2024年8月19日月曜日

ダイキンうるさらからムーブアイ搭載三菱霧ケ峰へエアコン取替工事

お世話になっているFB友さんのご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV3624-W ムーブアイ搭載霧ケ峰をお買い上げいただきました。

既存機はダイキン製うるるとさらら。
2009年製で15年お使いです。
動作はしますが、ガス漏れの様で効きません。

お部屋は2階ですが、室外機は裏の方に置かれている様です。

裏の方を見ようと思ったら窓用エアコンが...

「ついでにこれも撤去してください。」との事で作業に掛かりましたが、何か異様に重い...
銘板を見ると...え?48kgもあるんですかこれ?
一人で担いで降りようかと階段のところまで行ったんですけど、他のお宅に比べてちょっと階段が...
と言う訳で、お客様と一緒に担いで降ろすという...

窓用エアコンを外したら、先ほどの部屋の室外機が見えました。

配管を外して降ろそうかと思ったんですけど、実は今朝からずっと雨で、北側の屋根瓦に付いたコケのせいで、最高に滑ります...
さすがに43kgの室外機抱えて滑ったら、室外機もろとも地上に叩きつけられるので、とりあえず室外機のみ放置。

既存室内機と配管の撤去が完了。

気密性確保と小動物侵入防止のため、配管穴には貫通スリーブを挿入しておきます。

新しい室外機は裏の方へ置くのではなく、この位置へ設置します。

壁面置台を設置して、ここに室外機を置きます。

では新しいエアコンを取付けていきます。
位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
既存配管化粧カバーは、既存のものを流用しています。
午後から雨は止む予報でしたが、一層強く、ずっ~と降っていました...
軒先が出ているので、なんとかやれましたけど。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

少し時間があるので、既存の室外機を撤去しました。
ずるずる滑る瓦を、スポンジでコケを取って滑らない様に洗って外しました。
向こうに見える青い瓦は何やっても滑るんですけど、こちらのグレーの瓦は表面をキレイにしてやると、水が乗っていても滑らないんです。
まぁ、気持ちのいいもんじゃありませんけど。

「え?室外機、一人で降ろしたんですか?わぁ、スッキリしましたね。部屋も快適になって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年8月17日土曜日

専用コンセントがないためエアコン取付を断られたお宅でエアコン取付と電気工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取付工事と電気工事にお伺いしてきました。

今月始め頃に、「エアコン工事に来た業者さんが、専用コンセントがないから工事ができないと言われて帰ってしまったんですけど、そちらで電気工事とエアコンの取替えをお願いできませんか?」とお問い合わせいただきまして、合間を縫って現地調査にお伺いしていました。

既存機はサンヨー製。
足元のコンセントから電源を取っているため、この状態では基本ダメです。
何十年もこの状態で使ってきたので大丈夫と言われるお客様もいらっしゃいますが、事故が起こると責任を取らされるのは施工業者側ですから。
でも、電源が専用じゃないから取付けできないと帰ってしまう様な業者さんは考えものです。
電気工事士の資格を持っていないんでしょうね。
帰っていただいて良かったのかも知れません。

さて、専用コンセントを増設しなければなりませんが、分電盤の容量はどうでしょう?
いやぁ...なかなかの年代物ですね... これちゃんと動作するんでしょうか。

右側に見えるのは漏電遮断器です。
主幹ブレーカーかなと思いましたが、このブレーカーは浴室やキッチンなどの水周りと屋外コンセントのブレーカーでした。
という事は、主幹ブレーカーがありません。
主幹ブレーカーがないと電気の使い過ぎによる容量オーバー時に、電柱側が切れる可能性があります。
そうなると、電力会社が復旧してくれるまで停電状態になってしまいます。
よく今まで持ったなぁと思いますね。

左側に増設された分岐ブレーカーがあります。
ケーブルが2つに分かれていますが、調べてみるとナント!エアコンとキッチンのコンセントに繋がっていました...
「エアコン使いながら炊飯器入れたらブレーカーが落ちるんです」...まぁそうでしょう...

なんかいろいろ大変そうですが、とりあえず単相2線式ではないのが救いです。
黒白赤の3本線が確認できたので、単相3線式です。
これなら幹線ケーブルそのままで、大掛かりな容量UPの工事までは必要ありません。

将来的に大きな電気製品が増える様なら容量UPもお奨めしますが、この建物は借家のため、できるだけお客様の負担を抑えて、且つ安全な電気設備にしなければなりません。
今回、分電盤の部分は借家の大家さんが費用を負担していただけるという事でお話がまとまりました。

工事のご依頼をいただきましたが、予定がパンパンな上に、お客様が土曜日ご希望とのことで、まずは先週の土曜日午前中にエアコン取替えにお伺いしていました。

取替えるエアコンは2階で、室外機は緩勾配の屋根置きです。

既存機を撤去しました。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして背面板を設置。
土壁なので、スライド金具を使用しています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

専用コンセントがないので、試運転はお預けです。

そして一週間後の本日、電気工事にお伺いです。

分電盤と両脇のブレーカーを撤去。
もちろん宅内全停電状態です。

ケーブルを整理して、新しい分電盤へ接続していきます。
キッチンのコンセントと一緒になっていたエアコン回路も分けました。

分電盤の取替えが完了すると、2階のエアコン専用コンセント増設に掛かります。
土壁なので隠蔽配線はできません。

2階まで延々と露出配線です...

先週取付けたエアコンのところまでケーブルを引いて、コンセントを設置。

電源を投入して、試運転。
異常がないことを確認して、増設完了。

で、2階の隣の部屋のエアコンも、足元のコンセントから電源を取っていたので、こちらも増設。

これで安心してお使いいただける様になりました。

「暑い中、ありがとうございました。これで安心して使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やエアコン工事も、お気軽にご相談ください。

2024年8月13日火曜日

床置き?壁掛け?日立JC製 床置形エアコン取付工事

初めてのお客様のご依頼で、床置形エアコンの取付工事にお伺いしてきました。

日立ジョンソンコントロールズ空調製 お客様支給品です。

今回のご依頼は取替えです。
既存の室内機は床下へ半埋め状態で設置されています。
ガス漏れしているそうで、全然冷えないという状況です。
とりあえず2階のエアコンをガンガンに効かせて、降りてくる冷気で暑さを凌いでいるそうです。

しかしここ数年、こういうの多いですよね。
床下の空間をダクトの様にして、1台のエアコンで全館空調を行うものです。
ビルトインエアコンを使えばいいのにと思いますが、これ補助金の対象になったりするので、省エネタイプのエアコンでないと申請が通らないという現状がある様です。
補助金もらうために、ここまで無理するのはどうかなぁと阿部は思うのですが...

で、今回は同じところに設置するのではなく、隣のスペースに床置形のエアコンを取付けたいとの事で、既にエアコンと部材は発注されていました。

室外機は壁裏に設置されています。

では作業に掛かります。室外機を撤去。

室内機も、ほぼ無理矢理撤去。

配管は、新たに据える室内機の下辺りから外部へ向けて出ています。

さて、今回お客様が支給された床置形エアコンは、日立製。
三菱かダイキンかなぁと思ってたんですけど...
日立は初めてです。

後ろを見ると背面板が...

施工説明書を見ると、足元のパーツを外して壁掛けにもできる様です。
日立は初めてなので、施工説明書とニラメッコしながらの作業になります。

位置決めをして、背面板を設置。
言っておきますけど、これ床置形エアコンですから。

床下へ向けて配管穴を開けていきます。

右下から配管を出す場合は、別売品の配管セットを使用しなさいと記載されているため、この部品も手配されていましたが、今回これは使用しません。
接続部分が増えるのはリスクが大きくなるし、機器裏で結露する可能性もあるため、できるだけ不具合が出ない工法で進めていきます。

こんな感じで直接下へ落とす様にします。

室内機を据えます。
背面板と足元を固定しているので、ビクともしなくなります。

床下貫通部分はしっかりとパテ埋めをして、気密性を確保。
とか言いながら、右側には大きな開口があるんですけどね。

やり辛いですが、配管は床下で接続します。
三菱やダイキンだと、この接続部分は室内機の内部にあります。

配管接続後はしっかりと断熱材を巻いて、床下での配管結露を防止します。

室外機へ取掛ります。
架台とベースもお客様支給品で、これを使ってほしいとのご希望です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

用意されていた屋根も取付けて、こんな感じで完成。

取外した既存機が100Vだったので、新しい機器に合わせて200Vへ電圧切替。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

いやぁ...施工説明書見ながらの作業ですから、普段の2倍近くの時間が掛かりました。
次、同じの取付けてって言われたら、お断りしたい機種の仲間入りです。
「すみません、なんか大変そうなのがよく解りました。ホント、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。