2020年8月17日月曜日

6畳のお部屋で6畳用から18畳用のエアコンへ取替工事...え?

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

エアコンは富士通ゼネラル製で、お客様支給品です。


既存機は松下電器産業製の6畳用。
年式も古く効きが悪いとの事で、取替えをご希望です。

しかし、きれいなお宅なんですけど、この施工はないですよねぇ...
なぜこんなところに配管穴を開けたのかは不明です。

こちら側、玄関側で真正面なんですけど、テープ巻きは辛いですねぇ...


2階なので、室外機はベランダ置きです。
ちょっと囲まれていて放熱が悪いのと、下にゴミが溜まりやすいので、この際に架台を使って手摺の高さまで上げる様にします。

まずは既存機の撤去。
これも酷いです...ビスが一本も効いていませんでした...
下地がないのも問題ですけど、石膏ボードに木ビスだけで留める勇気は凄いですね。

撤去しました。穴の位置が微妙ですねぇ...


新しい背面板を取付けます。
穴の位置が微妙でしたが、なんとかMDダクトのシーリングキャップで隠せそうです。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
二段置台はお客様支給品です。足元のブロックは当社が用意させていただきました。

ベランダ周りはこんな感じで完成。
ささっと書いてますけど、このエアコン、冷房能力5.6kwで18畳用のエアコンなんです(^_^;)
盆休み明けなので軽くリハビリ程度に考えてたんですけど、この室外機36kgあって、まぁまぁ辛かったです...

外部配管はスリムダクトで化粧仕上げにしました。


能力が倍以上になりましたから、コンセント電源も100Vから200Vへ切り替えます。


あとは試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
めちゃめちゃ急速に冷えます(^_^;)
完璧にオーバースペックです。
仕方ありません。
ご依頼いただいた時には既にご購入されていましたから。
なので、「冷えすぎる」とかのクレームは一切お引き受けできませんので(u_u*)

「いつもの事ながらキレイに仕上げていただいて、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年8月16日日曜日

2020年繁忙期 工事のご依頼や点検・修理などの対応及び新型コロナ感染対策について

猛暑が続いておりますが、みなさま体調はいかがでしょうか。
毎年のことながらたくさんのご依頼をいただきまして、心より感謝申し上げます。
夏真っ盛りエアコン繁忙期の、アベ冷熱技研の対応について掲載させていただきます。

・エアコン工事について

現在工事が混み合っており、ご依頼いただいてから1週間程度お待ちいただいている状況です。
誠に申し訳ございませんが、今後予想される猛暑の中エアコン故障などで命に関わるお客様や、古くから懇意にしていただいているお客様を最優先に工事日程を組んで参りますので、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

・エアコン修理のご依頼について

当社施工品以外の修理につきましては、繁忙期にはお受けできませんので、施工された業者さんへ依頼されるか、メーカーサービスの方をご利用ください。
当社販売品、当社施工物件の修理対応は、できるだけ迅速に対応させていただきます。
お渡しさせていただいている名刺に記載の携帯電話へご連絡ください。
ただし、ほぼ阿部一人で動いていますので、即日対応は叶わない場合もあろうかと思いますので、何卒ご了承ください。

・エアコン点検及び修理見積りについて

お問い合わせをよくいただきますが、無料での修理見積りはできません
工事見積りなど目視で見積りできるものと違って、修理見積りはまず点検作業が必要です。
故障の原因特定をしないと、必要な部品や作業内容を決めることができないためです。
よって、修理見積りの場合は、点検作業費用をご請求させていただきますのでご了承ください。
なお、見積もりの結果、当社へ修理をご依頼いただける場合や、機器の買い替えをご依頼いただく場合には、点検作業費は必要ありません。(いわゆる、他社比較のための相見積りは行いません)

・電気工事について

エアコン専用コンセント増設などの簡易的な電気工事については、エアコン工事と同時にお引き受けいたします
電気容量を増やす分電盤改修やエアコン専用コンセント増設のみの電気工事は、繁忙期はお引き受けできません。
漏電調査・修理など緊急性のあるものについては、初めてのお客様は対応できません
過去にアベ冷熱技研へご依頼いただいたお客様のみ対応させていただきますので、ご了承ください。

・CATVのお申込みと工事について

CATVの工事につきましては、アベ冷熱技研で契約お申込みをいただいたお客様のみ対応させていただきます
現在、愛媛CATVの工事は、お申込みいただいてから宅内工事ができるまでに一ヶ月程度を要していますので、工事日程的には余裕がありますから大丈夫です。
ぜひ、アベ冷熱技研でお申込みくださいませ。

・工事にお伺いする際の新型コロナ感染対策について

阿部は体調万全で、マスクをしてお伺いさせていただきます。
対面でお話する際はマスクを付けさせていただきますが、作業中は熱中症対策のため、室内でもマスクを外して作業を行わさせていただきます
作業中は窓を全開にしていただいて、できるだけ阿部から離れてください
阿部は日々、たくさんのお客様と接していますので、お互いの感染を防ぐためにも何卒ご了承ください。


毎年の事ですが、たくさんのご依頼をいただきまして心より感謝申し上げます。
できるかぎりお断りすることのない様に頑張ってはいますが、ほぼ一人で休みなく動き回っておりますので、ご希望に添えないことも多々あろうかと思います。
何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます<(_ _)>
日中30℃を超える日が出ています。
エアコン故障などは命に関わる場合もありますので、みなさま「阿部さんじゃないとダメ」とか言われて無理されません様に、何卒ご自愛いただきます様お願い申し上げます。
阿部は倒れない様に気を付けないといけませんね(u_u*)

2020年8月13日木曜日

古くて動かないエアコン2台取替えと専用コンセント3回路増設工事

初めてのお客様のご依頼で、二日間掛けてエアコン取替工事と電気工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2220-W 霧ヶ峰標準タイプ×2台・分電盤・専用回路増設×3回路をご依頼いただきました。


最初、お電話でご相談いただいたのが、古いエアコン2台を取替えと、専用コンセントが無いので増設をして欲しいというお話でした。
かなり立て込んでいたので、少し先になりますよとお伝えしたのですが、「お盆明けでもいいです。阿部さんのできる時にお願いします。」との事でしたので、とりあえず先月末に現地調査にお伺いしてきました。

既存の1階エアコンは霧ヶ峰でした。

これは30年以上経過していますね!もう10年近く運転していないそうです。

専用コンセントはなく、足元のコンセントから電源を取っていました。
電源コードもステップルで留められているので、ちょっと危なかったですね。

2台目は2階のお部屋。
こちらはコロナ製。


こちらも足元のコンセントから取っています。

専用コンセントを増設する訳ですが、分電盤の容量はどうでしょう?
わぁ...主幹が30Aですか...さてどうしましょう。
今までメイン(主幹ブレーカー)が落ちたことはないと言うことです。
分岐ブレーカーの方は、キッチンで電気を使いすぎるとタマに落ちていたそうです。

予算的にあまりお金は掛けれません。
分岐ブレーカーだけ増やそうかと思いましたが、主幹ブレーカーが気になりました。
主幹ブレーカーだけ新しいのでじっくり見てみると、結構無理矢理感満載で取付けてありました。
ちょっとこの分電盤、危ないですねぇ...
この際に、分電盤も取替えることをお奨めさせていただきました。

キッチンのブレーカーがタマに落ちるというお話だったので、キッチンを拝見。
あら。それは落ちないとおかしいですよね?(^_^;)
レンジや炊飯器と同じコンセントに、エアコンのプラグも刺さっています。
という訳で、専用コンセントは合計3回路増設となります。

正式にご依頼いただいたのですが、予定がいっぱいで本日までお待ちいただいていました。
では工事のスタートです。
まずは既存のエアコン撤去から。
2階の室外機はこの位置です。
もともとはベランダがあったそうですが、ベランダを撤去した際に壁面置きにされたそうです。

この位置だと、後々のメンテナンスにも支障がでます。
南側に設置されていましたが、この際に西側の屋根のある方へ設置します。

既存機を撤去しました。


1階の年代物の霧ヶ峰も。


こちらは昔懐かしい、ワンショットエアコンでした。
フレア加工も真空引きも必要のない、接続して締め込むだけの簡単接続のエアコンです。

これも撤去しました。
こちら、モルタル壁にビス揉みで取付けられていたため、一本もビスが効いていませんでした...

エアコン撤去が終わると、専用回路のケーブルを通していきます。
点検口がないので、押入れを一部加工させていただきます。


押入れ側面のベニヤ板をカッターで丁寧にカット。
1階の天井裏が見えました。
ここから各部屋へケーブルを送っていきます。

分電盤の上部を大きめに開口して、3系統のケーブルを引き寄せます。


1階の天井裏はこんな感じで、上下の隙間がほとんどありません。


1階から2階への立ち上げは、壁内を通していきます。


2階のエアコン脇まで通りました。


1階の方にも何とか通りました。


キッチンのエアコン脇にも、専用コンセントを増設。


分電盤のところにもケーブルが通りました。


さてここから、作業の流れ的にエアコン取付けを先に行います。
配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


背面板はスライド金具を使って、しっかりと取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管は、スリムダクトで配管が長持ちする様に。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


2階のエアコンに取り掛かります。
同じ様に貫通スリーブを挿入。


位置決めをして、背面板を設置します。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


こちらもスリムダクトで取り回していきます。


新しい室外機は故障やメンテナンスの際に屋根上で作業できる様、こちらへ設置。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


こんな感じでスッキリ完成。
南側で直射日光を浴びながらの屋外作業なので、もうヘロヘロです...

分電盤の取替えに掛かります。
既存分電盤を撤去。


新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
この間、家中停電なので、急いで接続していきます。

アース(接地)がなかったので、キッチンのエアコン脇から屋外へアース線を取り出し、塩ビ管を使って保護、立ち下げます。


地中にアース棒を打ち込んで、接地を取りました。


分電盤はこんな感じで完成。


あとは各部屋の専用コンセントを取付けて、試運転開始。


異常がない事を確認してお引渡しです。


あ、キッチンのエアコンも専用コンセントにしましたから、今後は頻繁にブレーカーが落ちることはなくなると思います。
ただし、主幹ブレーカーは30Aのままですから、様子を見ながらお使いいただき、主幹ブレーカーが頻繁に落ちる様なら、電気容量増設も検討しなければなりませんね。

あ、そうそう、開口した押入れのところは、同じ厚みのベニヤ板で塞いでおきました。
ビス留めしているので、今後も点検口として使える様にしています。

「一番暑い時にお願いしてすみません。お忙しいのに急いでやっていただいてありがとうございました。これで安心して使えます。」と、二日掛かりでお客様にも大変な工事でしたが、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。