2019年6月7日金曜日

12年お使いの東芝マルチエアコンの効きが悪いので三菱マルチエアコンへ取替工事

初めてご依頼いただくお客様のご依頼で、室内機2台・室外機1台のマルチエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製マルチエアコン お客様支給品です。


既存機は東芝製でした。

こちらのお宅、内部構造がかなり変わっていて、2階子供部屋もこんな感じでした。
二部屋は完全に分離されている訳でなく、窓のところと天井面は吹き抜けになっています。
部屋に入るドアもなく、ほぼ開放状態の二部屋です(^_^;)
この様な構造のため、配管は隠蔽配管になっています。

室外機は1階。


「部屋の造りが吹き抜けやけんかも知れんけど、冷房の効きが悪いんよ。」とお聞きしていましたが、室外機のバルブを見て・・・あぁ・・・

ガス漏れを起こしています。
ここの接続を治してやって、ガスを規定量入れてやれば治りそうな感じでしたが、「もう12年経っとるけん取替えます。」との事で、今回ご依頼いただきました。

「そうそう、室内機の方が水漏れした事があるんやけど、大丈夫やろか?」とお客様。


ドレンを確認して見ると、隠蔽部分のドレンパイプの方が上がってますね...

これはいわゆる施工不良です。
これは対策できますから大丈夫です。

という訳で、本日工事にお伺いです。
昨日はもの凄いいいお天気だったんですけどね...
朝から雷と豪雨で、最悪のスタートです。

延期となると、2週間以上先になるので、シートを張って決行です。

室外機を撤去しました。


配管が短いので、溶接延長しておきます。


室内機も撤去して、取付けに掛かります。


位置決めをして、背面板を取付けます。


ドレンパイプの位置が高くて水漏れを起こしていましたから、既存のドレンパイプの下面と室内機の下面を合わせて設置します。

穴の下側が見えてしまいますけど、仕方ありません。
既存のドレンパイプを下げてしまうと完全に逆勾配になるので、この位置に合わせるしかありません。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


きちんと水が流れるか、きっちりとドレンテストを行います。


どうしてもこんな感じで配管穴が見えてしまうので、


カバープレートで塞ぎました。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。

作業が終わる頃には、雨も上がっていました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

雨が降って蒸し暑くなってきました。
今年の夏は、これで快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2019年6月6日木曜日

松山電工組理事会にて2019年~2020年度の役職をいただきました

午後からは、松山電気工事協同組合で開催された、理事会へ出席してきました。

今年度の事業予定をスケジュールに落とし込んで、日程などの細かな打ち合わせを行いました。
相変わらず、やること満載の組合活動です(^_^;)

さて、今回の理事会が総会後の初会議となります。
役員改選の選挙の結果、新理事も加わりましたので、役職の担当振り分けも行われ、すべての理事の担当が決まりました。

阿部の担当は...

今までと同様です...(^_^;)

「情報系は阿部くんしかできん」との全会一致です...

かしこまりました。
松山電気工事協同組合が日頃どんな活動をしているか、どんどん情報公開していきますね。
情報公開する事によって、この業界に興味を持ってもらえる若人が一人でも増えたら嬉しい限りです。
これから2年の役員任期、頑張ります!

12年お使いの三菱霧ヶ峰を一切保証なしでエアコン分解洗浄

いつもお世話になっているお客様から、エアコン分解洗浄のご依頼をいただきました。

三菱電機 MSZ-EM25E4-W(2007年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお奨めしていません。
分解途中に破損しても、部品が無いため修理ができないからです。
「どうしても」と言うお客様には、一切保証ができない事をご了承いただいての洗浄となります。
今回のお客様も、「いいです。壊れたら阿部さんから新しいの買いますから、お願いします。」との事で、お引き受けさせていただきました。

今回のご依頼は、運転するとホコリっぽい臭いがするとの事です。

こちらのエアコン、5年前にも分解洗浄させていただきましたが、寝室でご使用されているため、ホコリが多いです。

フィルター自動掃除機能が付いていますが、三菱製もご多分に漏れずこんな感じになります。

これが運転した際の「ホコリ臭い」原因になっています。

お預かりした室内機は、丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「ありがとうございます。これでもう少しの間使えますね。次は取替えますから、その時はまたお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2019年6月5日水曜日

エアコンの穴はあるけど専用コンセントが無い借家でエアコン取付工事

「引っ越しでエアコン持って来たんですけど、エアコンの穴はあるのに専用のコンセントが無いんで、それも一緒にお願いしたいんです」と、初めてのお客様のご依頼で、午後から工事にお伺いしてきました。


設置するお部屋は2階の和室。寝室として使われる様です。

確かに、穴は開いていますが、専用のコンセントはありません。
前に付けていた人は、足元のコンセントを使っていた様ですね。

しかしこの穴... 筋交い切ってしまってますね...


配管穴には、貫通スリーブを挿入しておきます。


屋根置きとお聞きしたんですけど、この屋根、寄棟(よせむね)になってるので、屋根置台は使えませんね。
ワイヤーが残っているので屋根置きにしていた感じですが、流れ方向が違うので大変危険です。


しっかりと取付けができる、壁面置きでご提案させていただきました。

壁面置きは、壁に室外機の振動が伝わるので、サイディング壁にはお奨めしていません。
今回の壁はモルタル+土壁なので振動が伝わりにくい事と、こちら側の壁は階段部分なので、ここが最適な位置になります。

室内機の取付けに掛かります。
壁が土壁なので、スライド金具を使って背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


ここで、フィルターがホコリで目詰まりしていたので、軽く掃除機で吸い取っておきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。


さて、エアコン専用コンセントを増設します。
畳を剥ぐと、前にどこかの業者さんが開口した点検口がありました。

ここを利用して、ケーブルを通していきます。

1階分電盤から、呼び線を挿入して天井裏へ。

前回増設された業者さんは、なぜ露出にしたんですかね?(^_^;)
簡単に壁内から天井裏へアクセスできるんですけど。

2階の点検口から、呼び線を引き寄せます。


呼び線を使ってケーブルを通して、壁は土壁で内部は通せないので、立ち上げは柱の脇を露出配線します。


この位置へ専用コンセントを取付けました。


分電盤で接続し、コンセントの電圧を確認して増設工事完了です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「暑くなる前に取付けしてもらってありがとうございます。来月二人目を出産なんで、ホントよかったです。」と、おめでたいご報告と共に、とても喜んでいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。