先月、友人の所有しているマンションのブースター取替えの依頼がありました。
話を聞くと、ブースターが古いので地上デジタル放送が受信できないとか。
早速、現地調査に行った訳ですが。。。

確かにブースターは古いけど、アンテナ自体が無理です(-_-;)
4本の支線の内、2本が切れています。。。
しかも、屋根馬の腐食が激しい・・・
4本の足の内、1本は浮いています(-_-;)
既存の支線は鉄線でポロポロ。

このアンテナ、倒れないのが不思議なくらい傷んでいます。
「これブースターだけじゃなくて、建て替えんと危ないよ」「んじゃあ、見積りしてや」との事で、アンテナ建替工事の場合と、CATV導入の場合と2プラン提案させていただきましたが、アンテナ建替工事で決定。
先週、各お部屋に工事日時のポスティングをさせていただき、本日工事を行いました。
今日に限って、昼から雨の予報。。。
急いで工事に掛かります。
幹線ケーブルを、すべてS5C-FBの高シールド同軸ケーブルに引き換えるつもりが・・・

古い7Cケーブルに5Cをくくって引けども、なかなかケーブルが来ない?
真下の階のボックスに直接入っていると思っていたケーブルは、力一杯引っ張りすぎて、途中で外れて抜けてしまいました。。。(+o+)
どうしよう・・・と途方に暮れていると、パイプシャフトの脇に「フタ」らしき物を発見。

怪しいと思って開いて見ると・・・

出てきました(*_*) 良かったぁぁぁ。
しかし、このプルボックスの位置、遠回りなんですけど。。。
何とかケーブルが通ったので、コーキングで完璧に防水処理します。

ここまで1時間掛かってます(-_-;)
ここで雨が降り出しました。
でも、止める訳にはいきません。
支線を取るために、アンカーを打ってリングを設置。

ここもコーキングで防水処理。
既存の設置場所を移動して、アンテナを建てます。

受信レベルを確保するため、20素子のUHFアンテナを設置。
VHFは、目の前に見える城山に送信塔があるため、アンテナは必要無いくらいです。
受信レベルを測定。

UHFは問題無し。
VHFは100dBを超えているため、アッテネーターで入力レベルを落としました。
新しい屋根馬は腐食に強いタイプ。

防水シートを傷めない様に、防振ゴムを敷きます。
既存設備は、各階にあるボックス内で分岐・分配されています。
各階への立ち下がりケーブルも、S5C-FBへ入れ替えます。
古い分岐器を取外して、新しいブースターとコンセントを設置します。
分配器も新しい物に取替えます。

が、各部屋へ通っている5C-2Vの入れ替えができないため、これは流用します。
4階建ての8戸、3送り+3送り+2送りなので、たぶん大丈夫でしょう。
後は、各部屋にお邪魔して、テレビユニットの取替えです。

フィーダー線タイプから、同軸タイプのデジタル対応ユニットに交換。
ユニット部でもレベル測定。

異常が無い事を確認します。
テレビを接続して、映りを確認していただきます。

2軒の方がお留守で、ユニット交換ができませんでしたが、後日お打ち合わせをして再度お伺いします。
すべて、マスプロ電工製で工事完了です。
マスプロの○○さん、いろいろご相談に乗って頂きましてありがとうございました<(_ _)>

ステンレス支線で、8点で引っ張りを取っているので、ビクともしませんよ。
○○ビルのみなさま、ご協力ありがとうございました<(_ _)>
快適な地デジ生活をお楽しみくださいませ。
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