2021年8月2日月曜日

10年以上使用してカビ臭いエアコンを三菱霧ヶ峰へ取替工事

以前、アンテナ工事をさせていただいたお客様のご依頼で、寝室のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2221-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は東芝製です。

2002年製です...
確かに10年以上ですが、もうちょっとで20年ですね(^_^;)

まだ動いていますが、カビ臭がするのと、そろそろ寿命かなというところで取替えのご希望です。

2階寝室で、室外機はベランダ置きです。


ではまず、既存機の撤去から。
え?...

配管穴が...
失敗したと思って、右に開け直した感じですね。
そもそも左に見える柱っぽいのは、壁の中にあるコンセントボックスを取付けるための補強材ですから、そのまま開けても良かったのにって感じですね。
この位置、もし筋交いがあったら完全に当たる場所ですね。
なぜ左に開けたのか、意味不明です。

あと、配管穴の位置が高すぎます...
廻り縁から穴の下までで、300mm。
室内機の高さが300mmですから、このままでは設置できません。

スリーブを突っ込んでみると、かなりの勾配が付いているので、内壁側だけ少し下げることにします。


こんな感じで。


貫通スリーブを挿入して、隙間部分はパテ埋めして気密性を確保します。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


既存のスリムダクトは流用。配管は新しいものに取替えます。


室外機ベランダ置きが楽な作業とは言えません。
今回の様な奥行きのないベランダで、室外機を右隅に置く場合は、配管接続のためにこんな格好での作業が続きます。
腰は痛くなるし、西日を浴びて足元は焼けるし、頭を下げての作業が続くため、脳ミソの血管は10本以上切れたか?って感じになります(^_^;)

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
この真空引き中の間だけ、少し休憩して片付けを行います。
結構フラフラです...

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。


旧20年モデルは、当社仕入先すべて完売となりましたので、今後は21年モデルの販売となります。
少し金額的に上がりますが、このリモコンは使い勝手が良さそうです。
大きなボタンで、表示も大きくなりました。
お年寄りにやさしいリモコンですね。

「一番暑い時期にすみませんね。きれいにしていただいてありがとうございました。」と、よく冷えたお茶をいただきました(*^_^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年7月30日金曜日

二日間掛けてエアコン新設・エアコン取替・専用回路増設・分電盤取替工事

初めてのお客様のご依頼で、約3週間お待たせしてしまいましたが、エアコン工事と電気工事に二日間掛けてお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2520-W・MSZ-GV2220-W 霧ヶ峰スタンダードタイプ20年度モデルをお買い上げいただきました。
※20年モデルは、今回で当社仕入先すべて完売となりました<(_ _)>

2台のうち1台は、2階の和室に新たに取付けになります。

土壁の漆喰、焼杉壁、和瓦という、完全な日本建築の建物で、室外機は屋根置きか壁面置きにしかできません。

コンセントは足元にありますが、これは専用回路ではないため使えません。

新たに1階のキッチンにある分電盤から引っ張ってこないといけませんが、これまた分電盤もなかなかの年式...(^_^;)

中を覗いて見ると、共噛まししているところ数カ所...
左のものは、エアコンに行っていました...

主幹ブレーカーに記載されている製造年は1980年。
40年超えですか...(・・;)
分岐回路に空きもありませんし、この機会に分電盤ごと取替えをご提案させていただき、合わせてご依頼いただきました。

では作業に掛かります。
まずは2階へ専用コンセント増設から。
1階の分電盤付近には点検口が無いため、2階和室の畳を上げて、コンパネを外して点検口代わりにします。
写真左方向が分電盤への最短距離なんですが...

土壁が立ち上がっていて、向こう側がまったく見えません...
ここ通せれば、ほんと目と鼻の先なんですけどねぇ...

分電盤とはまったく建物の反対側にある点検口から、なんとかならないか作業を進めていきます。

分電盤のところから呼び線を突っ込んで...

反対側の点検口から、竹組の隙間にケーブルキャッチャーを差し込んで手繰り寄せます。

なんとか手繰り寄せた呼び線を、ぐるっと回して和室の方へ通していきます。
梁と天井面の隙間は3cmほどしかありません。

なんとか和室のところまでケーブルを通して、押入れの中を立ち上げて2階天井裏へ。

やっと室内機を設置するところまでケーブルが通りました。
ここまでで午前中終了です...
簡単に書いてますが、ここまでてすでにクタクタです...

昼食後、午後からは分電盤の取替えを行います。
古い分電盤は、一次側ケーブルの接続は押さえ込み式のため、長年すると緩んできます。
あまり緩み過ぎると、発熱して被覆が溶けたりしている場合もありますから、注意が必要です。
今回の場合は緩んではいましたが、発熱するほどでもなかった様です。

停電作業に掛かります。
古い分電盤を撤去しました。

新しい分電盤を取付けて、一次側のケーブルを接続します。
一次側は活きている状態なので、短絡させない様に慎重に作業を行います。
ケーブル末端にはR型端子を取付けて、主幹ブレーカーへ接続します。

一本一本、元の配列通りに接続していきます。

こんな感じで完成です。

フタ付きなので、見た目もスッキリしますね。
これで、安全にご使用いただける様になりました。

少し時間が余ったので、エアコンの取付けを行っていきます。
室外機は壁面置きにします。
屋根置きでもいいんですが、壁面置きの方が柱にしっかりとコーチスクリューで留めるので、屋根置きよりは強度があります。
ただし壁面が振動する場合があるため、サイディング壁にはあまりお奨めしません。
こちら、海が近いので、塗装品ではなく溶融亜鉛メッキ仕上げのものを採用しました。

配管穴を開けていきます。

内部は竹で組まれている本格的な土壁のため、失敗すると一気に崩れて大変なことになります。

内側から半分、外側から半分づつ慎重に開けて貫通です。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止、あと土壁が崩れない様に貫通スリーブを挿入しておきます。

土壁でビスが効かないため、スライド金具を使って背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

室外機を架台に乗せるところで、夕方6時のサイレンが聞こえて終了です...
う~ん、終わらせたかった。

本日、二日目スタートです。
朝来て気が付きました。
ここ東側なので、モロに直射日光を背に浴びての作業です...

朝イチから汗ビショビショで配管接続。
真空引き開始です。

一体、何度あるんだろう?
見ない方が良かったですね。
クラクラしてきました...

室外機周りはこんな感じで完成。

昨日引いたケーブルにコンセントを繋いで設置。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認して1台目が完了。

2台目に掛かります。
こちらは動かなくなった三菱重工のビーバーエアコンがあります。
これも1996年製ですから、十分元は取れていますね(^_^;)

戸袋があるため、配管はテープ巻き。

室外機があるところは通り道が狭いので、作業が大変そうです。

まずは既存機を撤去。

配管穴にスリーブが入っていないので、入れておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管は既存機同様にテープ巻き仕上げ。
耐久性の高い配管サドルで、しっかりと壁面へ留めておきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。
通路が狭くて、結構苦労しています。
下のブロックは、作業中にお客様が買って来られたのを敷いています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
今日の作業は昼過ぎには完了できました(^^)

「暑い中、どうもありがとうございました。また何かあったらお願いしますね。」と、冷たい飲み物と採れたてのお野菜をいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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2021年7月28日水曜日

2021松山電工組 道路清掃奉仕活動

相変わらずバタバタしております。
プラス、腰痛でボロボロです...

そんな中、毎年恒例の松山電気工事協同組合 道路清掃奉仕活動に参加してきました。

早朝にも関わらず、今年もたくさんの組合員有志の方々らが集合。

藤原町の組合事務所から、国道56号線沿いを南へ向けて清掃します。
今年も阿部は中央分離帯に着きました。
交差点の信号待ちで渋滞するところは、タバコの吸殻や、食べ物の梱包、ペットボトルなどが散乱しています。
相変わらずポイ捨てゴミが多くて、マナーの悪さに残念な気持ちになりますねぇ。。。

30分程度の活動で、いい汗をかきました(;´∀`)
もちろん解散後は、お待たせしている現場へ向かいました。
お待ちいただいているお客様にはご不便お掛けいたしておりますが、今しばらくお時間いただければと<(_ _)>