先週、エアコン工事にお伺いしたプレハブ事務所へ、CATV配線の分配工事にお伺いしてきました。

以前はアナログテレビで、卓上アンテナを使って何とか映っていたそうですが、地デジ化に伴い映らなくなっていました。
アンテナを建てようかと迷っておられましたが、隣のご自宅にCATV導入済でしたので、CATVの分配をお奨めし、ご依頼いただきました。
まずは、隣の宅内側設備を調査します。
最初、押入れの点検口を開けると、S5C-FBケーブルが何本か見えたので「分配器はここやね」と思って見渡しても、ブースターも分配器も見当たらず。。。
数本のケーブルが壁の中に入っていたので、引きずり出すと・・・出てきました(-_-メ)

落ちたのか、落とし込んだのか。。。
ホコリだらけのブースターと分配器。
このブースターは初めて見ましたが、CATV専用なので流用。
ブースター入力側に-10dBのアッテネーターが付いていますが、入力レベルから見ても必要無いので外します。
分配器はアルミダイカスト製の物に取り替えます。
プレハブへケーブルを通すため、スチールワイヤーとケーブルフィッシャーを使って、天井裏にケーブルを通していきます。
外壁を貫通し防雨プレートを取付け、ステンレス支線に同軸ケーブルを添わせてプレハブ側に飛ばします。
宅内天井裏へ戻り、分配器を交換。

既存が2分配器だったので4分配器に取替え、1端子は将来の分配工事に備えてダミー処理しました。
既存ブースターを見ると、上り切換スイッチが双方向になっていたので、単方向に修正しておきました。

これ設置した方は何を考えていたんでしょう?
愛媛CATVは映像とネットの回線を保安器で切り分けているため、映像側の上りはありません。
ブースターもキチッと梁にビス留めしておきました。

これで壁の中に転落する事もありません。
プレハブ側でレベルを測定します。

宅内側のレベルを適正に合わせると、プレハブ側が80dBを超えるチャンネルが出るため、ブースターに付いていたアッテネーターを流用して-10dB落として適正レベルに調整します。
テレビに接続してチャンネル設定。

お客様に映りを確認していただいて、お引き渡しです。
「いやぁ、だいぶ映る様になったねぇ。これ、毎月の利用料が掛かるんやろ?」と言われました。
ここ、勘違いされているお客様が多いのでもう一度。
テレビ2台目以降は、STB(セットトップボックス)を設置しないかぎり、「無料」でご覧いただけます。
地元の地デジ放送は当然の事ながら、アナログチューナーを積んでいるテレビなら、下記のチャンネルが「無料」でご覧いただけますよ(*^^)v

映るチャンネル数は、お使いのテレビの性能次第で変わりますのでご了承ください。
アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。