2024年7月30日火曜日

8年お使いの三菱霧ケ峰がガス漏れで修理せずにエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事におうかがいしてきました。

三菱霧ケ峰BXVタイプ お客様支給品です。

既存機も三菱霧ケ峰でした。
8年前にお客様支給品で、アベ冷熱技研で取付けさせていただいたものになります。

実は今月始めに「エアコンが効かなくなったので、お忙しいとは思いますが点検をお願いできませんか」とご連絡いただき、お伺いしていました。
(繁忙期のエアコン点検や修理は、当社施工品に限りお受けしています)

冷房運転でガス圧を測定してみたところ...ガスが不足しています。

漏れ箇所を探していると、室内機の熱交換器の側面付近で反応が出ます。
レベルが振り切れるほどの漏れではなく、微量づつ漏れている様です。

とりあえずアベ冷熱技研の施工部分からの漏れではないので、点検作業はここまで。
この機器はお客様支給品ですから、修理される場合はお客様ご自身でメーカーサービスへ依頼していただきます。
少し冷たい対応かと思われるかも知れませんが、繁忙期にすべての修理対応をしているとキリがありませんので、お客様にはご理解いただいています。

ここまでが今月始め頃の作業でした。
しばらくしてメーカー点検を受けられたお客様から「修理代払うより取替えた方がいいので、取替工事をお願いします。」と、ご連絡いただきまして、本日お伺いしてきました。

では作業に掛かります。
既存機を撤去。

新しい室内機の背面板を設置。

室内機を掛けて、外周りの作業へ移ります。

あ、そうそう。こんなところに給気口があるので、全体的に室内機が右寄りになっています。

室外機は壁面置きです。

既存機を撤去して、ロープで降ろしました...

配管を接続していきます。
既存の配管化粧カバーは流用。

新しい室内機も持ち上げて据付け。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
三菱の室外機はコンパクトで扱いやすいです。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「ありがとうございます!一番暑くてお忙しい時に、ホントすみませんでした。またいろいろとお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年7月29日月曜日

店舗の新規OPEN寸前に量販店に断られたエアコン新設工事

以前エアコンと電気工事をさせていただいたFB友さんのご紹介で、三津浜商店街に新店舗をOPENしたRさんのお店へ、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2824-W 霧ケ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

商店街をちょっと歩いたところの、住宅の一角を借りてOPENしたお店です。
量販店の方が現地調査に来られて、「うちではできない」と断られてしまって途方に暮れているところに、FB友のMさんからアベ冷熱技研をご紹介いただいたそうです。

店舗正面側にしか室外機を置くスペースはなくて、しかも2階の既存壁面置台に置かなければなりません。
正面には電動式のテントがあります。
室内機を取付けるところにはシャッターボックスが隠れているため、正面へ向けての配管穴開けは不可能です。

建物の大家さんが来られてお話を聞くと、以前ここにエアコンが設置されていたそうで、「配管は天井裏に残っている」とのお話でしたが...

確かにありますけど、配管サイズが2分4分です。
しかも末端は養生されず開放状態のため、管内にホコリは入ってるわ変色してるわで、とてもじゃないけど使えません...

天井を覗いたついでに正面側を見ると、やはりシャッターがあって無理ですね。

さっきの配管はどこに出てるんだろうかと探したら...

いやぁ...根元で切断しているので、流用させるつもりはカケラも無かった様です。
さて、どうにもなりませんが、うちもお断りしましょうか?

ところが、建物の大家さんが提案されたのに驚きました。
「屋根に穴開けていいですよ。どうせ既存の配管も穴開けて立ち上がってたんでしょ?同じ様に水仕舞いしてもらえるんなら、屋根に開けてください。もうそうするしか無いでしょ?」
屋根に配管穴ですか...あまりやりたくないですけど、大家さんがOKでしたら...

という訳で、お見積りをさせていただき、今回ご依頼いただきました。
でも繁忙期です。
お互いの都合が合わず、新規OPENに間に合いませんでしたが、本日の定休日に工事にお伺いさせていただきました。

では、お言葉に甘えて、何の気兼ねもなく屋根を開口します。
ちなみに建物は古いですが、外壁、屋根、店舗部分はリフォームされていますので、石綿飛散防止対策の必要はありません。

室内側からも天井へ向けて開口。

たっぷりとコーキングを巻いて、貫通スリーブを挿入しておきます。

さて、ドレン排水はどうするかと言うと、これも建物の大家さんが「ここに排水管はあるけん」と教えていただきまして。

VP13は詰まりそうで嫌だなぁと思って覗いて見ると、下の方にVP20へ差し込まれていました。
VP13は使わず、VP20へ直接差し込む様にします。

配管ルートが決まると背面板を設置したて、MDダクトを取付けていきます。

室内機を掛ける前に、専用コンセント増設を。
分電盤にブレーカーを増設して、ケーブルを通してコンセントを室内機近くへ。

空きスペースに専用ブレーカーを増設しました。

エアコン工事に戻ります。
冷媒配管とケーブルを通していきます。

配管の化粧テープは耐候性のいいもので巻き上げて、配管穴から雨水が侵入しない様に、パテ埋め後に周囲をしっかりとコーキング処理します。

ウォールカバーを被せて、隙間のない様にしっかりとコーキングで塞ぎました。
2階の軒先も出ているので、ここまでやっておけば雨水が侵入することはないでしょう。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

ドレンはこんな感じで。

飾りを付ければ見えなくなります。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

なんとか設置完了です。
まぁこういう案件は、どこに頼んでも基本断られると思いますね。
阿部も本当は断りたかったです(^_^;)
「わぁ、涼しくなった!これでお友達が来ても大丈夫です。ありがとうございます。嬉しい!」と、大変お喜びいただきました(^^)

Rさん、新店舗OPENおめでとうございます!
Mさん、ご紹介ありがとうございました!

「Oh Koko Shop & Studio」

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年7月27日土曜日

16年お使いのビーバーエアコンをダイキンうるさらXへ取替工事

暑い日が続きますが、エアコン工事をお待ちいただいているお客様方々は大丈夫でしょうか。
本日は、雨で2回も工事延期させていただいたお客様宅へ、エアコン取替工事にお伺いしてきました。
あれ?阿部さん、ダイキン嫌いじゃなかったの?って思われますよね。
安心してください。お客様支給品です。
特にうるさらは、アベ冷熱技研で販売することはこの先絶対にありません。たぶん。

既存機は三菱重工のビーバーエアコン。
2008年製造で16年目。まだ動いていますが、取替えをご希望です。

配管は収納部を抜けて、外部へ。
光ケーブルが非常に邪魔です...

室外機は建物裏にあります。

では作業に掛かります。
光ケーブルと格闘しながら、既存機と配管を撤去。

位置決めをして、新しい室内機の背面板を設置。
土壁の様に見えますが、コンパネの上に砂を塗っている砂壁ですので、ビスがしっかりと効きます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
うるさらは他メーカーには無い加湿ホースが付くので、非常に施工性が悪い機種です。

加湿ホースのせいで、既存のスリムなダクトを流用することはできません。
太いダクトへ取替えて配管を収めます。

うるさらですから、例の如く室外機がベラボウに重いため、裏まで引こずってきました。

これ担ぐと腰を痛めて他のお客様へご迷惑をお掛けすることになりますから、引こずるのが一番安全です。
梱包込みで60kgですから、家庭用ルームエアコンの域を逸脱していますね。
製品が重いのは設計の仕方が悪いんでしょうね。
年々重くなってきていますから、開発力も技術力もないんでしょう。
加湿機能なんてエアコンに必要ありません。
加湿が必要なら、加湿器を別に購入するのが一番です。
余計な機能は故障の原因にもなりますから。

あ、すみません。キライなもので、書きだすと止まらなくなるんです...
なぜキライなのか、お会いした方にはお話しています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

既存機は100Vで、新しく取付けたのは200Vなので、分電盤の分岐ブレーカーを取替えて電圧切替を行いました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「暑い中、ありがとうございました。重いのを運んでいただいてすみません。これで快適に使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。