2021年12月1日水曜日

いつものマンションリフォームで大変なことをしてしまいました...

ここ三日間ほど、頭痛が続いていて現場作業が辛いです...
予定通りに作業は進めていますが、事務所に帰ると死んだようになっています。
見積もりのご依頼を数件いただいていますが、しばらく時間が掛かりそうです...

そんな中、この三日掛けて、いつものマンションリフォームに伴う電気工事とエアコン工事にお伺いしてきました。
すみません...頭痛いので、かなり省いて記事を書きます。

いつもの様に、電気設備は30年以上経過しているため、電気器具はすべて取替えです。

分電盤は安全に使うための要です。

コンセント類も、古くなると接触が悪くなっていたりしますね。

クロスを貼り替えたついでに、新しいものに。

浴室の換気扇スイッチはON/OFFだけだったものを、タイマースイッチにしています。

照明器具も新しいものに。
雰囲気がガラッと明るくなります。

システムキッチンは建築家さんが取替えて、流し元灯やレンジフードの接続は阿部が行います。

今回もエアコン取替えがありました。
三日間のうち、二日目と三日目は天気が悪いとの予報でしたので、今回初めて初日にエアコン工事を行いました。
これがなんとも言えない結果に...

順調に作業は進んでいました。

作業が完了して、試運転を行おうとコンセントプラグを差し込んだとたん、、、

ボンッ!!!

えっ?! あ!しまった!!!

200Vでした...(´;ω;`)
暗くなるので焦っていたとは言え、いつものルーティーンを省いて電圧測定しなかったのは自分です。
このコンセントを取付けたのも自分ですから...
プラグを差し込んだ瞬間に鈍いバリスタの破裂音が鳴って、久々に体中の筋肉が溶け落ちる感覚を味わいました。
後悔しても既に遅しです。

現状を確認するため、分解していきます。

電源基板を外しました。

バリスタと言う部品が破裂しています。
この部品は、他の電子部品を高電圧から保護するためのバイパスとして使われています。

原因究明のために、少し言い訳を記載しておきます。
リフォーム前に、ここには100Vのエアコンが設置されていました。
専用コンセントがあるにも関わらず、足元のコンセントから電源を取っていたのでおかしいなと思いました。

基本、このマンションのエアコン専用コンセントは、全部屋100Vです。
以前の入居者が別の部屋へ200Vエアコンを設置していた様で、このコンセントからベランダを通って別の部屋へケーブルを延ばして、200Vのコンセントが転がしてありました。

酷い工事です。
通常、退去時には元通りに戻さなければなりませんが、放置されていました。
この時、阿部は確かに200Vを把握していました。

いつも通りの作業の流れなら、先に電気工事を行ってからエアコン工事に掛かります。
今回は、その逆で作業を行いましたから、分電盤のところも200Vのままです。
検電もせずコンセントを取付けたのは阿部です。
プラグを差し込む前に検電を省いたのも阿部です。
失敗とかミスとか言うより、「検電」という作業を省いた阿部の手抜き以外のナニモノでもありません。

霧ヶ峰くんにはかわいそうなことをしてしまいました...

帰社してすぐに基板を手配。

本日入荷したので、最後の電気工事を終えてから基板交換を行い、試運転。
無事に動作して、異常がないことを確認して完了です。

ダメですね。仕事を詰め込み過ぎると、必ずどこかにシワ寄せが来て失敗します。
12月になりました。
いよいよ師走です。
焦らない様に、確実な作業を心がけて頑張ります。

すみません、頭痛が酷くてこの辺で失礼します。。。

2021年11月29日月曜日

賃貸マンションでリフォームついでにエアコン分解洗浄

いつもの賃貸マンションのリフォームに伴う工事が大詰めです。
今日から3日間掛けて、2部屋の電気工事とエアコン工事を行います。

今日は、リフォーム工事に掛かる前に一旦取外して洗浄していたエアコンの、取付工事の模様を。

日立アプライアンス  RAS-L22DE2(W) (2014年製) スタンダードタイプです。

元はこんな感じで設置されていました。
一度取替えられている様で、上の部分のクロスの貼り残しが見えています。

取外しました。
今回、クロスも貼り替えるので、配線器具もずべて撤去します。

室外機と配管類もすべて撤去です。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

内装工事が終わるまで、しばらくお預かりしていましたが、本日再取付けにお伺いしてきました。
新しいクロスが貼られています。

位置決めをして、背面板を取付けます。
配管穴の位置とコンセントの位置が微妙にかぶるのと、効率を上げるためもう少し室内機の位置を上げたいので、MDダクトを使って室内機の設置位置を変更します。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管もスリムダクトも新しいものに。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、お引渡しです。
明日からは電気工事に取り掛かります。
新しく入居される方が、快適にお過ごしいただける様、頑張ります!

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2021年11月27日土曜日

内部にカビを見つけてから使われていないエアコンの分解洗浄作業

アベ冷熱技研のWebサイトとTwitterをご覧いただいてるという初めてのお客様から、エアコン分解洗浄のご依頼をいただき、本日再取付けにお伺いしてきました。

富士通ゼネラル AS-R28H-W(2018年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

10月中旬にメールをいただき、「ファンの部分に想像以上のカビがあるのを目の当たりして、藁にもすがる思いでご連絡致しました… お引き受けいただけるのであれば、11月中旬で問題ありませんので、よろしくお願いします。」との事で、先週取外しにお伺いしていました。
リビングで、約3年ご使用です。
まぁまぁ凄いですね(^_^;)

天気予報では気温が下がってくるとのことでしたが、「あのカビを吸い込むくらいだったら、全然我慢できます!」との事で、室内機を取外してお預かりします。

持ち帰った室内機を分解していきます。
富士通ゼネラルのエアコンは、他社とちょっと違うところがあって、分解するのにいろいろと細かいテクニックが必要だったりするところが多々あります。

このフィルター掃除ユニットなどは、中央部分にモーターが組み込まれています。

他のメーカーなどは、メンテナンス性がよく、両サイドのモーターを配置しているのに、こんな状態です。
構造はかなり複雑です。

何のためのモーターかと言うと、フィルターをスライドさせるためのモーターです。
モーター単体ではスライドできませんから、その周辺には駆動部となる歯車がいっぱい。
分解する時に気をつけないと、バラバラと転がっていってしまいます。

機械ものは何でもそうですが、駆動部は少ないほどいいです。
動く部分は壊れやすく、故障率が上がるからです。
これはモノづくりの基本なんですけど、解ってないんでしょうね。
エアコンはシンプルなものが一番長持ちしますね。
製品を分解していくと、そのメーカーの考え方やポリシーが見えてきます。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、お引渡しです。
「ありがとうございます!これでエアコン使っても呼吸ができます!知り合いにもお奨めしておきます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。