2023年2月8日水曜日

35年ご使用の分電盤を感震ブレーカー搭載分電盤へ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、分電盤取替えと換気扇×2台の取替工事にお伺いしてきました。

既存の分電盤は松下電工製。

製造年が1988年なので、35年になります。
現状、特に不具合などはありませんが、新築当時からそのままなので、故障する前に取替えておきたいとの事でご依頼いただきました。

メーカー推奨の分電盤の取替え時期は、約13年と言われています。
急な故障で家中停電が続くなんて考えたくもありませんから、早めに取替えておく方が得策ですね。

さて、取外す前に回路チェックをしていると、2本共噛ましの回路を見つけました。
負荷が少ない回路なら問題ありませんが、この回路はエアコンです。
もう一本はどこへ行っているんだろうかと思ったら、別の部屋のエアコン専用コンセントに繋がっていました。
幸い、その部屋にエアコンは設置されていなかったため、ブレーカーが動作することはなかった様ですが、今回この回路は専用ブレーカーへ接続します。

停電作業に掛かります。
まずは既存盤を撤去。

既存盤の主幹一次側は、ヨリ線押さえ付けタイプだったため、油圧圧着工具を使ってR型端子を圧着します。

新しい分電盤を設置し、ケーブルを接続していきます。

接続完了後、電源を投入して感震ブレーカーのテストを行います。

3分間、点滅とブザーが鳴って、主幹ブレーカーが遮断されました。

いわゆる「漏電」での遮断です。
擬似的に漏電を起こして、ブレーカーを遮断する仕組みです。


3分間は、深夜でも安全に避難できるために設けられています。
地震後停電になって、この機能が働かなくなった場合でも、復電後3分間経過して強制的に遮断されるので、避難して誰も家に居なくても通電火災が起きないというスグレモノです。

作業が完了すると、カバーを取付けて完成です。

今回、トイレと洗面所の換気扇の取替えもご依頼いただきました。
これも新築当時からなので、運転音も高くなっていたため取替えです。

音も静かになって、快適にご使用いただける様になりました。

「なんか近代的になりましたね。これで安心して使えます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

2023年2月6日月曜日

隠蔽配管の富士通ゼネラルエアコンの取外し完全分解洗浄作業

昨年、他のお部屋のエアコン取替工事をご依頼いただいたお客様から、エアコン分解洗浄のご依頼をいただき、本日再取付にお伺いさせていただきました。

富士通ゼネラル AS-C28G-W(2018年製) 自動掃除機能なしのスタンダードタイプです。

今回はリビングに設置されているエアコンで、収納棚のところに隠蔽配管で取付けられていました。

せっかくキレイなお部屋なのに、コンセントと配管穴の位置がなんとも残念です...

しかも、左配管接続のために室内機を持ち上げるスペースもありません...
これ、恐らく、天井高で配管位置とコンセント位置を割り出したんだと思います。
収納棚の枠の分、天井が下がってくることを想定していなかったんでしょうね。
コンセントの位置を右に寄せていれば、なんとでもできたのに、ホント残念な施工です。

配管の接続部分は、テープがきちんと巻けていなかったため、内部結露を起こしてナットは粉を噴いてるし、銅管は真っ黒になってしまっていました。

かなりやりにくかったですが、なんとか外せました。
再取付けはもっと苦労しそうです...

今回、お客様は洗浄受付再開をずっとお待ちいただいていた様です。
「冬はパネルヒーターがあるのでエアコンは使ってません。阿部さんの都合でいつでもいいので、お願いできませんか?」とご連絡いただきまして、いつでもいいならとお引き受けさせていただきました。
子供さんが体調が悪いそうで、エアコンの吹出口から見えるカビがどうしても気になるとの事でした。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

凄いたくさんのススの様なものが大量に流れ出てきたんですけど、何なんでしょうかね?
カビとはちょっと違う感じです。
お客様にお聞きしても、室内でススが出る様なものは使っていないとの事でした。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
めちゃめちゃやりにくくて大変でした...

電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「綿棒で手前の方は掃除してみたんですけど、黒いの見えてこれはダメだと思ったんでお願いしました。キレイにしていただいて、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2023年2月4日土曜日

分譲マンションで13年お使いのパナソニックから三菱電機へエアコン取替工事


初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV5622S-W 霧ヶ峰プレミアムモデルをお買い上げいただきました。

既存機はパナソニック製です。
マンションご購入の際に、元々設置されていたものだそうです。

MDダクトを使っていますが、この部分にゴムの突き合わせ部材を使っていた様です。
既に取れてしまってありませんが、両面テープで貼り付けるため、数年すると両面テープがドロドロになってこんな風になります。
なので、アベ冷熱技研ではゴムの突き合わせ部材は使いません。

室外機はベランダに二段置きにされています。
下段が今回取替える室外機で、上段は別の部屋のものです。

排水のための溝が掘ってありますが、国道沿いのため黒いススが多く、ここが常に湿っている状態を避けたいと、お客様自身でドレンホースを延長されていました。
ドレンホースの横引きは、ヘドロが溜まって詰まる原因になるのでお奨めできませんね。

さて、二段置台が流用できないかと思いましたが、ちょっと無理な様です。
既存機でもかなりピチピチな状態でしたから、もし修理となると支障が出ることになります。

では作業に掛かります。
まずは既存機を撤去。
二段置台も取替えるので、別の部屋の室外機も一旦取外します。

既存の架台はそのまま降ろせないのと、車に積めないので、ここでバラして降ろします。

室内側も撤去完了。

位置決めをして、背面板とMDダクトを設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

新しい架台を組んで、ドレンは塩ビ管を使って排水口まで導きます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

別の部屋の室外機も乗せて、室外機周りは完了。
吹出ガイドの設置は、このマンション規約だそうです。
ガイドの向きまで細かく文章で決められていました。

さて、室内機のMDダクト突き合わせ部分ですが、下からトン付けでやっておいてもいいんですが、長年するとカバーがずり落ちて隙間が開いてきます。
これを防止するために、ホワイトのコーキングで軽くシールしておきます。
これでいつまでも隙間が開くことはありません。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
当初は2台取替えのご依頼でしたが、もう一台の方は分解洗浄してもう少し使われる事になりまして、この後、室内機を取外してお預かりさせていただきました。
来週また、再取付けにお伺いさせていただきます。

「Blogで拝見した通り、丁寧に取付けていただいてありがとうございました。また洗浄の方もよろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年2月3日金曜日

22年お使いの霧ヶ峰からJXVタイプ7.1kw霧ヶ峰へ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV7122S-W ハイスペックモデル霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機も霧ヶ峰です。
2001年製で22年お使いです。
まだ動いていますが少し能力不足の様で、ファンヒーターを併用しないと寒いという状況のため、取替えをご希望です。
既存機が4.0kwで、今回取付けるのが7.1kwになります。

これ、配管の経路がなかなか大変です...
サッシに窓パネルを取付けて屋外へ出していますが、ロスナイ換気扇を設置しているため、途中に仕切り板が付いています。
既存機は2分3分の配管ですが、新しく取付けるのは2分4分なので通るか微妙です...

で、室外機はどこ?
え?これはちょっと...
これではエアコンが可愛そうです。
今回取替えに当たって、この辺りを整理していただく様にお願いしました。

と、ここまでが現地調査にお伺いした時の模様です。

では作業に掛かります。まずは既存機の撤去から。
お客様が整理されて、スッキリと室外機と配管が見えましたね。

さすがに20年以上経過していますから、室外機の底の方はボロボロでした。

既存機の撤去が完了。
新しいエアコンは右へ寄せて取付けようかと思っていたんですが、ちょっとこれは元の位置に取付けるしかなさそうですね...

新しいエアコンは7.1kwで4分の配管を使うため、曲げ箇所はベンダを使って曲げます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管穴キツキツでしたが、何とか通りました。
これも一人でやると、結構辛いです。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「ファンヒーター使うとね、空気が汚れるのと灯油を運ぶのが大変でね。これでエアコンだけで暖房ができる様になるんで、良かった。またお願いするんで、よろしくお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。