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2013年7月6日土曜日

お客様施工、、、真空引きナシ・ガス漏れ。。。

ちょっとこれは「修理」じゃなくて、「不良工事」のカテゴリに入れておきますね。。。(^_^;)
「昨年、ホームセンターで安いの買って自分で付けたけど、冷えないんで、多分ガス漏れ起こしてると思うので、ガスの補充をして欲しい。」とのご依頼。。。

お伺いして見ると・・・(・・;)

言っておきますけど、施工途中の写真じゃありませんよ。。。

なかなか、、、


あららら、、、


「真空引きせずに、エアパージもせずバルブを開けた」とお話されていたので、さぞゲージ圧も高いんだろうなと思ってましたが、、、

何のことも無く、漏れてるので関係なし。。。(´・ω・`)

一度全部取り外して、バリバリに剥がされた断熱材を補修から始まって、、、


危険なIV線(左側)を、VVFケーブル(右側)に取替えたり。


キチッとテープ巻き仕上げにして、電動式真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。


真空引き終了後、冷房運転をしながら、


フロンガスを充填していきます。


規定量充填、ガス圧異常なしで、お引き渡しです。

まだまだいらっしゃるんですね、自分で施工される方。。。
新冷媒に替わってから長年経ちましたが、まだ旧冷媒のつもりで施工される方が後を絶ちません。
新冷媒は旧冷媒に比べて、1.6倍の圧力があるため、施工不良の場合、一気にガス漏れが起こります。
また、新冷媒の大気漏洩は地球温暖化を促進し、近年の異常気象の原因とも言われています。
エアコン取付工事は、信頼の置ける業者へのご依頼を切に願います<(_ _)>

2013年5月30日木曜日

エアコンガス漏れ修理作業

新築お引越しの時に、エアコン分解洗浄だけご依頼いただいたお客様から、「エアコンの効きが悪いみたいなので、点検してほしい。」とご依頼いただき、点検にお伺いしてきました。

当時、洗浄のみご依頼いただいて、取付工事は新築時に電気工事店さんが行ったそうです。
冷房運転してみると、吹き出す風が生ぬるい。。。

ガス圧を測定してみると・・・

ほとんど残ってませんねぇ。。。

漏れ箇所を探すと、一発で見つけました(^^)v

フレア接続のところにオイルが付着しています。

断熱材を剥ぐと、ナットがオイルまみれ。

お客様に現状をご説明し、施工店に補償してもらう様にお奨めしましたが、「もういいです。阿部さんお願いします。」と強く言われましたので、お引き受けさせていただきました<(_ _)>

フレアを外して見ると、とてもプロが施工したとは思えない状態でした(_ _;)

ラッパの様に開いているフレア部分は、パッキンの役目をしますから、キズの無い鏡面仕上になっていないと、絶対ガス漏れを起こします。

フレアを鏡面仕上に再加工します。

変色したフレアナットも、新しい物に取替えました。

ナットの締め付けはトルクレンチを使って、規定荷重で締め付けます。

緩くても、締め過ぎてもダメなんです。
だからトルクレンチは必須。

電動式真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。


真空引きが完了後、冷房運転をしながら・・・


フロンガスを充填していきます。


規定圧まで上昇しました。

後は、室内機からの冷風温度を測定し、異常がない事を確認してお引き渡しです。

また今シーズンも、こんな修理ばかりで走る様になるんでしょうか。。。
いい加減、施工技術を上げていただきたいものです。

漏れたフロンガスは大気中へ。
  そして地球温暖化の原因に。
    未来の地球を生かすも殺すも、我々施工者の手に掛かっている事を強く感じてもらわないと。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
この様な修理も、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2013年4月17日水曜日

量販店施工のエアコンダクト手直し工事

午前中、量販店施工のエアコンダクトの手直し工事にお伺いしてきました。

施工したのは、いつもこのBlogに登場するY電機様です(^_^;)

先週、「アベ冷熱技研のブログを見て、綺麗なカバーをみると自分の家のエアコンもどうにかなるかな~っと思いメールさせてもらいました。」と、添付写真と一緒にお問い合せいただきました。

平面コーナーがありません?

早速現地拝見させていただくと、、、

クロスも傷だらけ。。。

施工した業者さんは、「ここに平面コーナーを付けると室内機上部のスペースを確保できない」との事で、この様な状態で引き渡されたそうです。
まぁ、間違いではありませんが、やり方を工夫するつもりは無かった様です。。。

で、確認のためベランダへ出てみると・・・(_ _;)

いやぁ、ツッコミ所満載で笑っちゃいます(^_^;)
いつも話題を提供していただいてありがとうございます、Y電機様<(_ _)>

ここまで酷いとクレーム処理できるとお伝えしましたが、「阿部さんに。。」と言う事でお引き受けさせていただきました<(_ _)>

まずはポンプダウンして、室外機側へガスを回収します。


ダクトをすべて取り替えて欲しいとのご依頼ですので、すべて撤去。


が、問題が発覚!

外した配管を見ると、溶接延長されてます。。。

自分 「え?このエアコン、どこかからか移設して来られたんですか?」
お客様「いいえ?」
自分 「この配管、もしかして中古かも。。。それか、端尺品を繋いで使ったのかもです。」
お客様「え?エアコン、新品で買ったんですけど。」
自分 「・・・」
お客様「・・・」

と言う事で、再利用するつもりだった配管も取替えをご依頼いただきました<(_ _)>
「これ、手直しお願いしなかったら、ずっと知らないままだったんですよね。」とお客様。
確かに。。。

気を取り直して、取付けに掛かります。


コーナーは少しカットして、室内機の高さを調整します。

これが「工夫」です。

室内機へ新しい配管を接続していきます。


結構時間が掛かりましたが、室内側完了。


ベランダ側のチンチクリンだったスリムダクトも、この様に手直し。


いつもの様に電動式真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。

この作業を、前の業者さんがやったかどうかは定かではありません。

すべての作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


室内側↓

お客様のご希望で、太いタイプのカバーだった物を、スリムなタイプに取り替えています。
クロス張替えもお奨めしましたが、マンション販売社さんが初期点検時に補修してくれるそうです。

室外側↓

はい、完了です。
このBlogをご覧いただいている方々に取りましては、別に特別な工事内容ではありませんね。

Y電機、Y電機って書いてますが、今回の件につきましては、Y電機様も被害者ですね。
お客様も、Y電機様も、本当にお気の毒でございます<(_ _)>
同じエリアに、この様な工事をする業者がいる事が恥ずかしくてたまりません。

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
今回の様な他社施工の手直し工事も、お気軽にご相談くださいませ。

2012年8月9日木曜日

エアコン水漏れ修理なのにガス漏れ補充作業

「エアコンから水が漏れるので修理お願いします。」とご依頼いただき、本日午前中お伺いしてきました。

12年前の三菱電機霧ヶ峰。
エアコンはタダでもらって、最近取付けてもらったそうです。

室内機右側から水漏れするそうで、室外側を見てみると・・・(*_*;

こりゃぁ~スゴイ! 思わず吹き出してしまいました(^_^;)
配管が逆勾配になってるので、水漏れしない方が不思議ですよ。

「これはちょっと。。。プロの方が付けたんですか?」とお聞きすると。
「〇〇電器さんに付けてもらった。あの人プロの電気屋さんよ。」と。。。
「あ、それとですね。エアコンも冷えないんですよ。外の方が涼しい。」と、お客様(T_T)

配管を触るとオイルまみれ・・・完璧にガス漏れ。。。
「12年経ってますけど、ホントに修理するんですか?結構掛かりますよ。」と、2、3回お聞きしましたが、修理して使われるそうで。。。

とりあえず、一回全部外します。
と、室内機上部を見てみると、ちゃんと掛かってませんでした。。。ホントにプロか?


室内機を外してみるとよく判りますが、背面板が右に傾いてますね。。。


ビスはまったく効いていません。。。


色の変わったワッシャを使ってるなぁと思って、よぉ~く見ると。。。

何とも罰当たりな! お金ですよ、それもご縁玉(五円玉)!

配管も急激に曲げているので、いろんなところが折れています。


既存の配管をケーブルは、折れてたり繋いだりしているので、新しい物に変えないと使えません。


配管を繋いでいる所に、たくさんのオイルが付いていたので、気になってバラしてみると・・・

何ですかね、このジョイント?
初めて見ましたよ。フレアユニオンじゃないですね。
オイル管の接続にでも使う物みたいです。
まぁ、ガス漏れして当然ですね。

背面板の水平を取って、室内機を再取付け、新しい配管を接続していきます。


外部配管は、ビシッとテープ巻き仕上げ。


室外機に配管を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引きが終わると、少量のフロンガスが機器内に残っているので、バルブを開けて冷房運転開始。


様子を見ながら、フロンガスを追加充填していきます。

規定圧まで上昇し、冷風が出るのを確認して修理完了です。

外周りはこんな感じで完了です。
最初の写真とまったく違うのが、お解りいただけると思います。

心残りなのは、室外機を乗せるプラロックを車に積んでいなかった事。
大体、水漏れ修理のつもりでお伺いしたので、余計なものは積んでませんよね。
防振パットだけは敷かせていただきました。

ところでこの工事をされた「プロ」さん。
何のプロだったんでしょうね?

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
環境に配慮した施工・修理を心掛けています。
お気軽にご相談ください。