2020年1月24日金曜日

ダイキン業務用エアコン エラーコード「U2」で修理作業

いつもお世話になっているカーディーラー様から、「エアコンの暖房が効かなくなったんですけど、阿部さん見てもらえませんか?」と点検のご依頼。
通常、他社施工品の修理は受けないのですが、2年前にアベ冷熱技研で洗浄させていただいたエアコンですので、スケジュールをやりくりして点検にお伺いしました。

2004年製造。ダイキン製天井カセット形パッケージエアコンです。


リモコンでエラーコードを確認します。

「U2」というコードが表示されました。

室外機側の不具合の様ですね。

室外機は屋上に設置されています。


制御基板のLEDランプは、緑が点滅、赤が点灯。


保護装置作動。

「U2」のコードと照らし合わせて、恐らくファンモーターとインバーター基板の不具合と思われます。

念のため、メーカーサービスと話しながら各部をチェック。
「インバーター基板の不良と思いますが、念のためにファンモーターも交換しておいた方がいいですね。ファンモーターの不具合で基板が傷んだ可能性もありますので。」との事。

ただし、16年目です。
部品があるかどうかは、仕入先経由で急ぎ調べてもらいます。
現状をご説明させていただき、部品がある場合の修理見積もりと、新しく取替える場合のお見積りを提出させていただくことになりました。

なんとか部品の在庫がある事を確認できたので、取替えは見送って修理の方向で部品手配。
ただし、16年経過しているので、動き出したとしても他の不具合が出るかも知れないという事は強くご理解いただいてお引き受けしました。

そして本日、部品が入荷したので修理にお伺い。
雨の予報でしたが、なんとか曇り空でのスタートです。

ファンモーターとインバーター基板を取外すため、分解していきます。

手前にあるのは制御基板です。

インバーター基板はその裏にあるため、手前のものは全部取外さないといけません。
こういうメンテナンス性の悪いところが、ダイキンキライなんですよねぇ...

なんとか撤去。
雨降るなよぉ...と念じながら作業を進めます。


外したファンモーターを手で回して見ると、上段に付いていた方が少し回転が重く感じました。

やはりファンモーターも換えておいて良かったですね。

新旧交代です。


インバーター基板も新旧交代です。


元通りに組み直して、電源投入。


試運転を行って異常がない事を確認します。


しばらく試運転をしている間に、配管の断熱材が劣化して銅管が裸になっていたので、、、


きちっと巻き直しておきました。

断熱材が取れてしまうと冷暖房効率が悪くなりますし、夏場は銅管が結露して室内側に露タレが発生しますからね。

はぃ、異常もなく、無事暖房が効きはじめたので修理完了。お引渡しです。

「助かりました。ありがとうございます。とりあえずこれで、あと数年持ってくれたらいいですけど...。急いでもらってすみません。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。

2020年1月23日木曜日

新築住宅へエアコン移設工事とエアコン分解洗浄作業

初めてのお客様のご依頼で、新築住宅へのエアコン移設工事にお伺いしてきました。


まずは、今までお住まいだったお家へエアコンを取外しにお伺いします。
三菱電機 MSZ-GW220-W(2011年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

こちらのエアコンのみ、分解洗浄を行います。

2台とも2階なので、ハシゴ作業で配管を取外します。


取外した配管は移設先で再利用するので、傷めない様に丸めておきます。


パナソニックの方はまだ新しいので、分解洗浄はせずにそのまま移設します。


お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器


ボディ内部


ドレンパン


ファン


そして本日、午後から新しいお家へ取付けにお伺いしました。
まずは位置決めをして、背面板を取付けます。


慎重に配管穴を開けていきます。


気密性確保と小動物侵入防止のため、配管穴に貫通スリーブを挿入しておきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機は屋根置きです。
ただし縦ハゼ葺きの屋根なので、普通に屋根置台を置くことはできません。

架台を少し加工して、C形チャンネルを取付けました。

Cチャンの下には防振パットを貼り付けているので、屋根を痛めません。

もちろん溶融亜鉛メッキ仕上げなので、錆にも強いです。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


こんな感じで完成です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して三菱の方が完了。


パナソニックの方はベランダ置きですが、既に新しいエアコンが座っていて、二段置台が設置されています。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


日が暮れてしまいました...

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

ドレンは垂れ流しにされていたので、、、


塩ビ管を使って、排水口まで導きました。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

午後から開始で、結構手間の掛かる工事だったので時間が掛かってしまいましたね。
週末にお引越しの予定です。
これで新しいお家で快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年1月22日水曜日

引きヒモスイッチの照明にスイッチ回路増設工事

午後からは、スイッチ回路増設の電気工事にお伺いしてきました。


ダイニングテーブルの上にペンダント照明が付いているのですが、電源は近くのコンセントから取っている状況で、他の器具に取替えたいと思ってもできない状況でした。


実はこの器具、以前は隣にある照明器具と親子式になっていたそうです。

親の方をLED器具に取替えた際に、ペンダント器具が使えない事がわかって、プラグを付けて今まで使用されていました。

昨年年末にカレンダーをお届けさせていただいた際に、「これどうにかなりませんか?」とご相談いただいていました。

では作業に掛かります。
親の器具のスイッチがここにあるので、子の器具のスイッチもここへ増設します。


ケーブルを通すために、呼び線を天井裏へ向けて挿入。


少し離れたところにある点検口から、天井裏へアクセスします。


左に階段があるのと、土壁で竹組みが立ち上がっているので、かなり難しいです。。。


どうにも先が見えないので、土壁と梁の間に無理矢理カラダを入れ込んで引き寄せます。

なんとかスイッチ側のケーブルが通りました。

照明器具を外して、天井面に穴を開けます。
穴から天井裏へ向けてケーブルを挿入。


これまた難しいところから、必死で引き寄せます。。。

なんとか通りました...

さて、電源はどうしようか...(^_^;)
反対側にあったスイッチを外してみると、ラッキーな事に100V電源が取れます(^^)

同じ照明回路なので、ホントラッキーです。
ここからも天井裏へ向けてケーブルを挿入。

電源、照明、スイッチの3本ケーブルを天井裏で接続。


器具を取付けるところには、引掛けシーリングを取付けます。

これならどんな器具でも取付可能です。

なので、ペンダント照明は処分して、以前取外して保管されていたLEDシーリングライトを取付けました。


スイッチはコスモシリーズに取替えて、親と子の各スイッチを取付けました。
夜間でもスイッチの位置がわかる様に、上段はOFFで点灯するホタルスイッチにしています。


あとは点灯することを確認して、作業完了です。

「良かった。これでスッキリしました。コードが垂れてるんは見苦しいけんねぇ。ありがとうございました。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

時々動かなくなる浅井戸用ポンプの取替工事

午前中はポンプの取替工事にお伺いしてきました。

テラル多久 THP6-V150S 浅井戸用ポンプをお買い上げいただきました。


昨年年末にカレンダーをお届けさせていただいた際に、「あ、そうや。阿部さんとこ、ポンプもやりよったわぃねぇ。ちょっとポンプの調子が悪いけん、古いし取替えてもらえんやろか。」とご依頼いただいていました。

既存機はエバラ製でした。

時々止まるので、止まる度にリセットして使っていたそうです。


既存機を撤去します。


配管の取り回しがかなりタイトでしたが、なんとか接続。

呼び水を入れて運転開始。
水漏れがない事を確認します。

凍結防止のために、配管に断熱材を巻いて完了です。

「前のは凄い音がしよったけんねぇ。音が静かでええわぃ。これで安心して使えます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研ではこの様なポンプ取替工事も行なっていますので、お気軽にお問い合せください。