2010年4月16日金曜日

お寺の本堂へパッケージエアコン新設工事

水曜日から3日間、お世話になっている電気工事屋さんのご依頼で、壁掛形パッケージエアコン×2台の新設工事にお伺いしていました。


なぜ3日間も掛かったかと言うと・・・

お寺の本堂への設置だったんです。
写真正面と、対面側(撮影している方)へ1台づつ設置しました。
建物の構造上、壁掛タイプしか使えず、室外機の設置場所も限られていて、配管の取り回しに苦労しました(-_-;)

まずは土壁なので、室内機の設置場所へ背面板を取付けるための補強材を入れます。


背面板を取付けて、配管穴を開けます。


表側に回り、スリムダクトを取付けます。

床を貫通して、床下へ配管を通していきます。

ドレン配管は、勾配を付けながら裏の方へ通します。


この床下が大変だったんです。。。
下見に来た時に覗いたところは、床下が高くて「これなら簡単に裏の方へ配管が通せる」と思っていたのですが、、、

実際にもぐり込んで見ると、基礎の立ち上がり部分が狭くて、配管作業に手こずりました(-_-;)

無事通った配管を、溶接機を使って溶接接続します。


スリムダクトのカバーを取付けて、室内機側完了です。


室内機はこんな感じです。


今度は室外機側に回って、配管曲げ加工に掛かります。

ルームエアコンと違って配管サイズも太いですから、ベンダを使って銅管を曲げていきます。

曲げ加工した配管を室外機に接続して、床下から通風口を通って出てきた配管へ溶接接続します。


配管接続が完了すると、窒素ガスを使って気密試験を行い、漏れが無いことを確認してから真空引き作業に掛かります。


真空引き作業が完了後、室外機のバルブを開けてフロンガスを送って完了です。

対面側の室外機も向こう側に見えます。
雨どいが無いため、屋根からの雨だれが跳ねるので、溶融亜鉛メッキ製の平置台を使用して設置しました。

三菱電機製 スリムER 壁掛形4馬力タイプです。

新型はコンパクトできれいになりましたね。
これにムーブアイが付いていれば完璧なんですが、何で壁掛タイプには付いてないんでしょう?
それに、ちょっと施工性が悪くなった気がします。。。
まあ、施工性はお客様には関係のない事ですが。

今回は、電気工事屋さんからのご依頼でしたので、機器支給・電源工事別途でした。
電源は動力契約新設で、引込み、外線工事が絡むため、5月初め頃竣工予定だそうです。
なので、試運転は来月までお預けとなりました。

2010年4月13日火曜日

電工青年部・四国電力交流会

夕方から毎年恒例の、松山電気工事協同組合青年部と四国電力との交流会に参加してきました。

まぁ、飲み会ですね(*^_^*)
もとい、四国電力の契約・供給サービスの担当の方達と、親睦を深める会です。
二番町の「笠組」にて、四国電力から9名、青年部から12名が参加しました。

一般的に、電力さんは堅いイメージがありますが、お酒も入ってくるとワイワイといろんな話で盛り上がりました。
組合と電力、これからも良い関係を築いていきたいですね。

2010年4月10日土曜日

順調に進んでいたのに。。。

今週、Blog放置状態ですねぇ(-_-メ)
オニの様にやる事いっぱいで、、、

新築中の事務所兼倉庫の現場に入り浸りです。

先週まで順調に進んでいたんですが、大工さんが壁を張り終えたところで、追加・変更。。。

ADSLの予定がフレッツ光に、そしてLAN配線追加、電話も3回線に。。。
大工さんがきれいに張りつけたボードを剥がして、弱電用の配管を2本追加しました。
断熱材がパンパンに入っているので、結構時間が掛かりました(-_-;)
余計な時間ですよね。

それより大変だったのは、ルームエアコン3台の追加。
設計当初、業務用冷蔵庫が座るため、同じ動力回路を使用して業務用エアコンを設置する予定でした。
当社が請け負ったのは電灯回路のみで、動力回路は冷凍機屋さんが電気工事も行うことになっていました。

それがなんと、、、「エアコンのコンセントが無いって言よるよ」とお施主様。
「エアコンは動力で契約って言ってたでしょう?」と確認すると・・・
「ルームエアコンの位置描いた図面渡しとるよ」と冷凍機屋さん。。。
業務用が家庭用になって、電灯回路に変わった訳です。

どこかに図面が止まっていたみたいです。
で、照明器具も照度UPをご希望され、バタバタと電気の図面を描き直し、エアコンの仕様書を添付して、四国電力にすでに申請が通っているのを、頭を下げて変更のお願いに行ってきました。
「阿部さん、もう引込柱には新品のトランス上がってるんですからね。」とつぶやかれ、また頭を下げます。。。<(_ _)>
もう変更は受け付けませんよ(`´)

ん~、、、悪いのは誰だ!

2010年4月5日月曜日

マスプロ製LCN2Aをお使いの方へ

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今日の記事は、一般のお客様向けではありません<(_ _)>
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先週、仕入先といろいろとゴタゴタがあって、アンテナメーカー大手、「マスプロ電工」の新しい営業の方とお話できる機会がありました。
マスプロの前任の営業の方には、以前勤めていた電材卸会社で大変お世話になり、いろいろと伝授していただいた仲で、この仕事に変わってからも時々連絡を取っていました。

今回、メーカーさんまで当社に来ていただくほど、仕入先とモメたつもりは無いんですが、逆にいい機会となりました。
初めてお会いした営業の方もベテランで、いろいろ教えてくれそうなので、ちょっと甘えてみました。

アベ冷熱技研はアンテナ設置工事やCATV工事の時、「マスプロ電工製 LCN2A」でレベル測定を行っています。
それが最近、BSアンテナの設置時の「C/N値」が異常に低くなりました。

上の写真は、自宅のリビングで測定した結果です。
アンテナ直下ではありませんが、S5C-FBケーブル15m程度で、直列ユニット経由での測定値です。
分配はありませんから、「72.6dB」と十分なレベルは確保されています。
しかし、C/N値は「5.3dB」。。。

いつ頃から下がったのかは憶えていませんが、最近だったと思います。
いままで、C/N値はそんなに気にしていなかったのですが、「故障じゃないのか?」と不安になって、「ちょっと点検してもらえませんか?」と、マスプロさんにお願いしてみました。

その時、営業の方も「故障かもしれませんねぇ。もし修理なら2万近く掛かるかも。。。」と言っていました。
とりあえず、お預けしたら。。。

その日の夕方戻ってきました(*_*)

「阿部さん、調整で済みましたわ。」  ???
「これからは、BS測定する時は [ WARC-BS ] で測ってください。」と。

早速、測定してみると↓

おおっ!C/N値が20dB近くまで上がりました!
ユニットを経由しているので、十分な値ですね。

マスプロさんの見解によると、「衛星放送による地上デジタル放送の難視聴対策」が影響している様です。
これは、アナログ放送は視聴できていたにもかかわらず、地上デジタル放送が受信できない世帯に対して、BSデジタル放送を利用した同時再送信を行うものらしく、2010年2月22日からBS17チャンネルで試験放送が開始されました。

詳しくは↓
[Dpa] 地デジ難視対策衛星放送について

どうもこのBS17の出力が強く、いままでの測定方法ではきちんとした測定値が計算できないそうです。
「本社も認識してるんなら、営業所にも連絡してくれればいいのに。」と、営業の方も知らなかった様です。
と言うことは、松山で初めての問い合わせだった訳ですね。
まあ、レベルが規定値出ていて、テレビで問題なく受信できてる訳ですから、C/N値までは気にしませんよねぇ。。。

この設定変更は、マスプロ電工の営業所へ問い合わせれば、簡単に変更してもらえる様です。
今回はお願いしましたが、自分でできるのかも知れません。。。
気になる方は、とりあえず問い合わせですね(^^;)

2010年4月3日土曜日

あと施工アンカー施工技術認定講習会

今日は、松山電気工事協同組合青年部 情報委員会事業である「あと施工アンカー施工技術認定講習会(HILTI)」を、株式会社オオタケ松山支店様・日本ヒルティ株式会社様のご協力で、松山電気工事協同組合会議室・駐車場にて開催しました。

技能取得講習会は、情報委員である自分の担当だったので、一日講習会のお世話をさせていただきながらの受講です。

【講習会開催に至る背景】
官公庁物件などの施工時(太陽光発電システム及び電気器具の設置など)に、アンカー施工に関する技術認定保持者が、施工上の必要要件となってきている。

【講習会の目的】
アンカー施工に必要な技術認定資格の取得。

【期待される効果】
組合員の技能認定保持者増員により、作業内容の幅が広がり受注数の拡大を計る。

今回の講習会は「あと施工アンカー施工技術認定」取得を目的とし、受講者数が多いため午前・午後に分かれて講習会を行いました。

まずは、アンカーの分類・固着原理・設計及び考え方などの「アンカー理論」を座学で学びました。

アンカーの施工不良により死亡事故が発生した事例が紹介され、施工知識や技術の重要性を感じました。

その後、金属系アンカー・接着系アンカーを、実際にコンクリートへ打設する、「施工実技」を屋外でおこないました。
まずは、アンカーを打設するための下穴を開けます。


最初に、「HSA ウェッジ式締付方式金属系アンカー」を打設。


下穴にハンマーを使って打ち込みます。

規定値まで打ち込んだ後、トルクレンチを使用して規定トルクで締め付けると、埋設部が開いてガッチリ固定されます。
このアンカーのメリットは、不要になった場合、ナットを外して再度打ち込めば奥に入って行くので、サンダー等で切り飛ばさなくていいんですね。

次は「HVU 接着系カプセル方式アンカー」。

官公庁関係は、これ指定がほとんどだそうですね。

下穴を入念に清掃してカプセルを挿入。


全ねじボルトを打撃回転させて、一気に打ち込みます。

カプセルの中にはビニルウレタン樹脂と硬化剤が入っていて、打撃回転させることによって、コンクリート内部で拡散して硬化する仕組みになっています。

次に「HIT 接着系注入方式アンカー」。

こちらは、下穴へ2液式の接着剤を注入するタイプです。

これも下穴を入念に清掃して、空気が入らない様に、奥の方から接着剤を注入していきます。

2液分離ですが、ノズル部で混合されるため拡散させる必要がありません。

注入が完了すると全ねじボルトを回しながら、奥に突き当たるまで挿入して完了です。

金属系アンカーは打設後すぐに次の作業に掛れますが、接着系アンカーは固着するまでの養生時間が必要です。

実技が終わると、最後に講習内容が理解できているか「確認試験」が行われ、無事受講者30名全員合格しました。
合格者には後日、認定証が配布されます。

天井吊りエアコン工事・電気温水器設置・照明器具や配管材の吊り込みなど、アンカーを使う現場も結構あります。
最近では、太陽光発電システムを陸屋根設置する際にこの講習修了認定証が必要みたいで、講習会の依頼も増えているそうです。
これからもこの様に、現場で即戦力になれる講習会を開催していきたいと思います。

2010年4月2日金曜日

青年部役員会&花見会

午前中、電気工事組合の事務所で、明日開催される「あと施工アンカー施工技術認定講習会」の準備をしてきました。
この一週間、申し込みの締め切りをしているにも関わらず、目まぐるしく変更がありバタバタしていましたが、何とか明日開催できるようになりました。

今日は夕方から、「松山電気工事協同組合青年部4月定例役員会」に出席してきました。

場所は「笠組アイアングリル」。
花見の季節ともあって、花は無いけど花見会となりました。
久々にお酒が入って、ワイワイやりましたねぇ。

さあ、明日は講習会に1日付いていないといけないので早く寝ま~す(-。-)゜゜゜

2010年4月1日木曜日

マンションの天吊り室外機取替え

いつもお世話になっている業者様からのご依頼で、マンションのエアコン取替えにお伺いしてきました。

天井吊金具で設置されている既存機は、故障していて動かないため取替えます。

が、、、この天井吊金具のボルト類がサビ付いて、まったく外れません。。。(-_-;)

潤滑剤を吹き付けても、固着してまったくダメ。
しょうがないので、室外機の足を叩いて根元からもぎ取りました(^_^;)

他の部分のボルトやビスも腐食が進んでいるので、架台も取替えをお奨めして新しいものに取替えました。

エアコン・天井吊金具ともに新しくなりました。

アベ冷熱技研が扱うこの様な架台は、腐食に強いものを使用しております。
今回の架台は塗装品ですが、金具本体は溶融亜鉛メッキ鋼板素材にポリエステル粉体塗装仕上げで、ボルト類は高耐蝕性セラミックコーティング仕上げですから、今回取外した金具の様にはなりません。

しかし、なぜこのマンションは「天井吊り」にしたんでしょうか?
天井面は斜め向いていて特殊な金具を使っているし、ボルトで吊り下げているので、ちょっと触っただけでグラグラしてるし・・・
なんで、「壁面置台」にしなかったんでしょうね?
壁面設置するスペースは十分にあるんですが。。。

おかげで、また右腕の調子が悪くなりました。。。

2010年3月31日水曜日

地上18階リビングへルームエアコン新設

いやぁ~、絶景です~(^_^)

周りのビルが下の方に見えますよぉ。
マンション嫌いの自分でもワクワクしてきます(*^^)

ご予約いただいていましたエアコン新設工事にお伺いしてきました。

こちらは最近完成した、松山市内でトップクラスのマンションだそうです。

東側を見ると松山城。


南側には西堀端を下に見ながら、ずっと先に「くるりん」が見えます。


天井から床までのガラス貼りなので、高所恐怖症の方には不向きかも。。。


あ、本題に戻ります。
こちらのリビングへ、東芝大清快を新設させていただきました。

機器はお客様支給品です。

東芝の「お掃除タイプ」はパナソニック同様、ホコリを外部に排出するダクトホースが余分に付いています。
そのため配管部が太くなりMDダクトが使用できないため、スリムダクトSD77で化粧仕上げとしました。

外部も直射日光が当たる場所だったので、スリムダクト仕上げをお奨めしました。


ついでに、照明器具の取付けもご依頼いただきました。

山田照明製で、リビング全体がおしゃれな感じになりましたね。

工事完了後、来月、残りのお部屋のエアコン工事をご依頼いただきました<(_ _)>
またこのマンションに上がれるんですね(*^_^*)

2010年3月30日火曜日

今のところ順調

伊予市の事務所兼倉庫新築工事は、今のところ順調に進んでいます。
と言うより、全体的に遅れてるんですが。。。

事務所部分の天井部を一気に貼ってしまい、そこから間仕切りを作っていく工程です。
「天井の配線はどうするの?」と思われると思いますが、この天井裏へは倉庫部分から脚立で上がれるので、後からでも作業が可能なんです。

それより急ぐのは、大工さんが立ち上げた間柱にスイッチボックスを取り付けて、配線を仕込んでおく作業です。

写真の黒いボックスが「スイッチボックス」です。
このボックスに、スイッチやコンセントを取付けます。
なので、大工さんが壁を貼ってしまう前に完了しておかないといけない作業なんですね。
若い大工さん2人で作業されていますが、話しやすく、こちらの作業にも配慮してくれるので、今のところ順調に進んでいます。

でも遅れているので、4月中旬完成かな?

2010年3月29日月曜日

某ギャラリーでエアコン取替え

お昼前に少し時間ができたので、病院へ行ってきました。
右腕が悲鳴を上げているので、注射を打ってもらいましたが、この記事書いていてもズキズキしています。。。
左足のスネも肉離れが発覚。。。
先週の親子サッカーでやってしまったみたいです。
腕の痛み止め薬が効いていて気付かなかったみたいで、不幸中の幸い???

そんな最悪の体調でも、予定は変えられません。
今日はお昼から、先週の雨で延期になったエアコン取替工事にお伺いしてきました。

こちらは写真を展示されているギャラリーになっています。
3階建てテナントビルの1階なので、室内機の取替えは簡単に完了。

室外機は。。。

松山市内はビルが密集していて、室外機を設置する場所の選定も大変です。
今回は取替えですから同じ場所に設置するのですが、置いている場所が2階壁面。。。

左側の室外機を交換するのですが、悩みました・・・
2階には縦長の窓、下には入口に張り出したテント。

窓を開けると左の室外機が外せないため、しかたなく右側の室外機も外して、窓から撤去。

ハシゴの上で38Kgの室外機2台を、縦に向けて回転させながら窓へ通しました。
この時点で右腕は感覚を失っていました。

よくできたなと自分でも感心します(^_^;)

何事も無かったかの様に運転しています。
今後、この様な場合、迷わずクレーンを使わせていただきます。

あ、今回取替えとなった理由ですが、先週「効きが悪い」と修理のご依頼をいただき点検したのですが、キャピラリーの詰まりでした。
最初から調子が悪かったそうで、おそらく設置時に配管内に異物が混入したのでしょう。(当社の工事じゃありませんよ)
今回の場合は、修理より買い替えの方が良さそうなのでお奨めし、機器支給でご依頼いただきました。