初めてのお客様のご依頼で、EVコンセントの増設工事にお伺いしてきました。
洗面所に設置されている分電盤は十分な容量があり、分岐回路も数個空きがあります。
今回、EVコンセントを設置するのは、南側の駐車場。
分電盤のある洗面所は、EVコンセントとは全く反対の北側です。
天井裏から南側は全く見通すことができません。
床下経由も考えましたが、床下を通しても屋外へ出す術がありません。
さすがに基礎貫通はやりたくありませんから。
という訳で、外壁を塩ビ管を使って引いて来る工法にします。
今日の予報は雨。
それも結構荒れる予報でしたが、午前中はパラパラと小雨程度なので、先に配管工事を行っていきます。
建物裏まで、延々と配管を取付けていきます。
途中、いろんな障害物があって、簡単にはいきません。
延々と延々と...
やっと浴室の天井裏のところまで配管を延ばしてきました。
ここまでで雨が強くなってきたので、屋内作業に掛かります。
今回の工事はお客様のご希望により、タイマースイッチでON/OFFできる様にします。
当初、この図面の通りにリモコンブレーカーもEVコンセント近くに設置する予定でしたが、コンセント周りに配管が入り乱れてかなりゴチャゴチャするので、リモコンブレーカーは浴室天井裏へ設置する事でご提案させていただきました。
タイマースイッチは、分電盤のある洗面所へ設置します。
壁を開口して、100V回路のケーブルを通していきます。
浴室点検口から天井裏を覗いて、ケーブルを手繰り寄せます。
タイムスイッチを取付けておきます。
リモコンブレーカーを浴室の天井裏へ設置。
分電盤までケーブルを通します。
EVコンセント用の漏電ブレーカーを増設して、ケーブルを接続しました。
さて、外部配管の中にケーブルを通していかないといけないのに、雨が強くなってきました...
雨合羽を着て、通線作業に掛かります。
曲がりが多いので、結構大変です...
あっちで引っ張り、こっちで押し込んだりと、行ったり来たりの一人作業です。
なんとか通線完了。
EVコンセントを取付けて、作業完了です。
タイマースイッチの時刻を合わせて、ON/OFFのテストを行います。
通常、リモコンブレーカーはOFFになっていますが、
タイマースイッチで100Vの電圧が掛かるとONになります。
ONになる事で一次側と二次側が通電して、200Vの電圧がEVコンセントに掛かる仕組みです。
リモコンブレーカーは、ボックス内に収めて扉を閉じておきます。
あとはEVコンセントのところで、電圧と接地状態を確認してお引渡しです。
「思ったよりスッキリ仕上がって、いいですね。キレイにしていただいてありがとうございました。思ったより安くできたので、ディーラーにも阿部さんを紹介しておきますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
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