2023年9月9日土曜日

ボロボロになったテープ巻き仕上げの配管をスリムダクトで化粧仕上げに

いつもお世話になっているFB友さんから、エアコンの配管が劣化しているのでどうにかならないかと言うご相談をいただきまして、やっと本日お伺いしてきました。

はぃ。「やっと」と書きました。
ご相談いただいていたのは7月です。
「阿部さん忙しいやろうけん、手の空いた時でかまいませんから。」とのお言葉に、空いたら絶対一番に行こうと思いながら、雨や台風で予定がズルズルになる中、やきもきしていたら9月になってしまいました...ゴメンナサイ

今回のご依頼は、ボロボロになったエアコンの配管を補修してほしいとの事です。
テープ巻き仕上げは、直射日光が当たる場所では劣化が激しくなります。

直射日光だけでなく、酸性雨の影響も大きいです。

何かに齧られた訳ではなく、年数を掛けてテープがボロボロになって飛んでいき、銅管に巻かれている断熱材も、こんな感じでボロボロになります。
断熱材が剥がれると、その部分で熱が逃げてしまうため、能力ダウンや消費電力が高くなったりします。

ドレンホースは腐ちてしまって、途中でちぎれていました。

あ、ちなみにアベ冷熱技研の施工品ではありません。

まぁ年式が年式ですから...
三菱霧ヶ峰ですけど、ゆうに20年以上は経過していますね。

配管の断熱材を補修して、スリムダクトを付ければ見た目はキレイになります。
ただし、明日故障して動かなくなるかも知れないエアコンのために、お金を掛けてそこまでやるのはどうなんですかね?
そろそろ寿命ですから、エアコンを取替える時に配管もスリムダクトも一緒にやる方が、余分なお金を掛けなくて済みますよとご提案させていただきましたが、「このエアコンは、故障しても取替えないと思うんで、まぁやってくださいや。」という事で(^_^;)

で、本日お伺いです。
作業は、お隣の畑の地主さんに許可をいただいて、ハシゴを立てての作業です。

配管がまっすぐ降りているので簡単かなと思いきや、配管穴から真っ直ぐ下がったところに丁度パイプ支持金具が...
これを交わして、スリムダクトを取付けていきます。

スリムダクトが付いたら、古い断熱材を剥いで、他の現場で撤去した配管の断熱材を被せていきます。
新品じゃないのか?って思われると思いますが、新品でこんな断熱材はありませんので。
あったとしても、これこそ余分なコストを掛ける必要はありませんから。

通信ケーブルも被覆が劣化しているので、粘着テープで劣化が進まない様に保護します。

室外機のバルブの根本まで断熱材を巻きました。
この後、断熱材も粘着テープで保護しています。

一台目はこんな感じで完了。
配管を外さずにスリムダクトを取付けるのは、簡単そうに見えてなかなか時間が掛かります。

はぃ。実は二台目があります。
太陽が回ってきて、地獄の様な暑さがやってきました...
こちらは先程のものに比べたら年式が若いので、そんなに劣化は進んでいませんが、この際に一緒にやってほしいとの事です。

日が当たる場所や酸性雨が掛かる場所は、劣化が進んでいますね。

室外機への接続部分も、触るとボロボロと崩れてしまうので、、、

粘着テープでしっかりと保護しておきます。

地獄の暑さでしたが、なんとかやり切りました。
室外機の取付け方が何とも言えませんが、そこは目を閉じて(u_u)

これで見た目や漏電の心配をする事なく、エアコンをご使用いただける様になりましたね。
作業が終わる前にお客様はお出掛けされてしまいましたので、感想をお聞きできずでした。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年9月8日金曜日

3年使用のエアコンの効きが悪くなったのでエアコン分解洗浄修理

最初に書いておきますが、エアコン分解洗浄の受付は再開しておりませんので、悪しからずご了承ください。

いつもお世話になっているお客様から、「3年前に阿部さんに取付けてもらったエアコンが、全然冷えないんで見てほしい。」と点検修理のご依頼をいただきまして、一昨日点検にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2819-W(2020年製) スタンダードタイプです。

お伺いして室内機の吹出口のところに手をかざすと、微妙に風が出ている感じで、強風設定にしても音が高くなるだけで風量が変わりませんでした。
運転を止めてファンを確認すると...
いやいや、そりゃ風も出ませんよね...
ホコリとカビがビッシリとファンにこびり着いていました。

さて、これは洗うしか手立てがありませんね。
洗浄の受付はしていませんが、リビングでエアコンが効かないとか耐えられないので、「修理」ということで室内機をお預かりさせていただきました。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

取付けが終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「おぉ、風の音が全然違う!かなり汚れとったんやねぇ。これで安心や。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2023年9月5日火曜日

賃貸マンションの一室でリフォームに伴う電気設備改修工事

先月から取り掛かっていました、賃貸マンションの一室をリフォームするための電気工事が完了しましたので、本日お引渡しでした。
オーナー様から直接のご依頼で、建築とは分離発注という形で、毎回お引き受けさせていただいています。

今回は部屋の間取りを変えたりなどの大きな改修はなく、古くなった機器や分電盤、配線器具などの取替えです。
一旦、古い機器を外しておいて、壁クロスを貼り替えた後に新しい機器を取付けていく流れです。

油まみれになったレンジフードや流し元灯。

システムキッチンを取替えると同時に、新しいものに取替えました。

大きな音を立てて回転していた浴室換気扇も、

新しい音の静かな換気扇へ。

あと付けされていたドアホン周りは、ネットや電話線が入り乱れていましたが、

クロスを貼り替える前に、ケーブル類を壁の中へ収めました。

分電盤は電気設備の要ですから、この機会に新しいものへ。

ブレーカーにも寿命があります。
入居されてから不具合がですと、後で大変な思いをしますから。

古い配線器具も、すべてコスモシリーズへ取替えました。

配線器具が変わるだけで、お部屋の雰囲気がガラッと変わりますね。
エアコン繁忙期で大変な時期に着工でしたが、なんとか納めることができました。
まだ設備屋さんと美装屋さんの仕事が残っているので、完成はもう少し先の様です。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2023年9月1日金曜日

9月になっても暑いのでエアコン取付けて欲しいとのご依頼

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2523-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

今年の夏も例年通り暑いんですけど、暑い日が長すぎますよね?
今回のお客様は、ずっと「あたしエアコン嫌いなの」と言われていて、ご自分の部屋にはエアコンを付けていなかったんですが、今年はさすがの暑さにまいってしまわれたそうで、「阿部さんの空いてる時でかまんから、お願いします。」とご依頼いただきました。

今回取付けるお部屋は、1階和室。

外壁に面している壁がここしかないため、こんなところに専用コンセントがありました。

では作業に掛ります。
位置決めをして、配管穴を開けていきます。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

スライド金具を使って、背面板を設置。
この壁、土壁ではありませんが、薄い石膏ボードの下地にモルタルを塗った壁でビスがしっかり効かないので、スライド金具で固定しています。
本来であればもう少し上に設置したいところですが、手前に垂れ壁があるのでこの高さがギリギリです。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、スリムダクトで化粧仕上げ。
途中、雨が降り出してストップしましたが、通り雨だった様で作業再開。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
泥ハネ軽減のため、プラロックの下にブロックを敷いています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引き渡しです。

引いて見るとこんな感じです。
「ありがとうございました。これで涼しく過ごせるわ。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。