2021年3月20日土曜日

築40年の賃貸マンションの部屋で分電盤・配線器具取替えの電気設備改修工事

そろそろ工事の受付再開ですか?とのお問い合わせが増えてきました。
すみません、もうちょっとお待ち下さい(^_^;)

Blogの更新が少なくなっているのは、数件の賃貸マンションの改修工事に入っているからです。
本日、とりあえず2部屋の電気設備改修工事が完了しましたので、お引渡しさせていただきました。


築40年になる賃貸マンションの一室です。

壁クロスや床の貼替えなどはされていますが、古い配線器具などはそのままです。


古い配線器具は見た目が古臭いだけでなく、コンセントなどは緩んでしまって接触不良などを起こしかねません。
新しい入居者が決まる前に取替えておけば、安心してお部屋をお貸しできますね。

配線器具はすべて、パナソニック製のコスモシリーズへ取替えます。


新しいコンセントで、安心してお使いいただけます。


CATV対応マンションですから、TVユニットも高シールド形へ取替えます。


ユニットを交換したら、必ず受信レベルを測定しておきます。
マンションの場合、この一つのユニットの不具合とか接続ミスで、ここから下の階のお部屋のテレビが全部映らなくなったりしますので...

スッキリこんな感じで取替え。


キッチンのガスコンロ台の脇に、ガス警報器が設置されています。


この奥にコンセントが隠れているんですが、この回路を調べてみると、ナント!専用回路になっていました。
20Aブレーカー1個に対して、1個のコンセント。
最大2000Wも使える回路を、数アンペアしか使わないガス警報器が独占しているなんて、ナントもったいない!

という訳で、ガス警報器の脇に、レンジ専用コンセントとして増設しました。
たぶん、今まで使われてきた方々は、ブレーカーが落ちるのを我慢しながら使われてたと思います...

あと、100Vチャイムの押しボタン。
これ、屋外通路で雨の飛沫が掛かるところなんですが、屋内用の押しボタンが設置されています。

防雨形の押しボタンに交換しました。


さて、肝心な分電盤。


1981年から40年。よく持ってますね。
日東のブレーカーも、なかなかのもんですね。

ちなみに、一般的に住宅用分電盤は13年が交換のめやすとなっています。
使用環境によって交換時期は異なりますが、定期的な点検を行って安全な電気生活をおくりましょう。(テンパール工業Webサイトより抜粋)

撤去しました。


新しい分電盤を取付けて、配線を接続していきます。


パナソニック製分電盤 コンパクトブレーカー搭載 主幹30A 分岐6回路+2SP


扉を閉めるとこんな感じで、玄関周りの雰囲気がガラッと変わりますね。

配線器具が新しくなると、お部屋の雰囲気が明るくなります。
古い配線器具は、安全にお使いいただくためにも、早めに交換をお奨めいたします。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

県外へお引越しのためエアコン取外して分解洗浄後梱包してお渡し

2年半前にエアコンをご購入いただいたお客様が、県外へお引越しされると言うことで、エアコン取外しと分解洗浄のご依頼をいただき、本日お引渡しさせていただきました。

日立アプライアンス RAS-S22C(W)(2013年製) フィルター自動掃除機能付きタイプ
三菱電機 MSZ-AXV4018S-W(2018年製) 掃除機能なしスタンダードタイプ


まずは取外しにお伺いします。
こちらは他社施工品の日立製で、取外しと分解洗浄。


こちらはアベ冷熱技研でご購入品の三菱霧ヶ峰で、こちらも取外しと分解洗浄。


こちらの三菱霧ヶ峰は、もともとは先ほどの三菱霧ヶ峰が取付けてあったお部屋に設置されていた、賃貸住宅側の備品になります。
これは取外して、元の位置に移設しなければなりません。

まずは日立の方を取外します。


備品の方も取外して、、、


リビングのエアコンと入れ替えます。


配管接続を行い、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。


試運転を行って異常がないことを確認し、この日の作業は完了です。


さて、持ち帰ったエアコンを分解していきます。
日立の自動掃除機能も、ほとんど役に立っていませんね...


光にかざして見ると、フィルターが目詰まりしてしまってます。
これでは風が通らないので、効きが悪くなりますね。

とか言いながら、三菱のフィルターも...(^_^;)

まぁ、こちらは自動掃除機能無しをご希望されてご購入されましたので、お客様ご自身がしっかりお掃除されないと、こんな感じになりますね...
見てるだけでも鼻がムズムズしてきます(^_^;)

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


日立 熱交換器↓


日立 ボディ内部↓


日立 ドレンパン↓
何か居ますね...じっくり見ない方がいいと思いますよ...

日立 ファン↓


三菱 熱交換器↓


三菱 ボディ内部↓


三菱 ドレンパン↓


三菱 ファン↓


しっかり乾燥させて組み立てた後、衝撃緩和材で室内機を梱包。


最後にダンボールでしっかり梱包して、お届けさせていただきました。

「ありがとうございました。こんな事、阿部さん以外に頼めないから助かりました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

来週県外へお引越しされてしまいますが、これでお引越し先でも気持ち良くエアコンをご使用いただけますね。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2021年3月16日火曜日

マンションのエレベーターホールにクモの巣が張るので・・・

いつもお世話になっている賃貸マンションのオーナー様のご依頼で、エレベーターホールの照明器具増設工事にお伺いしてきました。


一年半ほど前に、共用部照明をすべてLED化しました。


LEDは虫が寄りにくいという説が広く知られていますが、このマンション、LED化したにも関わらず虫が寄ってきます。
その虫を狙って、クモがクモの巣をたくさん作ってしまうという状況になっていました。
LED化する前に比べると量的には減っていますが、「明るすぎるんじゃないかな?照度を落としてどうなるかやってみたい。」と言うオーナー様の発案で、照度の低いLEDダウンライトを2台設置してみることになりました。

既存の天井埋込形器具を外して、点検口代わりにします。


エレベーターの前と、通路側に1台づつダウンライトを増設するため、天井を開口していきます。


電源用のケーブルを通します。


通路側は人感センサ付き。


エレベーター側は常時点灯タイプを設置。
器具はお客様支給品です。

スイッチを天井面の目立たないところに取付けて、メイン照明とダウンライトの切り分けができる様にしています。


すべて点灯するとこんな感じに。

このセットを2階から7階まで施工しました。

ダウンライトだけ点灯にするとこんな感じです。
電球色にしているので、落ち着いた雰囲気になります。

この状態でしばらく使ってみて、照度を落とすことでどのくらいクモの巣が減るか、実験をしてみる事になりました。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。