昨年から何度か工事のご依頼をいただいているお客様のお宅で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。
エアコンは三菱霧ヶ峰。お客様支給品です。
今回、1階にある和室をリフォームされるとの事で、この部屋にもエアコンを取付けて欲しいというご依頼です。
右側に吹出グリルが見えますが、これは以前使われていたチラー式のもので、現在は使われていません。
まずはここに、エアコン専用のコンセントを増設しなければなりません。
ご連絡いただいたのが、繁忙期真っ只中の7月。
「和室の天井を解体しているので、今なら天井から配線ができると思うんですが、阿部さんの都合で先に配線だけお願いできませんか。」との事で、時間を作ってなんとか...
この建物、RC造(鉄筋コンクリート造)なんです。
天井裏覗いても、大きな梁が邪魔して、分電盤方向はまったく見えません。
所々に点検口はありますが、なんとも難しい経路しか覗くことができない状態です。
かなり現状を調査して悩んで悩んで、なんとかなりました。
以前は動力の契約もあった様で、動力用のケーブルが使われないまま天井裏に数本あったので、新たにケーブルが通せないところは、動力のケーブルを流用して分電盤から和室まで活かしました。
かなり悩んで作業に当たったので、写真がありません...(^_^;)
分電盤の中は、これでもか!というくらいいっぱいいっぱいで、ブレーカーを盤内に増設は不可能です。
横に分岐ブレーカーボックスを設置して、ここから送ります。
ここまでが7月の作業内容です。
「秋頃になって、阿部さんの時間のある時にエアコンの取付けをお願いします。」との事でした。
そして昨日、リフォームが完了したとの事で、エアコン工事にお伺いしました。
室内機はこの位置へ取付けます。
室外機は左側のベランダの方へ。
ベランダには既にリビングの室外機が設置されています。
このエアコンは、昨年アベ冷熱技研で施工させていただいたものです。
これを一度取外します。
コンクリート壁に配管穴を開けるため、センサー探知機で壁内を探って、鉄筋のないところを狙います。
湿式のコアドリルを使って、穴を開けていきます。
きれいに開きました。
室内側も2箇所、乾式のコアドリルで配管穴を開けていきます。
こんな感じで。
室内機の背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
収納の内部は微妙なドレン勾配を取って、テープ巻き仕上げ。
通路の見えるところは、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。
外部配管はホワイト色のスリムダクトで、外壁にマッチする様に。
今回、室外機を二段置きにします。
予算の都合で、お客様が以前使われていた二段置台を、お客様が再塗装されて流用です。
まぁこの架台の調整で手間取り、日が暮れてしまいました...
なんとかリビングのエアコンだけは復旧させて、昨日は時間切れ撤退。
まぁ工期は1日半見ていたので、想定内ではあります。
本日も朝からお伺いして、作業開始。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
コンセントは室内側に取付けるとかなり目立つので、今回は収納の内部へ取付けました。
メンテナンス性がいい様に、引き戸の上で手が届くところに取付けました。
ベランダ周りはこんな感じで完成です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「いやぁ、毎回キレイな仕事しますね。もううちの電気とエアコンは阿部さんじゃないとダメです。頼りにしてるんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。