2019年10月21日月曜日

22年目の天カセ2方向吹出しタイプハウジングエアコン取替工事

同級生の友達からの依頼で、天カセエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-W5017AS 5.0kwタイプをお買い上げいただきました。


既存機はダイキン製です。
吹出フラップが故障で、常に開きっぱなしの状態です。


先月、実家の商店に設置してあるエアコンの取替えに伺った際に、「うちのリビングのエアコンも同じ機種なんで、そろそろヤバいよねぇ... 見積もりしてもらえる?」という事で。

見積もり提出後、FBのメッセンジャーでいろいろやり取りした訳ですが、既に22年経過しているので、

・いつ壊れてもおかしくない
・既に部品はないので、修理は不可能
・壊れるのは暑い時か寒い時の運転時期
・繁忙期に突然壊れても、すぐに取替えできない
・最悪はメーカー在庫切れで1ヶ月待ちとか
・猛暑でそんなになったら耐えれる???

と、結構脅かしました(^_^;)

と言うか、これ現実です。
この夏もそんな辛い思いをされたお客様が、たくさんいらっしゃいますから。

という訳で、「他のお客さん優先で、空いてる時に取替えて。」とご依頼いただき、本日お伺いしてきました。(全然空いてないんですけどね)

まずは既存機の撤去から。
室内機は3階リビングに設置されていて、室外機は2階のベランダ壁面に取付けられていました。

いやぁ...壁面置きですかぁ...(´・ω・`)

うわぁ...44kgもありますよぉ...(´;ω;`)


実は阿部、先週から腰を痛めております...(T_T)
分解洗浄の時期になると、腰が悪くなります。どうしても中腰で洗う時間が長いので...

先日も休日出勤で洗浄していたので、余計に悪化したみたいで、今日はいつもはどんなに痛くても飲まない痛み止め薬を飲んで、消炎鎮痛クリームと、腰にコルセット、ふくらはぎにサポーターをしての強行です。

降ろしました...44kg...悲鳴は上げませんでしたが、気を失うかと思いました(;´Д`)
そんな感じです。まだ工事は始まったばかりです。


室内機は17kg。なんとも無ければ一人で担いで降ろせる重量ですが、安全作業のため電動リフトで。

ハッキリ言って、この電動リフトの方が鬼の様に重いんですけどね。
室外機降ろすより、このリフト運ぶ方が地獄です...

脂汗かきながらも、なんとか既存機撤去。


あら?天井裏に水漏れ跡が。

冷媒配管の断熱が甘かった様ですね。
断熱材を少し手直ししておきましょう。

既存の隠蔽配管を流用しますが、サイズが2分4分なので、4分を異径ユニオン継手を使って3分へサイズダウンします。


吊りボルトも吊り位置が違うので、位置決めをして吊り直します。


新しい室内機を吊り込みます。


配管類を接続していきます。


新しい室外機も設置して、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

もうこの時点で腰の痛みはマヒしていて、痛みを感じません。。。
たぶん明日、大変な事になりそうな予感がします...(^_^;)

室内機にパネルをセット。


作業が完了すると試運転を行なって、異常がない事を確認してお引き渡しです。

友達は仕事で不在でしたが、一日立ち会いいただいた奥さんは、「丸一日大変でしたね。キレイにしてもらって、ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2019年10月15日火曜日

テレビが映らなくなったとのご依頼でアンテナ設備の点検修理作業

かなり前にエアコン工事をご依頼いただいたお客様から、「数日前からテレビが映らなくなったんですけど、阿部さんとこでも見てもらえるんですか?」とお問い合わせいただき、点検にお伺いしてきました。

お電話で事前に状況をお聞きしていたので、大体の目星は付いています。
ブースター電源部の赤いランプが点灯しています。

このランプの点灯の仕方で、何が起こっているかの判断ができます。
今回はケーブル断線の表示。

とりあえず、2階屋根上にあるアンテナのところへ登ってみましょう。


軒先に壁面金具を使って、地デジとBSのアンテナが設置されています。

あ、言っておきますけど、他社施工ですよ。
ずっとCATVに加入されていましたが、アナログから地デジ化されたタイミングで、アンテナ受信に切り替えたそうです。

しかしこの状態で、まともに受信できていたのも不思議ですけど(^_^;)

新設後はしばらくキレイに見えていたそうですが、しばらくしてタマにブロックノイズが出るようになって、ここ数日は全く映らなくなったそうです。

原因を探っていきます。
ブースターはそんなに劣化していませんね。


でも、電源ランプが消えています。

ブースターの故障か?ケーブルの断線か?

ケーブルを辿っていきます。
ここで大体の原因が見えてきました。

先へ進んでみましょう。

ありました!ここですね!


拡大するとこんな感じです。

このケーブル。もともとは薄いグレー色の同軸ケーブルなんですが、黒いケーブルに比べると格段に耐候性が劣ります。
まして、ここ数年の気温上昇と酸性雨の影響で、こんな感じになってしまいます。
屋外でこのケーブルを使用する業者さんは、経験不足で間違いありません。

被覆が剥げてるだけで、断線していないじゃないかって思いました?
被覆が剥げると、そこから雨水が侵入しますね。
そうすると、既存のケーブルと繋いでいたコネクタに雨水が侵入して・・・

芯線が腐食してしまって、断線しているのです。
これではブースター本体まで、電圧が掛かりませんね。

既存のケーブルも結構古いです。
5C-2V。。。


これも引き替えたいなぁと思ったんですけど、隣との境界が狭く、ハシゴが立ちません。
上からも手が届く訳もなく...

これはこれで流用するしかありませんね。

とりあえず、ここまで電圧が掛かっているか調べます。

大丈夫ですね。

ここからアンテナまでのケーブルを取替えることにします。


接続するコネクタは、CATVの工事で使っている、防水タイプのコネクタにします。

ゴムのパッキンが付いているので、ネジ部から雨水が侵入しません。

しっかりと既存線と接続します。


コネクタは防水ですけど、その上から自己融着テープでしっかりと防水処理。


またその上に、ビニールテープでしっかりと保護します。


ブースターへ接続すると、ランプが点灯しました。

ブースターは大丈夫そうですね。

さて、ここで終了してもいいんですけど、BSアンテナのケーブルも・・・


黒いケーブルに取替えました。


もちろん地デジアンテナのケーブルも・・・


黒いケーブルに取替えて、耐久性UP。


屋根上作業はこれで終了。


宅内のテレビで、受信レベルを確認。


お客様に映りをご確認いただいて、修理完了です。

「あぁ、助かりました。これで今晩からラグビーが見れる。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合った施工が可能です。
今回の様な点検修理も、お気軽にご相談ください。

2019年10月14日月曜日

エアコン取替工事のついでに変な位置のコンセントも移動

台風19号は、東日本で猛威を振るいましたね。
みなさんの地域は大丈夫でしたでしょうか?

本日は、台風接近で延期させていただいていたお宅で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。
パナソニック製フィルター自動掃除機能付きエアコン お客様支給品です。


既存機は三菱電機製でした。


1993年製。さすがに霧ヶ峰でもご臨終です。


しかしこのコンセントの位置、何がどうなってこんな位置に取付けたんですかね???


しかも、エアコンのコードが本体に挟まれて熱を持ったのか、少しボディが溶けています...

この際に、コンセントの位置変えもご提案させていただきました。

お部屋は2階。室外機は地上置きです。

化粧カバーが白っぽいので、今回ブラウン色のスリムダクトに取替えをご希望です。

まずは撤去に掛かります。


カバーを外すと、パテが一緒にポロッと外れました。
しっかり詰められていませんでしたね。


この化粧カバーは、どこ製なんですかね?
カバーが取れないので、無理矢理引っ張ると前面が割れてしまいました。

ここ、ラッキングの様にハメゴロシにしてあるため、一度ハメ込むと手前には外れない構造になっています。
まぁ、取替えるので割れても問題はありませんが、メンテナンス性に欠ける製品ですね。

撤去完了です。コンセントの位置を変えましょう。


壁の中は断熱材がなく、なんとかケーブルも通りそうです。


こんな感じにしました。色も壁に合わせて利休色で。


配管穴は通気口になってしまっていました...


貫通スリーブを挿入して、気密性確保と小動物侵入防止。


位置決めをして、背面板を取付けます


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


化粧カバーはブラウン色のスリムダクトで。
外壁に合わせると、高級感が出ますね。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

ぶら下がっていたコードもスッキリ収まりましたね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。