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2019年8月26日月曜日

エアコン取替えのついでに放熱の悪い場所から室外機を救出作業

ずっと雨の予報で、工事の予定も目まぐるしく変更しております。
今日は今後一週間で唯一、晴れマークの付いた天気予報だったので、本当は明日工事予定だったエアコン工事を、本日に前倒しさせていただいてお伺いしてきました。

エアコン機器は、お客様支給品です。


既存機はこんな感じでした。
かなりくたびれていますね...(^_^;)


室外機は2階ベランダに置いてありましたが、今度このベランダをお部屋にすると言うことで、室外機を1階へ降ろさなくてはいけなくなりました。

さすがに古いので、この際に取替えてしまおうと言うものです。

その室外機を置くスペースがですね...(´;ω;`)

奥に見える室外機は、1階ダイニングに設置されているエアコンです。

以前にこのエアコン(他社施工)が水漏れするという事で、修理にお伺いした際にも気になっていたんですけど、これは室外機くんがかわいそうですよね。

自分が吐き出した熱風を、また自分が吸い込むという、「サーキュレーション」を起こしています。
かなりコンプレッサーに負荷が掛かりますから、エアコンの寿命を縮めてしまいますね。

今回、2階寝室の室外機もここにしか置けないと言うことで、ついでにこのダイニングの室外機も、ブロック塀より上げてやる工法でご提案させていただき、ご依頼いただきました。

まずは既存機を撤去。


元の配管穴は、内も外もキャップで塞ぎます。


新しい室内機の背面板を取付けます。


位置決めをして、配管穴を開けていきます。


配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


さすがにブロック塀まで50cmではハシゴが立たないので、お隣に許可をいただいて敷地に入らせていただきます。

※お隣への交渉は、お客様ご自身で行っていただきます。
日頃からお隣との関係が良好でないとできない工事ですね。

外部配管は、ホワイト色のスリムダクトで化粧仕上げ。


室外機を見ると、打痕が・・・

またか、、、って感じですね。
お客様支給のネット購入品で、よく見掛けます。
お聞きすると、いつもの運送業者の名前でした... 残念ですね。
お客様は、「使えるなら見た目は全然気にならない」と言うことで、作業を進めます。

ダイニング、寝室の室外機共に、二段置台を使って、ブロック塀の高さまで上げて設置。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成です。

室外機の吹出しはお隣の窓から離れているので、問題はありません。
気持ちの問題はあるかも知れませんが...(^_^;)
あまり気になる様でしたら、吹出し方向を変える風向ガイドを取付ける事をお奨めしました。
敷地いっぱいに建物を建てると、こういう場合に大変ですね...

今回200Vのエアコンに取替えましたので、100Vコンセントから...


電圧を切り替えて、200Vコンセントへ取替えます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「いつもキレイに取付けていただいて、ありがとうございます。次は子供部屋のエアコンも取替えようと思ってますんで、その時はまたお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2019年8月22日木曜日

松前町のお洒落なカフェWordsworthさんでマルチエアコン取替工事

今日は早朝から、システムマルチエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MXZ-6017AS / MLZ-GX3617AS-IN×2台 / MAC-C01PW×2組を、お買い上げいただきました。


こちらのお店は、いつもお世話になっているワーズワースさん。


松前町の出会大橋を降りてすぐのところにある、お洒落なカフェです。
シーズンになると、建物がバラに覆われてとてもキレイなカフェなので、ご存知の方も多いと思います(*^^*)


先月末に店長さんから、「お店のエアコンが風は出るけど、生ぬるくて冷えません。阿部さんに設置していただいたやつじゃなくて、客席のところのエアコンです。今の時期お忙しいのは重々承知してますが、お時間取れる時でかまいませんので、一度見に来ていただけると助かります。」とメッセージいただきまして、OPEN前の朝イチに点検にお伺いしていました。

天カセ1方向の室内機が2台・室外機が1台のマルチエアコンです。

室外機はお店の裏の方にあります。
2001年製ですから、18年目ですか。。。
まぁまぁ劣化が進んでいますね。


しばらく運転していると、液側配管に霜が付き始めました...あぁこれは...


ガス圧を測ってみます... あぁ... 終了ですね... ほとんどガスがありません。


う~ん、、、どうしたものか。
このままだとお店の営業ができません。
すぐに取替えと言っても、見積もりもしないといきなりは無理だし、なんと言っても数週間先まで予定がいっぱいな上、そもそもエアコンの在庫があるかどうかも不安が残ります。

仕方ない....................(´・ω・`)

本当は入れたくはありませんが、フロンガスを追加充填。

基本的にはダメなんですよ。漏れているのが分かっている機器に、フロンガスを充填するのは。

ただし、事業への著しい損害が生じる場合などやむを得ない場合に、1回限りの応急的な充填が許されています。(環境省より↓)


「2回目はありませんからね。」と念を押して、早めの取替えをお願いして、御見積書を提出させていただきました。

それ以降しばらく冷えていて、「いまはエアコンもよく効いているので、取り替えはそんなには急いでいません。阿部さんの都合の良い時にお願いします。22日でも29日でもいいし、9月に入ってからでもかまいませんので。」と、取替工事のご依頼をいただきました。

で、本日、メーカーも盆休みから明けてエアコンが入荷したので、取替えにお伺いしました。

まずは室外機から撤去していきます。


室外機を持ち上げたら、脚が外れてしまいました...
うわぁ、かなり腐食していたんですね...(´・ω・`)

コンクリートブロックを敷いていましたが、半分以上土に埋まっていたので、湿気で腐食が進んだものと思います。
恐らく、コンプレッサー周辺も同じ様な感じで腐食していると思われますから、その辺からガス漏れが発生しているんだろうと思います。

室内機1台目撤去。


室内機2台目撤去。

この2台、恐らく1台づつ2人で施工したものと思います。
施工方法が全く違うので(^_^;)

しかし、この断熱ソフトドレンの使い方...

これは取替えようがないので流用しますけど、なぜ隠蔽部分にソフトドレンを使うのか。
たぶん施工性優先なんでしょうけど。

新しい室内機は少し幅が広くなるので、天井を開口します。


既存配管は流用しますが、接続がまったく逆になるので配管を延長します。


実はこの逆側に、大梁があります...
なんでこんな所に設置するかなぁ...(´・ω・`)と、恨み節が出ますが、やるしかありません。

配管はかなりタイトに曲げなければなりません。

そしてこれ...

三菱のメリットである配管接続部の金具を、泣く泣くカット。
これが付いてると、急激に配管を曲げての接続ができないんです。

大梁を削るか、室内機をカットするか...
さすがに建物を痛める訳にはいきませんから、室内機をカットです。

室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。


配管はこんな感じで曲げて、なんとか納まりました。


もう一台の方はサクッと行けるかな?と思ったら、また変な所に換気扇が...(´・ω・`)


こちらもなんとか吊り込み、配管を接続します。


室外機周りの途中経過写真はありません。室内側で必死ですから(^_^;)
親父が配管溶接延長、室外機接続を行ってくれていまして、室内機を繋いだ時点で真空引き開始。


室外機の足元は、プラロックを取付けた下にブロックを敷いて、通気性を確保しました。

これで少しは腐食を遅らせる事ができます。

室外機周りはこんな感じで完成。


室内機に化粧パネルを取付けて完成。


あとは1台づつ試運転開始。


異常がない事を確認して、お引渡しです。


あ、そうそう、3時の休憩の時に、美味しいコーヒーとケーキをいただきました(*^^*)

これは感激でしたね(^^) 追い込み作業も頑張れました。

今日は定休日で店長さんはお休みでしたが、「今日は暑い中大変お世話になりました(^^) 明日の朝エアコンつけるのが楽しみです!いつもありがとうございます。」と、FBにコメントいただきました(*^^*)
明日からまたたくさんのお客様に、美味しいコーヒーを楽しんでいただけますね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2019年8月20日火曜日

久々に見たもの凄い施工品の手直し工事

午後から、エアコンの手直し?修理?取付け直し??にお伺いしてきました。

今回初めてご依頼いただくお客様で、写真と共にお問い合わせメールをいただきました。

いやぁ...久々に凄いの拝見させていただきました(^_^;)

室外機側もやってますねぇ...


以下、8月始めにいただいたお客様メール内容↓
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初めてメール差し上げます。
以前、引越時に自分でエアコンの取り付けを行ったのですが、壁の穴の位置がエアコンのと逆だったため、とりあえずこんな形で取り付けて、そのままになっております。
このままでは使えないので、そのままになっています。(無理に使うと、パイプからぽたぽた水が漏ってきます)
私にはパイプをいじる技術がないのですが、正常な状態にするにはいかほど料金がかかるでしょうか。
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以下、阿部返信↓
(大まかな金額提示後)
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ご自分で取付けされたとの事ですが、真空引きはどの様にされましたか?
真空引きされていない場合は、機器内のガスに空気が混じっている可能性があるため、手直ししても正常に動作する保証は一切できません。
室外機の外観から、この年式にこれ以上お金を掛けるメリットは薄いと思いますがいかがでしょうか。
もし当社へ工事をご依頼いただける場合、8月下旬となりますので、合わせてご検討ください。
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1997年製品です。


普通の方なら諦めるのですが、しばらくしてご依頼のメールをいただきまして...(^_^;)

本日お伺いさせていただき、再度デメリットをお伝えさせていただきましたが、「いいです、やってください。もし使えなくても料金はお支払いします。」との事で、作業に掛かります。

早速、これは・・・という箇所を発見。

ガス漏れした形跡ですね。
ガスが残っているのか調べてみましょう。

0です。ゼロです。全く無しと言う意味です...(´・ω・`)

ガスはR22と言う、旧式のフロンガスです。
嫌な予感がしていたので、事前に品番を教えてもらっていて正解でした。

フロンガスを規定量充填となると、追加費用が結構掛かります。
ここで作業を止めるか、進めるか、お客様にご説明...

「いいです。お願いします。」
そうですか...やりますか...(^_^;)

では全撤去に掛かります。

この配管が急激に曲がっているところが、非常に気になります。

やっぱり... かなり無理された様子ですね。

ここで儲けに走る業者さんなら配管全部取替えという流れになるんでしょうけど、阿部は使えるものは使う、できるだけ費用を抑えるという、ある意味貧乏性?な人間ですから、折れているところはカットして、既存配管流用です(u_u*)

室内機から配管を外す時、室内機が落下しそうになりました(+_+)
原因はこれ。

石膏ボードにビスだけ...

数カ所にプラグを使っていましたが、これはコンクリート用ですが...

引っ張ったらスッポリ抜けました(;・∀・)

全撤去完了。既に汗だくでクラクラします...


室内機の取付位置を少し変更して、背面板を設置。

下地がない壁なので、しっかりとボードアンカーで留めておきます。

室内機を掛けます。

室内機を穴に合わせず上に上げているのは、収納扉が当たらない様にするためです。

配管類を接続していきます。


配管がぐにゃぐにゃだったのでクセを取るのに苦労しましたが、なんとかこんな感じでテープ巻き仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管と機器内部をしっかりと真空乾燥させます。


フロンガスを充填するため、少量ずつガスを入れながら冷房運転。


通常は名板に書いてある規定充填量を入れるところですが、配管距離が短いのと、寿命もそう長くはないので、運転ガス圧を見ながら充填します。


冷房運転に適正なガス圧になり、冷風が出始めて作業完了です。


室外機周りはこんな感じで完成です。

室外機のところは段差があって一段上がっているので、これも費用を抑えるため、プラロックを使用していません。

室内機周りはこんな感じで完成です。

室内機...とりあえず拭いてみたんですけど、キレイにはなりませんでした(^_^;)

「わぁ。動いてますね。ちゃんと冷えてるし。あまり冷房使わないんですけど、さすがに最近暑いんで...。よかった。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

ちなみに、基本的に繁忙期はこの様な修理は承っておりません。
今回のお客様は、2週間でも3週間先でもかまわないと言う事でしたので、お引き受けさせていただきました。
この猛暑を耐えれる方は、おチカラになれるかも知れません(^_^;)