかくクロス貼り替えたのに、もったいない...

キッチンは戸棚を付けないという事で、直付形のダウンライトを提案しました。
清潔感があって明るいでしょ。
天井中心部の開口は天窓になっています。当時にしては斬新な造りですね。

次に分電盤を取替えていきます。

既存盤を撤去し、新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。

こんな感じで完成。

この壁もブロック壁なので、どうしても壁内にケーブルが通らず、泣く泣く天井面からケーブルダクトで降ろしました。

さぁ、1階の盤組み換えが残っています。

既存のブレーカーを撤去します。

一次側は活線(電気が流れている)なので、短絡や感電に気をつけながら新しいブレーカーを接続。

暗いし狭いし時間がないしで、不要なケーブルや分岐ブレーカーの撤去ができずに、この様な仕上がりで残念です。
ブレーカー、配線器具類はすべて新しいものに取替えましたので、これからも安心して電気を使える様になりましたね。

今回は建築屋さんのペースに合わせて、リフォームに1年も掛かるというとんでもない事になりましたが、なんとか年内に引き渡しができてホッとしております。
こんなの二度とやりたくありません...

「忙しいのにいろいろキレイにしてもらって、ありがとう。スイッチもタイマーとか付いて、使い勝手が良くなって嬉しい。阿部くんにお願いして良かった。」と、大変喜んでもらいました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。お気軽にご相談ください。

※ご注意:アベ冷熱技研では、過去にお取引きのない建築屋さんとの請負は行っておりません。今回の様な場合は、お客様との直接取引となりますので、ご了承ください。